楽園・ゲーム

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第四章 死んだ原因?

112 楽園ゲームの裏側1/6

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3度目の時間遡行の結果、俺は美月みつき君と結婚する事になってしまいそうな状況に追い込まれた。
このまま座視していれば99%以上の確立で俺が知らない間に婚姻届を提出されているのではないだろうか。

とりあえずあの旅館…『養命亭』を出て俺達は美月…さんの指示の下、彼女の親族の経営するホテルに泊まる事になった。
そして当然の如く美月さんの采配で、俺と美月さん、千佳ちかちゃんと風子ふうこちゃんの2部屋に別れて部屋に放り込まれた。
部屋に入ると、少しの間美月さんは俺の体を求めてくれていたが、PM11:00を少し過ぎた辺りでとある人から電話が掛かってきて、その電話を受けて後、美月さんは俺を残してすぐに部屋を出て行った。
そして俺は1人でジュニアスイートレベルの部屋のベッドを使って気分的には…あっちの世界も含めて…1週間ぶりぐらい?に、穏やかな気分で休む事が出来た。

そして次の日から俺は、このホテルの部屋から会社に出社して仕事をする状態になったのだが、会社では大規模な部署の再編が行なわれる事になり、かなり忙しかった。
どうも会社の筆頭株主辺りからのかなり強い圧力がかかったらしく、あっという間に湯島ゆしま部長と現社長が現職から退く事が決まった。
それに伴って社長と湯島部長の裏の息の掛かった連中が、一斉に放逐される事になったらしく、俺と黒田くろだがそれぞれ現部署の部長に昇進し、高円寺こうえんじ専務は現職据え置き、外部から新しい経営陣が送り込まれると言った上層部の刷新が行なわれた。

このあまりにも早い対応に、黒田や湯島部長以外に裏で誰かが動いている奴が居るかも?となんとなく考えていた俺の答えが、美月さんから繋がる株主辺りだったのではないかと思い始めているのだが…今の所はまだ美月さんから明確な答えを聞き出せてない。
俺は、そのあたりの事情を詳しく聞く為に、彼女を駅弁状態で子宮を押し潰す勢いで突き上げたり、バックで鬼突きしながら耳元で何度も聞いてみたのだが、アヘアヘ状態になっていても美月さんはまったく情報を漏らさなかった。

下半身は濡れ濡れ状態で何度も潮吹きしまくったにもかかわらず♡

ちなみに、そんな状態で上がごたごたしていても仕事は待ってくれない訳で、俺と美月…佐々木ささき課長はとても忙しい思いをする事になった。

「それで?辞令は1ヵ月後ぐらいにもらえてその後正式に部署が動き始める訳か。」
「どうもそんな感じになるみたいね。…なんか…新婚旅行どころじゃなくなりそうなんだけど…きよしぃ~嫌いにならないでよぉ~?」
ブラジャーだけを装着した姿で俺に騎乗位で乗り、腰をぐりんぐりん動かしながら俺の顔を両手で持って聞いてくる美月さん。

まだ結婚が決まってる訳じゃないのだが、このホテル住まいが始まった次の日から佐々木君って呼ぶと完全に無視する様になった美月さんは、もう気分だけは俺の奥さんなんだろうな。
そしてホテルでの同棲2日目…本来の俺の命日になる日に、黒田と高円寺専務と情報交換という名の少女の交換会が行なわれる事になり、今回のループで初めてあのマンションに来た。
黒田から指示された部屋はあの時俺の尊厳を追い込んでくれたカメラが沢山設置された司ちゃんの住んでいた部屋。

部屋の中のソファーには俺と美月さんが座り、後ろに千佳ちかちゃんと風子ふうこちゃんが立ってる。
ソファーの反対側には黒田と高円寺専務が座り、ソファーの横につかさちゃんが立ってる。

「なぁ黒田、一つ聞きたい事があるが今良いか?」
「…とりあえず2人の交換を終えてからでは駄目なのか?」
「んっ?あぁ、それは先でかまわな」
「チカ~~!!」「アサアサ~~♡」
「フーコ~!!!」「ヒロくぅ~ん♡」
俺が答え終わる前から黒田と高円寺専務は立ち上がり両手を広げて待ち、千佳ちゃんと風子ちゃんはその2人に向かって飛び込んで行った。

「悪かったな、チカ。もう離さないからな♡」
「アサアサ?!ちょっ!こんな所でだ~めぇ~♡」
「フーコ。あの部屋はまだそのまま残してあるからなっ♡」
「はいっ♡」
少しの間俺達の前でなにやらエロ展開が始まりそうな2組の男女を俺と美月さんはソファーに座ったまま冷めた目で見ていたと思う。

そして司ちゃんはそんな二組の男女を見て少し笑顔になり俺達の方にゆっくり歩いて近づいて来た。
「初めまして。とは言っても私と佐々木君は君の事を映像で知っているので一応私達の自己紹介からさせてもらうよ。私は佐藤さとう。こちらは…まぁ私の妻になる予定の美月さんだ。」
「…知ってるよ?」
『なぜ今更自己紹介を始めたの?』とでも考えてそうな感じに頭の上にクエスチョンマークでも浮かべてそうな顔で俺を見上げてきた司ちゃん。

