296 / 516
番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その141 シータイタン
しおりを挟む
No.164 シータイタン
魔水類ゾウウオ科
体長 7.5~8.4m
体重 6000~9000kg
能力値(野生下での平均値)
『力』3500~3900
『魔力』0
『機動力』2000前後
討伐依頼受諾可能最低ランク
C(B推奨)
・我が国の近海に生息。ロシバ地方にも生息しているという噂があるが……真偽の程は定かではない。
・集会所兼酒場にて、ロシバ地方での漁を生業としているおじちゃんと知り合い、彼からこの魔物の話を聞いた。
今から大切な事を言うから、皆もよく覚えておいて欲しい。準備は良いか?
……返事がないな。
まあ良い、それでも言わせてもらおう。
『この世界には海にもタイタンがいる』のだ。
そんなに大切でもなかったか?
そうか……それならばさっさとコイツの紹介に移るとしようか。
コイツはシータイタン。
我が国の近海に生息しているという、大型魔水類の魔物だ。
最初に言っておくと、コイツは前述した通り魔水類であり、尚且つ『ゾウウオ科』に分類されている魔物だが別に魚ではない。
確かに尾びれや胸びれがあるのでまあ魚類に見えなくもないが……コイツは肉体の構造的に見ても、獣寄りの魔物である事に間違いはないのだ。
恐らく、コイツは鯨やイルカと同じで、収斂進化という道を選んだ魔物なのだろう……
さて、言いたい事は言えたので生態の紹介に移ろう。
コイツは我が国近海に生息している魔物だ。
とか言ったものの、他国でも生息は確認されているらしい。
餌とするものは他の魔物だ。
そう、シータイタンとは『ゾウウオ』のクセに肉食性の魔物なのだ。
そしてその見た目は、やはり名前通り、象のような頭を持つ魚……のような姿をしているんだそうだ。
ちなみにコイツ、ほぼ同名であり地上にいるあの魔物、※『タイタン(エレパースタイタン)』と同じく意外と短気で耳が良い魔物だ。
なので海水浴の際はあまりやかましくし過ぎないようにしよう。
(この世界では海で遊ぶ奴なんてなかなかいないけどな)
人間の泳ぎなんかではとてもじゃないが、コイツからは逃げられないからな。
しかも、水中では音の伝わりが速く、耳の大きなコイツがそれを察知するのも早い……だからもう一度言うが、海水浴の際は本当に気をつけてくれ。
もし出会ってしまった場合は静かにしてさえいればコイツは他の魔物、もとい獲物がその周囲で発した音を聞きつけ、自然と遠ざかっていくぞ。
その後、ゆっくりと逃げれば良いのだ。
というワケで、やっぱり海で遊ぶのは止めておいた方が良い。
それに当たり前だが、〝そこ〟にある脅威は何もコイツだけではないのだから……
注釈
※ タイタン(エレパースタイタン)『クボタさんの魔物図鑑 その130』にて紹介
魔水類ゾウウオ科
体長 7.5~8.4m
体重 6000~9000kg
能力値(野生下での平均値)
『力』3500~3900
『魔力』0
『機動力』2000前後
討伐依頼受諾可能最低ランク
C(B推奨)
・我が国の近海に生息。ロシバ地方にも生息しているという噂があるが……真偽の程は定かではない。
・集会所兼酒場にて、ロシバ地方での漁を生業としているおじちゃんと知り合い、彼からこの魔物の話を聞いた。
今から大切な事を言うから、皆もよく覚えておいて欲しい。準備は良いか?
……返事がないな。
まあ良い、それでも言わせてもらおう。
『この世界には海にもタイタンがいる』のだ。
そんなに大切でもなかったか?
そうか……それならばさっさとコイツの紹介に移るとしようか。
コイツはシータイタン。
我が国の近海に生息しているという、大型魔水類の魔物だ。
最初に言っておくと、コイツは前述した通り魔水類であり、尚且つ『ゾウウオ科』に分類されている魔物だが別に魚ではない。
確かに尾びれや胸びれがあるのでまあ魚類に見えなくもないが……コイツは肉体の構造的に見ても、獣寄りの魔物である事に間違いはないのだ。
恐らく、コイツは鯨やイルカと同じで、収斂進化という道を選んだ魔物なのだろう……
さて、言いたい事は言えたので生態の紹介に移ろう。
コイツは我が国近海に生息している魔物だ。
とか言ったものの、他国でも生息は確認されているらしい。
餌とするものは他の魔物だ。
そう、シータイタンとは『ゾウウオ』のクセに肉食性の魔物なのだ。
そしてその見た目は、やはり名前通り、象のような頭を持つ魚……のような姿をしているんだそうだ。
ちなみにコイツ、ほぼ同名であり地上にいるあの魔物、※『タイタン(エレパースタイタン)』と同じく意外と短気で耳が良い魔物だ。
なので海水浴の際はあまりやかましくし過ぎないようにしよう。
(この世界では海で遊ぶ奴なんてなかなかいないけどな)
人間の泳ぎなんかではとてもじゃないが、コイツからは逃げられないからな。
しかも、水中では音の伝わりが速く、耳の大きなコイツがそれを察知するのも早い……だからもう一度言うが、海水浴の際は本当に気をつけてくれ。
もし出会ってしまった場合は静かにしてさえいればコイツは他の魔物、もとい獲物がその周囲で発した音を聞きつけ、自然と遠ざかっていくぞ。
その後、ゆっくりと逃げれば良いのだ。
というワケで、やっぱり海で遊ぶのは止めておいた方が良い。
それに当たり前だが、〝そこ〟にある脅威は何もコイツだけではないのだから……
注釈
※ タイタン(エレパースタイタン)『クボタさんの魔物図鑑 その130』にて紹介
0
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】
普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます)
【まじめなあらすじ】
主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、
「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」
転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。
魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。
友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、
「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」
「「「違う、そうじゃない!!」」」
これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。
※他サイトにも投稿中
※旧タイトル
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが
初
ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。
異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる