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五章 探し求める少女
ザクスとの再会
私の旅の話が終わる頃には、いつの間にか日が暮れかけていた。
どうやら私は一日中話していたらしく、喉がカラカラだ。
ファナさんにジュースを頼み、ようやく一息つく。
「ところでカナちゃん。ラウルに来た“用”って何だったの?」
ミリアさんが尋ねてくる。
「はい。アラクネを倒しに来ました。“アラクネの糸袋”が必要なんです」
私は元の世界に帰るための素材を集めていることを説明した。
「アラクネか……参ったな」
グレンさんが困ったように頭を掻く。
「どうしたんですか?」
「実は今日、ディン達が“大蜘蛛とアラクネ退治”に行ってるんだ。カナちゃんが来る少し前に出発した」
――まずい。
倒されるだけならまだしも、アラクネごと燃やされる可能性もある。
他の入口は北側にあるらしいが、場所は知らない。
となると……。
『そう言えば、レーテの近くにあったゴブリンの巣穴にアラクネの洞窟に続いていそうな穴があったな……』
ジェストさんの言葉に私は顎に手をあてて、記憶を思い起こしていくと、その穴の存在を思い出した。
「あ……!あった!」
ゴブリンが掘り当てて慌てて埋めていた、あの穴だ。
「でも誰と行くんだ? 一人じゃ危険だぞ」
「ミリアさんとジェストさんは……?」
『すまない。俺たちは明日から別パーティで冒険なんだ』
「ごめんね、カナちゃん……」
流石に大蜘蛛達がはびこる中、一人で行くのは危険すぎるかもしれない……。
今の私なら行けないことも無いんだろうけど、あまり油断していて、冒険者になりたての頃の、狼の時のような二の舞になるわけにも行かない。
「掲示板で仲間募集してみる?」
『今のカナについていける冒険者は少ないだろう。並のやつでは足手まといになる』
うーん……。
仕方ない……、別のアラクネの巣を探すしかないか……。
「そいつのパーティなら、俺が付き合おう」
背後から声がした。
振り向くと――
「ザクス……?」
サーバルで会った銀髪の冒険者。
胸が少しだけドキッとした。
「久しぶりだな、暴力女」
「誰が暴力女よ!」
「サーバルでいきなりぶん殴ってきただろ……?」
「それなら謝ったでしょ……っ!?それに人の事を、ペチャパイの断崖絶壁まな板貧乳女って言ったのはそっちでしょ……っ!?」
「……そこまでは言ってない」
『なんだ?カナとザクスは知り合いなのか?』
「知り合いっていうか……、サーバルの町でたまたま会ったっていうか……」
そして、胸のことを言われたからぶん殴りました……!
そう、私は悪くない……!人の胸をペチャパイと言って、バカにしたコイツが悪いのだ……!
「それより、なんでザクスがラウルにいるの……っ!?」
「なんでって……、俺の拠点は元々ここだからな」
「え……?じゃあ、サーバルで会ったのは……?」
「あれはたまたまだ。他の冒険者に雇われてたんだ」
「あれ……?カナちゃん、ザクスとここで会ったことあるじゃん」
私がザクスと話していると、ファナさんが話に加わってきた。
私がザクスとここで……?
はて……、覚えがない……。
「ファナさん……、どこで……?」
「ほら、カナちゃんがホールで働いていた時に、痴漢から助けてくれた男がいたじゃない。それがザクスだよ」
ん……?私が痴漢に襲われていた時……?
私は記憶をたどり、遠い記憶を呼び起こしてみる……。
ん~……、痴漢、痴漢……。
「思い出したっ!!私を助けてくれた銀髪の冒険者の人……っ!?」
思い出した……っ!!
あの時、私を助けてくれた人だ……!
