5 / 14
やっと見つけた人達は危機的状況
しおりを挟む
臭いを辿り、急ぎ足でその根元に近づくと、馬のいななきや人々の悲鳴が聞こえだす。
そして見えた先は、民族風なテントが所々で燃え上がり、民族衣装を身に纏う人々がゴブリン達に追い回されている光景だった。
ゴブリン自体の戦闘力は然程無い筈だが集団で襲いかかっている為、人々は難儀している様だ。
それに加えて戦えない女子供は男の後ろに隠れ、男は庇いながら戦っている。
戦いにくそうだ。
せっかく人と会えたと言うのにコレか。
それにしてもゴブリンは単体行動が主だと思っていたが違ったのか?
そんな事はさておき、自分の気持ちとしてはここは見て見ぬふりをして去るのも一つの手だ。
冷たいようだが言ってしまえば赤の他人。
変に突っ込んでいく筋合いもないのだ。
仮に、俺自身があの数を見ても余裕で勝てる程の自身があるならば別かもしれないが、俺自身がとても強い訳でもない。
何度かゴブリンとは戦い、単体ならまだしも、あの数はダメだ。
俺も人間。打ち所や斬られ所が悪ければ死ぬ可能性だってある。
そこまでお人好しではない。
ないが‥
心の中の善良なる心の俺天使が語りかけてくる。
(目の前に困っている人がいるのなら助けてあげなさい。人と人は支え合って生きているのです)
天使がそういうと反対側からまた新たに心の悪魔が現れる。
(けっ!これだから天使って奴は嫌いなんだ!クソが)
(まぁ、なんと下劣な言葉。)
(うっせぇタコ!いいか俺!よく聴け!あんな民族なんてほっちまいな!命がなにより大切なんだよ!あんな知りもしねぇ他人の為に命をはるこたぁねぇ!ほっときゃいいんだよ!)
顎に手をやり納得するように俺は頷く。
確かに俺もその意見には賛成だ。
(そうだろ、そうだろ!)
俺悪魔が満足そうに腕をくみ頷くと、俺天使がそれを叱咤する。
(ダメです!!きっと後悔します!ここでこの民族を見捨ててどうするのです?また森の中を歩き続けるのですか?食糧も無限ではないのですよ?どの道生き死ぬのならここで戦う事も選択の一つです!どうせ死ぬのなら善良な死に方をすべきです!)
(おいおい!俺に死ねってのか!)
(そうではありません。ここで彼等を助ける事でこの世界の情報を得れるチャンスかもしれないという今後の可能性も含めての事です)
むぅ。天使の言うこともわからんでもない。
(おい!いく気か?死ぬぞ?)
行きたくない!‥けど、ほっとけそうもない。
どうせ死ぬならカッコよく死にたい‥かも?
(馬鹿野郎!お前は正義のヒーローでもなんでもねぇ!唯の高校生なんだぞ!それに手まで震えてるじゃねぇかよ!)
俺は自分の手に目を向ける。
手のひらはグッショリとなり小刻みに震えている。
だがそれを力強く握り拳へと変える。
案外お人好しのバカなのかもしれない。
決まった。やろう。
どうせ死ぬかもしれないんだし!
俺に出来るかはわからないけど!
(しらねぇぞ!)
(いい選択です)
そう言って俺悪魔と俺天使は消えていった。
まぁ想像なんだけどね。
さて、そう心に決めてからは早い。
俺は助ける事だけを考えて思考を始める。
無謀に助けに行って自分が死んでしまったら元も子もない。
助かる命も助けられないのだ。
取り敢えず、今の状況を把握するべく、身を低くしながら木々に身を隠し集落に徐々に近づいて見る事にした。
そこら辺で見回りを行っているらしきゴブリンは背後から錆びた槍で突き刺し即死させる。
何匹か倒せば何処で一撃にて殺す事は容易い事だ。
初めこそ気持ち悪かったが、所詮人間ではない。
生きる為に動物を狩るのと一緒だ。
向こうが殺す気なのなら迎え撃たねばこちらが殺されるのだから。
初めのように吐いたりはしない。
そう!俺はなったのだ!
