異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その186 トゥクルトゥクル

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No.209 トゥクルトゥクル
魔鳥類ヨロイドリ科

体長 1.3~1.5m
体重 30~44kg

能力値(野生下での平均値)
『力』700~800
『魔力』0
『機動力』30~70

討伐依頼受諾可能最低ランク
F(E推奨)

・主な生息地はドロップ、ロシバ地方。それとザキ地方にも生息しているようだ。
・ザキ地方訪問時にコイツの〝一部〟を発見した俺に、サチエが「これは魔物なんだぞ!」と教えてくれた事でこの魔物の存在を知った。

コイツはちょっと残念な進化をしてしまった魔物、トゥクルトゥクルだ。今回はこの魔物をご紹介しよう。

その前に……コイツは〝何〟から進化した魔物か分かるかな?

勿論、既に俺が紹介した魔物だぞ。
ちなみに、ヒントは〝名前〟だ。





…………それでは正解をお教えしよう。

コイツは魔鳥類アナホリドリ科の魔物であった、※『チュクルチュクル』から進化した魔物なのだ。

皆は分かったかな?
……まあそれが正解でも不正解でもクイズは終了とし、そろそろコイツの説明を始めるとしよう。

トゥクルトゥクルはチュクルチュクルから進化したと言われている魔物だ。

そのためかアレと大体似たような場所に生息している。だが、〝ある特徴〟のお陰で他の魔物に襲われる事が殆どないコイツだけは、ザキ地方にも生息しているぞ。

それ以外の特徴はほぼ同じである。
だからコイツも飛べなかったり、大きな爪があったり、口が筒みたいになっていたりしているのだ。

そして、コイツは自身最大の特徴であり、チュクルチュクルとは大きく異なる部分を一つ、有している。

それは……全身が硬い硬い、皮膚のようなもので覆われている事だ。

これはどうやら、羽が変化して出来たものであるらしい。また、それがあるせいでコイツの体重はチュクルチュクルよりもかなり重く、動きも遅いのだと言う。

だがまあ、その羽であったものは本当に硬いのでコイツを襲うような魔物はほぼ皆無だ。

と、いうワケでコイツは何の対策もせずとも自由に大地を動き回る事が出来る……そう考えれば、それくらいのデメリットがあったとしても充分、許されるレベルであろう。

だから、今もトゥクルトゥクル達は元気に、そして自由に、大自然の中を移動…………

してはいない。
というかコイツは生活、行動パターンすらもチュクルチュクルとそっくりなのである。

それは一体、何故なのか?
答えは簡単……重過ぎるからだ。

そう……いつしか地中から抜け出せる事を夢見(たかどうかは知らないけど)、このような進化を選んだトゥクルトゥクルであったが。

この鎧は少し、コイツには重過ぎたようなのだ。

なのでコイツはそれがあっても尚、アレと同じく地中に引き篭もり、落下してきた物だけを食べて細々と暮らしているのだと言う。

しかも、それだけならばまだマシなのだが……
コイツはその状態から地上へと引き摺り出されると筋肉の減少とその鎧の負荷により、更にもう一段階程、チュクルチュクルよりも機動力が低くなるんだそうだ。

……宝の持ち腐れってやつだな。

最後に余談ではあるが、コイツはチュクルチュクルと比べるとそんなに美味しくはない魔物のようだ。

だからそう、そもそもコイツは引っ張り出す必要すら無い魔物なのである。



注釈

※ チュクルチュクル 『クボタさんの魔物図鑑 その132』にて紹介
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