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第一章 青葉
05 一緒に魔法を使う
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「先生は…えっと名前はソラ先生でいいの?」
「そう言えばあなた達男子の間では私は保健室のおっぱい先生って呼ばれてるんでしょ?」
おっふぅ…完全にバレテル。
「そうなんですか?僕は保健室の美人の先生ってみんなが言ってるのは聞いた事があるけど…」
嘘です。おっぱい先生って呼び方しか聞いた事がありません。
「フッ…まぁいいわ。私の名前は村雨天。2年前からここの保険医をしてるわ。それで、そろそろ聞かれた事をしゃべる気になったのかしら?」
僕の頬に折り畳みナイフをピトピト当てながら『困ったわ~♪どうしたらいいのかしらぁ~♪サックリやってしまった方がいいのかしらぁ~♪』なんて考えてそうなソラ先生が首を傾げながら聞いてきた。
「一応僕の魔法を他の人に見せる方法があるんですけど、でもそれって夢の中の僕がやってるのを見た事しか無くてまだ本当にやった事が無いんです。だから…やってみたらもしかしたら見れるかもしれないから…どうでしょうか?」
説明うまく出来てる?
「他の人に見せられるの?それなら私も話の出所を拷問して聞きだす必要が無くなるからとても助かるわ」
こいつ今拷問して聞きだすとか言ったよな?
このナイフで僕…拷問される可能性があるって事?
「そんな拷問とか時代錯誤も甚だしいですよ!ソラ先生にはスタイリッシュに全部見えてるんだからネッ的な対応がとっても大人な感じで似合ってますから!」
僕は出来る限り痛くない方法に収まる様にソラ先生をおだてる方向で提案してみた。
「大人な感じねぇ…まぁでもそんな映像が見えるって言うならば色々楽しい事が出来るから…フム…」
あっ、ソラ先生たぶんだけど、相当ゲッスい事考えてるぞ。
なんか擬音で表すと『にっちゃぁ~♡』みたいな音を出してそうなゲスを極めた奴の顔で何か企んでる。
とりあえずソラ先生にできるだけ広く素肌を密着させて魔法を使えば、僕だけじゃなくて密着している人にも僕が見ている映像が見えるって説明した。
ちなみに正面から抱き合う感じにしたら効果的って、ほんのちょっと自分にご褒美になりそうな情報もついでに混ぜてみた…♡
「そう…谷口君って死ぬ前に一回だけでもいいから私の体を存分に楽しもうとか考える子なんだね」
まずい…なんとなくだけど僕の小さな欲望の発露が変な感じに作用してる気がする。
もしかしたら自分へのご褒美の部分で調子に乗りすぎた?
「違いますよ!確かにソラ先生の体は一回だけでもいいから全身全霊で楽しみたいって思うぐらい素晴らしいけど、こんなナイフ向けられた状態で自分の欲望に忠実な嘘とか僕は言えませんよぉ!?」
「そうなの?じゃぁ…んー…さすがに裸になって谷口君と抱き合うなんて事は私はしたくないから…そうね、彼なら嘘言わないし、私の事も知ってるから、彼を使って実験してみましょう」
彼を使って実験…彼って誰??
