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第6章 創立記念パーティーにて
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「榊原さん、今日は朝から超ご機嫌で。現場でみんなにコーヒーおごったりして大盤振る舞いしてましたよ。よっぽど嬉しいんですね」とニヤニヤ。
「そう、だったの」
うん、なんか目に浮かぶ。
宗介さん、その時点の感情が、モロ態度に表れるから。
「彼のこの後の予定、知ってる?」
「今、渋谷で撮影中です。俺もこれから向かうんで。でも、今日は遅くならないと思いますよ」
「そう、じゃあ、向井さんによろしく」
「はーい」
八神くんはおどけて敬礼のポーズをして、運転席に乗り込んだ。
車が発車するのを見送り、わたしはスーツケースを手に、エレベーターでエントランス階へ。
受付で入居手続きをして、部屋の鍵とエレベーターや共有部分用ICカードを受け取り、ワクワクしながら部屋に向かった。
36階のC-2号室。
宗介さんの部屋は隣の角部屋の1号室。
この部屋は地方から上京するアイドルや俳優が使う部屋だと聞いた。
この半年ほど、空き部屋になっていたらしい。
「そう、だったの」
うん、なんか目に浮かぶ。
宗介さん、その時点の感情が、モロ態度に表れるから。
「彼のこの後の予定、知ってる?」
「今、渋谷で撮影中です。俺もこれから向かうんで。でも、今日は遅くならないと思いますよ」
「そう、じゃあ、向井さんによろしく」
「はーい」
八神くんはおどけて敬礼のポーズをして、運転席に乗り込んだ。
車が発車するのを見送り、わたしはスーツケースを手に、エレベーターでエントランス階へ。
受付で入居手続きをして、部屋の鍵とエレベーターや共有部分用ICカードを受け取り、ワクワクしながら部屋に向かった。
36階のC-2号室。
宗介さんの部屋は隣の角部屋の1号室。
この部屋は地方から上京するアイドルや俳優が使う部屋だと聞いた。
この半年ほど、空き部屋になっていたらしい。
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