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13 小説と同じ結末
俺は元の小説のラストのあたりを思い返していた。
【こうして誕生パーティーのその晩、エイメリーはハーディと初めて結ばれたのだった。
一方その頃、そうとは知らない義兄のジュディスが懲りずにエイメリーを陥れようと画策していた。エイメリーの母オリヴィエの護衛騎士であるミゲルを自慢の美貌で籠絡し、彼にエイメリーを襲わせようとしたのである。子爵邸の裏庭にある、かつて庭師が寝泊まりしていた小屋で、ミゲルの逞しい身体にその美しい肢体を絡ませながらジュディスは淫靡に囁いた。
「ねえ、ミゲル。エイメリーを襲ってよ。傷物になっちゃえばあのエイメリーのことだから、ハーディのことを諦めると思うんだよね。そうして私が伯爵家に嫁いだら、お前を私の愛人にしてあげる」
「ああ、ジュディス様っ⋯お美しい貴方の為ならば私はいくらでも悪に手を染めてみせましょう」
しかしジュディスの行動を不審に思った侍従がオリヴィエに密告したことで小屋での不貞が明るみになり、激怒した父に廃嫡されたジュディスは炭鉱へと送られることになったのであった】
物語の中では俺がバトンタッチする以前のジュディス君が継母の護衛騎士のミゲルを誑かしたことにされていたが、実際のところはミゲルは継母オリヴィエの愛人である。
継母に命じられたミゲルがジュディス君を薬で眠らせ子爵邸の裏庭の小屋へと連れ去り、服を脱がせてベッドへと寝かせた。そこへミゲルとあらかじめ示し合わせていた継母が小屋を訪れ目撃者となることで、ミゲルとジュディス君の不貞をでっち上げたのだ。
不貞は見せかけでミゲルはジュディス君を陵辱したりはしていない。ジュディス君は鉱山送りにされてしまったが、ミゲルのその後は小説には書かれていなかった。
「はは。ジュディス様。ようやく薬が効いてきたご様子ですね」
俺の部屋に怪文書を差し入れ、エイメリーの部屋へとおびき寄せたのはミゲルだ。
「貴方は体育の授業を受けられぬほど病弱で薬を飲み慣れておられる所為なのか、薬に並外れた耐性をお持ちのようだ。これまで睡眠薬、麻痺薬、麻酔薬⋯多種多様な薬を幾度も食事や飲み物に混ぜたのに、ジュディス様にはそのいずれも効果がありませんでした」
そんなに薬を盛られていたとは。俺のフィジカルは内臓までも強靭らしく、以前に屋敷の皆が牡蠣にあたった時も俺だけぴんぴんしていた。
「少し前に貴方の皿にだけ下剤を盛ろうと買収したメイドが誤ってスープの鍋に下剤の粉末を落とした時も、皆様が腹痛に苦しまれている中で貴方おひとりだけが無事でした。あれは牡蠣のせいになりましたが」
あれはお前の仕業だったんかい。そう突っ込みたいのに言葉を発することができない。俺の身体はもう指一本さえも自分の意志で動かすことができなくなっている。
「ですので本日、ジュディス様のお部屋には大型動物や魔獣に使われる麻酔薬を溶かした果実水を置いておいたのです。貴方と同じく薬で眠らせた侍従から鍵を拝借してね。ああ、貴方の侍従とそこで寝ている御二人には、ちゃんとした人間用の睡眠薬を用いましたのでご安心ください。貴方に盛った薬を普通の人間が口にしたら最悪、死んでしまいますのでね」
あのレモン水を飲み干しておいて良かった。何も知らずに後片付けに来た使用人が飲んでしまったらヤバかったな。
「もう間もなくオリヴィエ様が屋敷に滞在している方々と共に、この部屋にいらっしゃいます。エイメリー様とハーディ様のこのような姿を皆様がご覧になれば、ハーディ様は貴方との婚約を解消してエイメリー様を娶らざるを得ないでしょう」
エイメリーのベッドの上には服を抜いだ状態で並んで寝かされている2人の姿があった。毛布が掛けられているので、見えるのは彼らの裸の肩口だけである。
最初に部屋に入ってこの光景を見た時は心臓が凍りつくかと思った。だが事後の匂いもしないしリネン類も乱れなくまっさらであり、直後にミゲルが現れ2人に薬を盛ってこの様な状態にしたのは自分であると告げたので、2人は行為に及んだ訳ではないとわかっている。