流浪のゴブリンキラーに!!
なんちて!
調子にのるのは終わってからだ。
勿論殺したゴブリンの持つ武器は回収しておく。
そしてまだ火の手が回っていないテントの隅まで近づくと、中から「ギャギギギ!!」と何やら高揚するゴブリンの声が聞こえた。
身を低くしながら、テントの隅に近づき、風通し窓から恐る恐る覗き込むなり驚愕した。
何故なら縄で縛られた裸の女性達がゴブリンに犯されている光景だったのだ
あの野郎!!俺でもまだした事ないってのにクソが!!!
おっと、今はそんな事を言っている場合ではなかったか。
1.2..3体って所か。
男として女性の裸は好きだが、ゴブリンが女性を犯し、泣き叫ぶ女性に欲情する様な趣味はない。
そして良く良く見れば、その中でも今まで見たゴブリンよりも少し利口そうな顔つきの奴がいた。
身体も幼児体型ではなく、中年親父っぽい身体つきで身長も他のゴブリンより少し高い。
武器に関しても錆びた剣ではなく、小綺麗な剣をもっていた。
何となく、と言うよりも恐らく彼奴が親玉だ。
そんな中、一人の少女が縄で縛られたまま引きずられ連れてこられた。
歳は俺とあまり変わらなそうだ。
鮮血のような赤髪に、健康的な褐色肌をし、顔も整っていてお胸も素晴らしいホルスタインだ。
「キャキャ、キキキー」
下っ端らしきゴブリンが親玉に何かを告げると、その少女を親玉の前に跪かせた。
乱暴に少女の髪は鷲掴みされ、少女の顔が親玉にしっかり見える様にした。
親玉は片手で顎を摩りながら少女を見定めると醜い笑みを浮かべたかと思うと、剣を抜き取り高揚し雄叫びを上げた。
「ギャギャギャギャー!!!」
すると剣が一瞬光を放ち、周りにいるゴブリンの目も呼応する様に光を放ち、雄叫びを上げた。
「「「「ギャギャギャギャー!!」」」
何だあの光は?
もしかしてあれで他のゴブリンを操ってる?
なんとなくそんな気がする。
自慢ではないが俺の勘は結構当たるのだ。
さてどうするか?
このまま突っ込んで行ってもいいが、場所が場所なだけに気づかれて、仮に少女達を解放したとしても増援が加入され囲まれて終わりだ。
相手があれだけなら勝機はあるかもだが、増援は無理だ。
手の打ち様が無い。
重い悩む表情を浮かべる俺だが、その合間にも少女は親玉中年親父に迫られそうになっていた。
少女は恐怖のあまり身体を震わせ動けないでいる。
そんな時。タイミング良くかどうかは分からないが、テントの外側の人々たちの元に馬に跨る民族衣装を着た色黒の美男子が急に現れた。
そして現れるなり手に持つ槍で人々を襲うゴブリン共を蹴散らし始めた。
「俺の留守中に良くもやってくれたなゴブリン共め。すぐに蹴散らしてくれる!はっ!!」
手綱を叩き馬を走らせる。
ゴブリン共も雄叫びを上げ、嚇怒しその男を中心に集まっていった。
どうやら此方に集まる心配はきえたようだ。
俺は視線を再びテントに戻し、瞬時に作を練った。
さて、やったりますか!!
===== ====== ====== ====== ==
そして見えた先は、民族風なテントが所々で燃え上がり、民族衣装を身に纏う人々がゴブリン達に追い回されている光景だった。
ゴブリン自体の戦闘力は然程無い筈だが集団で襲いかかっている為、人々は難儀している様だ。
それに加えて戦えない女子供は男の後ろに隠れ、男は庇いながら戦っている。
戦いにくそうだ。
せっかく人と会えたと言うのにコレか。
それにしてもゴブリンは単体行動が主だと思っていたが違ったのか?
