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「ところでさ」
少年が話題を変えようと明るい声を出す。
「なんだ?」
「ほら、ちょっと、あの、仕事がひと段落したんだからさ。みんな、パーっと遊びたくない?」
「………ふふっ、職業は努めて感情を入れずにやんなきゃいけねぇが、それでも、それをウチの組織の誰かに見られたらどうなるか分かんねぇぞ。死者が出てるんだからな」
そっか。ヒャーヒャー遊んでたら反感買うわな。
「うーん………」
「俺さ、もう行くわ」
ガタッとカズヤが立てる。
「お、おうっ。早いな」
「話すこともなくなったみてぇだからな」
個室の戸を開けて、ちょっとこっちに笑いかけ、カズヤは出て行った。
少年が話題を変えようと明るい声を出す。
「なんだ?」
「ほら、ちょっと、あの、仕事がひと段落したんだからさ。みんな、パーっと遊びたくない?」
「………ふふっ、職業は努めて感情を入れずにやんなきゃいけねぇが、それでも、それをウチの組織の誰かに見られたらどうなるか分かんねぇぞ。死者が出てるんだからな」
そっか。ヒャーヒャー遊んでたら反感買うわな。
「うーん………」
「俺さ、もう行くわ」
ガタッとカズヤが立てる。
「お、おうっ。早いな」
「話すこともなくなったみてぇだからな」
個室の戸を開けて、ちょっとこっちに笑いかけ、カズヤは出て行った。
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