義息子婿のあり余る性欲をぶつけられる伯爵家当主(34)の話

しそみょうが

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7 えっちなお兄さん② ※R18

ベッドの上、覆いかぶさってきた彼の両手が私の両手の平に重ねられる。指を絡めて握り込まれて、私からもおずおずと握り返した。

ごく近い距離から私を覗き込んでいるワイアット君。彼とは、これまでにいやらしいことだけは何度もしている。

こういう時の彼はいつだって饒舌だったのに、微かに開いた唇から漏れるのは熱い吐息ばかりで、ただ黙って私を見つめているだけだ。もしかして、彼も私と同じで余裕をなくしているのだろうか。

「……キスを、してもいいでしょうか……」

普段より掠れた低い声で問われる。緊張しながら「もちろんだよ」と答えると、彼の顔がゆっくりと近づいてきた。その間ずっと強い眼差しを送られ続けた私は恥ずかしさに耐えかねて、唇が重なる直前に目を閉じた。

温かく柔らかなもの同士が触れ合うと、胸が熱くなるのを感じた。すぐに唇は離れて閉じていた瞼を開ければ、私を凝視する彼と間近で目が合って少しだけビクッとする。

彼の顔が再び近づいてくる。今度は啄むようにキスされた。チュ、チュ、と繰り返されるキス。何度も何度も、何度も……

どこまでも終わりの見えないキスに困惑して身じろぐと、ハッとした彼はそこで私の唇を啄むのを止めた。

「……我を忘れていました……貴方とキスできたのが嬉しくて……」

「ふふ。そうじゃないかと思っていたよ。私も君とキスできて嬉しい。実は君といやらしいことをしている時に、キスしたいって言いそうになるのを今まで我慢していたんだ」

「そっ……」

「……だけど、あれほど毎日のように私の口の中に舌を入れたいと言ってくれていたのに、いざとなったら君はなかなか入れてはくれないから……」

舌を入れやすいよう、思い切って『あーっ』と口を開けてみせると、彼はぴたりと固まってしまった。しまった。これではまるで医者に診せるような色気に欠ける仕草だ。呆れられてしまったかな。

いたたまれなくなって口を閉じかけたが、ワイアット君は凄まじい勢いで食らいついてきてくれたのだった。




「んぅ……♡ふっ……はぁっ……♡」

以前に『お義父さんの口は小さいから俺の舌を入れたらいっぱいになりそうです』と彼が言っていたとおり、ワイアット君の大きな肉厚の舌で力強く掻き回されている私の口腔内はいっぱいで、お互いの交わる舌と唾液で溺れそうになる。

「んむ♡……ふぅっ……♡」

隅々まで逃さないとでもいうように奥へ奥へと伸ばされる舌先は喉奥まで届きそうだ。息をつく暇もないほどの深い口づけは少しだけ苦しさもあるけれど、擦れ合う粘膜がたまらなく気持ちいい♡

「んぅ♡……んんぅっ……♡」

溢れそうになる唾液を舌ごとじゅるるっ♡と、吸われると、反応しかけていた私の陰茎は完全に張り詰め、衣服越しにワイアット君の腹筋を押し上げようとする。キスだけで、こんなにも昂ぶってしまうだなんて……♡

夢中で口を吸い合っているうちに絡め合っていた手指は解けて、いつの間にか、お互いにぎゅうぎゅうと抱き締め合っていた。私を押し潰さない程度にのし掛かる彼の逞しい胸板越しに、心臓の鼓動が伝わってくる。

口腔内から舌が引き抜かれ、ワイアット君は最後にむちゅ♡むちゅっ♡と名残惜しそうに私の唇を喰むと、長い口づけは終わった。

「……はぁっ……♡はぁっ……♡」

胸を大きく上下させて呼吸を整える私の頭の両側に肘をつくワイアット君の呼吸も荒い。彼は囲い込むような格好で、汗ばむ私の前髪を撫でてくれる。その間も強い視線は注がれたままだ。ちゃんと瞬きしているのか、だんだん不安になってきた。

