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23 夜のお茶会
あれは俺達が婚約した年の、初めてのお泊まりの日のことであった。
伯爵家の領地のお祭りに精霊流しに似た夜のイベントがあり、それをハーディ様と見学する為に伯爵邸に泊まった。
『ジュディスが私の家に泊まるのは初めてだな!晩さんのあとは私の部屋でともに遊ぼう。ジュディスに見せたい絵本があるんだ』
同年代の俺と、日中から夜まで祭りに参加してからのお泊り会という初めてづくしのイベントにハイテンションのハーディ様は、キラッキラの笑顔で俺を誘ってくださった。だが
『ハーディよ。晩餐の後に婚約者を自室に招くのは慎みに欠ける行いだ。夜に遊ぶのは我慢して明日にしなさい』
そうお義父様にたしなめられたちびっ子ハーディ様は『はい、父上⋯』と、すごくしょんぼりされてしまい、まだ5歳児なんだからちょっとくらいええやないかと俺は内心で思ったものだ。はしゃぎ過ぎて晩餐の終わりにはハーディ様はかくんかくんと船を漕いでいたのでどっちみちムリな話であったが。デザート食べながら寝ちゃう姿はとってもラブリーであった。あの頃の俺は甥っ子を愛でるのと同じ感覚でハーディ様を見ていたっけ。
それから何度も互いの屋敷に泊まる機会はあったけれども、ハーディ様はお義父様の言いつけをきちんと守られていて、晩餐の後で俺と2人で会うことはこれまで1度たりとも無かったのだ。
「どうかな?ジュディス。事前にメイド長に淹れ方を教わったのだが」
「今まで生きて来た中で1番美味しい紅茶です!」
それがなんということでしょう。屋敷の者達もそろそろ寝静まるだろうという刻限に、ハーディ様が普通に俺の部屋のソファで紅茶片手におくつろぎになっていらっしゃる⋯⋯
ドアの向こうからワゴンを引く音がしたからメイドさんが飲み物でも運んできてくれたのかとノックの直後にドアを開けたら、そこにいたのがまさかのハーディ様だったのだ。ハーディ様手ずから紅茶を淹れ、ちょっとしたお茶菓子なんかを盛ったトレーをワゴンに乗せて運んでいらして『お茶を用意したのだが入っても良いだろうか』なんて言われてしまったら俺には拒否権などない。
伯爵家に用意されてる俺の部屋にはデカいベッドの隣にソファが2脚とローテブルのセットがあって、3人掛けくらいの長いソファにハーディ様が、1人掛けのほうに俺が座っている。離れて座る俺に『隣に座ってはくれないのか?』とお拗ねになったハーディ様は遠回しに俺の命を狙いに来ているのだろうか?ハーディ様に手を出したが最期、俺はお義父様に叩き斬られてしまうというのに。『お義父様に怒られてしまいますので』とかなんとか言って渋々ながら納得してもらい、そこからは一見なごやかなティータイムが始まった。
ハーディ様はおしゃべりに興じながら悠然とされているが、夜遅い時間に婚約者と2人きりで密室にいるこのシチュエーションはマジで俺を殺しにかかっている。俺は膝の上にクッションを抱えて座っている、股間に張ったテントを隠す為に。ハーディ様には悪いが一刻も早くお茶を飲み終わり速やかに自室にお戻り願いたい。
この世界は一定以上の魔力があれば同性同士の妊娠も可能なのだ。それも抱く側がこの雌を孕ませたいという強い気持ちか、抱かれる側のこの雄の子を孕みたいという強い気持ちのどっちか片方でも受胎に必要なゲージを越えると母体内に魔力で生成された膜に包まれた胎児が芽生えるという完全精神論なシステムである。そこは両者の気持ちが一緒に高まった時とかじゃないんか。勿論それでは孕ませる気満々のクソレイパー及び孕む気満々の逆クソレイパーに襲われた場合に悲劇が起こってしまうが、この世界には望まぬ妊娠を防ぐ避妊魔法というものも存在し、それは孕む側からも孕ませる側からも使用可能だ。
問題はその魔法を俺がまだ習得していないということである。初セックスはまだまだ先だし♡なんて油断していたのが仇となった。俺がここで理性を飛ばしてハーディ様を襲わなければ済むだけの話ではあるが。まかり間違って妊娠なんてさせてしまったらお義父様にみじん切りにされてしまう。
