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61 やっぱり愛し子のおばあちゃん
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あの天界樹の精様気絶事件から数日⋯
『でわ、土人形さんたち、発進!』
『『『『『みず・まき♪みず・まき♪』』』』』
『『『『『くさ・とり♪くさ・とり♪』』』』』
『うんうん。みんな働き者ねぇ』
『いや、レイ、さすがにこれはやりすぎじゃないかの?』
『そうかしら?あ、もしかして抜いちゃいけない草を抜いてたかしら?』
『いや、それは大丈夫じゃがの』
今、天界樹の庭では、元からいた庭師さん達と共に、レイさんが魔法で作り出した膝丈ほどの土人形さん達が一緒になって働いている。
土人形さんは水の妖精さんを肩車して、庭師さんに教わりながらその植物に適した水やりをしている。
そして、もう一部隊は少し小さめの土人形さんたちが、雑草を抜いている。そして、一箇所に集めて雑草を細かくし土に混ぜ込んで肥料づくりの足しにしている。
なんでこんなことになっているかと言うと、
『魔石、入れ尽くしちゃったわ⋯』
〖まさかの事態⋯〗
〖地の精霊王、驚いて気絶しそうですね〗
そう。あれだけあったはずの魔石、エルフさんたちに分け与えたもの以外、全てに魔力を入れてしまったのだ。
ダメじゃん⋯
〖うふふ。色々試せますね。使い放題です〗
工芸神様だけは、めちゃくちゃご機嫌。
いや、私にもいくつか残しておいて下さいね。
そんなこんなで
『何に入れたら⋯攻撃魔法、どこかに打ちまくっていいかしら?』
〖やめてちょうだい〗
そんな即座に拒否しなくても⋯しくしく
『それじゃあ、どうしたら⋯』
〖う~ん、あ、そうだわ!ねぇ、天界樹!〗
『な、なんじゃ?ま、また妾の庭に何かする気ではあるまいな?』びくっ
あ~あれ以来すっかり警戒されてるわね~ごめんなさい
〖ん~当たらずしも遠からず、かしら?〗
『な、なんじゃと?い、いやじゃ、やめてたもっ』ふるふる
え?私に何をさせる気?魔神様。天界樹様、何も今から泣かなくても⋯
〖違うわよ。畑を広げる気ない?〗
『畑を、広げる?とな?』
〖そう。ほら、愛し子が届けてくれた種を育てる畑とか〗
『ふむ。たしかに、それは興味があるのぉ』
〖でしょ?だから、その畑をレイの魔法で耕そうかと。土魔法なら他の魔法より被害が少なそうでしょう?〗
『まあ、たしかに、風で吹き飛ばしたり切り刻んだりはしないだろうし、水で水浸しにしたり押し流したり、火で消し炭にすることもないかのぉ』
な、何だかひどい言われよう⋯しくしく
『全部身に覚えがあろう?主神様と工芸神様がまた泣いておったぞ』
『うっ』ドッキーンッ!
そう、属性魔法の練習をしたら何故か、的を通り抜け、壁まで壊れちゃったのよね。なぜかしら?
〖そうよ。だから、しばらく土魔法で練習しようと思って〗
『なるほど。分かったのじゃ。だが、どの辺まで使って良いのじゃ?』
〖そうね。あの畑の向こう側に、この畑二面くらいかしら〗
なるほど二十五メートルプール位ね。そうしたら、この位かしら?それじゃあ
『まずは、大体の印をつけて、土を掘り返さないと』
何がいいかしら?あっ
『しゃもじで輪郭を』
グサッグサッグサッグサッ
空中に現れた超巨体しゃもじが地面に!
