8 / 19
第8話 現場検証
しおりを挟む
現場検証のためにカールとともに最初の犠牲者の部屋を訪れる。扉を開くと白い霧のようなものが部屋を漂っている。
「さすがに冷気の魔具は強力だね。まぁ死体の状態を保つためにはこれぐらい必要だから、寒くても我慢してくれよ。」
カールは肩をすくめ軽く身震いをしていた。そんなに寒いだろうか。あまり寒さを感じなかった俺は疑問に思いながらもエドの死体の側まで足を進める。
俺は最初この場所に転移して容疑者になり、怪しい人物が外に出るのを目撃している。そして二人目の犠牲者の第一発見者にもなり、皆からの疑いは一層強まったわけだが...。今は目の前の現場検証に集中しよう。
エドは首を切断されて殺害されていた。切断された首と身体があまり離れていなかったため、転移されてきた時は首を切断されていることには気づけなかった。
「ここまで綺麗に首を切れるのは、切断系の魔具ぐらいだね。他に外傷は...腕に打撲痕が少々ってところか。」
カールは慣れた様子で死体の隅々まで調べる。
「カールさん。俺を拘束する前には死体を調べたりしなかったんですか?」
「あぁ。首が切断されているところを確認して、現場保存のために冷気の魔具を設置しただけだね。そこまで詳しくは調べなかったよ。なんせ君が犯人で間違いないと思っていたし。」
カールはニヤリとして言い、俺がムッとしたのを見るとすぐに笑いながら謝ってきた。俺は話を戻す。
「切断系の魔具で切断されったてことは、容疑者はレイさんとシンってことですか?」
「そうとも言えないね。たしかにレイちゃんはエクスカリバーを起動できるほど切断系魔具との相性は良い。シン君は未知数だが立派な刀を持ち歩いているくらいだから、同様に切断系の魔具と相性が良いんだろう。だが、相性の良し悪しはともかく、下級の切断系魔具なら他の者にも扱えるだろう。もちろん、私にもね。」
どうやら切断系魔具にも様々な種類があるらしい。刀や剣の形状をしたものや、石ころのような形をしていて起動すると斬撃を飛ばすものまであるらしい。石ころタイプのものは所謂インスタントな人口魔具であり、一度使用すると消滅するとのことだ。すなわち使ってしまえば証拠として残らない。この世界にある魔具はまさに万能のツールであり、返り血を防いだり、足音を消したりもできてしまうらしい。
「本当に君は何も知らないんだね。案外、異世界から来たのは本当だったりするのかな。」
「だから本当なんですって。というか、魔具があれば犯罪起きまくりなんじゃないですか?なんだってできるわけだし。」
「人体に危害を与えられるほどの魔具は人口魔具であっても高価だからね。人を確実に殺せるほどの魔具なら、立派な家が一軒建つくらいの価格になるよ。それに、エウルール氏が使っていたような嘘を見破る魔具とかもあるからね。犯罪者だけが有利な訳では無い。」
一通り部屋を確認した結果、首が非常に綺麗に切断されていることと窓の鍵が外れていること以外には特に発見は無かった。俺はエドワードという人物についてをカールに聞いた。
「エドさんは誰かに恨みを買うようなことをしていましたか?」
「そうだなぁ。前にも少し話したけど、エド君は薬剤師でその方面での知識は深く、エウルール氏とは不老不死の薬の研究を進めていたようだ。性格は非常に温厚で、誰かに恨まれるような人物では無いはずなのだが...。」
「なるほど。じゃあ、あの机の上に並んでいる小瓶は彼の所有する薬の一部ですか?」
俺は卓上に並んでいるいくつかの液体が入った小瓶の方へ指を差した。
「あれは彼が得意としていた調合魔具だね。いくつかの魔具を調合して新たな魔具を生み出すものだよ。おそらく小瓶に入っている液体はただの調味料だよ。味覚に影響する魔具だね。」
「え、魔具って食べられるんですか?」
カールはキョトンとする。
「うん、そりゃあ、魔具だからね。」
「(なんでもアリだなほんと)」
俺たちはエドワードの部屋を後にし、第二の犠牲者であるヨハンの部屋を訪れる。ヨハンの部屋にも冷気発生の魔具が設置されていた。カールはエドのときと同様に手際よく死体と部屋中の確認を行なっている。こちらも特別不自然な点も見当たらなかった。俺はヨハンが殺された理由を探るためにカールに質問をする。
「ヨハンさんは結構自己中な印象があったんですけど、特別誰かの恨みを買うようなことはしていましたか?」