「10歳の時に1度だけ父に連れられて騎士団の訓練を見学に行っただろう?あの時もジュディスは好みの騎士達の半裸や尻ばかり見て私のほうを全然見てくれなくて。だから以降はどんなに君にお願いされても絶対に連れて行かないと決めたんだよ」
ハーディ様いわく、俺がお義父様や護衛騎士のトーマスの尻をエロい目で見ていたことは、ハーディ様にかなり昔からバレていたそうだ。俺は興奮すると独り言がぺろっと出てしまうタイプらしく卑猥な言葉を常態的に呟いていたそうで、その事実を知り大変恥ずかしい思いであった。
「今はハーディ様ひと筋ですから!」
「わかっているよ。君の成人祝いのパーティーの晩にキスしてくれた頃から、君はいつも私に熱い視線を向けてくれていたからね。君と同じ屋敷に住むエイメリーに目移りすることもなく」
「エイメリーですか?容姿端麗であるとは思いますが義弟ですし。ハーディ様の神の如き美しさとは比べるべくもありません!」
「ふふ。ありがとう。けれどエイメリーと同じクラスで常に行動を共にしていた私は、彼がどれほど人を惹きつける存在なのかよく知っているんだよ。最初は男爵家出ふぜいがと敵対的に彼に絡んでいた者達が、しばらく経つと揃ってエイメリーを恋い慕うようになる。端から見ていてそら恐ろしく感じるほどに」
主人公ってのもあってポテンシャルがすごいんだよな。俺も一瞬うっかり見惚れてしまったことあるわ。
「私はいつかジュディスも彼らの様になってしまったら?と怯えずにいられなかった。あのような強烈な存在と同じ屋敷に暮らしていて、私の預かり知らぬところで恋情が育まれても止めるすべもない。だからエイメリーが私とジュディスの逢瀬に同行したがっても止めなかったのだ⋯君とジュディスの関係に少しでも変わりは無いか観察する為に。彼が私に恋しているのを知っていて、申し訳ないと思いながらもそれを利用させてもらったんだよ。軽蔑するかい?」
「しません軽蔑なんて!俺だってそんなのまったく気づかずにハーディ様とエイメリーにヤキモチ焼いてしまってましたし」
「嫉妬してくれていたなんて嬉しいよ。そうだ、あの時も⋯⋯鉱山で私に言ってくれた時も嬉しかったな。私に童貞を捧げてくれると」
「み゛」
おしゃべりしてるうちに大人しくなっていた肉棒が再び頭をもたげてしまい変な声が出た。ハーディ様が急にエロいウィスパーボイスを発して童貞とか言うから⋯⋯
ハーディ様はいつもはゆるく片側で纏めている天然ウェーブのかかった長い金髪を、今はお風呂あがりだからか結わずに垂らしていて、それだけで既にじゅうぶんエロいと言うのに。身体の線の出ない厚手で丈長のガウンを羽織ってくれているからまだセーフだが、これで襟元のざっくり開いた薄手の寝間着なんかをお召しだったら本当に危ないところであった。俺は転生してからは前世で馴染んだ前開きのボタン付きシャツパジャマだ。
ハーディ様は残った紅茶を飲んでしまうと、おもむろに立ちあがった。
「さて。これ以上長居してもジュディスを困らせてしまいそうだし私はそろそろ戻るよ。でもその前にひとつ頼みがあるんだ」
「何でも仰ってください!」
「私におやすみのキスをしてほしい」
「ん゛ん゛っ」
突然のキスのおねだりにまたしても変な声が出るも「キスだけですよ!?」と謎の上から目線のセリフを吐いた俺は股間を隠していたクッションを投げ捨てハーディ様に走り寄り、彼の肩を両手で掴んでむちゅっと唇に触れるだけのキスをした。俺が爪先立ちになってしまう7cm差の身長が恨めしい。だがこの唇の柔らかな感触をオナネタに向こう3年は生きていける。
キスをする時に閉じた目を開けるとハーディ様は大層ご不満そうであった。何故。
「そんな子ども騙しのキスでは嫌だ。12歳の頃に夜の薔薇園でしてくれた⋯私を力ずくで押さえ付けて貪り喰らうような、あのキスをまたしてほしい」