そんな事はさておき、自分の気持ちとしてはここは見て見ぬふりをして去るのも一つの手だ。
冷たいようだが言ってしまえば赤の他人。
変に突っ込んでいく筋合いもないのだ。
仮に、俺自身があの数を見ても余裕で勝てる程の自身があるならば別かもしれないが、俺自身がとても強い訳でもない。
何度かゴブリンとは戦い、単体ならまだしも、あの数はダメだ。
俺も人間。打ち所や斬られ所が悪ければ死ぬ可能性だってある。
そこまでお人好しではない。
ないが‥
心の中の善良なる心の俺天使が語りかけてくる。
(目の前に困っている人がいるのなら助けてあげなさい。人と人は支え合って生きているのです)
天使がそういうと反対側からまた新たに心の悪魔が現れる。
(けっ!これだから天使って奴は嫌いなんだ!クソが)
(まぁ、なんと下劣な言葉。)
(うっせぇタコ!いいか俺!よく聴け!あんな民族なんてほっちまいな!命がなにより大切なんだよ!あんな知りもしねぇ他人の為に命をはるこたぁねぇ!ほっときゃいいんだよ!)
顎に手をやり納得するように俺は頷く。
確かに俺もその意見には賛成だ。
(そうだろ、そうだろ!)
俺悪魔が満足そうに腕をくみ頷くと、俺天使がそれを叱咤する。
(ダメです!!きっと後悔します!ここでこの民族を見捨ててどうするのです?また森の中を歩き続けるのですか?食糧も無限ではないのですよ?どの道生き死ぬのならここで戦う事も選択の一つです!どうせ死ぬのなら善良な死に方をすべきです!)
(おいおい!俺に死ねってのか!)
(そうではありません。ここで彼等を助ける事でこの世界の情報を得れるチャンスかもしれないという今後の可能性も含めての事です)
むぅ。天使の言うこともわからんでもない。
(おい!いく気か?死ぬぞ?)
行きたくない!‥けど、ほっとけそうもない。
どうせ死ぬならカッコよく死にたい‥かも?
(馬鹿野郎!お前は正義のヒーローでもなんでもねぇ!唯の高校生なんだぞ!それに手まで震えてるじゃねぇかよ!)
俺は自分の手に目を向ける。
手のひらはグッショリとなり小刻みに震えている。
だがそれを力強く握り拳へと変える。
案外お人好しのバカなのかもしれない。
決まった。やろう。
どうせ死ぬかもしれないんだし!
俺に出来るかはわからないけど!
(しらねぇぞ!)
(いい選択です)
そう言って俺悪魔と俺天使は消えていった。
まぁ想像なんだけどね。
さて、そう心に決めてからは早い。
俺は助ける事だけを考えて思考を始める。
無謀に助けに行って自分が死んでしまったら元も子もない。
助かる命も助けられないのだ。
取り敢えず、今の状況を把握するべく、身を低くしながら木々に身を隠し集落に徐々に近づいて見る事にした。
そこら辺で見回りを行っているらしきゴブリンは背後から錆びた槍で突き刺し即死させる。
何匹か倒せば何処で一撃にて殺す事は容易い事だ。
初めこそ気持ち悪かったが、所詮人間ではない。
生きる為に動物を狩るのと一緒だ。
向こうが殺す気なのなら迎え撃たねばこちらが殺されるのだから。
初めのように吐いたりはしない。
そう!俺はなったのだ!
流浪のゴブリンキラーに!!
なんちて!
調子にのるのは終わってからだ。
勿論殺したゴブリンの持つ武器は回収しておく。
そしてまだ火の手が回っていないテントの隅まで近づくと、中から「ギャギギギ!!」と何やら高揚するゴブリンの声が聞こえた。
身を低くしながら、テントの隅に近づき、風通し窓から恐る恐る覗き込むなり驚愕した。
何故なら縄で縛られた裸の女性達がゴブリンに犯されている光景だったのだ
あの野郎!!俺でもまだした事ないってのにクソが!!!
