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第五章 追跡?

145 俺の記憶を求めて4/4

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「キヨシってさぁ、いっつもボクを最後に生贄に使うよね?」
俺はフベルト村の現駐在員兼村長のナルチェッチリーノ・デズテリーノさんに宛てた手紙を書きながらメルの愚痴を聞き流していたが、さすがに無視できない事を言われて顔を上げた。

「生贄って言葉はさすがに言いすぎじゃないか?…あーほら、『崇高なる犠牲』とか『清らかなる供物』って言い方にしてくれないか?村の連中にメルみたいな幼い姿の奴を生贄に使うのを一切躊躇わない奴って思われたら俺の今後の村の運営に支障が出てくるだろ?」
一応文章としては上意下達の模範的な感じに書けたと思う。後はこの手紙に封蝋を垂らしてそれにヴォルトーが作ってくれたサトウ村の村長の紋章の付いた指輪を押し付けて封をして…こんなものか?

「両方ともボクが自ら進んでやってるみたいな言葉が最初に付いてるけどさぁ、最後は全部生贄みたいなモノじゃないか。」
メルにチラッと視線を向けるとメルの寝床に両手両足を丸太をまたぐ感じにダラ~ンと落として顔だけ俺の方を向いて恨めしそうな感じに見てた。

「お前レテーナになんて言われて絞られたんだ?昨日…って言うか今朝もお前戻ってきてなかったけど何してた?」
メルはいつもであれば、俺の尻尾に体全身で抱き着いて先端部分をチュッチュ♡しながら寝てるジェシカをベッドのギリギリまで押しのけて、俺を丸太に見立てて抱きついて寝ていたはずなのだが、今朝は俺が目を覚ましても戻ってなかった。
たぶんレテーナに何か仕事を言いつけられたか、何か罰を受けていたのではないかと思われるが。

「ボクは昨日は夜中の3時ごろまでは正座させられてレテーナに説教されてたの。それからボクが居なかった時におきていた事を寝てるみんなから収集して来る様に言われて寝ずに頑張ってたの。」
メルは寝床でダラーン状態のまま俺に向けて片手を伸ばしておいでおいでしてる。
「寝てる奴らから収集ってどうやって?」
とりあえず封蝋が完全に固まるまでは少し置いておく必要があるので机の上に手紙を置いてメルに近付いて行くと、目の前で回る様に手で指示された。

「お前また俺に引っ付いて寝る気か?」
「どうせキヨシに付いてないとまた怒られちゃうんだから一緒に居る方がいいの。ほら、後ろ向いて。」
フン…答えられない、もしくは答える気は無いって事ね。まぁいいんだけどね。

俺はメルに自分の背中を向けて少し腰を落として乗り移りやすくしてやった。
ノソノソとゆっくり俺に手を伸ばして俺の背中におんぶされる状態に乗ってきたメル。
「お前このあいだみたいに勝手に俺を持ったまま飛ぶなよ?」
「…まぁ気付けたら頑張るよ♡あ…あーふぅ…♡キヨシにこうして全身で付いてるとなんかすごくキモチいいんだよなぁ~♡…クー…ン…スー…zzz」
「即落ちかよ。」

ちょっと前の話なのだが、メルがこっちの世界に来てすぐの頃かな?まだメル専用寝床を屋敷のそこら中に作る前に、こいつが村の中を昼も夜もあっちこっち行って何かしていた頃…確か資材集めに村の人達と一緒に近くの森まで行った時の事だったかな?
丸太を運ぶ為の荷車の御者台に座った俺にメルが眠そうな感じに目を擦りながら近付いて来たんだ。
話を聞くと最近忙しくてあまり寝てないらしく、それならばと移動の最中だけになるがおんぶしてやるつもりでメルに背中を貸してやったら、しがみついた状態ですぐに寝てしまったんだ。

それから…5分ぐらいした頃だったかな?
こいつ、俺の背中に全身で掴まったままいきなり飛び始めやがった。
そう、俺ごとな。

メルは俺の首の辺りに吸い付いて何やらチュッチュ♡しながらたまに噛み付いていて、俺が牧歌的な風景の中、なんとな~く気持ちよくなっていたら…ふと気付いたら地上から5mぐらいの高さまで昇っててかなり焦ったんだよなぁ。

ちなみにその時はメルの尻の穴に指を2本突っ込んで無理矢理起こしてなんとか地面に無事降りる事が出来たんだけど…あー勘違いするなよ?俺は最初、俺にしがみついてるメルの足とか腕を叩いて起こそうとしたんだぞ?
でもこいつ足を叩いても腕を叩いても寝てる間は何か変な感じにスイッチでも入るのかまったく起きなかったんだ。
鳥なんかが体を休める体勢になった時に足の形状の最適化がなされている為に一切の力が入ってない状態で木に掴まっていられる構造を持っているが、どうもそれに近い構造を体の中に持っていそうな感じだった。

その為に俺にはメルを起こす為にできる選択肢が無かったって訳で…
さすがに膣に指2本とか入れるのは怒られるかと思ってアナルに突っ込んだんだけど…やっぱり意識が戻ったメルには怒られたんだよなぁ…なんか理不尽じゃね?