「私が知っている範囲では、特定の誰かから恨みを買うような言動はしていなかったと思うよ。まぁ、全員に平等に憎まれ口を叩いていたから、全員動機はあると言えばあるかもね。」
やはり今回も容疑者を絞ることはできそうになかった。犯人は首を綺麗に切断できて、エドとヨハンを殺害するなんらかの動機があった者ということしかわからない。ヨハンの殺人なんて、そもそも犯人はなぜ館の外に出れない状態で行ったのであろうか。逃亡できないというリスクを背負ってまで殺害する必要があったのであろうか。
二つの殺人事件の現場検証を終えた俺とカールは、広間Bのソファに腰掛ける。そしてふと疑問に思ったことをカールに投げかけてみる。
「そういえばカールさんは、どうして警官を辞めてまで小説家の道を選んだんですか?」
「随分と突然だね。そうだなぁ...。ただ単に、誰かの下で働くのが嫌になったというだけだよ。もっと自分で考えて自分にしかできないことがしたくなったのさ。」
「なるほど。俺は転移元の世界では学生だったからあんまり大人の気持ちはまだよくわからないけど、色々あるんですね。」
「はは。収入は激減したけど、心は豊かになったよ。結果的に今回みたいに警官時代の経験もなんだかんだで活きているわけだしね。この事件も意外な結末を迎えるのであれば小説にしてみようと思う。」
「カールさんはこの事件はどんな結末を迎えると思いますか?」
カールは少し考えてから、ニヤリと口角を上げながら答える。
「例えば、異世界から来た人物が実は次々に殺人を犯していたとかかな。」
彼の鋭い視線に思わず寒気を感じ、なぜか返す言葉が出て来なかった。その時、広間Aの方からやって来たレイが俺の名を呼ぶ。
「タクト殿。話がしたいのだが、少しいいかな?」
「あ、はい。大丈夫です。カールさん、すいませんが俺はこれで。何か新しく発見があれば教えてもられると助かります。」
カールは先ほどの冷たい視線から一変し、いつもの穏やかな目つきに戻っていた。
「あぁ、私はこの広間も一応調べておくよ。」
俺はレイに連れられ、広間Aに向かう。
広間Bに一人残ったカールは二人の背中を見送った後に、頬杖をつき独り言を言う。
「そうだなぁ。仮にタイトルを付けるとすれば、『異界の容疑者』といったところか。本当にただの容疑者で終われば良いんだけどね。」
「さすがに冷気の魔具は強力だね。まぁ死体の状態を保つためにはこれぐらい必要だから、寒くても我慢してくれよ。」
カールは肩をすくめ軽く身震いをしていた。そんなに寒いだろうか。あまり寒さを感じなかった俺は疑問に思いながらもエドの死体の側まで足を進める。
俺は最初この場所に転移して容疑者になり、怪しい人物が外に出るのを目撃している。そして二人目の犠牲者の第一発見者にもなり、皆からの疑いは一層強まったわけだが...。今は目の前の現場検証に集中しよう。
エドは首を切断されて殺害されていた。切断された首と身体があまり離れていなかったため、転移されてきた時は首を切断されていることには気づけなかった。
「ここまで綺麗に首を切れるのは、切断系の魔具ぐらいだね。他に外傷は...腕に打撲痕が少々ってところか。」
カールは慣れた様子で死体の隅々まで調べる。
「カールさん。俺を拘束する前には死体を調べたりしなかったんですか?」
「あぁ。首が切断されているところを確認して、現場保存のために冷気の魔具を設置しただけだね。そこまで詳しくは調べなかったよ。なんせ君が犯人で間違いないと思っていたし。」
カールはニヤリとして言い、俺がムッとしたのを見るとすぐに笑いながら謝ってきた。俺は話を戻す。
「切断系の魔具で切断されったてことは、容疑者はレイさんとシンってことですか?」
「そうとも言えないね。たしかにレイちゃんはエクスカリバーを起動できるほど切断系魔具との相性は良い。シン君は未知数だが立派な刀を持ち歩いているくらいだから、同様に切断系の魔具と相性が良いんだろう。だが、相性の良し悪しはともかく、下級の切断系魔具なら他の者にも扱えるだろう。もちろん、私にもね。」
どうやら切断系魔具にも様々な種類があるらしい。刀や剣の形状をしたものや、石ころのような形をしていて起動すると斬撃を飛ばすものまであるらしい。石ころタイプのものは所謂インスタントな人口魔具であり、一度使用すると消滅するとのことだ。すなわち使ってしまえば証拠として残らない。この世界にある魔具はまさに万能のツールであり、返り血を防いだり、足音を消したりもできてしまうらしい。
