異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その281 ミミグラース

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No.307 ミミグラース
魔草類ヨコドリソウ科

大きさ 15cm~1m前後
重さ 20g~200g

能力値
『力』0
『魔力』500~600
『機動力』0

討伐依頼受諾可能最低ランク
なし

・ドロップ地方の奥地、俺のまだ行った事の無い地方等に自生。
・※『ウオルドラ』の事を調べている最中、この魔物の存在を知った。

今回はまたの紹介となる魔草類魔物の中からミミグラースという魔物の話をしていくとしよう。

この魔物はドロップ地方奥地、俺のまだ行った事の無い地方等に自生している。

……自生地が前回紹介したウオルドラとほぼ同じような感じだが、とりあえず今は話を続けさせてもらう。

ミミグラースは他の魔物を捕食する事の無い、普通の植物なのだと言う。だからその辺りの説明はしない。

この魔物最大の特徴は『寄生のような事をする』という所であろう。

それも、〝ある魔物〟にだけな。

そして、その相手とは前回紹介したあの魔物、ウオルドラである……そう、だからミミグラースは言うなれば、ウオルドラキラー(?)な魔物だったのだ。

さて、それでは今からその事について説明していくとしよう。

何とこのミミグラース、〝本来は〟首を垂らした小さな小さな向日葵のような見た目をしているのだが、まだ地上を移動してはいない、『成長途中のウオルドラ、もしくは休眠、休息中等の理由で動かないウオルドラ』とかが近くにあると……

これまた驚くべき事にその姿を蔦のように変え(長い月日をかけて段々と細長い形状に変化してゆくのだ)少しずつ少しずつそのウオルドラへと接近を始めるのだ。

そしてその後、どうするのかと言うと……
その蔦をウオルドラの葉の部分に密着するかしないかくらいの位置に突き刺し、超間近で根を絡ませながら成長していくのだと言う。

(ちなみに、それに成功するとミミグラースは残りの蔦っぽい部分を少しだけ残してぷつりと切り、完全に捨ててしまうのだそうだ……

そう、コイツにとってその時の肉体(?)は、ウオルドラへと接近するための道具に過ぎなかったのだ)

そうして最後にはウオルドラ(地上に出てる部分)を自身の葉で覆い隠す事により、本来それに注がれるはずだった栄養、太陽光等を全て奪ってそれを枯らし、さも当たり前のように自身が根の主導権を掌握するんだそうだ。

コレは根をそんな風には出来ないから、奪う事にしたんだろうな……何とも恐ろしい魔物だ。

ちなみに、当然ながらそうなった後では、根の方はミミグラースが好きに動かす事が出来るらしいぞ。

だが、奪ったクセにあまりそれの良い使い方を知らないらしく、乗っ取られた後の根はミミグラースの種を移動しながら撒き散らすだけの『種蒔きマシン』と化しているみたいだ……

いやでも、植物としてはそれで正解なのか。
じゃあ良い使い方をしていると言えるな。



注釈

※ ウオルドラ 『クボタさんの魔物図鑑 その280』にて紹介
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