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六章 奴隷にされた少女
カナ、闘技場の地獄に落ちる……
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ヴァインに負けた私はさんざん犯されたあと、兵士によって元いた牢へと連れ戻された……。
すると、牢へと戻されたと思ったらすぐにまた兵士がやってくる。
「おい、また出番だ」
戦いのダメージも回復出来ていないまま闘技場へと駆り出された私は、剣を握ることもおぼつかないまま戦う羽目となった……。
「もう試合は終わったはずじゃ……っ!」
私は控室の兵士へと詰め寄る……!しかし……。
「確かに試合は終わった。これからは観客を喜ばせるためのエキシビションマッチだ。タイタス様が直々にお前をご指名なのだ。さっさと行けっ!」
兵士に再び剣と盾を手渡される……。
盾は先程ヴァインに破壊されたので新しいもののようだ。
ゲートが開き、前へと進むと反対側のゲートには棍棒を手にしたオーガの姿があった。
ヴァインとの戦いで左腕はあまり感覚がない上に、身体の方もボロボロだ……。
こんな状態で戦えと言われても満足に戦えるはずもない……。
(でも……、やるしか……っ!)
私は剣を持つ手に力を込めて走り出すが、先程のヴァインとの戦闘ダメージと犯された影響からかあまり脚に力が入らないっ!
「ぐ……っ!」
バランスを崩しそうになるのをどうにかこらえると、すぐ目の前までオーガが迫ってきていた……っ!
「はあっ!」
オーガへと剣を振るうが、右腕にもあまり力が入らない……!
く……!ヴァインとの戦いでここまで身体に影響が出ていたなんて……っ!?
そんな私の攻撃はオーガにあっさりと避けられ、逆にオーガの棍棒が私の腹部へとめり込むっ!
「かは……っ!?」
オーガの力は凄まじく、私の体は後ろへと吹き飛ばされ仰向けに地面へと倒れた……。
「く……、くぅ……!」
どうにか起き上がろうとするも、すぐ目の前にオーガの姿があった。
早く立たないと……!
そうは思うが、オーガの一撃は思ったよりも身体に響き、なかなか立ち上がれない……!
「ウガっ!!」
そんな私に追い打ちをかけるように再び私のお腹へとオーガは棍棒の先を打ちつけるっ!
「がは……っ!?」
だ……だめだ……。身体に力が入らない……。
そして私に戦う力が残されてないと思ったオーガは気の済むまで私を犯したのだった……。
◆◆◆
翌日もエキシビションマッチと銘打たれた死闘は毎日のように続き、戦わされ、その度に負けては犯されてしまっていた……。
観客からはいつしか私が出るたびに「殺せ」ではなく、「犯せ」に変わっていた……。
しかしながらもその後もボロボロの体のまま戦わされ、負けては犯されて身体がボロボロになるという地獄のようなサイクルに私は陥っていた……。
その度重なる戦いと連敗とレイプで身体はもう限界に達しつつあった……。
◆◆◆
ヴァインに負けてから1年ほどが経つ頃……、私は身も心もボロボロとなってしまっていた……。
ここの環境と度重なるダメージの影響か、妊娠はしていないが、いつの間にか生理は来なくなり、体調は絶不調でボロ雑巾のようになっていた……。
そんな私にいつしか死合は組まれなくなり、そのためか食事は日に一度……、コッペパン半分とひどい味のするスープのみとなっていた。
私はその料理とすら呼べないものでどうにか命を繋ぎ止めていた……。
「おい!出ろっ!」
そんな私をいつ振りだろうか……、闘技場へと引きずり出すためか兵士が呼びに来る。
最初は三人だった兵士は私に抵抗する力が残されていないと判断されたのか一人となっている……。
いつ振りの死合だろうか……?戦って、絶対に勝つんだ……!
そして、ここから出てやる……っ!
私は気力だけで立ち上がると覚束ない足取りでフラフラと闘技場の控室とはまた別の場所へと連れて行かれる……。
一体どこに連れて行かれるんだろう……?死合じゃないの……?
まさか私はもう用済みってことで処分……?
冗談じゃない……っ!私はまだ戦えるっ!生きて……ザクスの所に帰るんだ……っ!!
最初に抱いていた行きてここから出てやるという意気込みは今も変わらない……!