おっと、今はそんな事を言っている場合ではなかったか。
1.2..3体って所か。
男として女性の裸は好きだが、ゴブリンが女性を犯し、泣き叫ぶ女性に欲情する様な趣味はない。
そして良く良く見れば、その中でも今まで見たゴブリンよりも少し利口そうな顔つきの奴がいた。
身体も幼児体型ではなく、中年親父っぽい身体つきで身長も他のゴブリンより少し高い。
武器に関しても錆びた剣ではなく、小綺麗な剣をもっていた。
何となく、と言うよりも恐らく彼奴が親玉だ。
そんな中、一人の少女が縄で縛られたまま引きずられ連れてこられた。
歳は俺とあまり変わらなそうだ。
鮮血のような赤髪に、健康的な褐色肌をし、顔も整っていてお胸も素晴らしいホルスタインだ。
「キャキャ、キキキー」
下っ端らしきゴブリンが親玉に何かを告げると、その少女を親玉の前に跪かせた。
乱暴に少女の髪は鷲掴みされ、少女の顔が親玉にしっかり見える様にした。
親玉は片手で顎を摩りながら少女を見定めると醜い笑みを浮かべたかと思うと、剣を抜き取り高揚し雄叫びを上げた。
「ギャギャギャギャー!!!」
すると剣が一瞬光を放ち、周りにいるゴブリンの目も呼応する様に光を放ち、雄叫びを上げた。
「「「「ギャギャギャギャー!!」」」
何だあの光は?
もしかしてあれで他のゴブリンを操ってる?
なんとなくそんな気がする。
自慢ではないが俺の勘は結構当たるのだ。
さてどうするか?
このまま突っ込んで行ってもいいが、場所が場所なだけに気づかれて、仮に少女達を解放したとしても増援が加入され囲まれて終わりだ。
相手があれだけなら勝機はあるかもだが、増援は無理だ。
手の打ち様が無い。
重い悩む表情を浮かべる俺だが、その合間にも少女は親玉中年親父に迫られそうになっていた。
少女は恐怖のあまり身体を震わせ動けないでいる。
そんな時。タイミング良くかどうかは分からないが、テントの外側の人々たちの元に馬に跨る民族衣装を着た色黒の美男子が急に現れた。
そして現れるなり手に持つ槍で人々を襲うゴブリン共を蹴散らし始めた。
「俺の留守中に良くもやってくれたなゴブリン共め。すぐに蹴散らしてくれる!はっ!!」
手綱を叩き馬を走らせる。
ゴブリン共も雄叫びを上げ、嚇怒しその男を中心に集まっていった。
どうやら此方に集まる心配はきえたようだ。
俺は視線を再びテントに戻し、瞬時に作を練った。
さて、やったりますか!!
===== ====== ====== ====== ==
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
家を建てたら創造神に壊されたので、神界に就職しました
猫吉
ファンタジー
事故で死んだ俺は異世界に転生し、
現代の知識を使って商売を成功させ、二年三か月。
やっとの思いで念願のマイホームが――
粉砕した。
原因は空から降ってきた謎の少年――ではなく、創造神。
曰く、
「この世界の管理に、一般人の視点が欲しくて雇いに来た」
家はもうない。
地上に未練もない。
というわけで俺、神界に就職することになりました。
年収は平均の七十倍!
福利厚生は神!
衣・食・住、すべて一流!
こうして俺は、神々が暮らす世界で住み込み勤務を始める。
そんな中、初めて呼ばれた「上級神会議」。
神話でしか聞いたことのない面々がずらりと揃う中、
提示された議題は――
「今日の夕食、何にする?」
魔法と技術が入り混じるこの世界を、
こんな神々は本当に平和に管理できるのか……?
これは、
世界を作った“その後”の神様たちと、
巻き込まれた一般人が送る、
ちょっと人間くさいコメディファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる