隣の女の正体は…

笛鳴ことり

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幸せな瞬間

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「え?!本当に?!」


「うん。今日病院に行って聞いてきたの。」


「そっかぁ。本当に嬉しいよ!これからお腹の子と一緒に3人で頑張って行こうな。」


「うん!そうだね。」


さとしの幸せそうな顔が見れてとても嬉しかった。


本当に本当に幸せな瞬間だった。


でもこの日を境に段々とさとしは変わっていった。


「病院に行くなら一緒に行くよ。もう1人だけの体じゃないんだから。」


「でも、、、さとし今日仕事だよね?」


「大丈夫だから。かおりが心配なんだ。」


「ありがとう。でも無理しないでね。」


最近はこうやって外出する日は仕事を遅れて行ったり、早く終わらせて帰って来てくれたり常に一緒にいるような状態だった。


前は私にいろいろあったりしても気にするなとか言ってたのに、、、、、。


妊娠した途端に異常なほどさとしは私に対して過保護になった。


でもそれほど私とお腹の中の子どもを大切に思ってくれていると言うことだろう。


「母子共に順調ですね。」


お腹の子どもは健やかに育ってくれていた。


何もかも上手く行っていると、、、その時はまだ思っていた。


「ちょっとここで待ってて!車とってくるから。」


「分かった。ありがとう。」


病院が混んでいて今日は少し距離がある第二駐車場に車を停めていた。


そのくらい歩けるよって言ったのに心配だからって、、、とても優しくしてくれる。


あぁ本当に私は幸せ者だ。


そこに1人の女性が私に話しかけて来た。


「あなた、、、大森かおりさんですよね?」


「あ、、、はい。そうですけど、、あなたは?」


そう返答をするや否やその女は私に向かってナイフを持って襲いかかって来た!


その瞬間さとしが私を庇うように覆い被さってきた。


「きゃーーー!!!」


さとしの腕から血が流れていた。


「かおり大丈夫か?」


「何で?!何でこの女を庇うのよ!!この女のせいで何もかも壊れた!何もかも私は失ったのよ!
この女さえ居なくなれば、、、あなたは私のところへ戻って来てくれる、、、。ねぇそうでしょ!!」


「何言ってるんだよ!俺らはもうとっくに終わったんだ。」


え?!何?!


さとしも、この女も一体何も言っているの?!





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