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第一章 青葉

27 記憶改竄

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「あれっ?さっき何かのキャンペーンでもらったのってもう無いの?」
「はい?キャンペーンですか?少々お待ちを。森田さーん」

とりあえず碧は、僕の家に泊める事になった。最初そこまでお世話になれないなんて事を言っていた碧だったが、じゃぁ今日どこに泊るのかって聞いたら黙った。どうもそこらの公園かどこかにでもいるつもりだったらしい。
さすがにこの体(小学4年生レベル)で24時間営業の店とかに入っても絶対に保護者の事を聞かれるし、泊まる所になんて入れない。そして残金を聞いたらこいつ少し前に僕に渡そうとした2000円しか財布に入ってなかったんだ。

これを放置したら、明日どこかでおもちゃにされた碧を発見ってニュースが、どこかから聞こえてきそうな気がして、僕からうちに来る様に言ったんだ。

そんな訳で、荷物は小さなバッグに入れて持ち歩いていた碧だが、このサイズの体になった事で、下着類と他にも何か女性ならではの必要な物が足らなかったらしく、僕の家に行く前にコンビニに寄りたいって言いだした。

それならばと、僕たちはラブホテルの目の前のコンビニに寄ったんだが…

ちなみにあのキャンペーン品を狙ってここに来た訳では無い。買って帰るよりも、ただで貰えるならば欲しいという小市民的感覚でさっきもらった小箱の事を聞いたんだけど、何やらおかしな反応が返ってきた。

「すいません。お客様のおっしゃったキャンペーンと言うのがどの様なモノだったのかはわかりませんが、どうも当店では現在何もイベント等開催してないそうです」
「あっ、そうなんですか?はい」

僕は少しだけ嫌な事に気付いた気がしながら、碧の下着と女性用の何かを買ってお店を出た。


とりあえず碧をおんぶしてジャンプ移動中。


「なぁ新之助ってもしかして自分の部屋であたしとしたいの?」
「一応したくなった時に無いよりはあった方がいいと思って聞いたのであって、やる気200%とかって訳では無いので勘違いしないで欲しいな」
「まぁ…したいならいくらでも相手していいけど…なぁ、あの小箱に入ったゴムってあの店でもらったのか?」
「あぁ、おにぎりとお茶買ったらキャンペーンで配ってるって言って袋に入れてくれたんだ。でも今そんなのやってないって言われてね」
「ふーん…でもあれってお徳用ゴムの3パックセットとかで売ってる奴のおまけの箱だろ?あんなのが袋に入ってたからあたし絶対お前がヤル気だって思ったんだけど…」
「あれお徳用パックのおまけの箱なの?」
「そうだよ。前何回か買っ…」
「うん。それ以上は言わなくてもいいよ。うん」
「まぁ…うん」

これも自爆になるのかなぁ…お徳用3パックセットのコンドーム…さっき買う気はなかったけど売ってたのを見た感じでは1箱12個入りってなってた。
36個+2個…38回出来るのかぁ…しかも何回か買ってるって事は…何回かって言うからには2回じゃない回数買ってそうだよな。2回を何回かなんて言う人はあまりいない。2~3回って言うとすれば…僕の予想では3~4回もしくは5回程度?って事になる。…なんか碧がすごいエッチな女な感じがするのは気のせいなのかなぁ…

小学4年生の体でそんな回数…セックスしたのはこの体になる前の大人の体って分かってるけど、でもエッチだよなぁ。そんな事した記憶があるってだけでもう大人って感じがする♡

「そうそう、それでさぁ、あのやってなかったキャンペーンってのが行われていた事が今僕すっごく気になっててね…」
「あぁ、あたしもその事は気になるって言うか、すごく嫌な事に気付いたって言うか…」

どうも碧もあの小箱を渡す様に仕向けたのがソラ先生じゃないかって思った様だ。

「僕らってさぁ、どこからあの人に操られてたんだろうね?」
「さぁ…もしかしたらだけど群堂さん辺りとお前がキスした所からかもしれないぞ?あたしはそれでも変とは思えなくなってるよ。あの人マジやべぇ」

さすがに群堂さんとキスした所から僕が操られてるって事は無いと思うんだけど…だって僕、全部なんだかんだで得してる…よね?あんな美女美少女とキスしてセックスして…なんならこれからも継続的に楽しめそうな感じみたいな事になってるんだから。

「まぁそこらは気にしても気にしなくてもソラ先生の手の平の上だろうからそっとしとこ」
「あぁ…でも今日新之助の家に泊るって言っても妹さんが居るんだろ?本当に大丈夫なのか?」
「あー…そこなんだよなぁ…」
愛奈に今日泊めるよって碧を紹介したら多分だけど…