ふと、お腹のあたりが熱く濡れているのに気づく。彼の先走りが衣服を貫通して滴っているのだ。そう言えば、キスをするかなり前からワイアット君は勃起していたな。

「ワイアット君、すまないがサイドチェストの引き出しを開けたいから」

「何段目ですか?」

「ええっと、三段目なんだが……」

自分で開けるつもりで少しだけ横に退いてくれるよう頼むつもりだったのに、彼は俊敏な動きで私の上から退き、ベッド脇にあるチェストの引き出しを開けてくれた。昂った部分が辛いだろうに申し訳ない。私もベッドの上でゆっくりと半身を起こした。

「引き出しの一番奥に、香油の小瓶があるんだ……菫色の。それを取り出したくて」

「サイドチェストに香油を……?これは、一体どのような用途でこの場所に……?」

「うっ……それは、君に散々弄られてお尻が感じるようになってしまったから、自分でもしてみようと思って買ったんだけど、なかなかやってみる勇気がなくて未開封のままで」

最後まで言い終わる前に飛びかかってきたワイアット君に唇を塞がれ、再びベッドに押し倒された私は、あっという間に丸裸に剥かれてしまった。

「んんっ♡ふっ……んぅっ♡」

ワイアット君が香油の瓶を開封した瞬間、何かの花の香りが部屋中に立ち込めた。

彼は貪るようにキスしながら、たっぷりと香油を纏わせた二本の指を私のアナルに突き入れ、ずちゅ♡ずちゅ♡責め立て始めた。感じるしこりをぐりりっ♡と押されると、はしたなく腰が動いてしまう♡

いけない、このままでは指でイかされてしまう。力の入らない手で彼の胸をぽすぽす叩くと、ワイアット君は手は止めてくれないものの、唇は解放してくれた。

「ぷはぁっ♡……ワイアット君っ、指でするの止めてっ……そこ、じゅうぶん柔らかいからっ……あっ♡あっ♡」

昨夜もこの部屋で喧嘩になる前、バスルームで手淫されイかされ尽くした穴は、ほぐすまでもなく柔らかい。

「フーッ……ですが貴方のここは俺の物を受け入れるには、いまだ慎ましすぎる狭さです」

「……そんなっ……君が私に挿れたいって言いながら私のお尻を弄るたびに『ワイアット君のを挿れて♡』って強請りそうになるのを、ずっと我慢してきたのにっ……んっ♡んっ♡」

「なっ……」

「頼むから、大好きな君のを挿れてほしいっ……♡いつも君は、イく時に私の胸やお尻に精液をかけていただろ?……それを、私の中に出してくれたらって、ずっと思っていたんだっ……♡」

「フィ……お義父さんっ!!」

今のは『フィリオ』と名前を言いかけたのを、照れていつもの呼び名に変えたのだろうか。

ワイアット君は性急に後孔から指を抜き去り、自らの下着とスラックスをまとめて押し下げた。先走りでしとどに濡れた長大なペニスがぶるん♡と飛び出し、鍛え上げられた彼の腹筋をビタン!と打つ。

血管の浮いた荒々しいそれは、彼の性欲を受け止める中で見慣れてきたはずなのに……それがいざ自分の中に挿入されると思うと、興奮して「ハッ♡ ハッ♡」とみっともなく息が上がってしまう♡

彼は左手で私の腰を掴んでベッドから少しだけ持ち上げた。天を向く剛直を右手で握ってその先端をぴとりと私の後孔にあてがうと、肉壁をぬぷ♡ぬぷ♡押し拡げながら侵入してきた。

「はぁっ♡はぁっ♡」

指とは比べものにならない暴力的な質量で雄膣をミチミチと拡げられる苦しさで、受け入れやすいよう開脚している私の太腿は攣りそうだ。けれど嬉しさのほうが圧倒的に勝って胸がいっぱいになる。