〖『え?ちょ、ちょっと待っ』〗
ん?何か言ったかしら?まあ、後で聞きましょう。それから
『印の内側をある程度解して』
巨大なしゃもじをグサグサと突き立てて
〖『な、なっ』〗
それから土を
『ご飯をひっくり返すみたいに、土もひっくり返す!』
グサッぺいっ グサッぺいっ グサッぺいっ
〖『あ、あっ⋯』〗
うん。二メートル位の深さまでひっくり返せたかしら?あとは土をもっと柔らかくした方がいいわよね?ん~泡立て器で回すのは⋯無理かしらね
『な、何かえ?あれは?』
お二人が見上げた空には⋯
〖愛し子がドワーフに作らせた泡立て器?大きいけど⋯〗
『いや、大きいでは済まないのでは?武神と料理長合わせたより大きくないかえ?あ、消えたのじゃ』
う~ん、あ、電動のハンドミキサーみたいにグイーンと、まあ、速いと危なそうだからゆっくりしてみたらいいかしら?
『ハンドミキサー、スイッチオン!』
ウイーン
あ、土が動き出したわね?あ、あら?これだと横に回ってるだけ?
〖ああ、どこかで見たわね、これ〗ヒクヒク
『な、何が起こっているのじゃ?あっ!こ、これ!妖精達ダメなのじゃ!危ないのじゃ!』
〖ああ、やっぱり⋯〗
『『『『『わあ~いっ』』』』』ぴょんぴょんぴょんっ
あ、あら?土の妖精さんたちかしら?何だか飛び込んで楽しそうに回り出したんだけど、なんか似たような情景がぁ⋯ああ!流れるプールだわ!でも、これじゃ撹拌しないわね。どうしたら?
『ジーニ様~どうしたらいいかしら?』
〖ああ、やっぱり愛し子のおばあちゃんだからかしら、なぜこうなるの?〗ぶつぶつ
『な、な?なんなのじゃ?これは』はくはく
あ、あら?どうしたのかしら?様子がおかしいわね?
仕方ないわね~。畑、畑⋯源さんはどうしてたかしら?
ん~⋯ん?耕運機?あれは~あ、縦じゃなくて、
横ね!表面じゃなくて土の中から、こうボコボコと空気も混ぜるように⋯うん、そしたら
『妖精さん達、危ないわよ~土の肥料になっちゃうから離れて~』
『『『『『わ~っ』』』』』
わらわらわらわら
わあ、たくさん出てきたわね。もういいかしら?
では、
『耕運機、スイッチオン!』
ごうんっごうんっごうんっ
あら?いい感じかしら?腐葉土とかあればいいんだけど⋯
どどどどどどどどっ
おお?何?足音?
『『レイ殿~』』
『『こちらを~』』
『『お使いくだされ~』』
おお?庭師の皆さんが何かを担いで?
『『『『『『とうっ』』』』』』
袋を投げた!
『『『『『『ほっ』』』』』』
魔法を打った!
パーンっ
ばら蒔いた!
これは肥料に腐葉土!ナイスよ!庭師さんたち!
グッ!
と、親指立てると、庭師さんたちも
グッ!キランっ!
眩しい笑顔付きのサムズアップが帰ってきたわ!
それでは、改めて、
『耕運機、スイッチオン!』
グオングオン!
うん。いい感じじゃないかしら?あ、あら?土の妖精さんたち?それはサーフィン?
『『『『『いえーいっ』』』』』
あ、あら?他の子達が土と一緒に飛び込んじゃった?あ、危ないわよ?と思ったら、勢いよく土から飛び出してきてジャンプ?イ、イルカの曲芸?みんなキラキラのいい笑顔ね?あら?また?あら、今度は思い思いのポーズ?
うん。楽しそうで何よりね?
それにしても、これだけの畑、庭師さんたちの負担が増えちゃうわよね~?お手伝いしなきゃよね?何か良い手は⋯
あ、漫画で見た土のお人形とかどうかしら?
土に魔力を通して、練り上げて、ん~かわいい子がいいわよね?と、言うことで誕生したのが
『うんうん。土人形さんたち、働き者よね』
『常時働く土人形など非常識極まりないのじゃ』はぁ⋯
そう?あ、魔神様は
〖や、やっぱり、やること一緒なのね、あは、あははは〗
と、少々壊れ気味だったけど、大丈夫だったかしら?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
なんか長くなっちゃいました。
『転生初日に~』を読ん出くださった方は、あれか~と、なったかも?