新しい妹が欲しくなったんだー愛奈にもう飽きたんだーからの、愛してるならもっとすごい事をしてください。
こんな流れになるのが容易に想像できる。

あの魔法を使うしかないか。
愛奈に使うなら、どうせ碧にはバレるだろうから、先に説明しておかないと…言いたくないなぁ。

「なぁ碧」
「どうした?」
「記憶の改竄って…自分がされたとしたらどう思う?」
「…自分がかぁ、んーどうだろ…それをだれが何のためにしたかに寄るかなぁ」
「何の為に、かぁ…」
「まさかそんな事も出来るのか?」
「あぁ。一応出来るんだけど、これはまだソラ先生にも他の子にも言ってないんだ。って言うか言う気はまったく無かったんだけど、そうも言ってられないかと思ってね」



「あたしは新之助になら何されてももう大丈夫かな」
ドキッとする様な事急に言われた。

「…それは…なんで?」
これ、聞いても大丈夫かな?でも気になる。僕がそんな話をされたらどんな奴でも嫌だと思う。

「だって…あの時黙ってろって怒鳴られて…あんなに強く抱きしめられて…絶対死ぬって、あたしのせいでこの人まで死なせちゃうって思ったのに…生きてたの」
首に巻かれた碧の腕が少し締まった。

「あんな事されたら誰でも好きになっちゃうよ」
すごく小さな声だったが、はっきり聞こえた。

「だから新之助なら何されてもいい」
「そっか。ありがとな」
「…うん」


少しの間、特に話す事なく移動していた僕に碧の声が届いた。
「なぁ、記憶の改竄って覚えてる事を忘れる事が出来るんだよな?」
忘れる事が出来る…のかな?
「どうだろ。まだ一回も使った事がないからどんな感じに書き換えるのかとかまったく分からないんだ」
夢の中でもまだ実際に使ったシーンは一度も見てない。魔法を使う時に使う回路の場所だけは分かるけど、それを使ってどうやって実際に書き換えるのかとかも、まったく分からない。
「…じゃぁあたしに先に使ってみないか?ちょうど無くなってもいい記憶もある事だし…ダメかな?」

無くなってもいい記憶かぁ。

「お前怖くないのか?」
「…言ったろ?新之助になら何されてもいい…って」
ほんとにこいつ俺のハートに大砲を撃ち込むような事を…


「じゃぁ碧の消したい記憶を使って練習させてもらってもいいか?」
「うん。いいよ」

僕は碧をおんぶしたままちょうど通りかかった神社の境内に降り立った。


「で?どうすんの?」
「とりあえず記憶を覗く方法と同じ感じでイイと思うんだけど…」
「それってソラ先生がやった?」
「まぁそんな感じなのかなぁ…でもここで2人で脱ぐってのはさすがになぁ」
「体中やぶ蚊に刺されそうで嫌だなぁ…」

という事で、とりあえず近くのビルの屋上へ。

「脱ぐのは最終手段という事で、粘膜部分の接触を多めに取って魔法を使ってみる感じで出来ると思うんだけど…」
「なぁ、それって生でしたいって言ってるのとおないじゃないか?」
碧の目がニヤ~って感じになって僕の股間に手を伸ばした。

「まぁそれもこんな所でどうかって思うし…とりあえずキスだけでやってみないか?」
「お前まさかキスする回数を増やそうとか思って無いか?それに生でして最後にはここで全部脱がそうって考えてないか?…ロリコン・ド・スケベ♡」

「そんなロリコン野郎が大好きなくせに、なんだ?恥ずかしさを隠すためにそんな口をきいてるのか?いいからさっさとここに来い」
「新之助が野獣に目覚めそうでドキドキする♡やさしくしてよ?プッ」
膝に登ってきて正面から抱き着いてきた碧の後ろの首を持ち、少し上を向かせて口に吸いついたら碧から舌を伸ばしてきた。

記憶改竄魔法を…フンッ!
魔法が発動した。


…なるほど。


こんな感じに記憶を改竄するのか。



…これは大変だぞ。



あの時夢の中で、何回か改竄を繰り返す必要があるみたいな事をいっていた理由がわかった。
これって新しい記憶を実際にこの場所でやって、記憶させて、それまでの記憶との繋がりを薄くする感じにして改竄して行く必要があるんだ。

だから碧の性奴隷みたいな生活を記憶から消すには、そんな記憶が始まる所で新しい記憶を作り、そこから先の生活をやり直さないといけない。

記憶って一瞬一瞬の映像と意識に強く残った短い映像記憶が他のワードと関連づいて似たような出来事と繋がって残るから、一瞬でそんな記憶を作って終わるなんて事にはならない。

どうしたものか…碧はあの校長と教頭に凌辱され続けた記憶は消してもいいって言ったが、それ以外の記憶を消したいわけじゃないみたいだから…
これ、碧の記憶を全て知ってからじゃないとどう変えたらいいかなんて分からないな。

って言うかこの魔法、起動するのはそこまで魔力は必要無いけど、書き換えるまでずっと少しづつだけど魔力を消費するみたいで、このままだと改竄終わらせるまで続けられない。
僕は一回記憶改竄魔法を終えて碧と話をする事にした。