彼のガチガチの勃起ペニスの、先端と竿の段差の部分が感じる部分をぐりっ♡と擦った瞬間、襲ってきた強烈な快感に「ああっ♡」と大声をあげてしまった♡

私の反応を受けてワイアット君が、その部分を狙うように小刻みに腰を揺すり始めた。

「あっ♡あっ♡ワイアット君、そこばかり擦られたら、すぐにイってしまうよっ……♡」

彼はまだ、深いところまで入ってきてはいないのに。

「フーッ……♡フーッ……♡俺のはまだ全部貴方の中に入りません……ですが今、最高に気持ち良くて幸せですっ……」

ぬちゅっ♡ぬちゅっ♡ ぬぷっ♡ぬぷっ♡前立腺を的確に狙われ小刻みにピストンされた私は、たちまち陰茎からピュルッ♡と精液を吐き出して絶頂した。

「ああああっ~~♡♡♡」

「ッ……搾り取られるっ……俺も、貴方の中でイきますっ……」

ワイアット君も身を震わせて私のナカにビュルルル~~ッ♡と、長い射精をした。全部出し終えると、彼はイった余韻でピク♡ピク♡している私を抱き締めて、愛の言葉とキスを交互に繰り返し始める。

たっぷりと注がれた幸福感にちっとも絶頂が収まらず、肉壁をきゅん♡きゅん♡締め続けたせいか、彼のものはすぐまた硬さを取り戻した。

「ン……♡ワイアット君。今度はもっと奥深くまで挿れてくれないか……?遠慮はいらないからっ……」

「っ……それはまたの機会にします。これから毎日のように愛し合って、貴方のここが俺の形を覚えた時に、たっぷりさせていただきます」

「それなら君の形を早く覚えるように頑張るよ。大好きだよ、ワイアット君。私が君限定の『えっちなお兄さん』で本当によかった……って、もうお兄さんという歳じゃなかったね」

「いいえっ……貴方は俺の永遠の『えっちなお兄さん』です。そして今は、俺をどこまでも翻弄する淫らな聖母で小悪魔ですよ……!」


私達はお互いが満足するまで愛し合った。ワイアット君にとっての私は『お兄さん』で『聖母』で『小悪魔』で……彼が今まで慣れ親しんだ呼び名で私を呼ぶうちは、『義父』の称号まで得てしまうな。



◇◇◇◇



その日の晩餐は、パーティーのように凝ったメニューだった。私が不思議そうに首を傾げていると、ワイアット君が連れてきてくれた使用人達には彼が私と結ばれるつもりであるとあらかじめ周知されていたそうで、晴れて結ばれた私達を祝福し、こうしてご馳走を用意してくれたのだそうだ。

だからマリオンがワイアット君に寄り添っていた時、皆なんだか困った顔をしていたのか。

「そう言えば、マリオンは帰ったそうだけど、一体どこに帰ったんだい?」

「彼ならベーリングカイル修道院へ送り返している最中です」

「えっ、蟹漁の!?そんな、ひどいじゃないかっ……私はてっきり、マリオンの気が変わって別の男性の家に帰ったものだとばかり」

「彼は四家の婚約を破談にさせているのです。修道院から戻す際も、社交界で変人として知られる俺と婚約し、経済不振だったブレーナン伯爵家を継ぐことを条件に許可されたわけですから。このまま無罪放免にしては、各家へ申し訳が立ちません」

「そ、それはそうだけど」

「大丈夫ですよ。彼について調べたところ、入学当初は最下位に近かった剣術の成績が、騎士団長の息子に取り入る為にマンツーマンで教わっただけで一学年の終わりには成績上位に食い込んでいたそうですからね。あのポテンシャルがあれば今年は無理でも、来年以降の蟹漁で恩赦をもぎ取っていずれ自力で出てきますよ」

「でも」

「それに、これは俺の教育方針です。俺は貴方の伴侶となるのですから、マリオンは俺の義理の息子となります。これからは亡き奥方にも安心していただけるよう、ドラ息子には過激なくらいの灸を据えて更生させていかなければ。愛する俺の伴侶に心労をかけさせない為にもね」

「は……はい……♡」

義理の息子となる予定だったワイアット君は、スライドして私の伴侶となった。十歳も年下の頼もしすぎる旦那様に、この先ずっと逆らえる気がしない……♡








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