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第一章
御曹子と魔法のUSB(違法)
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超資本主義世界をVRMMOで』
がキャッチコピーのVRMMO『All You need is Money』通称AYMは、ゲーム内の全ての事柄をお金で買えるというシステムで、世界的人気を誇っていた。
買えるものは、ステータス・スキルポイント・天気・モンスター、ダンジョンの出現・NPC・街・国に至るまで、このゲームに関係する物は全てだ。
ただ課金は出来ない仕様に為っているため、これらを購入するため、モンスター討伐だけでなく、商業や生産業など様々な業種が発展していた。
そのためゲーム内では『企業』がしのぎを削り、モンスターを狩る『ハンター』達は、大手企業の専属ハンターとして就職することを目標にしていた。
僕…龍谷敦哉は、龍谷財閥の御曹子として生を受けたが、勉強・運動どれも才能が無く、世に言うマダオである。
そんな僕でも、やはり大学は大事と言うことで、都内の私立大学の2回生だ。ただ、やはり財閥の御曹子がこんなマダオと言うのは自分でも恥ずかしいため、大学の友達にも隠している。
そして最近は専らAYMにハマっている。ゲームの中では、全ての行動がプレイヤーステータスに依存するので、現実では運動音痴の僕でも輝けるからだ。
まぁまだ初めて間もないので、輝いてはいないのだが…
ピンポーン
僕がAYMにログインしようとすると家のチャイムが鳴る。
勿論、御曹子ということがバレないように、大学近くの安いアパートで独り暮らしをしている。
ドアを開けると、太田和男が満面の笑みで立っていた。
彼は大学の友達でコンピューターエンジニアを目指しているらしい。
「敦哉!今良いか?空いてるよな!見てくれ!!遂に完成したんだよ!!」
「まぁ上がってよ。どうしたの?そんなに慌てて」
「驚くなよ!?これだよ!」
そう言って和男は1つのUSBを見せびらかしてきた。
「いや。USBだろ?何が入ってるんだよ」
「聞いて驚くな!?これをAYMに差し込むと、課金が出来るようになるんだよ!!」
「ふぁっっっ!!」
思わず謎の声が出てしまった。
「ふっふふふ!いやぁ長かったよ。本当に長かった!と言うことで、敦哉のアカウントで試作テストしたいんだけど」
「ふぁっっっ!?」
最早口癖になるかもしれない
「いやさぁ。これ作るのに熱中し過ぎちゃって、バイトも辞めて仕送りと貯金だけでやって来たからさぁ。ぶっちゃけ課金する金がないんだよね」
「元も子もないじゃん!まぁ少しくらいならいいか…アカウント凍結とかないよな?」
「安心しろ!複雑な設定の中に紛れ込ましてるから、相当中で暴れない限り大丈夫だよ!」
その言葉に安心して、僕は和男から受け取ったUSBをAYMに差し込み、起動する。
『あっつー様のログインを承認しました』
あっつーとは僕のユーザーネームである。
『解放可能コンテンツがあります。解放しますか?』
「うん。解放して」
『かしこまりました。これにより、あっつー様はゲーム内通過ゼルとは別に、口座からの引き落としにより円もお使いできるようになりました』
凄い!大学生がしたにはあり得ないほどの出来だ。
「因みに、価値はどうなのかな?」
『一律、1円=1ゼルと為ります。それでは口座番号と暗証番号を入力して下さい』
うーん。やっぱりそうだよね。1円=100ゼルとかは期待しすぎって奴だよね。
そう思いながら口座番号などを、入力する。
『連携に成功しました。円残高は5250万9321円になります』
「ごっごっ5千万!!!?」
ゲームの音声案内とは別の。人間の。和男の声に驚いて僕はVRを外す。
がキャッチコピーのVRMMO『All You need is Money』通称AYMは、ゲーム内の全ての事柄をお金で買えるというシステムで、世界的人気を誇っていた。
買えるものは、ステータス・スキルポイント・天気・モンスター、ダンジョンの出現・NPC・街・国に至るまで、このゲームに関係する物は全てだ。
ただ課金は出来ない仕様に為っているため、これらを購入するため、モンスター討伐だけでなく、商業や生産業など様々な業種が発展していた。
そのためゲーム内では『企業』がしのぎを削り、モンスターを狩る『ハンター』達は、大手企業の専属ハンターとして就職することを目標にしていた。
僕…龍谷敦哉は、龍谷財閥の御曹子として生を受けたが、勉強・運動どれも才能が無く、世に言うマダオである。
そんな僕でも、やはり大学は大事と言うことで、都内の私立大学の2回生だ。ただ、やはり財閥の御曹子がこんなマダオと言うのは自分でも恥ずかしいため、大学の友達にも隠している。
そして最近は専らAYMにハマっている。ゲームの中では、全ての行動がプレイヤーステータスに依存するので、現実では運動音痴の僕でも輝けるからだ。
まぁまだ初めて間もないので、輝いてはいないのだが…
ピンポーン
僕がAYMにログインしようとすると家のチャイムが鳴る。
勿論、御曹子ということがバレないように、大学近くの安いアパートで独り暮らしをしている。
ドアを開けると、太田和男が満面の笑みで立っていた。
彼は大学の友達でコンピューターエンジニアを目指しているらしい。
「敦哉!今良いか?空いてるよな!見てくれ!!遂に完成したんだよ!!」
「まぁ上がってよ。どうしたの?そんなに慌てて」
「驚くなよ!?これだよ!」
そう言って和男は1つのUSBを見せびらかしてきた。
「いや。USBだろ?何が入ってるんだよ」
「聞いて驚くな!?これをAYMに差し込むと、課金が出来るようになるんだよ!!」
「ふぁっっっ!!」
思わず謎の声が出てしまった。
「ふっふふふ!いやぁ長かったよ。本当に長かった!と言うことで、敦哉のアカウントで試作テストしたいんだけど」
「ふぁっっっ!?」
最早口癖になるかもしれない
「いやさぁ。これ作るのに熱中し過ぎちゃって、バイトも辞めて仕送りと貯金だけでやって来たからさぁ。ぶっちゃけ課金する金がないんだよね」
「元も子もないじゃん!まぁ少しくらいならいいか…アカウント凍結とかないよな?」
「安心しろ!複雑な設定の中に紛れ込ましてるから、相当中で暴れない限り大丈夫だよ!」
その言葉に安心して、僕は和男から受け取ったUSBをAYMに差し込み、起動する。
『あっつー様のログインを承認しました』
あっつーとは僕のユーザーネームである。
『解放可能コンテンツがあります。解放しますか?』
「うん。解放して」
『かしこまりました。これにより、あっつー様はゲーム内通過ゼルとは別に、口座からの引き落としにより円もお使いできるようになりました』
凄い!大学生がしたにはあり得ないほどの出来だ。
「因みに、価値はどうなのかな?」
『一律、1円=1ゼルと為ります。それでは口座番号と暗証番号を入力して下さい』
うーん。やっぱりそうだよね。1円=100ゼルとかは期待しすぎって奴だよね。
そう思いながら口座番号などを、入力する。
『連携に成功しました。円残高は5250万9321円になります』
「ごっごっ5千万!!!?」
ゲームの音声案内とは別の。人間の。和男の声に驚いて僕はVRを外す。
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