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番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その12 ウキシマミツバ
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No.31 ウキシマミツバ
魔虫類ミツバムシ科
体長約1.8~2m
体重90~140kg
能力値 (野生下での平均値)
『力』100前後
『魔力』0。個体によっては100~300
『機動力』30~50
討伐依頼受諾可能最低ランク
F(緊急時のみGも可)
・街の下水道(ドロップ地方寄り)に生息。
・大きく成長した個体が水路を塞いでおり、それを退治して欲しいという内容の依頼書を見て存在を知った。ただ皆行きたくないらしく、その依頼書は未だ酒場に残されている。
下水道に入り込み(迷い込み?)いつしかそこを住処とした魔物、それがウキシマミツバだ。
見た目はまるで三葉虫のよう……と言うか。
以前紹介したドラゴンヘッドという魔物がいるのだが、アレと科が同じ事からも分かるように、コイツはアレからカッコいいと思われる部分を取り除いたような……だからそう、割と三葉虫に似た姿形をした魔物なのだ。
この魔物は暗く湿った下水道で生まれ、ぷかぷかと水面に浮かびながらその場の水を啜り一生をそこで過ごす。
……それは、我々からしてみれば正直、拷問にも近い所業に感じるが。
だがしかし、彼等は望んでそうしているどころか、人間の垂れ流した『栄養たっぷりのスペシャルドリンク』と言う名の汚水のお陰で一切動かずに生きていけるため、不満や苦痛等は全くなさそうである。
それに何より、結果としてウキシマミツバは現在ミツバムシ科最大種となるまでに成長しているのだ。
天敵もおらず、先も言ったように栄養補助ドリンクのある下水道のお陰でここまで大きくなれたのだから、彼等に文句があるはずがないであろう。
そうして彼等は誰にも邪魔をされず、誰の邪魔もせずにのびのびと生活している……と思われがちだが。
人間側から見たウキシマミツバは……実の所、少々厄介な魔物なのである。
その理由は二つある。
一つは、コイツのせいで下水道に生息している他の魔物の討伐、駆除が困難になった事だ。
下水道にはまだまだ沢山の魔物が生息している。
しかし、それは我々人間にとっては困りものだ。
そんな場所に住んでいる魔物達が街へと現れたりするのは嫌だろう?攻撃されたりする恐れもあるし、病原体を保有しているヤツもいるかもしれない。それに、下水道で仕事をしている人が襲われる可能性だってあるのだ。
と、言うわけでたまに戦闘職の人間が駆り出され、そんな魔物達を駆除、討伐したりするのだが……
そこにウキシマミツバがいると、それを足場にして逃げられてしまう事がよくあるらしい。
まあ、コイツらは足蹴にされて怒っているかもしれないが、だがそれでも、間接的に他の魔物の生存確率を上昇させている迷惑なヤツである事に変わりはないのだ。
次に二つ目だが、それは『大きくなり過ぎた個体が稀に水路に挟まり、水流を塞き止めてしまう』という事だ。
まあ、そうなると当然誰かが取り除かなくてはいけないのだが、人間達の中にはとんでもないものを下水に流しているヤツがいるらしく、それを摂取したせいで魔力を持っているウキシマミツバがたまにいるのだ。
で、そうすると、魔力の質によってはそれが暴発したりする危険があり、討伐難易度が跳ね上がってしまう。
ちなみに、上記した事柄によって魔物が大量発生したり、ウキシマミツバが水流を塞き止めたりした場合には、やっぱり戦闘職の人間に討伐依頼が来るのだが……
好き好んで下水道なんかに行く者は少ないようで、最近では国が雇った魔物使い、簡単に言えば公務員みたいな人達が討伐に当たっているらしい。
つまり、ウキシマミツバへの依頼書がある時は公務員さん達が忙殺されている時と同じなのだ。
