異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その38 ツブレルガ

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※No.がズレていますがこれは『本編第二章十九話  私を離さないで』にて、No.59 スライムが登場したためです。間違いではありません!



No.60 ツブレルガ
魔水類スイギョクウオ科

体長 平均3m
体重470~550kg

能力値(野生下での平均値)
『力』1500
『魔力』0
『機動力』30~600

討伐依頼受諾可能最低ランク
D

・ロシバ地方の水中に生息。ただし水面付近にも現れる場合がある。
・ロシバ地方に行けなかったコルリスが多分嫌がらせのためにコイツ絡みの怖い話をしてきて存在を知った。

ロシバ地方の中でもツブレルガは特に注意するべき魔物の一つに数えられている。コイツに襲われた人間が多いからだ。

ただ、だからと言ってコイツはとてつもなく強いとか、そう言うワケではないが……だがそれでも、油断せずにしっかりと彼等の情報を覚えておくと良いだろう。

人を襲う事からも分かる通り、ツブレルガの主食は他の生物だ。

しかもコイツ、その生物達を捕らえるためとしては非常に便利な、大きな大きな口を有している。

それと、コイツは殆ど骨を持たないので肉体はスライムのように伸縮自在だ。

そしてその二つの理由により、かなり大きな相手でも丸呑みにする事が出来る。自分と大きさが同じくらいの魔物でも簡単に胃袋へと送り込めるだろう。

しかし、そんな事よりも知っておいて欲しいのはツブレルガの見た目だ。

コイツは〝水中では〟まるで海中を漂う巨大なビニール袋のように、圧倒的な存在感をもって生息している。なので、その中だけならば簡単に危険を回避する事が出来るだろう。

だが、残念ながらコイツはそこで餌が取れないからと簡単に死ぬほど頭は弱くなかったらしい。

そうしてばかりいては食事に有り付けないのを知っているのだろう、コイツは水中で餌が取れないと判断した時、水面へと浮上して来るのだ。

ちなみに、水圧等の影響だろうと予測されているが、水面近くにいる時のツブレルガは非常に動きが遅く、ぺちゃんこになってしまうらしい。

(名前の由来もそこからきているそうだ)

だからその際は、『待ち伏せ型の狩り』で獲物を狙うのだ。

まあ、むしろこうしているせいで、コイツはかなり凄腕の捕食者となってしまっているのだが……

何せ、そこまで大きければ水面にいたとて気が付かないワケがない……そう思うだろう?実は襲われた人の殆どもそう思っていたらしいぞ。

だがしかし、何とツブレルガは水面近くまでやって来るとその半透明な肉体に太陽光が反射してしまい、そこら辺に腐る程ある水と全く見分けがつかなくなってしまうらしいのだ。

そのようにして隠れたツブレルガの居場所を知る術は、まあ無い事は無いのだが……ただ、『水流のある場所でそれが停滞している所を探す』、『生物が呼吸するかのような感覚で揺れ動く水面を探す』くらいしかなく、知識のない者では非常に難しいものとなっている。

が、ツブレルガは目があまり良くない魔物なので、何かが接近したと気付けばすぐに飛びついて来るらしい。

なのでそれを利用し、頻繁に水面に石等を放り投げてみるのが一番楽に安全を確保できる方法だと言えるだろう。

そうして投げた物をツブレルガが飲み込めば更に安心だ。

何故ならば先程も言ったように、彼等の体は半透明なので腹に入っているそれを目視する事が出来、そして、それと同時にコイツの居場所をも割り出せるからだ。
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