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結ばれた二人
色々と気になる初デート
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放課後、全ての授業を終えた私はハルトから送られたルーンチャットに書かれていた通り、学園の校門の所で胸をドキドキさせながら立っていた。
服はこれでいいのかな……って、学園の帰りだから服装はどうにもならないか……。
髪型は……へ……変じゃないよね……?
私は手で髪を触ってみるも、特に跳ねてはいないようだ。
今日は3時限目に剣術の実技があったから汗臭く無いかな……?
私は自分の体の匂いを確認するもよく分からない……。
ど……どうしよう……、ただこうして待っているだけなのに心臓が爆発してしまいそうだ……。
この風、この緊張感こそデートなのか……っ!?
「れ……レオナ……?」
「ひゃい……っ!?」
突然後ろから声をかけられた私は驚きのあまり素っ頓狂な声を上げて振り返るとそこにはハルトの姿があった。
し……心臓が飛び出るかと思った……!
「そんなに驚かなくても……。ところで、待った……?」
「ぜ……全然……!全然待ってないから……!」
ダメだ……、緊張のあまり上手く喋れない……。
エリサはいつも通りでいいとは言っていたけど、ムリ……!私ムリだから……っ!
「と……兎に角行こうか」
「あ……ああ……」
ハルトがそう言い差し出してくれた手を掴もうと思ったが、自分の手が汗で濡れていることに気が付いた。
ダメだ……!
この手でハルトの手を握る訳には行かない……っ!
「レオナとうしたの?手、繋がないの……?」
「す……すまない……、今はとある事情で繋げないんだ……!」
「ケガしてるの?」
「ケガじゃないんだ……気にしないでくれ……」
ただ、汗で濡れているんだ!
「じゃあ、問題ないよね」
「ーーっ!?」
ハルトは私の手を不意に取り、そのまま手を繋ぐと私は声にならない声を上げてしまう。
ダメだ……!私の……私の手汗が……ハルトの手に付いてしまう……!
私はそんなことを思いながらハルトと一緒に街へと向かって歩き出した。
学園を離れ、街なかを手を繋いで歩いているのだが、私はハルトと距離を開けて歩いていた。
その理由は勿論自分の汗の臭い……。
自分では分からないが、もしかするとハルトから汗臭いとと思われるかもしれない……。
そう思うと、近付きたくても下手に近付けない……。
「ねえ、なんでレオナはそんなに距離を開けてるの……?」
「き……気にしないでくれ……」
言えない……もしかしたら私が汗臭いからかもしれないだなんて……絶対に言えない……!
「でも、そんなに離れていたら他の人の迷惑になるよ?」
ハルトはそう言って私の手を自分の方へと軽く引っ張ってきた。
「へ……?」
すると、そこまで力を入れてなかった私は当然ハルトの方へと引き寄せられ、肩が当たりそうな距離となる。
「うん、これなら邪魔にならないよ」
「待て……!待て待て待て……っ!マズイ……!これは色々とマズイんだ……っ!」
「何がマズイって言うのさ……っ!?」
どうにかして距離を開けようとする私だったが、ハルトに抱き寄せられそれも出来なくされてしまう。
「兎に角マズイんだ……!」
「レオナは僕とデートしている所を誰かに見られるのがそんなに嫌なのっ!?」
「違う……!違うんだ……。その……今日の3時限目に剣術の実技があったから……その……私は今汗臭いかもと思って……その……」
「そう……?いつものレオナの匂いだけど……?」
ハルトはそう言い、自分の顔を私の頭へと近付けて匂いをかぐ。
「―― ……っ!?」
その瞬間、私はまた言葉にならない声を上げてしまった。
「レオナ、この先にスイーツの店があるから行ってみようよ」
「……分かった」
もう好きにしてくれ……。
自分の頭の匂いもかがれた私は完全にハルトに白旗を上げると、なすがままな状態となってハルトについて行った。
ハルトに連れられ、スイーツの店へと行くとそこは物凄い行列となっていた。
こ……ここに並ぶのか……?
「ここは生風ドーナツが人気って聞いたんだけど……すごい行列だね……」
「ハルト……ここに並ぶ気か……?私としては遠慮したいのだが……」
仮に待ったとしたら数十分……もしかしたら1時間以上待つ事になりかねない。
生風ドーナツと言うのがどういうものかイマイチ分からないが、この行列に並んでまで食べようとは私は思わない……。
「じ……じゃあ他の店に行ってみようか……」
「そうしてもらえると助かる……」
私とハルトは手を繋ぎながら生風ドーナツがあると言う店を離れ、さらに街を歩くと一軒の喫茶店が目についた。
見た所そこまで混んではおらず、すぐに店内に入れそうだ。
「レオナ、ここにする?」
「そうだな、ここにしよう」
私達はこの喫茶店へと入ることにした。
服はこれでいいのかな……って、学園の帰りだから服装はどうにもならないか……。
髪型は……へ……変じゃないよね……?