「ジュディス様も間もなく意識を失われることでしょう。さすれば私は貴方を裏庭の小屋へとお連れし、この御二方と同じ様に不貞現場を捏造します。実際には貴方の純潔を奪うような真似は致しませんので悪しからず。私のこの身体はオリヴィエ様に捧げた15歳のあの夜から、彼女ただひとりのものなので」
末文の情報は要らん。しかしなるほど人妻に童貞を喰われて骨抜きにされたのだな。
「私とジュディス様は伯爵家を裏切った咎で修道院送りになるでしょう。ですがそれではいずれ恩赦を受けた貴方が子爵家に舞い戻る可能性がある。それは困るのです。エイメリー様が伯爵家に嫁がれた後はオリヴィエ様と私との間に授かるであろう御子を、子爵の子と偽り嫡子に据える予定なのですから」
おお⋯托卵まで計画しているとは。
「ですので修道院に向かう馬車が何者かの襲撃を受けて誘拐され、貴方と私は行方不明となる手筈となっております」
ああ⋯だんだん視界が暗く⋯
「誘拐後の私は隠居した大叔父の邸宅へ秘密裏に身を寄せる予定ですが⋯⋯ジュディス様は凶悪犯ばかりが送られる炭鉱か、場末の安い男娼館。どちらかお好きな行き先を選んでいただいて宜しいですよ」
【誕生パーティーの夜にエイメリーとハーディは結ばれ、ジュディスはミゲルとの不貞が露見して炭鉱に送られる】
ほぼ小説の通りになってしまった。俺が迂闊だったばっかりに。
違うのは小説ではエイメリーとハーディの不貞(話の中では真実の愛とされているが客観的には不貞)はパーティーの夜に露見しないけれども、今の2人が裸でベッドを共にしているこの状態は、継母を含めお父様やお義父様、その他屋敷に滞在中のゲストら大勢に盛大に知れ渡ることだ。
本当はセックスしていなくとも、裸で共寝していたのが周知の事実となればハーディ様は責任を取りエイメリーと婚約を結び直すことになるだろう。
つまりもう俺はハーディ様の婚約者ではいられないのが確定したってことだ。
とうとう視界が完全に真っ暗になる。
倒れかけた俺の身体を受け止めたミゲルが「ぐっ、重っ!?なんだこいつめちゃくちゃ重いぞ!?」と叫んだところで、俺の意識は完全に途切れた。
【こうして誕生パーティーのその晩、エイメリーはハーディと初めて結ばれたのだった。
一方その頃、そうとは知らない義兄のジュディスが懲りずにエイメリーを陥れようと画策していた。エイメリーの母オリヴィエの護衛騎士であるミゲルを自慢の美貌で籠絡し、彼にエイメリーを襲わせようとしたのである。子爵邸の裏庭にある、かつて庭師が寝泊まりしていた小屋で、ミゲルの逞しい身体にその美しい肢体を絡ませながらジュディスは淫靡に囁いた。
「ねえ、ミゲル。エイメリーを襲ってよ。傷物になっちゃえばあのエイメリーのことだから、ハーディのことを諦めると思うんだよね。そうして私が伯爵家に嫁いだら、お前を私の愛人にしてあげる」
「ああ、ジュディス様っ⋯お美しい貴方の為ならば私はいくらでも悪に手を染めてみせましょう」
しかしジュディスの行動を不審に思った侍従がオリヴィエに密告したことで小屋での不貞が明るみになり、激怒した父に廃嫡されたジュディスは炭鉱へと送られることになったのであった】
物語の中では俺がバトンタッチする以前のジュディス君が継母の護衛騎士のミゲルを誑かしたことにされていたが、実際のところはミゲルは継母オリヴィエの愛人である。
継母に命じられたミゲルがジュディス君を薬で眠らせ子爵邸の裏庭の小屋へと連れ去り、服を脱がせてベッドへと寝かせた。そこへミゲルとあらかじめ示し合わせていた継母が小屋を訪れ目撃者となることで、ミゲルとジュディス君の不貞をでっち上げたのだ。
不貞は見せかけでミゲルはジュディス君を陵辱したりはしていない。ジュディス君は鉱山送りにされてしまったが、ミゲルのその後は小説には書かれていなかった。
「はは。ジュディス様。ようやく薬が効いてきたご様子ですね」
俺の部屋に怪文書を差し入れ、エイメリーの部屋へとおびき寄せたのはミゲルだ。
