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「だが、あれだな、俺と思えではちょっと考えが違うようだ」運転手がボリボリと腹をかきながら言った。……みんなリラックスモードに旅立ってしまっている。暑いは暑いが、やはり風通しは良い。ちょっと首をもたげて見ると、手やら足やらに虫が這い上がってきている。
「ん?どこか変だったかな」
「まず、正義のヒーローってとこだな。あいつらがそんなわけないだろ」
「そうだね。そこは冗談の範疇ってことにしてよ。…でも、研究室で起きている悪事を暴こうとしてるのかもよ?」
「いーや、俺は逆だと思うね。実験室を破壊したら、大量のエネルギーをばら撒くことになるんだぜ?すぐ近くには住宅街もあるし……、大混乱は避けられねぇだろうな」
ここは、運転手に軍配があがるかな。だって、悪事を暴くのなら、密告だけで十分だもんね。でも、それをせずにこの街に侵入してきたんだから、あいつらは間違いなく何か害のあることをしようとしている。
「そっか。そーだよねー、ハハハ!」
男の子は、それを分かっていながら言っていたらしく、あっさりとその意見を認めた。
「ん?どこか変だったかな」
「まず、正義のヒーローってとこだな。あいつらがそんなわけないだろ」
「そうだね。そこは冗談の範疇ってことにしてよ。…でも、研究室で起きている悪事を暴こうとしてるのかもよ?」
「いーや、俺は逆だと思うね。実験室を破壊したら、大量のエネルギーをばら撒くことになるんだぜ?すぐ近くには住宅街もあるし……、大混乱は避けられねぇだろうな」
ここは、運転手に軍配があがるかな。だって、悪事を暴くのなら、密告だけで十分だもんね。でも、それをせずにこの街に侵入してきたんだから、あいつらは間違いなく何か害のあることをしようとしている。
「そっか。そーだよねー、ハハハ!」
男の子は、それを分かっていながら言っていたらしく、あっさりとその意見を認めた。
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