「ソラ先生、その彼って誰なんですか?」
僕は今からその彼と裸になって抱き合うみたいなんだけど、知らない男と裸で抱き合えとか言われてもさすがに…
って言うか自分へのご褒美として設定したホンノチョットの嘘がブーメランになってさっそく自分に向かってくるなんて思いもしなかったなぁ…
やっぱり嘘はダメなんだなぁ…ハァ
「ん?あぁ、彼って言うのは君の親友の幸之助君だから谷口君も安心でしょ?フフッ♡一緒にオチンチンしごき合った事がある仲って、少し前に彼がそんな話をしてくれた事があったわ♡」
ソラ先生の目がとても妖しく粘度を感じるイヤラシサをまとったギラギラとした光を放ち僕を見下ろしていた。
「あのぉ…ソラ先生。あいつ本当にそんな事を先生に言ったんですか?って言うか先生と幸之助って…付き合ってるんですか?」
「付き合うとか何言ってるの?彼とは単に昔の実家がご近所さんだっただけよ。だから親御さんに昔よろしく言われていて少しだけ調教してあげた仲ってだけ」
スマートフォンをいじりながら答えてくれた内容はけっこう衝撃的だった。
あいつ調教されてたんだ…ソラ先生に…
□■車の中■□
その後呼び出された幸之助と僕は、昼休憩の間にソラ先生が色々連絡を取って無事早退させられることになり、今現在ソラ先生の運転するSUVに乗せられてどこかに移動している最中だったりする。
「なぁ新之助、お前天さんに何やったんだ?ブラジャーの中に両手でも突っ込んだのか?」
「お前の中ではソラ先生がこういう行動をとると、その程度の事をやらかしたって思うんだな」
「なんだ?天さんのおっぱいまだ揉んでないのか?」
「なんで揉んでると思ったのか僕が聞きたいよ」
「じゃぁ何したんだよ。天さん今から行く所ってたぶんあの場所だからワンチャンお前埋められるかもしれないぞ?」
「埋められるって何?!」
「そんな事する訳ないでしょ?幸之助君?」
「えーでもさぁ、天さん昔俺の事一回殺ろうとした事あったジャン?」
「あれは若気の至りって奴。今はもうそんな事しないわ」
車の後部座席に並んで座る僕と幸之助と、運転席で七色に光る油膜がかかってる様な色合いのサングラスをかけて車を運転するソラ先生はそこそこ和やかな会話を楽しんでいた。
いや、楽しんでいたのは幸之助とソラ先生だけだった。
そして僕は、今からどんな目に遭わされるのか気になってしまい、まったく会話に混ざれなかった。
「さぁ降りなさい。部屋は412号室だから先に行ってなさい」
ソラ先生が少し奥まった場所にある駐車エリアに車を止め、一言言って車を降りた。車の中で見てるとソラ先生は、少し離れた所にある金属っぽいドアをカギを使って開けて入って行った。
「ほら、新之助、降りろよ」
「降りろって言われても…ここって…アレだよな?」
「ここはソラさんの実家が経営してるラブホテルだから大丈夫だぞ」
その情報では僕は何一つ安心できないんだが…
とりあえず幸之助に背中を押されて僕は車を降りて近くのチョット派手派手しい自動ドアを通り抜け、そのまま妖しい感じにライトアップされたエレベーターに乗せられた。
僕はなんで幸之助と二人っきりでラブホテルのエレベーターに乗ってるんだろ…
前世でどんな悪い事をしたらこんな目に遭うんだろうか…
童貞の僕が最初にラブホテルに入るのに同行者が幸之助…なんかトラウマになりそうな気がする…
□■天部屋■□
そして幸之助に連れて行かれた部屋にはなんかいろんなプレイが出来そうな器具…設備って言った方がいいのか?そんなちょっと危険そうなモノがイッパイあった。
「ここは天さんのプライベートルームだからお前も脱げよ」
僕に説明しながらシャツのボタンを外してる幸之助。
「なぁ、ソラ先生の部屋だとなんで脱がないといけないんだ?」
部屋の物々しさに圧倒されていた僕は、幸之助の説明の違和感に気付く事が出来ず、とりあえずシャツのボタンを外しながら聞き返した。
「ここは天さんのプライベートルームだって言ったろ?ここで身に着けていいのは男はこれだけって決まってんの」
幸之助が全裸になってぷらぷらさせながら部屋の壁に沿って置いてある収納から薄い布を出して投げてよこした。
「ブーメランパンツ?」
「こっちでもいいぞ」
幸之助がもう1枚薄い布を投げてよこした。
「Oバックブーメランパンツ?」
名称が合ってるかどうかわからないけどそんな感じの布だった。
「ほら、そんなトランクスとか脱げ脱げ。天さんが来た時そんなの着てたらあれで調教されるぞ」
幸之助がアゴで指し示した先にはチェーンで吊り下げられそうな十字架というか大の字というか、そんな人が固定できそうな何かがあって、その横に水がいっぱい入ってる入れ物があった。
マジで拷問されるところだったんだ…僕。
って言うか今からでも拷問される可能性があるんだ…僕。
急に自分が小動物にでもなった感覚って言うか、ソラ先生が女王様って言うか、完全に上下の身分差が出来てしまったような気がした僕だった。
「あら、幸之助君教えてあげたのね。偉いわねっ♪」
ソラ先生が部屋の奥の方にある僕たちが入ってきたドアとは別のドアから入ってきた。
「この部屋で何度死にそうな目に遭った事か…さすがにあんな目に遭わされたらなぁ」
すごく楽しそうに話してる二人だが、僕はその会話を聞いて全身が震える様な恐怖を覚えているんだが?
