異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その75 アクアゴーレム

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No.97 アクアゴーレム 
不定形魔石類イワビト科

体長3.5~4m
体重3000~3600kg

能力値(野生下での平均値)
『力』2250~3500
『魔力』0~1000
『機動力』0

討伐依頼受諾可能最低ランク
なし(付けるとすればBになるが……これには事情がある)
 
・ロシバ地方に生息。
・同地方への定期便を動かしている兄ちゃんから聞いた。どうやら彼は好きな女性がいるらしく、この話の後にそれを延々聞かされた。

水底にて生息する、そこでの生活を選んだ※『ゴーレム』の一つ……

ではなく、残念ながらこれはゴーレムが水中へと転落してしまった後の姿である。

ゴーレムは一度ずぶ濡れになると体が固まってしまうらしく、水中に転落したが最後、日の目を見る事は愚か動く事すらも二度と出来なくなるのだ。

だから『力』、『魔力』は以前の数値を保っているにも関わらず、コイツは討伐依頼受諾可能最低ランクがGよりも低い魔物に付けられる事が多い『なし』となっている。

例え戦闘能力が高かったとしても、もう動けないのだからこれは当然だ。

そんなアクアゴーレムだが、一応こんな状態になっても生きているらしく、それは次第に思考する事を忘れ、体は苔、水草等に覆われ、水生生物達の良い隠れ家……つまり珊瑚みたいになるのだ。

その中で唯一救いがあるとすれば、前述した通りこうなったゴーレムには既に何かを考えるような知能が残されていないので、地獄の苦しみを味わってはいない……可能性が高い所だろうか。

まあ、コイツには迷惑な話だろうが、捕食される側となる事が多い水生生物達にはこの存在が非常に有難いようだ。

そう、『コイツの幸せ』というものを度外視すれば、コイツは水生生物達の生活を支え、生態系を守り続けている、ロシバ地方には重要な魔物なのである。

ちなみにこれは余談だが、コイツらの中にはごく稀に肉体の一部くらいだけなら動かせる個体もいるらしく。

この魔物の第一発見者はそれにぶっ飛ばされそうになった事によってコイツを発見し、最早違う魔物と化しているようなものなので、ゴーレムとは異なる存在、『アクアゴーレム 』とコイツに命名したのだそうだ。



注釈

※ ゴーレム 『クボタさんの魔物図鑑 その63』にて紹介
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