私は手で髪を触ってみるも、特に跳ねてはいないようだ。
今日は3時限目に剣術の実技があったから汗臭く無いかな……?
私は自分の体の匂いを確認するもよく分からない……。
ど……どうしよう……、ただこうして待っているだけなのに心臓が爆発してしまいそうだ……。
この風、この緊張感こそデートなのか……っ!?
「れ……レオナ……?」
「ひゃい……っ!?」
突然後ろから声をかけられた私は驚きのあまり素っ頓狂な声を上げて振り返るとそこにはハルトの姿があった。
し……心臓が飛び出るかと思った……!
「そんなに驚かなくても……。ところで、待った……?」
「ぜ……全然……!全然待ってないから……!」
ダメだ……、緊張のあまり上手く喋れない……。
エリサはいつも通りでいいとは言っていたけど、ムリ……!私ムリだから……っ!
「と……兎に角行こうか」
「あ……ああ……」
ハルトがそう言い差し出してくれた手を掴もうと思ったが、自分の手が汗で濡れていることに気が付いた。
ダメだ……!
この手でハルトの手を握る訳には行かない……っ!
「レオナとうしたの?手、繋がないの……?」
「す……すまない……、今はとある事情で繋げないんだ……!」
「ケガしてるの?」
「ケガじゃないんだ……気にしないでくれ……」
ただ、汗で濡れているんだ!
「じゃあ、問題ないよね」
「ーーっ!?」
ハルトは私の手を不意に取り、そのまま手を繋ぐと私は声にならない声を上げてしまう。
ダメだ……!私の……私の手汗が……ハルトの手に付いてしまう……!
私はそんなことを思いながらハルトと一緒に街へと向かって歩き出した。
学園を離れ、街なかを手を繋いで歩いているのだが、私はハルトと距離を開けて歩いていた。
その理由は勿論自分の汗の臭い……。
自分では分からないが、もしかするとハルトから汗臭いとと思われるかもしれない……。
そう思うと、近付きたくても下手に近付けない……。
「ねえ、なんでレオナはそんなに距離を開けてるの……?」
「き……気にしないでくれ……」
言えない……もしかしたら私が汗臭いからかもしれないだなんて……絶対に言えない……!
「でも、そんなに離れていたら他の人の迷惑になるよ?」
ハルトはそう言って私の手を自分の方へと軽く引っ張ってきた。
「へ……?」
すると、そこまで力を入れてなかった私は当然ハルトの方へと引き寄せられ、肩が当たりそうな距離となる。
「うん、これなら邪魔にならないよ」
「待て……!待て待て待て……っ!マズイ……!これは色々とマズイんだ……っ!」
「何がマズイって言うのさ……っ!?」
どうにかして距離を開けようとする私だったが、ハルトに抱き寄せられそれも出来なくされてしまう。
「兎に角マズイんだ……!」
「レオナは僕とデートしている所を誰かに見られるのがそんなに嫌なのっ!?」
「違う……!違うんだ……。その……今日の3時限目に剣術の実技があったから……その……私は今汗臭いかもと思って……その……」
「そう……?いつものレオナの匂いだけど……?」
ハルトはそう言い、自分の顔を私の頭へと近付けて匂いをかぐ。
「―― ……っ!?」
その瞬間、私はまた言葉にならない声を上げてしまった。
「レオナ、この先にスイーツの店があるから行ってみようよ」
「……分かった」
もう好きにしてくれ……。
自分の頭の匂いもかがれた私は完全にハルトに白旗を上げると、なすがままな状態となってハルトについて行った。
ハルトに連れられ、スイーツの店へと行くとそこは物凄い行列となっていた。
こ……ここに並ぶのか……?
「ここは生風ドーナツが人気って聞いたんだけど……すごい行列だね……」
「ハルト……ここに並ぶ気か……?私としては遠慮したいのだが……」
仮に待ったとしたら数十分……もしかしたら1時間以上待つ事になりかねない。
生風ドーナツと言うのがどういうものかイマイチ分からないが、この行列に並んでまで食べようとは私は思わない……。
「じ……じゃあ他の店に行ってみようか……」
「そうしてもらえると助かる……」
私とハルトは手を繋ぎながら生風ドーナツがあると言う店を離れ、さらに街を歩くと一軒の喫茶店が目についた。
見た所そこまで混んではおらず、すぐに店内に入れそうだ。
「レオナ、ここにする?」
「そうだな、ここにしよう」
私達はこの喫茶店へと入ることにした。
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