「じゃぁ谷口君…新之助君って呼んでもいいかしら?」
「あっ!はい!!下僕でもなんでも好きに呼んで下さい!」
「…さすがにその呼び方に慣れたら学校で困るわ」
「じゃぁ新之助で!」
ソラ様が上着を脱いで幸之助に渡し、幸之助がその上着を収納に収めるのを見ながら僕はソラ様を目で追っていた。
追っていたというより怖すぎて目を離せなかっただけなんだけど。
「じゃぁ、そろそろ実験しましょう♡」
ソラ様の目が今日一番の輝きを放っているのを見て、僕は怯えながら固まっている事しかできなかった。
そしてその日…ソラ様のプライベートルームで、僕の貞操をギリギリまで侵すような実験が繰り広げられた。
その結果分かったのは、僕の魔法を他の人に見せる為には、肌をより広く密着させる必要がある事と、汗などの分泌物で体を覆って接触すればより効果的な事と、粘膜部分の接触でよりクリアな映像が見えるという事。
もしかしたら複数粘膜接触状態でもっとはっきり見えるかもしれないなんてソラ様と幸之助が話し合ってたけど、それだけは泣いてお願いして勘弁してもらった。おそらくだが、その少し前に2回ほど魔力の使い過ぎで僕が意識を失っていたのでその辺りも少しは関係していて許されたのかもしれない。
ちなみに僕はまだ童貞であり、処女です。キスもした事ないです。
少しばかり幸之助と粘膜部分の接触範囲が広がっただけで、僕の口もまだ処女です。
ソラ様の命令のおかげで僕と幸之助は前よりもう少しだけ仲良く…は、なれてはいないけど、親密な関係にはなれたかもしれません。
「そう言えばあなた達男子の間では私は保健室のおっぱい先生って呼ばれてるんでしょ?」
おっふぅ…完全にバレテル。
「そうなんですか?僕は保健室の美人の先生ってみんなが言ってるのは聞いた事があるけど…」
嘘です。おっぱい先生って呼び方しか聞いた事がありません。
「フッ…まぁいいわ。私の名前は村雨天。2年前からここの保険医をしてるわ。それで、そろそろ聞かれた事をしゃべる気になったのかしら?」
僕の頬に折り畳みナイフをピトピト当てながら『困ったわ~♪どうしたらいいのかしらぁ~♪サックリやってしまった方がいいのかしらぁ~♪』なんて考えてそうなソラ先生が首を傾げながら聞いてきた。
「一応僕の魔法を他の人に見せる方法があるんですけど、でもそれって夢の中の僕がやってるのを見た事しか無くてまだ本当にやった事が無いんです。だから…やってみたらもしかしたら見れるかもしれないから…どうでしょうか?」
説明うまく出来てる?
「他の人に見せられるの?それなら私も話の出所を拷問して聞きだす必要が無くなるからとても助かるわ」
こいつ今拷問して聞きだすとか言ったよな?
このナイフで僕…拷問される可能性があるって事?
「そんな拷問とか時代錯誤も甚だしいですよ!ソラ先生にはスタイリッシュに全部見えてるんだからネッ的な対応がとっても大人な感じで似合ってますから!」
僕は出来る限り痛くない方法に収まる様にソラ先生をおだてる方向で提案してみた。
「大人な感じねぇ…まぁでもそんな映像が見えるって言うならば色々楽しい事が出来るから…フム…」
あっ、ソラ先生たぶんだけど、相当ゲッスい事考えてるぞ。
なんか擬音で表すと『にっちゃぁ~♡』みたいな音を出してそうなゲスを極めた奴の顔で何か企んでる。
とりあえずソラ先生にできるだけ広く素肌を密着させて魔法を使えば、僕だけじゃなくて密着している人にも僕が見ている映像が見えるって説明した。
ちなみに正面から抱き合う感じにしたら効果的って、ほんのちょっと自分にご褒美になりそうな情報もついでに混ぜてみた…♡
「そう…谷口君って死ぬ前に一回だけでもいいから私の体を存分に楽しもうとか考える子なんだね」
まずい…なんとなくだけど僕の小さな欲望の発露が変な感じに作用してる気がする。
もしかしたら自分へのご褒美の部分で調子に乗りすぎた?
