サーシェ

天山敬法

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第六章 親の願い

53話 ミュロス・サーシェ

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 一夜を越して、僕はオーデルの町からやや南東、故郷であるルベル村へといよいよ赴こうとしていた。朝早くから準備をしている僕の元へ、また控えめな様子でジュリが訪ねてくる。
 何気なくその顔を見ると、フェリアが持っていた荷物の一部を共有しにきてくれたようだが、何やら彼女も準備万端の様子である。僕は目を丸くして言った。
「……え、付いてくる気なのか」
「え」
 ジュリも間抜けな声を上げて固まった。反応から察するに、彼女もまさか置いていかれるとは思ってなったのだろう。僕もまさかジュリが付いてくる気だとは思っていなくて、互いにそこの認識を確認していなかった。
「村にどれだけ滞在するかは特に考えてないけど、何かあればすぐオーデルに戻る予定だ。君はフェリアと一緒にここで待っててくれ。村はここと違って不便も多いし、泊まる場所があるかも分からない」
 そう伝えると、驚きと不安の混ざった表情で、でもでも、と何やらごね始めた。
「そんな、いつ戻るか決めてないのに待ってろなんて……」
「財布は預けておく。退屈かもしれないけど、ここはトレンティアと違って君が出歩いても大丈夫だから、適当に過ごしといて」
「いや、でも私がいない間にまた怪我なんかしたら……」
「親の顔を見に行くだけだ、戦う予定なんかない。万一町の外に危険があるようなら、むしろ君を連れて行く方が不安だ。安全な町の中にいといてくれた方がいい」
 そう問答をしている内に、次第にジュリはしゅんと力を落としていった。
「そ、そうですか……。まあ、お父様に会うんですもんね、親子水入らずで……私が行ってもお邪魔なだけか……」
 そう気落ちした様子で呟いた。特に明確な返事はしないが、はっきり言えばその通りである。
 親子水入らずはどうか分からないが、幼い頃を過ごした故郷へ、結婚したわけでもない若い娘なんか連れて行けたものではない。
 ジュリはしゅんとした表情のまま、しかし顔を上げて僕を見つめた。
「じゃあ、行ってらっしゃい。あの……、長居するようでも、時々は町にも顔出してくださいね。連絡がないと不安になりますので」
 僕はその顔を見て、少し言葉に迷った。正直言って、これから五年ぶりに父に会うという時に自分の気持ちすらはっきりしていないのだ。
「……僕だって村にずっと居着くつもりはない。パウルもそのうち合流して来るだろうし、戦況も動いていく。ここへは絶対帰って来るから」
 そんな言葉を言うと、トレンティアで僕に一旦の別れを告げたパウルの言葉がなんとなく蘇ってしまった。……必ずお前の元へ戻るから、というあの口ぶりが。
 僕も彼のように、ジュリの体を抱きしめて、君の元へ必ず帰る、なんて囁いた方が良かったのだろうか。残念ながらそんな度胸は僕にはなかった。
 そうして僕はオーデルの宿を後にする。村に居着く気はない、絶対に帰ると言いながら、それなのに滞在する時間を決めかねているのは……、我ながら弱々しいなと自己嫌悪する。言葉にもできないようなざわざわとした、不安とも期待ともつかないものが胸に燻っている。
 オーデルの坂道を下りながら、また自分の右手を開いて見る。武器を握り慣れた手の平はすっかり硬い。この手で奪った敵兵の命の数はもう、数えていない。そうして“成長”した僕の姿を見て、父は何を思うのだろうか。
 ティガルはああ言っていたけど、僕は彼が喜ぶとはあまり思えなかった。むしろ失望させるかもしれない……そんな気もしたけど、でもだからといって怖いともあまり思わない。