これを知った皆は一刻も早く依頼を受諾し、この人達を楽にしてあげよう。
俺は……ちょっと忙しいからまた今度にするけど。
魔虫類ミツバムシ科
体長約1.8~2m
体重90~140kg
能力値 (野生下での平均値)
『力』100前後
『魔力』0。個体によっては100~300
『機動力』30~50
討伐依頼受諾可能最低ランク
F(緊急時のみGも可)
・街の下水道(ドロップ地方寄り)に生息。
・大きく成長した個体が水路を塞いでおり、それを退治して欲しいという内容の依頼書を見て存在を知った。ただ皆行きたくないらしく、その依頼書は未だ酒場に残されている。
下水道に入り込み(迷い込み?)いつしかそこを住処とした魔物、それがウキシマミツバだ。
見た目はまるで三葉虫のよう……と言うか。
以前紹介したドラゴンヘッドという魔物がいるのだが、アレと科が同じ事からも分かるように、コイツはアレからカッコいいと思われる部分を取り除いたような……だからそう、割と三葉虫に似た姿形をした魔物なのだ。
この魔物は暗く湿った下水道で生まれ、ぷかぷかと水面に浮かびながらその場の水を啜り一生をそこで過ごす。
……それは、我々からしてみれば正直、拷問にも近い所業に感じるが。
だがしかし、彼等は望んでそうしているどころか、人間の垂れ流した『栄養たっぷりのスペシャルドリンク』と言う名の汚水のお陰で一切動かずに生きていけるため、不満や苦痛等は全くなさそうである。
それに何より、結果としてウキシマミツバは現在ミツバムシ科最大種となるまでに成長しているのだ。
天敵もおらず、先も言ったように栄養補助ドリンクのある下水道のお陰でここまで大きくなれたのだから、彼等に文句があるはずがないであろう。
そうして彼等は誰にも邪魔をされず、誰の邪魔もせずにのびのびと生活している……と思われがちだが。
人間側から見たウキシマミツバは……実の所、少々厄介な魔物なのである。
その理由は二つある。
一つは、コイツのせいで下水道に生息している他の魔物の討伐、駆除が困難になった事だ。
下水道にはまだまだ沢山の魔物が生息している。
しかし、それは我々人間にとっては困りものだ。
そんな場所に住んでいる魔物達が街へと現れたりするのは嫌だろう?攻撃されたりする恐れもあるし、病原体を保有しているヤツもいるかもしれない。それに、下水道で仕事をしている人が襲われる可能性だってあるのだ。
と、言うわけでたまに戦闘職の人間が駆り出され、そんな魔物達を駆除、討伐したりするのだが……
そこにウキシマミツバがいると、それを足場にして逃げられてしまう事がよくあるらしい。
まあ、コイツらは足蹴にされて怒っているかもしれないが、だがそれでも、間接的に他の魔物の生存確率を上昇させている迷惑なヤツである事に変わりはないのだ。
次に二つ目だが、それは『大きくなり過ぎた個体が稀に水路に挟まり、水流を塞き止めてしまう』という事だ。
まあ、そうなると当然誰かが取り除かなくてはいけないのだが、人間達の中にはとんでもないものを下水に流しているヤツがいるらしく、それを摂取したせいで魔力を持っているウキシマミツバがたまにいるのだ。
で、そうすると、魔力の質によってはそれが暴発したりする危険があり、討伐難易度が跳ね上がってしまう。
ちなみに、上記した事柄によって魔物が大量発生したり、ウキシマミツバが水流を塞き止めたりした場合には、やっぱり戦闘職の人間に討伐依頼が来るのだが……
好き好んで下水道なんかに行く者は少ないようで、最近では国が雇った魔物使い、簡単に言えば公務員みたいな人達が討伐に当たっているらしい。
つまり、ウキシマミツバへの依頼書がある時は公務員さん達が忙殺されている時と同じなのだ。
これを知った皆は一刻も早く依頼を受諾し、この人達を楽にしてあげよう。
俺は……ちょっと忙しいからまた今度にするけど。
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