「違いますよ!確かにソラ先生の体は一回だけでもいいから全身全霊で楽しみたいって思うぐらい素晴らしいけど、こんなナイフ向けられた状態で自分の欲望に忠実な嘘とか僕は言えませんよぉ!?」
「そうなの?じゃぁ…んー…さすがに裸になって谷口君と抱き合うなんて事は私はしたくないから…そうね、彼なら嘘言わないし、私の事も知ってるから、彼を使って実験してみましょう」
彼を使って実験…彼って誰??
「ソラ先生、その彼って誰なんですか?」
僕は今からその彼と裸になって抱き合うみたいなんだけど、知らない男と裸で抱き合えとか言われてもさすがに…
って言うか自分へのご褒美として設定したホンノチョットの嘘がブーメランになってさっそく自分に向かってくるなんて思いもしなかったなぁ…
やっぱり嘘はダメなんだなぁ…ハァ
「ん?あぁ、彼って言うのは君の親友の幸之助君だから谷口君も安心でしょ?フフッ♡一緒にオチンチンしごき合った事がある仲って、少し前に彼がそんな話をしてくれた事があったわ♡」
ソラ先生の目がとても妖しく粘度を感じるイヤラシサをまとったギラギラとした光を放ち僕を見下ろしていた。
「あのぉ…ソラ先生。あいつ本当にそんな事を先生に言ったんですか?って言うか先生と幸之助って…付き合ってるんですか?」
「付き合うとか何言ってるの?彼とは単に昔の実家がご近所さんだっただけよ。だから親御さんに昔よろしく言われていて少しだけ調教してあげた仲ってだけ」
スマートフォンをいじりながら答えてくれた内容はけっこう衝撃的だった。
あいつ調教されてたんだ…ソラ先生に…
□■車の中■□
その後呼び出された幸之助と僕は、昼休憩の間にソラ先生が色々連絡を取って無事早退させられることになり、今現在ソラ先生の運転するSUVに乗せられてどこかに移動している最中だったりする。
「なぁ新之助、お前天さんに何やったんだ?ブラジャーの中に両手でも突っ込んだのか?」
「お前の中ではソラ先生がこういう行動をとると、その程度の事をやらかしたって思うんだな」
「なんだ?天さんのおっぱいまだ揉んでないのか?」
「なんで揉んでると思ったのか僕が聞きたいよ」
「じゃぁ何したんだよ。天さん今から行く所ってたぶんあの場所だからワンチャンお前埋められるかもしれないぞ?」
「埋められるって何?!」
「そんな事する訳ないでしょ?幸之助君?」
「えーでもさぁ、天さん昔俺の事一回殺ろうとした事あったジャン?」
「あれは若気の至りって奴。今はもうそんな事しないわ」
車の後部座席に並んで座る僕と幸之助と、運転席で七色に光る油膜がかかってる様な色合いのサングラスをかけて車を運転するソラ先生はそこそこ和やかな会話を楽しんでいた。
いや、楽しんでいたのは幸之助とソラ先生だけだった。
そして僕は、今からどんな目に遭わされるのか気になってしまい、まったく会話に混ざれなかった。
「さぁ降りなさい。部屋は412号室だから先に行ってなさい」
ソラ先生が少し奥まった場所にある駐車エリアに車を止め、一言言って車を降りた。車の中で見てるとソラ先生は、少し離れた所にある金属っぽいドアをカギを使って開けて入って行った。
「ほら、新之助、降りろよ」
「降りろって言われても…ここって…アレだよな?」
「ここはソラさんの実家が経営してるラブホテルだから大丈夫だぞ」
その情報では僕は何一つ安心できないんだが…
とりあえず幸之助に背中を押されて僕は車を降りて近くのチョット派手派手しい自動ドアを通り抜け、そのまま妖しい感じにライトアップされたエレベーターに乗せられた。
僕はなんで幸之助と二人っきりでラブホテルのエレベーターに乗ってるんだろ…
前世でどんな悪い事をしたらこんな目に遭うんだろうか…
