異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その342 ジリエーバ

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No.368 ジリエーバ
魔水類ツタウオ科

体長 3m前後
体重 300kg前後

能力値(野生下での平均値)
『力』500~650
『魔力』1000~1200
『機動力』110~120

討伐依頼受諾可能最低ランク
E

・ロシバ地方、他国の淡水域等に生息。
・ロシバ地方で釣りをしていた際に〝発見〟……そう、発見しただけだ。釣れたワケではない。

今回はジリエーバという魔物をご紹介しよう。

「……何か前に紹介された魔物と名前が似ているような?」と思った方、正解だ。

だが、その理由は話を聞いていれば自然と分かってくるはず……なのでとりあえず今は静聴していてくれると助かる。

それでは説明を始めよう。
この魔物は魔水類で、ツタウオ科とかいうよく分からんものに分類されているそうだ。

生息地はロシバ地方と、他国の淡水域等である。
だからつまり、コイツは淡水魚という事だな。

餌とするものは雑食性で何でも食べる……が。

大きさの割には力が弱く、またそれ以上に動きの遅いコイツは、他の魔水類魔物を捕まえて食べる事が難しいためか普段は生物の死骸や、海藻のようなものばかり食べているそうだ。

次に見た目だが、この魔物は胴長な鯉のような見た目をしているらしい。

……のだが、最大の特徴は『全身を網のように包む蔦』を必ず身に付けている事だ。

ちなみに、これはコイツの身体の一部と言っても良い程全体に、しかも綿密に絡み付いており、成体となる頃にはもうどうやっても剥がれないものと化しているらしい。

更にこの蔦は非常に硬く、ちょっとやそっとの攻撃では断ち切る事が出来ないそうで、そんなものを身に付けているコイツを襲うような魔物はまずいないんだそうだ。

そして……もう一つちなみに言うと、この蔦は※『ジリエール』なのである。

何でも、ジリエーバは水中に自分達だけの『ジリエール畑』を持っているらしく。

幼生の間はそこでジリエールを絡ませながら生活し、それが充分に体に纏わり付き、かつ成体と姿が全く同じようになった頃。

そこを這い出して来て、外での暮らしを始めるという、ちょっと珍しい生態をしている魔物であるそうだ。

そう、これがあるお陰でコイツはデカいくせに弱いけれども安全な生活を送る事が出来、名前すらもジリエールと近いものにされていたのだ。分かったかな?

ただ……別にジリエールを身に付けているから動きが遅いのではなく、それはただ単にコイツ自身がノロマだからであるらしい。

……多分、元々そんな感じだから、コイツはこのような生き方を選んだのだろうな。



注釈

※ ジリエール 『クボタさんの魔物図鑑 その341』にて紹介
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