「貴方は体育の授業を受けられぬほど病弱で薬を飲み慣れておられる所為なのか、薬に並外れた耐性をお持ちのようだ。これまで睡眠薬、麻痺薬、麻酔薬⋯多種多様な薬を幾度も食事や飲み物に混ぜたのに、ジュディス様にはそのいずれも効果がありませんでした」
そんなに薬を盛られていたとは。俺のフィジカルは内臓までも強靭らしく、以前に屋敷の皆が牡蠣にあたった時も俺だけぴんぴんしていた。
「少し前に貴方の皿にだけ下剤を盛ろうと買収したメイドが誤ってスープの鍋に下剤の粉末を落とした時も、皆様が腹痛に苦しまれている中で貴方おひとりだけが無事でした。あれは牡蠣のせいになりましたが」
あれはお前の仕業だったんかい。そう突っ込みたいのに言葉を発することができない。俺の身体はもう指一本さえも自分の意志で動かすことができなくなっている。
「ですので本日、ジュディス様のお部屋には大型動物や魔獣に使われる麻酔薬を溶かした果実水を置いておいたのです。貴方と同じく薬で眠らせた侍従から鍵を拝借してね。ああ、貴方の侍従とそこで寝ている御二人には、ちゃんとした人間用の睡眠薬を用いましたのでご安心ください。貴方に盛った薬を普通の人間が口にしたら最悪、死んでしまいますのでね」
あのレモン水を飲み干しておいて良かった。何も知らずに後片付けに来た使用人が飲んでしまったらヤバかったな。
「もう間もなくオリヴィエ様が屋敷に滞在している方々と共に、この部屋にいらっしゃいます。エイメリー様とハーディ様のこのような姿を皆様がご覧になれば、ハーディ様は貴方との婚約を解消してエイメリー様を娶らざるを得ないでしょう」
エイメリーのベッドの上には服を抜いだ状態で並んで寝かされている2人の姿があった。毛布が掛けられているので、見えるのは彼らの裸の肩口だけである。
最初に部屋に入ってこの光景を見た時は心臓が凍りつくかと思った。だが事後の匂いもしないしリネン類も乱れなくまっさらであり、直後にミゲルが現れ2人に薬を盛ってこの様な状態にしたのは自分であると告げたので、2人は行為に及んだ訳ではないとわかっている。
「ジュディス様も間もなく意識を失われることでしょう。さすれば私は貴方を裏庭の小屋へとお連れし、この御二方と同じ様に不貞現場を捏造します。実際には貴方の純潔を奪うような真似は致しませんので悪しからず。私のこの身体はオリヴィエ様に捧げた15歳のあの夜から、彼女ただひとりのものなので」
末文の情報は要らん。しかしなるほど人妻に童貞を喰われて骨抜きにされたのだな。
「私とジュディス様は伯爵家を裏切った咎で修道院送りになるでしょう。ですがそれではいずれ恩赦を受けた貴方が子爵家に舞い戻る可能性がある。それは困るのです。エイメリー様が伯爵家に嫁がれた後はオリヴィエ様と私との間に授かるであろう御子を、子爵の子と偽り嫡子に据える予定なのですから」
おお⋯托卵まで計画しているとは。
「ですので修道院に向かう馬車が何者かの襲撃を受けて誘拐され、貴方と私は行方不明となる手筈となっております」
ああ⋯だんだん視界が暗く⋯
「誘拐後の私は隠居した大叔父の邸宅へ秘密裏に身を寄せる予定ですが⋯⋯ジュディス様は凶悪犯ばかりが送られる炭鉱か、場末の安い男娼館。どちらかお好きな行き先を選んでいただいて宜しいですよ」
【誕生パーティーの夜にエイメリーとハーディは結ばれ、ジュディスはミゲルとの不貞が露見して炭鉱に送られる】
ほぼ小説の通りになってしまった。俺が迂闊だったばっかりに。
違うのは小説ではエイメリーとハーディの不貞(話の中では真実の愛とされているが客観的には不貞)はパーティーの夜に露見しないけれども、今の2人が裸でベッドを共にしているこの状態は、継母を含めお父様やお義父様、その他屋敷に滞在中のゲストら大勢に盛大に知れ渡ることだ。
本当はセックスしていなくとも、裸で共寝していたのが周知の事実となればハーディ様は責任を取りエイメリーと婚約を結び直すことになるだろう。
つまりもう俺はハーディ様の婚約者ではいられないのが確定したってことだ。
とうとう視界が完全に真っ暗になる。
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