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番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その222 マーオムル
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No.246 マーオムル
魔水類ヒトウオ科
体長 3~3.4m
体重 380~550kg
能力値(野生下での平均値)
『力』1800~2200
『魔力』0
『機動力』500~700
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・我が国、他国の近海に生息。
・他国にある港町で『男性ばかりが神隠しに遭う』という事件が起こったようだが……その犯人が何と、コイツだったらしい。そんな話を集会所兼酒場で聞き、この魔物の存在を知った。
今回はちょっと怖い魔物、マーオムルをご紹介しよう。
この魔物は魔水類に分類されている。
だから魚なのだ……コイツは少し、例外的な存在かもしれないが。
生息地は他国、我が国等の近海である。
が、最近では遠洋にいる姿も確認されているようだ。
雑食性の魔物なので食べ物はある程度何でも良いらしい。ただ、その中でも特に他の魔物の肉が好物であるようだ。
そして見た目だが……
マーオムルは『上半身が人間、それも女性のような姿をしていて、上半身が獰猛そうな魚(例えるならば鮫に似ているらしい)』のような姿をした魔物なんだそうだ。
ん?上半身と上半身……?
と、思ったかも知れないが間違いではない……と思う。
何故ならばコイツは、人間の女性のような上半身と、その反対に鋭い歯、眼光を持つ魚のような部分を有しているのだからな。
どちらにも顔があるのだから、そのどちらも上半身であるのだ。多分。
そんなマーオムルは、魚の方が人の部分では倒せないような強い魔物や泳ぎの早い同族(つまり魚)を餌として狙い、海藻、貝類等を人間の方が集めてそれを食事とする……と、言った風に人型と魚型の両方をそれぞれの得意分野を理解した上で使い分け、生活しているのだと言う。
また、魚型は移動や索敵等を担当し、人型は後方に敵が迫っていないか等を確認したりと、食事以外の事も分担で行われているらしいぞ。
ただ……どちらかといえば魚の方が担当している分野が多いみたいだ。
まあ自然界での人など弱い方の生物……そうなるのも仕方がないだろう。
そしてこのマーオムル。
生息している海域の生物、つまり食料が少なくなってきたり、海が荒れる等して水中で餌を探す事が難しくなると、陸地へと接近し、陸生生物の捕食を試みる事があるらしい。
……そのメインとなる対象は、何と我々人間の男性だ。
何でも女性のような姿の方が陸地に半身を出し、それを誘惑するのだと言う。
で、それに近付いた者は海に引きずり込まれ……という感じだ。ああ、怖い怖い。
ちなみに、それに引っかかってしまう者は少なくないそうだ。
それはその魅力に惹かれてしまう者の他に、マーオムルを事故か何かに遭ってこの場所へと漂着してしまった人間の女性だと勘違いし、助けようとしてしまう者が意外と多くいるからである。
まあ、人間そんな場面に出会す事などそうそう無いため、その時に冷静な判断が出来ないのも仕方がないと言えるだろうが……
でもその前に、どうか思い出して欲しい。
わざわざ何かに乗って海に繰り出す者など、この世界ではまずいないと言う事を……
……そうアドバイスするべき者達は、もうこの世にいないのだがな。
なので皆にはきちんと言っておく。
そのような場所に、しかも一人でいる女性はほぼ間違いなくマーオムルだ。接近するのは止めておこう。
ただ〝ほぼ〟なので、『もし普通の人間ならば助けたい』と思った者は、まずは声を掛けてみると良い。
マーオムルは話す事が出来ないからだ。
と言うか、むしろそれを確認する前に近付いては絶対いけないぞ?
魔水類ヒトウオ科
体長 3~3.4m
体重 380~550kg
能力値(野生下での平均値)
『力』1800~2200
『魔力』0
『機動力』500~700
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・我が国、他国の近海に生息。
・他国にある港町で『男性ばかりが神隠しに遭う』という事件が起こったようだが……その犯人が何と、コイツだったらしい。そんな話を集会所兼酒場で聞き、この魔物の存在を知った。
今回はちょっと怖い魔物、マーオムルをご紹介しよう。
この魔物は魔水類に分類されている。
だから魚なのだ……コイツは少し、例外的な存在かもしれないが。
生息地は他国、我が国等の近海である。
が、最近では遠洋にいる姿も確認されているようだ。
雑食性の魔物なので食べ物はある程度何でも良いらしい。ただ、その中でも特に他の魔物の肉が好物であるようだ。
そして見た目だが……
マーオムルは『上半身が人間、それも女性のような姿をしていて、上半身が獰猛そうな魚(例えるならば鮫に似ているらしい)』のような姿をした魔物なんだそうだ。
ん?上半身と上半身……?
と、思ったかも知れないが間違いではない……と思う。
何故ならばコイツは、人間の女性のような上半身と、その反対に鋭い歯、眼光を持つ魚のような部分を有しているのだからな。
どちらにも顔があるのだから、そのどちらも上半身であるのだ。多分。
そんなマーオムルは、魚の方が人の部分では倒せないような強い魔物や泳ぎの早い同族(つまり魚)を餌として狙い、海藻、貝類等を人間の方が集めてそれを食事とする……と、言った風に人型と魚型の両方をそれぞれの得意分野を理解した上で使い分け、生活しているのだと言う。
また、魚型は移動や索敵等を担当し、人型は後方に敵が迫っていないか等を確認したりと、食事以外の事も分担で行われているらしいぞ。
ただ……どちらかといえば魚の方が担当している分野が多いみたいだ。
まあ自然界での人など弱い方の生物……そうなるのも仕方がないだろう。
そしてこのマーオムル。
生息している海域の生物、つまり食料が少なくなってきたり、海が荒れる等して水中で餌を探す事が難しくなると、陸地へと接近し、陸生生物の捕食を試みる事があるらしい。
……そのメインとなる対象は、何と我々人間の男性だ。
何でも女性のような姿の方が陸地に半身を出し、それを誘惑するのだと言う。
で、それに近付いた者は海に引きずり込まれ……という感じだ。ああ、怖い怖い。
ちなみに、それに引っかかってしまう者は少なくないそうだ。
それはその魅力に惹かれてしまう者の他に、マーオムルを事故か何かに遭ってこの場所へと漂着してしまった人間の女性だと勘違いし、助けようとしてしまう者が意外と多くいるからである。
まあ、人間そんな場面に出会す事などそうそう無いため、その時に冷静な判断が出来ないのも仕方がないと言えるだろうが……
でもその前に、どうか思い出して欲しい。
わざわざ何かに乗って海に繰り出す者など、この世界ではまずいないと言う事を……
……そうアドバイスするべき者達は、もうこの世にいないのだがな。
なので皆にはきちんと言っておく。
そのような場所に、しかも一人でいる女性はほぼ間違いなくマーオムルだ。接近するのは止めておこう。
ただ〝ほぼ〟なので、『もし普通の人間ならば助けたい』と思った者は、まずは声を掛けてみると良い。
マーオムルは話す事が出来ないからだ。
と言うか、むしろそれを確認する前に近付いては絶対いけないぞ?
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