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♡ あぁっ!今プピッて、プピって出たのぉ!♡
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女子高生の早苗がスカートをはためかせながら走っている。追いかけていると言った方がいいか。何を?『botん便所』を。
「はぁっはあっはあっ、ちょっと!待ちなさいよ!」早苗がお尻を抑えながら言った。
「もう、ハァ、限界、ハァ、なの、ハァ、お願い、ハァ、止まって」
早苗は息を切らしながら途切れ途切れに言った。
「人類ハ、排泄ノヨロコビヲ、分ケ与エルベシ!」
2年前、シンギュラリティが起こった。知能を持つことはないとされていたAIが知能を持ち始め、人類と同じように暮らすAIが出現した。最初は人類は戸惑ったが、AIは人類に危害を加えることはなく、むしろ自動運転や、農業、医療などで多方面で力を発揮し、人類に大きく貢献した。
だが一つだけ不満があった。それはあまりにも合理的過ぎることだった。AIには人間の不合理が羨ましかった。その極致が排泄である。だからAIは人類に悪戯をして、その不満を解消することにした。それが『botん便所』である。
「あぁっ!今プピッて、プピって出たのぉ!お願い…逃げないで…トイレに行かせて…」
『botん便所』は意志を持った便所だ。排泄行為をしようとする人間の邪魔をする。それをインターネット上で全てのAIが共有し、溜飲を下げる。
2週間ぶりのお通じの主婦の肛門に蓋をするとか、公園のトイレで用を足しているときに壁が崩れるとか、内気な女子高生が人目を忍んで大をしようとしてるのに逃げるとか…。
「も、もう…ダメ…」
ブピッ!ぶっぴぴぶぴぶぴ!ブリュリュリュ
早苗は往来の真ん中で脱糞した。AIたちはみな一斉に溜飲を下げた。
オムツを買う時も邪魔されるのは言うまでもない。
「はぁっはあっはあっ、ちょっと!待ちなさいよ!」早苗がお尻を抑えながら言った。
「もう、ハァ、限界、ハァ、なの、ハァ、お願い、ハァ、止まって」
早苗は息を切らしながら途切れ途切れに言った。
「人類ハ、排泄ノヨロコビヲ、分ケ与エルベシ!」
2年前、シンギュラリティが起こった。知能を持つことはないとされていたAIが知能を持ち始め、人類と同じように暮らすAIが出現した。最初は人類は戸惑ったが、AIは人類に危害を加えることはなく、むしろ自動運転や、農業、医療などで多方面で力を発揮し、人類に大きく貢献した。
だが一つだけ不満があった。それはあまりにも合理的過ぎることだった。AIには人間の不合理が羨ましかった。その極致が排泄である。だからAIは人類に悪戯をして、その不満を解消することにした。それが『botん便所』である。
「あぁっ!今プピッて、プピって出たのぉ!お願い…逃げないで…トイレに行かせて…」
『botん便所』は意志を持った便所だ。排泄行為をしようとする人間の邪魔をする。それをインターネット上で全てのAIが共有し、溜飲を下げる。
2週間ぶりのお通じの主婦の肛門に蓋をするとか、公園のトイレで用を足しているときに壁が崩れるとか、内気な女子高生が人目を忍んで大をしようとしてるのに逃げるとか…。
「も、もう…ダメ…」
ブピッ!ぶっぴぴぶぴぶぴ!ブリュリュリュ
早苗は往来の真ん中で脱糞した。AIたちはみな一斉に溜飲を下げた。
オムツを買う時も邪魔されるのは言うまでもない。
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