異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その206 アラク

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No.230 アラク
魔虫類オオムツアシ科

体長 3m前後
体重 250kg前後

能力値(野生下での平均値)
『力』1100~1360
『魔力』580~700
『機動力』1800~2200

討伐依頼受諾可能最低ランク
D(C推奨)

・ドロップ地方の奥地にのみ生息。
・以前、集会所兼酒場で酷く怯えていた商人がこの魔物の話を俺にしてくれた事により、その存在を知った。ちなみに彼とは勿論、そこで知り合った。

コイツはアラクという名の魔物だ。
今回はこの魔物をご紹介させてもらおう。

まず生息地についてだが、コイツはドロップ地方の奥地にのみ生息している。

そこでは巣等は作らず、それぞれの個体が自由に移動し、生活しているんだそうだ。

餌とするものは主に他の魔物である事が多いが……
場合によっては人や木の実なんかも好んで食べたりするらしい。

……そう、人もだ。
恐らくコイツは魔虫類魔物としては結構強い生物であるため、低ランクの戦闘職くらいならば簡単に倒す事が出来、そして……

その味を覚えてしまったのだろう……

次に、その見た目についてだが……
何とコイツは、『下半身がクモで上半身が人』のようなものをしている。

また、アラクの持つ上半身はその全てが筋骨隆々な男性のようなもの、であるんだそうだ。

だからなのか性別もまた皆が雄であり、コイツらだけで子孫を残す事は出来ないらしい。

では、何故コイツは今もこうして生きているのか?

それは……また次にお教えするとしよう。

と、言うワケでコイツの説明に戻ろう。
アラクはそのような見た目をしているからか戦闘能力が高いのは勿論魔法も扱う事が出来、その上知能まで高いというかなり強力な魔物であるそうだ。

よって、戦闘の際はそこら辺の魔物以上に気を付けなければならない相手となる。

ただ、コイツは上半身の挙動である程度次の行動が予測可能だ。(目の動きや、顔の表情等である程度の予測が出来るのだ、それまでコイツは人間と似ているからな)

なので戦わなければならない場合はそれをよく覚えておくと良いだろう。

それと、コイツも人間と同じく手から魔法を攻撃として射出するものが殆どだ。だからもしコイツが掌をこちらに向けるような動きをしたら、すぐに防御出来るよう準備しておくのをオススメする。

ただし、コイツは知恵があるためワンパターンな
動きやアラクが次にする行動を予測するかのような行動ばかりしているとそれを学習、対策されてしまうのには注意して欲しい。

「こうしていれば勝てる!」なんて思わない事だな。

最後に、余談ではあるが……

コイツは人間に似ている事からも分かる通り、顔や性格も個体によってかなり違うのだと言う。

まあ、興味のない者からしたら「そんなんどうでも良い」と思うかもしれないが……そんな人もとりあえず聞くだけ聞いて欲しい。

何故ならば……我々人間は、その中にいる『美食家』な個体だけには絶対に捕らえられてはならないからだ。

彼等は『新たな味』を求めているため、捕らえた人間を普通に喰らうのではなく、『火で炙ったり』、『パーツごとにゆっくりと』食べたりするのだそう……

もう、分かってくれたな?
なら腕に自信のある者も、そうでない者もコイツには、そして『美食家』な個体には特に……用心する事だな。
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