「そんな事もあったか……?」
「えっと、その節は大変お世話になりました」
私はザクスに改めてお礼を述べる。
というか、助けてもらったことすっかり忘れていた……。
覚えていたらサーバルで会った時に言えたものを……。
くう……!自分の記憶力のなさにほとほと呆れてしまう……。
「気にするな。そんな事より、パーティはどうするんだ?」
こうして再会出来たのも何かの縁だろう。
それに、サーベルで一緒にいたときはずっと胸がドキドキしていた……。
「えっと……、お願いしてもいいかな……?」
私は顔を少し赤くしながらザクスに頭を下げた。
ザクスとパーティーが組む。
そう思うと胸がドキドキし、少し苦しかった。
この感覚は……なんだろう。
---
その日の夜――
「なんで同じ部屋……?」
私は宿屋のベッドで顔を赤くして戸惑っていた……。
今日に限って宿屋はどこも満室。
仕方なくザクスの部屋に泊まらせてもらうことになったが――ベッドが一つしかない。
「仕方ないだろ。俺だって予想してなかった」
「へ、変なことしないでよ……?」
「しないって」
ザクスはそう言い、壁側の方へと向くとベッドの半分を空けてくれた。
そして、私はドキドキとうるさいほど胸を高鳴らせながら空いたスペースへと入る。
男の人と同じベッドで寝るなんて初めての経験だ……。
一応はバッシュと同室と言うことはあったが、それでもベッドは別だった。
「い……いい……?泊めさせてくれたことには感謝してるけど……、だからと言ってこっちに来ないでよ……?」
私はベッドの中央に手で境界線を引く。
一つのベッドに二人が寝るのだから狭くはなるが、男女が同じベッドに入るのだから仕方がない。
「分かったよ。寝ろ」
「……おやすみ」
背中合わせで寝る。
心臓がうるさいほど鳴っている。
聞こえてないよね……?
大丈夫だよね……?
私は不安とドキドキを抱えながら、ゆっくりと目を閉じた。
◆◆◆
サイドストーリー
―ザクス―
同じベッドに入ってしばらくすると、背中越しにカナの静かな寝息が聞こえてきた。
……寝るの早いな。
サーバルで会った時から、どこか気になる存在ではあった。
再会した時、もっと気の利いたことを言えればよかったのに、出てきた言葉は「暴力女」。
……俺、ほんとバカだな。
カナは俺を男として見ていないのかもしれない。
それでも、すぐ隣で安心して眠っている。
その事実が、なんだか胸にじんわりと温かかった。
(……まあ、焦る必要はないか)
パーティを組めば、いずれもっと自然に距離が縮まるだろう。
そう思うと、少しだけ眠気がやってきた。
(……おやすみ、カナ)
俺は静かに目を閉じた。
どうやら私は一日中話していたらしく、喉がカラカラだ。
ファナさんにジュースを頼み、ようやく一息つく。
「ところでカナちゃん。ラウルに来た“用”って何だったの?」
ミリアさんが尋ねてくる。
「はい。アラクネを倒しに来ました。“アラクネの糸袋”が必要なんです」
私は元の世界に帰るための素材を集めていることを説明した。
「アラクネか……参ったな」
グレンさんが困ったように頭を掻く。
「どうしたんですか?」
「実は今日、ディン達が“大蜘蛛とアラクネ退治”に行ってるんだ。カナちゃんが来る少し前に出発した」
――まずい。
倒されるだけならまだしも、アラクネごと燃やされる可能性もある。
他の入口は北側にあるらしいが、場所は知らない。
となると……。
『そう言えば、レーテの近くにあったゴブリンの巣穴にアラクネの洞窟に続いていそうな穴があったな……』
ジェストさんの言葉に私は顎に手をあてて、記憶を思い起こしていくと、その穴の存在を思い出した。
「あ……!あった!」
ゴブリンが掘り当てて慌てて埋めていた、あの穴だ。
「でも誰と行くんだ? 一人じゃ危険だぞ」
「ミリアさんとジェストさんは……?」
『すまない。俺たちは明日から別パーティで冒険なんだ』
「ごめんね、カナちゃん……」
流石に大蜘蛛達がはびこる中、一人で行くのは危険すぎるかもしれない……。
今の私なら行けないことも無いんだろうけど、あまり油断していて、冒険者になりたての頃の、狼の時のような二の舞になるわけにも行かない。
「掲示板で仲間募集してみる?」
『今のカナについていける冒険者は少ないだろう。並のやつでは足手まといになる』
うーん……。
仕方ない……、別のアラクネの巣を探すしかないか……。
「そいつのパーティなら、俺が付き合おう」
背後から声がした。
振り向くと――
「ザクス……?」
サーバルで会った銀髪の冒険者。
胸が少しだけドキッとした。
「久しぶりだな、暴力女」
「誰が暴力女よ!」
「サーバルでいきなりぶん殴ってきただろ……?」
「それなら謝ったでしょ……っ!?それに人の事を、ペチャパイの断崖絶壁まな板貧乳女って言ったのはそっちでしょ……っ!?」
「……そこまでは言ってない」
『なんだ?カナとザクスは知り合いなのか?』
「知り合いっていうか……、サーバルの町でたまたま会ったっていうか……」
そして、胸のことを言われたからぶん殴りました……!
そう、私は悪くない……!人の胸をペチャパイと言って、バカにしたコイツが悪いのだ……!
「それより、なんでザクスがラウルにいるの……っ!?」
「なんでって……、俺の拠点は元々ここだからな」
「え……?じゃあ、サーバルで会ったのは……?」
「あれはたまたまだ。他の冒険者に雇われてたんだ」
「あれ……?カナちゃん、ザクスとここで会ったことあるじゃん」
私がザクスと話していると、ファナさんが話に加わってきた。
私がザクスとここで……?
はて……、覚えがない……。
「ファナさん……、どこで……?」
「ほら、カナちゃんがホールで働いていた時に、痴漢から助けてくれた男がいたじゃない。それがザクスだよ」
ん……?私が痴漢に襲われていた時……?
私は記憶をたどり、遠い記憶を呼び起こしてみる……。
ん~……、痴漢、痴漢……。
「思い出したっ!!私を助けてくれた銀髪の冒険者の人……っ!?」
思い出した……っ!!
あの時、私を助けてくれた人だ……!
「そんな事もあったか……?」
「えっと、その節は大変お世話になりました」
私はザクスに改めてお礼を述べる。
というか、助けてもらったことすっかり忘れていた……。
覚えていたらサーバルで会った時に言えたものを……。
くう……!自分の記憶力のなさにほとほと呆れてしまう……。
「気にするな。そんな事より、パーティはどうするんだ?」
こうして再会出来たのも何かの縁だろう。
それに、サーベルで一緒にいたときはずっと胸がドキドキしていた……。
「えっと……、お願いしてもいいかな……?」
私は顔を少し赤くしながらザクスに頭を下げた。
ザクスとパーティーが組む。
そう思うと胸がドキドキし、少し苦しかった。
この感覚は……なんだろう。
---
その日の夜――
「なんで同じ部屋……?」
私は宿屋のベッドで顔を赤くして戸惑っていた……。
今日に限って宿屋はどこも満室。
仕方なくザクスの部屋に泊まらせてもらうことになったが――ベッドが一つしかない。
「仕方ないだろ。俺だって予想してなかった」
「へ、変なことしないでよ……?」
「しないって」
ザクスはそう言い、壁側の方へと向くとベッドの半分を空けてくれた。
そして、私はドキドキとうるさいほど胸を高鳴らせながら空いたスペースへと入る。
男の人と同じベッドで寝るなんて初めての経験だ……。
一応はバッシュと同室と言うことはあったが、それでもベッドは別だった。
「い……いい……?泊めさせてくれたことには感謝してるけど……、だからと言ってこっちに来ないでよ……?」
私はベッドの中央に手で境界線を引く。
一つのベッドに二人が寝るのだから狭くはなるが、男女が同じベッドに入るのだから仕方がない。
「分かったよ。寝ろ」
「……おやすみ」
背中合わせで寝る。
心臓がうるさいほど鳴っている。
聞こえてないよね……?
大丈夫だよね……?
私は不安とドキドキを抱えながら、ゆっくりと目を閉じた。
◆◆◆
サイドストーリー
―ザクス―
同じベッドに入ってしばらくすると、背中越しにカナの静かな寝息が聞こえてきた。
……寝るの早いな。
サーバルで会った時から、どこか気になる存在ではあった。
再会した時、もっと気の利いたことを言えればよかったのに、出てきた言葉は「暴力女」。
……俺、ほんとバカだな。
カナは俺を男として見ていないのかもしれない。
それでも、すぐ隣で安心して眠っている。
その事実が、なんだか胸にじんわりと温かかった。
(……まあ、焦る必要はないか)
パーティを組めば、いずれもっと自然に距離が縮まるだろう。
そう思うと、少しだけ眠気がやってきた。
(……おやすみ、カナ)
俺は静かに目を閉じた。
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