「本当に君は何も知らないんだね。案外、異世界から来たのは本当だったりするのかな。」
「だから本当なんですって。というか、魔具があれば犯罪起きまくりなんじゃないですか?なんだってできるわけだし。」
「人体に危害を与えられるほどの魔具は人口魔具であっても高価だからね。人を確実に殺せるほどの魔具なら、立派な家が一軒建つくらいの価格になるよ。それに、エウルール氏が使っていたような嘘を見破る魔具とかもあるからね。犯罪者だけが有利な訳では無い。」
一通り部屋を確認した結果、首が非常に綺麗に切断されていることと窓の鍵が外れていること以外には特に発見は無かった。俺はエドワードという人物についてをカールに聞いた。
「エドさんは誰かに恨みを買うようなことをしていましたか?」
「そうだなぁ。前にも少し話したけど、エド君は薬剤師でその方面での知識は深く、エウルール氏とは不老不死の薬の研究を進めていたようだ。性格は非常に温厚で、誰かに恨まれるような人物では無いはずなのだが...。」
「なるほど。じゃあ、あの机の上に並んでいる小瓶は彼の所有する薬の一部ですか?」
俺は卓上に並んでいるいくつかの液体が入った小瓶の方へ指を差した。
「あれは彼が得意としていた調合魔具だね。いくつかの魔具を調合して新たな魔具を生み出すものだよ。おそらく小瓶に入っている液体はただの調味料だよ。味覚に影響する魔具だね。」
「え、魔具って食べられるんですか?」
カールはキョトンとする。
「うん、そりゃあ、魔具だからね。」
「(なんでもアリだなほんと)」
俺たちはエドワードの部屋を後にし、第二の犠牲者であるヨハンの部屋を訪れる。ヨハンの部屋にも冷気発生の魔具が設置されていた。カールはエドのときと同様に手際よく死体と部屋中の確認を行なっている。こちらも特別不自然な点も見当たらなかった。俺はヨハンが殺された理由を探るためにカールに質問をする。
「ヨハンさんは結構自己中な印象があったんですけど、特別誰かの恨みを買うようなことはしていましたか?」
「私が知っている範囲では、特定の誰かから恨みを買うような言動はしていなかったと思うよ。まぁ、全員に平等に憎まれ口を叩いていたから、全員動機はあると言えばあるかもね。」
やはり今回も容疑者を絞ることはできそうになかった。犯人は首を綺麗に切断できて、エドとヨハンを殺害するなんらかの動機があった者ということしかわからない。ヨハンの殺人なんて、そもそも犯人はなぜ館の外に出れない状態で行ったのであろうか。逃亡できないというリスクを背負ってまで殺害する必要があったのであろうか。
二つの殺人事件の現場検証を終えた俺とカールは、広間Bのソファに腰掛ける。そしてふと疑問に思ったことをカールに投げかけてみる。
「そういえばカールさんは、どうして警官を辞めてまで小説家の道を選んだんですか?」
「随分と突然だね。そうだなぁ...。ただ単に、誰かの下で働くのが嫌になったというだけだよ。もっと自分で考えて自分にしかできないことがしたくなったのさ。」
「なるほど。俺は転移元の世界では学生だったからあんまり大人の気持ちはまだよくわからないけど、色々あるんですね。」
「はは。収入は激減したけど、心は豊かになったよ。結果的に今回みたいに警官時代の経験もなんだかんだで活きているわけだしね。この事件も意外な結末を迎えるのであれば小説にしてみようと思う。」
「カールさんはこの事件はどんな結末を迎えると思いますか?」
カールは少し考えてから、ニヤリと口角を上げながら答える。
「例えば、異世界から来た人物が実は次々に殺人を犯していたとかかな。」
彼の鋭い視線に思わず寒気を感じ、なぜか返す言葉が出て来なかった。その時、広間Aの方からやって来たレイが俺の名を呼ぶ。
「タクト殿。話がしたいのだが、少しいいかな?」
「あ、はい。大丈夫です。カールさん、すいませんが俺はこれで。何か新しく発見があれば教えてもられると助かります。」
カールは先ほどの冷たい視線から一変し、いつもの穏やかな目つきに戻っていた。
「あぁ、私はこの広間も一応調べておくよ。」
俺はレイに連れられ、広間Aに向かう。
広間Bに一人残ったカールは二人の背中を見送った後に、頬杖をつき独り言を言う。
「そうだなぁ。仮にタイトルを付けるとすれば、『異界の容疑者』といったところか。本当にただの容疑者で終われば良いんだけどね。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる