異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その138 アンブルガ

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No.161 アンブルガ
不定形魔虫類バグリュウ科

体長 4~4.3m
体重 90~108kg

能力値(野生下での平均値)
『力』?(測定された記録がない)
『魔力』1500~1800
『機動力』?(測定された記録がない)

討伐依頼受諾可能最低ランク
なし(力、機動力が不明なため)

・ドロップ地方の奥地にてごく稀に発見されるらしい。
・例の異国出身の知り合いから最後に聞いた魔物の話がコイツの事だった。先日……彼が逮捕されたらしい。件の道具屋で店主と違法な取引をしていた所を見つかったのだと言う。(店主も捕まり、店は放置されたままになっているんだそうだ)

爬虫類とトンボを足したような奇妙な見た目、全身に生え揃う一つ一つが甲虫の殻のようである鱗、そして頭は蜥蜴に似た物をしているにも関わらず、そこには複眼が据えられている……

そんな不思議な見た目をしているこの生物は、アンブルガという魔虫類の魔物だ。

ちなみに、アンブルガは見た感じギリギリ虫っぽい部分の方が多いので、暫定的な措置として魔虫類に分類されているだけなんだそうだ。

だからコイツが魔虫類なのか、魔獣類なのか……本当の所はまだよく分かっていないらしい。

まあ、それはともかく……
コイツ、俺が紹介してきた中では結構デカい魔虫類の魔物であり(一応)、加えてそんな見た目をしているので弱いワケがない。

……とは思うのだが。
コイツと戦った者どころかこれが動いている所を見た者すらも皆無であり、これが本当に強い魔物なのかどうかは誰にも分からないのだ。

『さっきから何なんだ?動いた所を見た者がいないとか、分類は暫定的だとか……適当過ぎるんじゃないか?』

そう思った方もいるかもしれないが、こればかりはどうにもならないのでどうか許して欲しい。

何しろ、コイツは生まれてからすぐに※『ジャンボコーパル』の体内へと入り込み、そこで仮死状態のまま成長するのだから。

(それすらも見た者はいないのであくまで推測だがな)

そう、生態を知りたくても知る術がないのだ……

そして、その後ジャンボコーパルからコイツが抜け出す所は一切確認されていない。

なのでそうする理由も、戦闘能力もやっぱり不明のままだ。

(ジャンボコーパル内の魔力を測定し、そこから計算して魔力だけは判明したようだが)

ただし、それを砕いて魔石とした物は通常のジャンボコーパルから採れるものよりも魔力が高いために重宝されているらしい。

だからまあ……コイツは動かない方が良いのかもしれない。

特に我々にとってはな……実際、戦ってみたら強くてやられてしまった。なんて事があったら困るワケだし。



注釈

※ ジャンボコーパル 『クボタさんの魔物図鑑 その137』にて紹介
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