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第1章 ハッピークラフト学園にようこそ!!
彼女の正体は??
しおりを挟む「私の名前は"クレア"この世界を司る創造の神様(見習い)だよ。よろしく!
そして、気づいてると思うけどこの世界は君の元いた世界とは別の世界。君の世界で言うところの異世界かな」
神様や異世界など、ライトノベルでくらいしか聞かない言葉を連発する彼女。
しかし、ラノベを読み込んでる僕からしても、衝撃な言葉の連発に僕の頭はパンク寸前だった。
でも、そんな僕を御構い無しに彼女の口からもっと衝撃な言葉が飛び出した。
「でね、君をこの世界に呼んだのは、君を高校生にするためだよ。君、あのままだったら1時間後に容態が急変して死んじゃってたから」
死と言う言葉を聞いて全身に鳥肌がたつ。
そういえばさっきまで原因不明の病気で痛かった胸が痛くない。
これも神様の力なのかと妙に納得できた。
僕はひと息置いて彼女に質問をした。
「なんで神様は僕を助けてくれたの?」
「それはね。まだ秘密」
彼女口の前で✖︎マークを作った。
「ま、とにかく、君にはココ、ハッピークラフト学園で学生生活を送ってもらうよ。そうすれば君がココに来た理由は嫌でもわかると思う」
そう言う彼女の顔が少し悲しげだったのは気のせいだったのかもしれない。
瞬きをする間に彼女は笑顔に戻っていた。
「あ、えっと、クレア……様……?」
一応、神様と聞いて、様、をつけてみたものの、同い年の女の子を様呼びするのには妙に違和感があった。
「ふふ、クレアでいいよ」
彼女が笑いながら、そう言ってくれたので、お言葉に甘える。
「じゃあクレア。ハッピークラフト学園だっけ?そこで高校生活を送るのはいいとして、卒業したら僕はどうなるの、やっぱ死ぬ?」
「あ、そこは心配いらないよ。もし、"無事"に卒業出来たら、私が君の病気を治してあげる。あと、人間界で使える高卒資格もオマケしてあげるよ」
そんな事が出来るのか、まだ信じられないが、僕が今、この世界で頼れるのはクレアだけだった。
しかも、卒業したら、まだ生きれる。僕にとっては思ってもないチャンスだった。
僕は覚悟を決める。
「よくわかんないけど、それしか道はなさそうだね。」
ニコッと頷く彼女
でも、1つ問題が残されていた。
それは誰しもが苦労する道。
"受験勉強だ"
異世界の入試なんて、想像もつかない。
「ねぇ、どうやったら入学出来るの?やっぱ試験とか……」
「それ6心配ご無用!だって、私はこの学園の理事長だもん。全部、手回し済みですっ!」
どやっ、
そんな文字がクレアの背後に見えそうな顔をしていた。
そして、彼女は僕に言った。
「走れ、若者。入学式はもうすぐだ!」
僕の体は、不思議な力によって動かされ、どこかに向かって猛スピードで走りだした。
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