 それならそれでいい、なんて囁く冷めた気持ちも同時にあった。

 悶々と思いに耽りながらただ歩いていく。やがてオーデルの町を抜け、また森深い道へ入る。来た時も通ったはずの道が、急に懐かしく感じ始めた。
 子どもの頃、何度もこの道を父と歩いた。この森の中で弓を練習した。特に気を付けなくとも道を間違うことなく、足は真っ直ぐルベルへと向かう。
 途中で木の枝の上に佇むリスの姿を見つけて、なんともなしの習慣で弓を構えたが、こんなとこで狩っても仕方がないな、なんて思い直して片付けた。
 茂った木々に分け入るようにして、やがてぽつりぽつりと建った家屋が姿を表す。
 村にはささやかながらにその領域を主張する石塀が築かれている。その入口に近付くと、村へ入ってすぐのところで薪割りに勤しむ農夫の姿が目に入る。僕の姿を見て、当然不躾に視線を向けてくる。小さな村では、人が出入りするだけで目立つ。
 特に険悪でも友好でもない様子で、「旅人か」と聞かれる。僕はしっかりと開いた青い目を見せつけるように彼に眼差しを向けて、「五年前に村を出たヨハンだ」と名乗る。
 相手の名前も憶えてはいたが、特に呼びかけはしない。農夫は驚いて頷いただけで、それ以上構ってはこない。
 彼の場所を後にして村の中へ入っていく。立ち並ぶ小ぶりな家屋は五年前とそう大きく変わっていない。だんだんと、幼い頃の記憶が脈を打つように鮮明に蘇ってくる。
 幼い頃に遊んだ広場、何度も登った木、その時まで忘れ去っていた温かい記憶の中には友人の顔があった。ほんの幼い頃にはあのティガルともよく遊んでいたことを、今になって思い出す。
 幼い子どもにとっては、親のあるなしも瞳の色の違いも大きなことではなかった。次第に大人に近付き、周りの大人の声を聞くようになってから、だんだんと溝ができていった。
 トレンティアとズミが戦争を始めたのが明確にいつなのかも、小さな村の人間にとってははっきりとしなかった。
 なんとなく町から聞こえてくる、トレンティアという国やそこに住む人々への荒唐無稽な噂話に盛り上がる所から始まった。魔獣の血が流れていて化け物に変身するとか、空を飛んで襲ってくるとか、そんな噂話。
 しかしそこから、実際のトレンティア兵の姿を見るようになるまでそう時間はかからなかった。あの頃は意味もわからないただの略奪者だった。今思えばサダナムからラズミルへ進軍しようと考えたトレンティア軍が、その道を開くためにこの地域の制圧を進めようとしていたのだろう。
 食料や道具類の供出を要求し、承諾しなければただちに武力に訴えられた。家屋を破壊され、男は殴られ、女は攫われた。激しく抵抗した者の中には命を奪われた者もあった。
 そんな暴力は何度も何度も繰り返された。当然それに辟易とした村民の鬱憤が、同じ青い目を持つ僕に矛先を向けるのは容易かった。
 墓地の近くの茂みを通る。よく、他の村人の暴力から逃れてこの近くで膝を抱えていた。どこまでも暗く冷たい記憶。
 家の台所から盗んだナイフで、地面を這うトカゲを刺して弄んでいた。……殺してやる、僕達をこんな苦しめた奴らを絶対に殺してやる。そう呪った時の感触はいまだ鮮明に残っている。
 そうだあの夜、僕を探しにきた父に見つけられて、そのナイフを彼に向けたんだ。そんな僕を父は抱きしめて、僕はその腕の中で泣きじゃくって……。帰り道に見上げた夜空に浮かんだ月が綺麗だった。父がアミュテュスの話をしてくれた。
 今同じ空を見上げると、曇り空だ。薄い白色の空はどんよりとした光を僕達にもたらしている。

 そうして一歩を踏むごとに幼い頃の記憶を押さえつけていくような足取り、その道中には他にも、僕を見つけては訝しげに視線や声をかけてくる者がいくつかあった。