と言う訳で俺がメルに背中を貸してやる場合、天井のある場所以外に行ってはいけないと経験則で理解してしまった訳だが…とかなんとか考えていたらさっそくメルの背中の羽が淡い光を発しながら俺ごと浮かび始めた。

天井と壁を伝ってなんとか机の所まで移動して、少し前に『私をお呼びの場合はこちらのベルを2回鳴らしてください。それと私をお使いになりたい場合はベルを小さく1回鳴らしてください♡』とココちゃんに渡されていた年末の商店街などの抽選会場で大当たりが出た時に鳴らしてもらえるハンドベルの1/4サイズぐらいのベルを持ってメルを起こさない様に小さく2回鳴らしてみた。

このベルを鳴らすとココちゃんパンティーを脱いだ状態で部屋に来て、なんだかんだ言い訳しておまんこと口で1回づつ…もしくは誰も居なかったら1時間程度がっつりと絞ってから満足して帰って行くって事が何度かあったんだけど…
『えっ?ベル2回鳴らしましたか?そうですか?でも私には1回しか聞こえてなかったですよ?まぁでもきよし様であればそんな気分になってウッキウキ気分で訪れてみたらフェラもしてもらえずすぐに仕事をしろなんて言われたらどう思います?そんな奴くびり殺して穴だけ存分に使ってやんぜぃって感じになってしまうでしょ?だからすこしだけでもその…お相手して下さったら…ココ…嬉しいなぁ~♡』って言って体の関係を楽しんで行くんだけど…

コンコンガチャ
「失礼します♡どこをお使いになりますか?」
ドアが開いておっぱいを見せながらココちゃんが嬉しそうに入ってきた。

「まぁ今回も想定内だな。」
「今現在屋敷の中にはお昼の準備の為に厨房に雇った使用人の方達が居るだけでニナ様もソフィー様もフィラーネさんもタマーラさんも居ません。ちなみにジェシカちゃんは先程マルセルが迎えに来て帰っていきました♡」
状況も申し分無さそうなだな…はぁ…
「清様?そんな女を目の前にしてため息とか絶対にしてはいけませんよ?一応私はラブドールではありますがAIに女性の性を持つ思考形態を持っています。だからその…」
目を少し潤ませながらゆっくり近付いてくるおっぱいを見せてるココちゃん…

「少しだけ可哀相と思っていただければ…私…満足しますのでその…よろしいでしょうか?」
流れるような足取りで俺の元まで歩いて近付いてきて普通に立ったまま俺のズボンの紐を解き始めるココちゃん♡
「まぁ…一瞬の状況判断でそこまで断り辛い話が出来る巧みな話術に関しては賞賛に値すると思うが、俺は今現在この状態な訳で、騎乗位とか背中をベッドにつけた状態でのセックスは対応できないからね?」

一応天井に頭を当てない様に両手で天井を押さえている俺は下半身がココちゃんのちょうど顔のあたりに在るおかげでどんな事をされても逃げられないって期待感がこう…ムクムクと湧き出てきてしまいまして…
「あはっ♡こんなにおおきくなさっていただけてココ嬉しいです♡」
とりあえず立ったままの状態でフェラれてしまった♡

あふん♡

そして下半身だけ脱がされた状態の俺はフェラ2連発でスイッチが入ってしまい…
空中持ち上げ式昆虫型セックス体位とでも言い表されそうな体位を確立してしまった♡

「清様の腕とオチンチンだけで体を持ち上げられてしまうのでかなり不安になりますが、その不安な状態が無理矢理に股間に意識を向けさせてしまってくれる感じがしてとっても気持ちいいかもしれません♡今度またメル様にもお手伝いしていただいて楽しみたい体位でした♡」
ココちゃんはそんな感想を残してフベルト村の…なんて奴だったか名前が思い出せない…あぁ、ナルチェッチリーノ・デズテリーノさんだ、彼に宛てた手紙を持ってノーパンのまま部屋から出て行った。

「そしてあれだけ嬌声を聞きながらまったく目を覚まさないメルって…もしかしたら指1本ぐらい入れても寝てたりするのかな?」
男とは、穴があったら入れてみたいと考える生物な訳で…

とりあえず目を覚ましたメルに仕返しと言われながら、脱いだままだった俺の股間の穴に腕を入れられて、『今後絶対に寝てるメルにはイタズラしません!』って宣言させられた。
やっぱりいくら寝ているとは言っても尻の穴に指を突っ込まれたら起きちゃうのね。
自分の尻の穴にじんわりとした痛みを感じつつどうにかして怒られないメルの穴の拡張方法を模索する気になった俺だった♡


そして…次の日…俺を絶望の嵐が襲った。


「お久しぶりですキヨシ様。一応禊の儀式に関しては滞りなく終わりましたのでこれからよろしくお願いします♡」
久しぶりに会ったレーヌさんは、おっぱいがそれまでの半分ぐらいのサイズになっていて、顔も…あの場所で会ったつかさちゃんにとても良く似ている感じに若返っていた。

嘘だろ?…俺の超乳が…無くなってしまった…


俺は血の涙を流しながらその場に崩れ落ちた。
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