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〜 Side story 0 〜
しおりを挟む『ずっと一緒にいられますように』
そんな当たり前のこと、星に願わなくたって叶うと信じていた。
物心がついた頃から、気がつけば隣にいて、陽だまりのように笑うお前。
たとえ、子供から大人へと成長したって。
たとえ、関係が幼馴染から恋人に変わったって。
俺達は、いつまでも変わらず隣にいられると、馬鹿みたいに思い込んでいたんだ。
だから、あの夜ー……
「きみ、だれ?」
無機質な白に囲まれた部屋の中であどけなく紡がれたその言葉に、
「俺は、お前の……友達だよ」
ただ、嘘を吐くことしかできなかった。
これは、星に願いを祈り続けた情けない男の七日間の物語。
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七夕の七にあやかり、毎日夜七時に一話ずつ投稿していく予定です。
お付き合い頂ければ幸いです**
応援ありがとうございます!
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