俺はまた「キスだけですよ!?」と言い放ち、その後の記憶がしばらく飛んでいる。
※次回R18ですが飛ばしても大丈夫です
伯爵家の領地のお祭りに精霊流しに似た夜のイベントがあり、それをハーディ様と見学する為に伯爵邸に泊まった。
『ジュディスが私の家に泊まるのは初めてだな!晩さんのあとは私の部屋でともに遊ぼう。ジュディスに見せたい絵本があるんだ』
同年代の俺と、日中から夜まで祭りに参加してからのお泊り会という初めてづくしのイベントにハイテンションのハーディ様は、キラッキラの笑顔で俺を誘ってくださった。だが
『ハーディよ。晩餐の後に婚約者を自室に招くのは慎みに欠ける行いだ。夜に遊ぶのは我慢して明日にしなさい』
そうお義父様にたしなめられたちびっ子ハーディ様は『はい、父上⋯』と、すごくしょんぼりされてしまい、まだ5歳児なんだからちょっとくらいええやないかと俺は内心で思ったものだ。はしゃぎ過ぎて晩餐の終わりにはハーディ様はかくんかくんと船を漕いでいたのでどっちみちムリな話であったが。デザート食べながら寝ちゃう姿はとってもラブリーであった。あの頃の俺は甥っ子を愛でるのと同じ感覚でハーディ様を見ていたっけ。
それから何度も互いの屋敷に泊まる機会はあったけれども、ハーディ様はお義父様の言いつけをきちんと守られていて、晩餐の後で俺と2人で会うことはこれまで1度たりとも無かったのだ。
「どうかな?ジュディス。事前にメイド長に淹れ方を教わったのだが」
「今まで生きて来た中で1番美味しい紅茶です!」
それがなんということでしょう。屋敷の者達もそろそろ寝静まるだろうという刻限に、ハーディ様が普通に俺の部屋のソファで紅茶片手におくつろぎになっていらっしゃる⋯⋯
ドアの向こうからワゴンを引く音がしたからメイドさんが飲み物でも運んできてくれたのかとノックの直後にドアを開けたら、そこにいたのがまさかのハーディ様だったのだ。ハーディ様手ずから紅茶を淹れ、ちょっとしたお茶菓子なんかを盛ったトレーをワゴンに乗せて運んでいらして『お茶を用意したのだが入っても良いだろうか』なんて言われてしまったら俺には拒否権などない。
伯爵家に用意されてる俺の部屋にはデカいベッドの隣にソファが2脚とローテブルのセットがあって、3人掛けくらいの長いソファにハーディ様が、1人掛けのほうに俺が座っている。離れて座る俺に『隣に座ってはくれないのか?』とお拗ねになったハーディ様は遠回しに俺の命を狙いに来ているのだろうか?ハーディ様に手を出したが最期、俺はお義父様に叩き斬られてしまうというのに。『お義父様に怒られてしまいますので』とかなんとか言って渋々ながら納得してもらい、そこからは一見なごやかなティータイムが始まった。
ハーディ様はおしゃべりに興じながら悠然とされているが、夜遅い時間に婚約者と2人きりで密室にいるこのシチュエーションはマジで俺を殺しにかかっている。俺は膝の上にクッションを抱えて座っている、股間に張ったテントを隠す為に。ハーディ様には悪いが一刻も早くお茶を飲み終わり速やかに自室にお戻り願いたい。
この世界は一定以上の魔力があれば同性同士の妊娠も可能なのだ。それも抱く側がこの雌を孕ませたいという強い気持ちか、抱かれる側のこの雄の子を孕みたいという強い気持ちのどっちか片方でも受胎に必要なゲージを越えると母体内に魔力で生成された膜に包まれた胎児が芽生えるという完全精神論なシステムである。そこは両者の気持ちが一緒に高まった時とかじゃないんか。勿論それでは孕ませる気満々のクソレイパー及び孕む気満々の逆クソレイパーに襲われた場合に悲劇が起こってしまうが、この世界には望まぬ妊娠を防ぐ避妊魔法というものも存在し、それは孕む側からも孕ませる側からも使用可能だ。
問題はその魔法を俺がまだ習得していないということである。初セックスはまだまだ先だし♡なんて油断していたのが仇となった。俺がここで理性を飛ばしてハーディ様を襲わなければ済むだけの話ではあるが。まかり間違って妊娠なんてさせてしまったらお義父様にみじん切りにされてしまう。