今日はこの後更新難しそうです。すみません。
『でわ、土人形さんたち、発進!』
『『『『『みず・まき♪みず・まき♪』』』』』
『『『『『くさ・とり♪くさ・とり♪』』』』』
『うんうん。みんな働き者ねぇ』
『いや、レイ、さすがにこれはやりすぎじゃないかの?』
『そうかしら?あ、もしかして抜いちゃいけない草を抜いてたかしら?』
『いや、それは大丈夫じゃがの』
今、天界樹の庭では、元からいた庭師さん達と共に、レイさんが魔法で作り出した膝丈ほどの土人形さん達が一緒になって働いている。
土人形さんは水の妖精さんを肩車して、庭師さんに教わりながらその植物に適した水やりをしている。
そして、もう一部隊は少し小さめの土人形さんたちが、雑草を抜いている。そして、一箇所に集めて雑草を細かくし土に混ぜ込んで肥料づくりの足しにしている。
なんでこんなことになっているかと言うと、
『魔石、入れ尽くしちゃったわ⋯』
〖まさかの事態⋯〗
〖地の精霊王、驚いて気絶しそうですね〗
そう。あれだけあったはずの魔石、エルフさんたちに分け与えたもの以外、全てに魔力を入れてしまったのだ。
ダメじゃん⋯
〖うふふ。色々試せますね。使い放題です〗
工芸神様だけは、めちゃくちゃご機嫌。
いや、私にもいくつか残しておいて下さいね。
そんなこんなで
『何に入れたら⋯攻撃魔法、どこかに打ちまくっていいかしら?』
〖やめてちょうだい〗
そんな即座に拒否しなくても⋯しくしく
『それじゃあ、どうしたら⋯』
〖う~ん、あ、そうだわ!ねぇ、天界樹!〗
『な、なんじゃ?ま、また妾の庭に何かする気ではあるまいな?』びくっ
あ~あれ以来すっかり警戒されてるわね~ごめんなさい
〖ん~当たらずしも遠からず、かしら?〗
『な、なんじゃと?い、いやじゃ、やめてたもっ』ふるふる
え?私に何をさせる気?魔神様。天界樹様、何も今から泣かなくても⋯
〖違うわよ。畑を広げる気ない?〗
『畑を、広げる?とな?』
〖そう。ほら、愛し子が届けてくれた種を育てる畑とか〗
『ふむ。たしかに、それは興味があるのぉ』
〖でしょ?だから、その畑をレイの魔法で耕そうかと。土魔法なら他の魔法より被害が少なそうでしょう?〗
『まあ、たしかに、風で吹き飛ばしたり切り刻んだりはしないだろうし、水で水浸しにしたり押し流したり、火で消し炭にすることもないかのぉ』
な、何だかひどい言われよう⋯しくしく
『全部身に覚えがあろう?主神様と工芸神様がまた泣いておったぞ』
『うっ』ドッキーンッ!
そう、属性魔法の練習をしたら何故か、的を通り抜け、壁まで壊れちゃったのよね。なぜかしら?
〖そうよ。だから、しばらく土魔法で練習しようと思って〗
『なるほど。分かったのじゃ。だが、どの辺まで使って良いのじゃ?』
〖そうね。あの畑の向こう側に、この畑二面くらいかしら〗
なるほど二十五メートルプール位ね。そうしたら、この位かしら?それじゃあ
『まずは、大体の印をつけて、土を掘り返さないと』
何がいいかしら?あっ
『しゃもじで輪郭を』
グサッグサッグサッグサッ
空中に現れた超巨体しゃもじが地面に!
