異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その6 ゴブリン

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No.25 ゴブリン
魔人類オニビト科

身長120~140cm
体重60~90kg

能力値(野生下での平均値)
『力』150~200
『魔力』0(ただし、ごく稀に魔力を持つゴブリンもいるらしい)
『機動力』140~180

討伐依頼受諾可能最低ランク
F(緊急時のみGも可)

・餌を求めて群れで移動するため、特定の生息地はなし。天敵が少なく、餌の豊富な場所にて一時的なコロニーを形成する。
・野生のゴブリンとはまだ遭遇した事はない。しかし街ではちょくちょく見かける。

先遣隊ゴブリンの事をメモり終えていたせいで、ノーマルのゴブリンをすっかり忘れていた。

というワケでそろそろご紹介させて頂こう。

……とは言っても、彼等の事は先遣隊ゴブリンの記述にておおむね説明してしまっている。

これで何か面白い特徴の一つでもあれば良かったのだが……ゴブリン達は団結し、互いに助け合って生きているのでコロニー内は平和そのものだ。

つまり、争いも無ければ特筆すべき事も無いのである。

しかし、ゴブリンと言えば野蛮なイメージを持っている人も多いはず。斯く言う俺もそうだ。

なので俺含めそう言った者ならば、コロニー内は仲間同士なのだから協力するのはまあ当然だとして、それでも、その外では人間や家畜を襲撃しているのでは?

などと、容易に想像出来るだろう。

……が、そんな事は全くない。

まず第一に、彼等は臆病なのだ。
どんなに腹を空かせていようと、天敵や人間がいるような場所には決して姿を現さない。

また、例え天敵の心配も無く餌を取れるような状況だったとしても、彼等は周囲の警戒を怠るような真似はしない。

……と。
上記した点からも分かる通り、ゴブリンは自らが自然界において非力だと理解しており、そして、その臆病さは知能の高さゆえであるのだ。

もうお分かり頂けただろう。彼等は何の考えも無しに他の生物に襲いかかるようなアホではない。

むしろどちらかと言えば人間寄りの思考をする、知的生命体のような魔物なのだ。

ただし、知力がある故に自分より弱いと判断した相手には容赦しない。

よって、ただの人間が接近する事は自殺行為となるのでオススメは出来ない。

まあ一応、経験則からなのか『人間は襲えばそれ以上に強い者を連れてやって来る』と記憶しているらしく、ゴブリンから自発的に人間を襲う事は皆無、と言って良い程の確率なのだが……

それでも自己防衛くらいはするだろう。
だから、やっぱりオススメはしないぞ。

しかし、これを見ても尚、『そんなに頭が良いなら優しい心も持っているはず!』と、ゴブリンよりも愚かな考えを持ち、某県の鹿と触れ合うような感覚で彼等に近づこうとする者がいたならば、一度落ち着いて俺の話を聞いて欲しい。

考えてもみろ?
アイツらはいくら小さいと言っても、体重は殆ど人間と変わらないんだぞ?

それはつまり、どういう事だ?
そう、筋肉の塊って事だよな?

お前、普通のやつよりも頭が良くて、しかも体重、筋肉もあるチンパンジーに近付こうと思うか?思わないだろう?

そうだ、止めておけ。それで良いんだ。
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