 特に視線も合わせず、にこりともせずにそれらを適当にあしらっていく。僕の帰省を歓迎して騒ぎ立てるような者は当然いない。
 小さな村の中だ、いくらゆっくりと歩みを進めてもすぐに目的地へは辿り着いてしまう。病院というにはあまりに質素な、しかし他にあるただの住居よりはさすがに広く構えた建物がやがて目に入った。僕が足を進めるその速度は、変わらない。
 戸口の手前には水桶と布がぞんざいに置かれている。家の横に立てた竿にひっかけているのは洗った後の衣類だろう。
 庭というには素っ気ない囲いの中で、ささやかに栽培している薬草が芽吹いている様子も昔と同じだ。……生々しい、生活の景色。
 その景色を前にして、本当にこれが夢ではないのかと疑ってみたりする。何度も、夢の中には出てきた景色だから……。
 叩くこともなく、その扉を引き開ける。鍵はかかっておらず、呆気なくもその家屋の中の景色が現れた。
 玄関も少しだけ広い。そこから奥の広間へ通じる短い廊下には、家主が収集した美しい蝶の標本が木枠の中に入って、絵画みたいに飾られている。……コレクションの数はどうやら増えているな、なんてのんきなことを思った。
 廊下を歩けばその床はぎしぎしと小さく音を鳴らす。その足音を、すでに家主も聞き届けているだろう。
 窓は少し広めにとってあるが、外は曇天のために薄暗い屋内。申し訳程度に人が過ごせるようにと椅子が並んだ小さな広間。そこに出ると、左手にある扉は何気もなしに開かれた。
「はいこんにちは、どうかされました……」
 アルドがひょっこり現れて僕を見た。診察を頼みに来た患者だと思ったのだろう。僕も当然その顔に向き直った。ああ、なんて呆気ないんだろう、なんて感想を覚えた。……いつの間にか、父は随分と小さくなった……。
 顔を見合わせたまま、お互いすぐに出てくる言葉がなくて変な沈黙が流れた。僕は腕を組んだり、解いたりして見せてから、やがて頭を掻いて言った。
「ああ……、ヨハンだ。えっと、ただいま」
 アルドは目をまん丸にして僕を見つめていた。
 五年前の記憶はあまりはっきりしないが、前見たときよりその黒髪に混じる白い毛が増えた気がする。丁寧に切った口ひげの形は変わってなさそう。背が低くなったように思うのは僕が高くなったからかもしれない。少し痩せた? 分からない。全体的に見ればそんなに変わっていないかもしれない。
 だけど当然、彼から見た僕は様変わりしているだろう。やがて彼は飛び退くように体を引かせて、大仰に叫んだ。
「でっか!」
 五年も経ったのだ、当然子どもはでかくもなる。僕は呆れてその顔を真正面から見た。背の高さは……、ほとんど同じのようだ。アルドはすぐに姿勢をすんと戻して、また僕の顔を見つめた。
 やがてだんだんと、その顔にくしゃりと皺が深まる。それは笑顔、だけど、面白くて笑ってるような笑顔じゃない。なにか酸っぱいものでも噛んだように、目を細めて、頬は上がっているのに唇を噛んだ、変な笑顔。そしてぐっと足を前に出したかと思えば、大きくなった僕の体を、その両腕に抱き竦めた。
「生きていてくれてよかった。おかえり、ヨハン」
 その体の感触、温かさ、包み込むような柔らかい声。全部が確かに感覚へと焼き付いていく。……夢じゃないんだ。そう漠然と思った。そこにあるのは紛れもない親の姿。
 その時、僕は武器を握る感触も、研ぎ澄まされた戦場の感覚も、耳に何度もこびりついた人間の断末魔も、その手を汚した血の色も忘れて、ただ無邪気な子どもへと成り下がる。
 自分と背丈の変わらない初老の男の背中を、僕もぐっと力を入れて抱きしめた。その腕に強く込めた力はもう子どものものではない。少しアルドは苦しかったかもしれない。だけどどうしても力が入ってしまう。爪を食い込ませた彼の服の感触が、その拳を宥めているようだった。