「…終わったの?でも忘れてないと思うんだけど?」
「どうも簡単には記憶を変える事は出来ない気がする。完全に忘れさせるのは他の記憶も一緒に忘れさせることになりそうだからちょっとすぐには無理な気がするんだ」
「そっか…そこまで都合よくいかないんだね。じゃぁ…すぐさっきぐらいの記憶を消すのだとそんなに難しくない?それこそ痛すぎたセックスの記憶を最初からめっちゃ気持ち良かったって変えるとかどう?あれ思い出すたびに全身が泡立つような痛みを思い出すんだ」
「そこまで痛かったんだな。悪い」
「でも…んーずっと後になったらそんな思い出すだけで痛い様な記憶も、愛おしい記憶になるのかな?なんかよく分かんないけど」
両腕で自分の体を抱く様にして腕をさすりながらちょっと嬉しそうな顔の碧。

やっぱり記憶って軽々に弄らない方が良いみたいだな。あっちの僕が情を移した子達に改竄魔法を使わずにいた理由がちょっと分かった気がする。
今自分が一緒に居て支えてやれるなら、変な感じに記憶を消す必要なんて無いって。

その後少しの間嬉恥ずかしい記憶の内容を言い合い、これからの生活にもそれほど大きな影響が出無さそうな改竄を試してみようって事になった。

「じゃぁ、『実は緑は俺達と親戚だった。今日から俺の家に行く様に手紙を今朝方もらってた』みたいな感じに記憶を変えてみるのでいいか?」
「うん。それぐらいなら記憶の違和感にもすぐに気づけるし、どんなふうに変わってるのかも伝えやすいとおもうから」
「これがうまくいく様なら愛奈にも記憶改竄しやすくなるからやってみるか」

「…じゃぁ2回目のキス…さっき言ってた生で入れるのはナシで大丈夫?あたしは…してもいいよ?」
そんな事聞かれたらしたくなるじゃん。

しかもセックスしながらだとどれぐらい気持ちイイか…どれぐらい魔法の伝わり方とか他にも色々違ってくるか知ってたらもっと理解度は深まるかもしれない…

「コホン。でも、それでもっと楽に魔法が使えるって事になっても愛奈には使えないからなぁ…」
「そう?後ろに突っ込んだらいけない?」
「だから女の子がそんな下品な事を言わないの。ったく」
「ねーあたしさぁ…もうそんな気分なんだけど…本当にダメ?」
「いくら碧に生理が来てないって言ってもダメに決まってるだろ」
「生理来てたらいいの?生でしても?」

生理中のセックス…気にならない訳では無いが…

「…生理中なら子供出来ないんだっけ?」
ちょっとだけ好奇心が勝った。

「一番できないのは無精卵が着床してから生理が始まる間って言われてるけど、あたしは今まで生理中に生でしても妊娠した事は無いなぁ~♡ね~だめ?」
「そう言えばさっき女の子の用品を買わされたな…」
生理中のセックスってすごく気持ちいいし中で出し放題だから何回もしたくなるとかどこかの経験談投稿サイトで見た覚えが…

「ちょっと臭いが強くなるけど…でも、ヌルヌルですごく気持ちイイらしいよ?気にならない?」
碧がパンツを脱ぎながら何かを引っ張り出して僕にまたがってきた。
「できれば新之助も下半身脱いだほうがいいよ♡終わった時すごい事になってるはずだから♡」

経験者の小学生の体を持つ碧の指示通り、僕と碧は下半身を露出した状態で、準備を始めただけであっという間にやる気になったオチンチンを碧のそこにぬるりと入れた♡
「んっ…はぁ♡潤滑油があるからそこまで痛くない♡じゃぁ魔法使ってみて♡」
碧は僕の肩に両手を乗せて僕が座ってる梁に足を乗せゆっくりと自分で体を上下させ始めた。
「ハァハァなんか体がもう新之助のサイズになってるみたいでぜんぜん痛くない♡ねぇ…キスも…」
碧の腰を両手で支えながら上下する体を一緒にサポートしつつキスをしたら頭の中に弾けるような気持ち良さと目がくらむような快感が走り抜けた。

どうも僕の魔法って最後に使った奴が、パッション駄々洩れ状態で勝手に発動するのね~♡

僕は頭の中が快楽物質に包まれた状態でなんとかさっき決めた記憶の改竄をやってみた。

そして僕と碧の股間の辺りは気持ち良さで失禁した碧のオシッコで真っ赤な状態にはならずに済んだというか真っ赤だったはずだけど全部流されたというか…
「碧にはセックスしながらの魔法は使わない方がよさそうだな」
「あ゛~~…じぬほどぎもぢよがっだぁ…こんなん知ったら…バカになる~~♡」


少しの間会話が不自由になるほど気持ち良かったらしい。
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