私は闘志だけを燃やした目で前を見ると、閉じられていた扉が開かれ、三人の人影が見えたのだったっ!
すると、牢へと戻されたと思ったらすぐにまた兵士がやってくる。
「おい、また出番だ」
戦いのダメージも回復出来ていないまま闘技場へと駆り出された私は、剣を握ることもおぼつかないまま戦う羽目となった……。
「もう試合は終わったはずじゃ……っ!」
私は控室の兵士へと詰め寄る……!しかし……。
「確かに試合は終わった。これからは観客を喜ばせるためのエキシビションマッチだ。タイタス様が直々にお前をご指名なのだ。さっさと行けっ!」
兵士に再び剣と盾を手渡される……。
盾は先程ヴァインに破壊されたので新しいもののようだ。
ゲートが開き、前へと進むと反対側のゲートには棍棒を手にしたオーガの姿があった。
ヴァインとの戦いで左腕はあまり感覚がない上に、身体の方もボロボロだ……。
こんな状態で戦えと言われても満足に戦えるはずもない……。
(でも……、やるしか……っ!)
私は剣を持つ手に力を込めて走り出すが、先程のヴァインとの戦闘ダメージと犯された影響からかあまり脚に力が入らないっ!
「ぐ……っ!」
バランスを崩しそうになるのをどうにかこらえると、すぐ目の前までオーガが迫ってきていた……っ!
「はあっ!」
オーガへと剣を振るうが、右腕にもあまり力が入らない……!
く……!ヴァインとの戦いでここまで身体に影響が出ていたなんて……っ!?
そんな私の攻撃はオーガにあっさりと避けられ、逆にオーガの棍棒が私の腹部へとめり込むっ!
「かは……っ!?」
オーガの力は凄まじく、私の体は後ろへと吹き飛ばされ仰向けに地面へと倒れた……。
「く……、くぅ……!」
どうにか起き上がろうとするも、すぐ目の前にオーガの姿があった。
早く立たないと……!
そうは思うが、オーガの一撃は思ったよりも身体に響き、なかなか立ち上がれない……!
「ウガっ!!」
そんな私に追い打ちをかけるように再び私のお腹へとオーガは棍棒の先を打ちつけるっ!
「がは……っ!?」
だ……だめだ……。身体に力が入らない……。
そして私に戦う力が残されてないと思ったオーガは気の済むまで私を犯したのだった……。
◆◆◆
翌日もエキシビションマッチと銘打たれた死闘は毎日のように続き、戦わされ、その度に負けては犯されてしまっていた……。
観客からはいつしか私が出るたびに「殺せ」ではなく、「犯せ」に変わっていた……。
しかしながらもその後もボロボロの体のまま戦わされ、負けては犯されて身体がボロボロになるという地獄のようなサイクルに私は陥っていた……。
その度重なる戦いと連敗とレイプで身体はもう限界に達しつつあった……。
◆◆◆
ヴァインに負けてから1年ほどが経つ頃……、私は身も心もボロボロとなってしまっていた……。
ここの環境と度重なるダメージの影響か、妊娠はしていないが、いつの間にか生理は来なくなり、体調は絶不調でボロ雑巾のようになっていた……。
そんな私にいつしか死合は組まれなくなり、そのためか食事は日に一度……、コッペパン半分とひどい味のするスープのみとなっていた。
私はその料理とすら呼べないものでどうにか命を繋ぎ止めていた……。
「おい!出ろっ!」
そんな私をいつ振りだろうか……、闘技場へと引きずり出すためか兵士が呼びに来る。
最初は三人だった兵士は私に抵抗する力が残されていないと判断されたのか一人となっている……。
いつ振りの死合だろうか……?戦って、絶対に勝つんだ……!
そして、ここから出てやる……っ!
私は気力だけで立ち上がると覚束ない足取りでフラフラと闘技場の控室とはまた別の場所へと連れて行かれる……。
一体どこに連れて行かれるんだろう……?死合じゃないの……?
まさか私はもう用済みってことで処分……?
冗談じゃない……っ!私はまだ戦えるっ!生きて……ザクスの所に帰るんだ……っ!!
最初に抱いていた行きてここから出てやるという意気込みは今も変わらない……!
私は闘志だけを燃やした目で前を見ると、閉じられていた扉が開かれ、三人の人影が見えたのだったっ!
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