 顔は彼の肩の上に預けて、うつ伏せて、震える瞼をそこに押し付けた。掴みかかるような僕の手つきとは違って、彼が僕の背に回した手は穏やかにそこを撫でる。
 ……温かい、どこまでも温かいその熱に溶かされたみたいだ。僕の頭の中にあった錆びついた記憶がどろりと流れ出して、やがてこの忌まわしい青い瞳がそれを吐き出していった。
 こんな熱を覚えるのは一体いつぶりだろう、その痛みに思わず身体が震える。おかしい、そんなつもりはなかったのに、なんて遠くで思いながら、ただ僕はその波に呑まれていた。
 だけどこの僕が、まるで真っ当な親子でもあるかのように彼と抱き合うことなんて本当は駄目なはずだ。ここで背中を震わせている一瞬すら鋭く突き刺さっていくようだった。
 ああその時に確信する、僕はそれを確かめるために彼に会いに来たのだと。
「父さん、僕は」
 絞り出すように言葉を言おうとした。抱き合った胸に当たっている硬く冷たい感触に、アルドだって気付いてないはずはないだろう。
 だけど喉からこみ上げるそのどす黒い感情を、吐き出すことも飲み込むこともできずに息を詰まらせた、そんな僕の背をアルドは変わらず撫でていた。
「何も言わなくていい、お前はほんとに頑張ってきたんだよな、なんも言わんでも分かる。いや本当に生きててよかった。こんなにでかくなって驚いた。ああ、良かった。また会えて良かったなあ……。サーシェ、サーシェ、神様に本当に感謝します。帰ってきてくれてありがとうな……」
 柔らかい声で、優しい言葉を冗長なまでに繰り返す口癖も変わっていない。なんだか可笑しくて、いや馬鹿馬鹿しいと言ったほうが近いか、そうでもない、なんだか、悔しくて。僕はぎりと奥歯を噛んで涙を飲み込んだ。
 荒く息をつきながら上体をアルドから離して、濡れた目を袖で擦った。
 泣いてなんかない、僕はもう子どもじゃない、強くなったんだ、そんな強がりを言いたくなる気持ちで、ぐっと目を開いて父の顔を見る。しかし彼の表情は変わっていなかった。
 どこまでもただ、我が子を慈しむ笑顔で。乱れた僕の前髪をさらりと撫で、擦った頬を撫で、愛おしそうに、うっとりとその目を見つめる。
「ああ、変わっとらんな。全然変わってない。もし再会したら別人みたいに様変わりしてたらどうしようなんて思ってたんだけど、やっぱりお前はお前だなあ、ヨハン。本当に安心した。お前が優しい子で本当に良かった。これもミュロス様のご加護だなあ」
 そんな言葉に撫でられて、せっかく拭った頬がまただらだらと濡れていく。
「……僕は間違っても優しくなんかない。僕は……」
 僕はたくさん人を殺しました。憎しみに駆られて、数え切れないほどの人を殺しました。その告白を、それも言わなくても分かるって言うのか? そんなことを言ってみたくもなる。
 だけどアルドはお構いなしだ、おんなじ調子で繰り返す。
「分かってる分かってる。いいんだ、いいんだよ、ミュロス様はお前が頑張ってるのちゃんと見てくれてるからな。大丈夫大丈夫、なんも心配するな。生きててよかったよ、それだけで十分だ。ありがとうな、ありがとう、サーシェ……」
 全く話が繋がっていない、支離滅裂だ。何がいいんだよ、何が大丈夫なんだよ、絶対何も分かってないだろ。吐き出したい言葉は全部涙に押し流されて消えていく。
 ……本当に仕方がない人だ。こんなめちゃくちゃな言葉に、それなのにどうしてこんなにかき乱されるのだろう。その優しさは暴力的なまである。
 結局何も言えなくなって、僕は脱力して、その場にしゃがみこんでただ嗚咽した。その頭を上から撫でて、よしよしなんて子どもをあやすように声をかけてくる。
 ……ああ、お互い本当に変わってないな。
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