「10歳の時に1度だけ父に連れられて騎士団の訓練を見学に行っただろう?あの時もジュディスは好みの騎士達の半裸や尻ばかり見て私のほうを全然見てくれなくて。だから以降はどんなに君にお願いされても絶対に連れて行かないと決めたんだよ」
ハーディ様いわく、俺がお義父様や護衛騎士のトーマスの尻をエロい目で見ていたことは、ハーディ様にかなり昔からバレていたそうだ。俺は興奮すると独り言がぺろっと出てしまうタイプらしく卑猥な言葉を常態的に呟いていたそうで、その事実を知り大変恥ずかしい思いであった。
「今はハーディ様ひと筋ですから!」
「わかっているよ。君の成人祝いのパーティーの晩にキスしてくれた頃から、君はいつも私に熱い視線を向けてくれていたからね。君と同じ屋敷に住むエイメリーに目移りすることもなく」
「エイメリーですか?容姿端麗であるとは思いますが義弟ですし。ハーディ様の神の如き美しさとは比べるべくもありません!」
「ふふ。ありがとう。けれどエイメリーと同じクラスで常に行動を共にしていた私は、彼がどれほど人を惹きつける存在なのかよく知っているんだよ。最初は男爵家出ふぜいがと敵対的に彼に絡んでいた者達が、しばらく経つと揃ってエイメリーを恋い慕うようになる。端から見ていてそら恐ろしく感じるほどに」
主人公ってのもあってポテンシャルがすごいんだよな。俺も一瞬うっかり見惚れてしまったことあるわ。
「私はいつかジュディスも彼らの様になってしまったら?と怯えずにいられなかった。あのような強烈な存在と同じ屋敷に暮らしていて、私の預かり知らぬところで恋情が育まれても止めるすべもない。だからエイメリーが私とジュディスの逢瀬に同行したがっても止めなかったのだ⋯君とジュディスの関係に少しでも変わりは無いか観察する為に。彼が私に恋しているのを知っていて、申し訳ないと思いながらもそれを利用させてもらったんだよ。軽蔑するかい?」
「しません軽蔑なんて!俺だってそんなのまったく気づかずにハーディ様とエイメリーにヤキモチ焼いてしまってましたし」
「嫉妬してくれていたなんて嬉しいよ。そうだ、あの時も⋯⋯鉱山で私に言ってくれた時も嬉しかったな。私に童貞を捧げてくれると」
「み゛」
おしゃべりしてるうちに大人しくなっていた肉棒が再び頭をもたげてしまい変な声が出た。ハーディ様が急にエロいウィスパーボイスを発して童貞とか言うから⋯⋯
ハーディ様はいつもはゆるく片側で纏めている天然ウェーブのかかった長い金髪を、今はお風呂あがりだからか結わずに垂らしていて、それだけで既にじゅうぶんエロいと言うのに。身体の線の出ない厚手で丈長のガウンを羽織ってくれているからまだセーフだが、これで襟元のざっくり開いた薄手の寝間着なんかをお召しだったら本当に危ないところであった。俺は転生してからは前世で馴染んだ前開きのボタン付きシャツパジャマだ。
ハーディ様は残った紅茶を飲んでしまうと、おもむろに立ちあがった。
「さて。これ以上長居してもジュディスを困らせてしまいそうだし私はそろそろ戻るよ。でもその前にひとつ頼みがあるんだ」
「何でも仰ってください!」
「私におやすみのキスをしてほしい」
「ん゛ん゛っ」
突然のキスのおねだりにまたしても変な声が出るも「キスだけですよ!?」と謎の上から目線のセリフを吐いた俺は股間を隠していたクッションを投げ捨てハーディ様に走り寄り、彼の肩を両手で掴んでむちゅっと唇に触れるだけのキスをした。俺が爪先立ちになってしまう7cm差の身長が恨めしい。だがこの唇の柔らかな感触をオナネタに向こう3年は生きていける。
キスをする時に閉じた目を開けるとハーディ様は大層ご不満そうであった。何故。
「そんな子ども騙しのキスでは嫌だ。12歳の頃に夜の薔薇園でしてくれた⋯私を力ずくで押さえ付けて貪り喰らうような、あのキスをまたしてほしい」
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