楽園・ゲーム

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第四章 死んだ原因?

117 楽園ゲームの裏側6/6

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黒田くろだが映像のコピーをどこかに持って行ったのか?」
「さぁ?あの人がそのパソコンを使って何か色々してたみたいだけど特に何か持って帰った様には見えなかったわ。だからその中に入れてるんじゃないの?」
霧生きりゅうさんはつかさちゃんに借りて全裸の上にそれだけを着ている丈の短いコートの上から腕を組んで何やら俺に対して優位な状況を手に入れたとでも思ってそうな感じに椅子に座っている俺を見下ろしてきているが、おっぱいの下で腕を組んでしまったおかげで、それまで首からおっぱいの頂点に盛り上がり、そのままコートの裾が落ちるに任せていたからなんとか股間部分が隠れていたのに、おっぱいの形に沿ってコートの布が勢いよく持ち上げられてしまい、小指大のクリトリスがこんにちわしていた。
女性はアンダーヘアーの形状をけっこう気にする人が多いみたいだが、霧生さんはHigh up natural lawn状態だったのでクリトリスがしっかり見えていた♡
たぶんクリトリスをあのサイズまで育てるにはそこそこ長い時間舐められ続けてきているはずなので、三園みそのさんの為にそんなヘアースタイルにしているのだろうが…読者の女性はパンティーを穿いてない状態では腕組みする時は気をつけるんだぞっ♡

アンダーヘアーとクリトリスの事はこの程度の検討で終わらせておくとして、この部屋の事を俺が知らないのが前提だったとすれば、黒田がこのパソコンにデータを置いておく可能性があるのかもしれないが…霧生さんに俺が初見の場所とか状況でも経験済みのような対応をすると黒田が教えている事を元に考えると、こんな場所に俺の致命傷になりえる様な情報を残しておくだけであの黒田が安心するとはさすがに思えない。
たぶんあいつなら自分が体一つだけになっても情報を取り出せる様な場所にデータを残すはず…それか、分散してデータを保存しておいてどこかのデータを破壊されたとしても大丈夫な状況を作るだろう。

黒田の用意周到な性格と効率を重視する判断基準から想像すると、たぶんあいつはクラウド上にデータを上げたんじゃないかと思う。それならばクラウドサービスのIDとパスワードさえ忘れなければほぼ永久に保存できる。
この状態の対処法…データを取り返すには黒田の個人的に契約している場所の情報とかそれ以外にも…無理だな。一度ネットワーク上にデータが上がったらそいつがどこでどうやってデータを分散して残すかなんて個人で追うなんて無理だ。

それならば、こんな状態であのデータを無効化する方法…似た様なインパクトのある情報を手に入れるしか無い。
そして俺は黒田が表に出したくない映像が存在するのを知ってる。

あの、千佳ちかちゃんを対面座位で持ち上げたり落としたりする様にしてエロエロセックスを楽しんでいた映像♡
あの映像を見た人ならば確実に黒田に『ロリコン』又は『ペドフィリア』認定をしてくれるだろう。
あの映像が世に存在しているだけでも社会人としては致命的だろうな♡

ちなみに風子ふうこちゃんと司ちゃんに関してはギリギリ『スレンダーな18歳以上の大人の女性です』ってゴリ押しが出来るかもしれない程度の発育度があるので…まぁ何にしてもあの映像に出演していた男優陣は全員アウトだろう。
それとたぶん、その映像が表に出たらもっとも困るのが高円寺こうえんじ専務なので、高円寺専務側からの圧力も使える様になる事も加味すると…俺と黒田の間に若干の緊張状態を維持する事にはなるが、俺の情報を黒田が勝手に使える状況は完全に封殺出来る状態になる可能性が高いだろう。
おまけで宇野うの君にもとばっちりが行くが…まぁそれは少女との性的な接触を楽しんだ結果なので甘んじて受け入れてもらうしかないだろう♡

ここで問題になるのは、司達3人の少女と黒田達がセックスしている映像を湯島ゆしま部長と佐々木ささき君がどうやって手に入れてどこに保管していたのかだよなぁ…確か日付がファイル名に使ってあった。
これは俺の想像でしかないので違ってるかもしれないが、映像の出元はたぶん、元々司ちゃん達が囲われていた部屋か、又はプレイルームか?そんな部屋に設置されていた監視カメラの映像をどこぞから手に入れた湯島部長が交渉に使うなり追い込むなりに使えるとして保存していたのを、俺を囲い込む為に『こんな悪い事をしてる連中なんだぞ!』って感じのメッセージ性を高める為に資料に同封して渡してきたのではないかと思うが…まぁ実際には湯島部長があの3人…黒田と高円寺専務とおまけの宇野君の頭を押さえる為に弱みを握ろうと画策した結果あの映像が存在する事になったのではないかと思うがね。

確か佐々木君から俺に情報が届いたのは…3回目のループの初日…俺の命日の2日前だよな。
だとすれば、今日が命日の次の日だから…あの日が本来の情報が届く日であったならば…3日?過ぎている訳だ。
さすがに丸々3日も決行日を過ぎてるので、ほとんどの人は、本来であれば佐々木君があのUSBメモリーを処分していると考えるだろうが…ここで気になるのが佐々木君の俺に対する距離感の変化だ。