〖『え?ちょ、ちょっと待っ』〗
ん?何か言ったかしら?まあ、後で聞きましょう。それから
『印の内側をある程度解して』
巨大なしゃもじをグサグサと突き立てて
〖『な、なっ』〗
それから土を
『ご飯をひっくり返すみたいに、土もひっくり返す!』
グサッぺいっ グサッぺいっ グサッぺいっ
〖『あ、あっ⋯』〗
うん。二メートル位の深さまでひっくり返せたかしら?あとは土をもっと柔らかくした方がいいわよね?ん~泡立て器で回すのは⋯無理かしらね
『な、何かえ?あれは?』
お二人が見上げた空には⋯
〖愛し子がドワーフに作らせた泡立て器?大きいけど⋯〗
『いや、大きいでは済まないのでは?武神と料理長合わせたより大きくないかえ?あ、消えたのじゃ』
う~ん、あ、電動のハンドミキサーみたいにグイーンと、まあ、速いと危なそうだからゆっくりしてみたらいいかしら?
『ハンドミキサー、スイッチオン!』
ウイーン
あ、土が動き出したわね?あ、あら?これだと横に回ってるだけ?
〖ああ、どこかで見たわね、これ〗ヒクヒク
『な、何が起こっているのじゃ?あっ!こ、これ!妖精達ダメなのじゃ!危ないのじゃ!』
〖ああ、やっぱり⋯〗
『『『『『わあ~いっ』』』』』ぴょんぴょんぴょんっ
あ、あら?土の妖精さんたちかしら?何だか飛び込んで楽しそうに回り出したんだけど、なんか似たような情景がぁ⋯ああ!流れるプールだわ!でも、これじゃ撹拌しないわね。どうしたら?
『ジーニ様~どうしたらいいかしら?』
〖ああ、やっぱり愛し子のおばあちゃんだからかしら、なぜこうなるの?〗ぶつぶつ
『な、な?なんなのじゃ?これは』はくはく
あ、あら?どうしたのかしら?様子がおかしいわね?
仕方ないわね~。畑、畑⋯源さんはどうしてたかしら?
ん~⋯ん?耕運機?あれは~あ、縦じゃなくて、
横ね!表面じゃなくて土の中から、こうボコボコと空気も混ぜるように⋯うん、そしたら
『妖精さん達、危ないわよ~土の肥料になっちゃうから離れて~』
『『『『『わ~っ』』』』』
わらわらわらわら
わあ、たくさん出てきたわね。もういいかしら?
では、
『耕運機、スイッチオン!』
ごうんっごうんっごうんっ
あら?いい感じかしら?腐葉土とかあればいいんだけど⋯
どどどどどどどどっ
おお?何?足音?
『『レイ殿~』』
『『こちらを~』』
『『お使いくだされ~』』
おお?庭師の皆さんが何かを担いで?
『『『『『『とうっ』』』』』』
袋を投げた!
『『『『『『ほっ』』』』』』
魔法を打った!
パーンっ
ばら蒔いた!
これは肥料に腐葉土!ナイスよ!庭師さんたち!
グッ!
と、親指立てると、庭師さんたちも
グッ!キランっ!
眩しい笑顔付きのサムズアップが帰ってきたわ!
それでは、改めて、
『耕運機、スイッチオン!』
グオングオン!
うん。いい感じじゃないかしら?あ、あら?土の妖精さんたち?それはサーフィン?
『『『『『いえーいっ』』』』』
あ、あら?他の子達が土と一緒に飛び込んじゃった?あ、危ないわよ?と思ったら、勢いよく土から飛び出してきてジャンプ?イ、イルカの曲芸?みんなキラキラのいい笑顔ね?あら?また?あら、今度は思い思いのポーズ?
うん。楽しそうで何よりね?
それにしても、これだけの畑、庭師さんたちの負担が増えちゃうわよね~?お手伝いしなきゃよね?何か良い手は⋯
あ、漫画で見た土のお人形とかどうかしら?
土に魔力を通して、練り上げて、ん~かわいい子がいいわよね?と、言うことで誕生したのが
『うんうん。土人形さんたち、働き者よね』
『常時働く土人形など非常識極まりないのじゃ』はぁ⋯
そう?あ、魔神様は
〖や、やっぱり、やること一緒なのね、あは、あははは〗
と、少々壊れ気味だったけど、大丈夫だったかしら?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
なんか長くなっちゃいました。
『転生初日に~』を読ん出くださった方は、あれか~と、なったかも?
今日はこの後更新難しそうです。すみません。
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