はて?もしかして黒田から俺達の事を教えてもらっていたのか?
「だって…あの時キヨシがどうしてもって言うから私、恥ずかしかったけどオシッコ掛けてあむぐっ?!」
「ちょ~~っとだけこっちの部屋で話をしようか!司ちゃんおいで!!」
「ねぇ清?今の話ってどういう意味?掛けてもらったって今…」
「美月さん!勘違いしないで欲しいが、俺はこの司ちゃんには一度も会った事は無い!それだけは間違いないんだ!!信じてくれ!!!」
「えっ?…この司ちゃんには?…はぁ?清は何を言い出す気?」

まずい。

「とりあえず少しばかり確認する事が出来たので美月さんは少しの間ここで待機していてくれ。」
「えっ?あっ!ちょっと清?!」
俺は司ちゃんをお米様抱っこしてとりあえずバスルームに避難した。

とりあえず二つ折りスライドドアを閉めてロックを掛けてからシャワーを最大湯量で浴槽に出した状態で外の気配を伺う…一応美月さんも黒田もその他の誰も脱衣場には来てない様だな。

おっと、司ちゃんをまだ持ってた。
そっと下ろすと司ちゃんは少しばかり恥ずかしそうな感じに服を直しながら俺を非難してそうな顔で可愛く睨んできた♡

とりあえず手元には特に何かカメラを隠せる様なシールらしき物が無かったので、ひとまず司ちゃんが毎日使っているらしきコンディショナーを手に取り浴室の天井に近い辺りに一つと入り口の正面の辺りにあったカメラを映らない状態にしておいて話をする準備が整った。

「司ちゃん、君はなぜ俺がトイレで君にしてもらった事のある…じゃないな、何度か前の時間移動をしたループ内でやってもらった事を知ってるんだ?」
確かあの時俺は洋式便器に中腰状態で準備が完了した司ちゃんの下半身の下に両手で顔でも洗う様な状態でオシッコをしてもらって…まぁ、そのまま一瞬だけ味見をして便器に捨てたんだ。
あの時の俺はほんの少しだけ興味本位でやってみたくなっただけなんだぁ~~!!神様ぁ~~許してください~~!!!悪いのはフベルトとマルセル君なんだぁ~~!!!!

人間とは一つの閾値を越える変態行為を見てしまうと自分の認識の中の変態度合い基準を一気に下方修正してしまうという本能的な無意識下での認識閾値修正が行なわれてしまうのでどうしても悪い方に擦り寄ってしまうんだぁ~~!だから俺は普通の人間としての性癖をフベルトとマルセル君のドヘンタイ行為で修正されてしまった被害者なんだ!だから悪いのはあいつらでもう少しで司ちゃんの生産物を食べてみたいと思ってもギリギリ踏みとどまってオシッコを舐めるだけで済ませた俺は絶対に悪くないんだぁ~~~~~!!!!!
しかも俺が少し前まで居た楽園エデンゲームの世界では菌の繁殖による腐敗だとか病気はおきない世界だったからそこらの認識もこっちのソレとは違ったんだ!だから色々複合的な要因が重なった結果俺の中で少女の生産物への興味が肥大化してしまって思わず味見してしまったのも

「キヨシ?」
んっ?おっと、少しだけ自己弁護に時間を割いてしまっていた様だな。
司ちゃんが夜の公園でふんどしだけを身に纏い体に金粉を塗ってヨガをしている人を見つけてしまった人の様な顔で俺を見ていた。

跪いてシャワーヘッドに向かって祈っている俺は少しばかり異常者レベルが高い行動をしていた様だな。
気をつけねば司ちゃんに変質者認定をされてしまう♡

「あぁ悪い。少しばかり取り乱した。もう大丈夫だ。って言うか司ちゃん、なんで君はあの時の事を覚えてるんだ?」
俺は時間を何度も戻ってやり直してきたけど、司ちゃんは…えっ?まさかこの子も俺と一緒に時間を移動してるのか?
「覚えてる…って言うよりも…夢でキヨシの事はずっと見ていたから分るよ?」
夢で見ていた??
「夢で会った私はキヨシの事を思い出せなかったけど今の私は少し思い出したよ。キヨシは私を何度もあの場所から連れ出して遊んでくれたんだもん♡」
司ちゃんは俺に近づいてきて背中に腕を回して抱きついてきた。
「俺が司ちゃんに会いに行ったって言うのは…?」
俺が司ちゃんに会ったのは、2回。
最初の遡行時に俺の命日の日に1回と今回。…今回も俺の命日だな。

俺の記憶では2回ほど司ちゃんに会ってる。

「たぶん…少し前?前回会ったのって1年ぐらい前かな?」
んっ?1年前?俺が1年前に司ちゃんに会いに行ってるって??
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