あのUSBメモリーが俺の元に届くには、佐々木君が俺と結婚しても良いと考えられるぐらいに身内認定出来るだけの対応を俺がする必要がある訳なんだが、これまで繰り返してきたループでは3回目のループを除いて一度も俺の元にデータは届かなかった。
それにも関わらず佐々木君は、最初と2回目のループ時の俺への対応が、3回目のループ時の俺の奥さん的振る舞いをするようになった時に近いレベルで反応していた…気がする。
2回目のループ時には俺と霧生さんのキス現場を見て昼から早退したし、最初のループの時…今のこのループに繋がる時間の流れではお昼ご飯を一緒に食べて普通に会話を楽しんでいた様に見える程度の距離感になっていたり…
もし、あの日が決行日と決められていたのであれば、佐々木君の態度はそれ以降には好意的な状態にはならないのではないかと思う。
そこらから想像するに、彼女は昨日の段階ではまだあのUSBデータを処分してなかったのではないかと思われる訳だ。
まだ俺にあのUSBメモリーを渡すタイミングを見計らっていた可能性が高いのではないだろうか?

一応湯島部長が黒田の策略に掛かって身柄を拘束されているか死んでいるかはまだ俺には分からないが、彼女の安否は電話一本で確認できる。

「ねぇ…あなたに対して情報提供してる私をまだ放っておく気?」
俺が自分の安地探しをしていたのが無視された様に感じたらしい霧生さんが少しばかり気に入らないと言った感情を見せつつ俺ににじり寄って来た。
そう言えば霧生さんは俺に対してわざわざこのパソコンの中に情報があるかもしれないと、私見情報ではあるが俺に情報提供してくれた。
黒田の側に立つ人であればわざわざそんな情報を出して来る事は無いか…

もしかして…
「霧生さんってもしかしたら俺の事を少しは好意的に思ってくれていたりする?」
見えてるクリトリスに右手を伸ばしながら聞いてみたら霧生さんは俺の手から逃げずにそのまま近付いてきた。
「…あんなに興奮したのも気持ちよかったのも…んっふぅ♡初めてだったの♡」
そう言って俺に触れられるのをまったく気にせずに近付いてきて、10秒ぐらいビンビンクリトリスを触らせてくれてから、俺の脚の間にしゃがんでスラックスのファスナーに手を伸ばしてきた。

「なるほどな…だったら少しだけ手伝ってもらっても良いか?」
ベルトを外してスラックスを脱ぎ、ブリーフを足首まで下ろしてから確認してみたら、霧生さんはとても嬉しそうに俺のチンポを口に含んで頷いて答えてくれた♡

これは使い易い手駒霧生さんと三園さんが手に入ったと考えてもいいか?

少しの間霧生さんが気が済むまでと思いフェラをしてもらいながら彼女の頭や頬をなでつつ持って動かしつつ考えていたら、玄関のドアを開ける音が聞こえてきた。
「ねぇキヨシ?どこに…って霧生さんまたしてるの?」
ドアの所から顔を出した司ちゃんがため息吐きながらヤレヤレって感じに部屋に入ってきた。
「ちょっとばかり霧生さんが我慢できなくなったらしくてな。すぐに終わらせるよ。そうそう司ちゃん、もし暇なら三園さんを起こして外に出られる様に準備させておいてくれる?」
「それは良いけど…ご飯は?」
「4人でドライブスルーでもして外で食べても良いんじゃないか?」
司ちゃんドライブスルーの事は知ってた。
今回俺が車を持って来てない事を一応理解していたらしく、たぶん歩いて行く事になると考えて、『ポテトもいかがですかぁ~?』に行ってみたいって言ったらしい。
『ほんとはそれしてみたかったのぉ~♡』と嬉しそうに言いながら隣の部屋に戻って行った。

やっぱり…かわえぇのぉ~♡

「と言う訳だが、しのぶの車を使わせてもらっても良いよな?」
頭を少し強めに掴みながら聞いたら名前を呼び捨てにした辺りで霧生さんが1回強く体を震わせて俺の尻に両手を回して抱きついてきた。
これやっぱり動かせって事なんだよな?
恐る恐る霧生さんの頭を持ってイラマチオ状態で口を使わせてもらったら霧生さんのデレ期が始まった♡

その後霧生さんの口にそこそこ大量に射精を終えてから、部屋の電源を落として鍵を掛けて司ちゃんの部屋に2人で戻ったら、一応三園さんも起きていて、俺の記憶にある服を着てソファーの所に座っていた。

「さてと、とりあえず司ちゃんのご要望通りにファーストフードでドライブスルーをしてどこかで夕食を食べよう。」
「は~い♡」
「え~そんなの食べに行くのぉ~?」
「私ファーストフードより牛丼とかの方が好きなんだけど…」
1人を除いてあまり良い反応ではなかったが、霧生さんを急いで着替えさせていると司ちゃんが着ている服のポケットが変に膨らんでいるのを見つけた。

「なぁ司、それ何か持ってるのか?そんな浅いポケットに入れてたら無くすんじゃないか?」
部屋に置いておけと言う意味を込めて言ったのだが、司ちゃんはなぜかそれを手元から離したがらなかった。
「これは小さい頃からずっと持ってた物だから遠くに行く時なんかに置きっぱなしにしたら駄目なの。」
そう言ってポケットから出して見せてくれたのは赤い石だった。

手のひらに乗せたら転がる程度のサイズで…直径3cm程度の多角形にカットされた様に見える透明な赤い石。
なんとなく見覚えが有る様な無い様な…これってどこで見たんだったかなぁ…?
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