童貞の僕が最初にラブホテルに入るのに同行者が幸之助…なんかトラウマになりそうな気がする…
□■天部屋■□
そして幸之助に連れて行かれた部屋にはなんかいろんなプレイが出来そうな器具…設備って言った方がいいのか?そんなちょっと危険そうなモノがイッパイあった。
「ここは天さんのプライベートルームだからお前も脱げよ」
僕に説明しながらシャツのボタンを外してる幸之助。
「なぁ、ソラ先生の部屋だとなんで脱がないといけないんだ?」
部屋の物々しさに圧倒されていた僕は、幸之助の説明の違和感に気付く事が出来ず、とりあえずシャツのボタンを外しながら聞き返した。
「ここは天さんのプライベートルームだって言ったろ?ここで身に着けていいのは男はこれだけって決まってんの」
幸之助が全裸になってぷらぷらさせながら部屋の壁に沿って置いてある収納から薄い布を出して投げてよこした。
「ブーメランパンツ?」
「こっちでもいいぞ」
幸之助がもう1枚薄い布を投げてよこした。
「Oバックブーメランパンツ?」
名称が合ってるかどうかわからないけどそんな感じの布だった。
「ほら、そんなトランクスとか脱げ脱げ。天さんが来た時そんなの着てたらあれで調教されるぞ」
幸之助がアゴで指し示した先にはチェーンで吊り下げられそうな十字架というか大の字というか、そんな人が固定できそうな何かがあって、その横に水がいっぱい入ってる入れ物があった。
マジで拷問されるところだったんだ…僕。
って言うか今からでも拷問される可能性があるんだ…僕。
急に自分が小動物にでもなった感覚って言うか、ソラ先生が女王様って言うか、完全に上下の身分差が出来てしまったような気がした僕だった。
「あら、幸之助君教えてあげたのね。偉いわねっ♪」
ソラ先生が部屋の奥の方にある僕たちが入ってきたドアとは別のドアから入ってきた。
「この部屋で何度死にそうな目に遭った事か…さすがにあんな目に遭わされたらなぁ」
すごく楽しそうに話してる二人だが、僕はその会話を聞いて全身が震える様な恐怖を覚えているんだが?
「じゃぁ谷口君…新之助君って呼んでもいいかしら?」
「あっ!はい!!下僕でもなんでも好きに呼んで下さい!」
「…さすがにその呼び方に慣れたら学校で困るわ」
「じゃぁ新之助で!」
ソラ様が上着を脱いで幸之助に渡し、幸之助がその上着を収納に収めるのを見ながら僕はソラ様を目で追っていた。
追っていたというより怖すぎて目を離せなかっただけなんだけど。
「じゃぁ、そろそろ実験しましょう♡」
ソラ様の目が今日一番の輝きを放っているのを見て、僕は怯えながら固まっている事しかできなかった。
そしてその日…ソラ様のプライベートルームで、僕の貞操をギリギリまで侵すような実験が繰り広げられた。
その結果分かったのは、僕の魔法を他の人に見せる為には、肌をより広く密着させる必要がある事と、汗などの分泌物で体を覆って接触すればより効果的な事と、粘膜部分の接触でよりクリアな映像が見えるという事。
もしかしたら複数粘膜接触状態でもっとはっきり見えるかもしれないなんてソラ様と幸之助が話し合ってたけど、それだけは泣いてお願いして勘弁してもらった。おそらくだが、その少し前に2回ほど魔力の使い過ぎで僕が意識を失っていたのでその辺りも少しは関係していて許されたのかもしれない。
ちなみに僕はまだ童貞であり、処女です。キスもした事ないです。
少しばかり幸之助と粘膜部分の接触範囲が広がっただけで、僕の口もまだ処女です。
ソラ様の命令のおかげで僕と幸之助は前よりもう少しだけ仲良く…は、なれてはいないけど、親密な関係にはなれたかもしれません。
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