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264話 新しい身に付けるものでございます!
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「主な効果は二つだよ」
まずアーティファクトの鎧であることから頑丈だったり壊れにくかったりする機能は当然備わっているらしい。それ以外で効果が二つあるということね。
一つは危険察知。血液を垂らし、さらに魔力を込めることで使用者として鎧に登録することで、それからその人が装備すれば不意打ちを回避したり攻撃を見切ったりできるようになるらしい。ステータスで攻めるタイプじゃなくて、技量が主軸のガーベラさんにとっては大きな助けになるはず。私を倒したその腕前と合わせてかなり使えこなせそう。
二つ目は魔法の蓄積。なんでも、魔法や魔力を蓄積・吸収していつでも使えるようにすることができるらしい。例えばMPありったけの魔法を十発分貯めておいて、それを一度にはなったりだとか、そんな使い方ができるみたい。
「どうかな?」
「ガーベラさんって魔法を頻繁に使うのですか?」
「そんなでもないよ。ただ、毎日その日の残ったMPの幾らかを寝る前に蓄積していけば、ダンジョンボスとかと戦う時に開放してらくできるかなって」
「そうですね、確かにそれが一番良い使い方かもしれません」
ガーベラさんにピッタリってほどでもないけど、使えなくもない鎧でよかったわ。むしろアーティファクトに合わせて戦闘スタイルを変える人だっているし、使いにくいみたいならそうしてみたりすればいいんじゃないかしら。
「強度も申し分ないし、このまま使うよ」
「ええ、それが良いでしょう」
「明日にでも討伐系の依頼を受けて鎧の試運転しようかな。……そうだアイリス」
「はい?」
「次はいつデートできそう? 忙しそうだし、特訓も始めたって言うから、しばらく無理かな。それによっては遠出の依頼も受けようかと思うんだけど」
そうなのよね、デートの時間が思いっきり減っているのよね。仕方ないけれど少し寂しい気もする。スケジュールはどうだったかな。どうせこの時間帯にギルドに来るのは毎日のことなんだから、今すぐ答えなくてもいいわよね。
「そうですね。少なくともオーニキスさんが見つかるまで、私たちは迂闊に出かけるなんてことできなくなりますし。ただ二人と打ち合わせ次第で大丈夫か申し分しれませんので、明日、いつデートできるかお伝えしますね」
「わかった。でもそっちの用事を優先するんだよ」
「私とのデート、楽しいですか?」
「もちろん!」
ガーベラさんの超イケメンスマイルは私の心臓を貫いた。そんなに私といっしょに居て楽しいのかしら。いつもリードしてくれるし、紳士的だし……最近はリードしてもらってるのは私の方なんだけど。それともリードするのが楽しいのかしらね?
「楽しみにしていただけるなら、またあの服を着て来ましょうかね」
「気持ちは嬉しいけど、目のやり場に困るんだよ。アイリスにしてははだけてるからさ。世間的な基準では普通なのかもしれないけど」
「……そうです? それなら良くないですか?」
「じゃあそこは任せるよ」
確かに今まで露出は控えててあれだけ路線が違ったかもしれないけど、ガーベラさんが喜ぶかもしれないと思って着たものだし……。なんか照れてるっぽいのが面白いから次のデートのときはそれを着て来ましょうかね。
◇◆◇◆◇
「というわけなのです」
「え、いつでもデートしていいよ? お城の人が来てもぼく達がなんとかするよー」
「そうだよアイリスちゃん。恋人とゆっくりするくらいなら全然大丈夫だよ」
【オイラも毎日とかじゃなかったら構わないと思うゾ】
朝起きて買い物に行く前にちょっと相談してみたら、みんなそう言ってくれた。それならば私的には今行なっている特訓を体に馴染ませたいのもあるし、ガーベラさんは討伐依頼受けるとのことだから5日後にしようと思う。
そう告げると、みんな頷いてくれた。
「あの服着てくの? 首元涼しそうなやつ」
「ええ」
「じゃあ新しい服買う必要はなさそうだね!」
「今日買うのは予定通りのものだけでいいね」
食材なども買い込むことにして私たちは久しぶりに三人でショッピングに出かけた。ケル君は昨日言っていた通り本さえ買って来てくれればいいらしく、それまでお留守番してくれるらしい。なんだか悪いわ。
「まずはアイリスちゃんの運動用の服だね! ぼくとお揃いのにしようねー」
「はい、そうします!」
「おねえちゃんとアイリスちゃんが同じの着るなら私も着るよ…!」
「でもロモン、ぼく達ほど激しい運動しないでしょ?」
「それでもなの!」
「ふふ、わかったよ」
そうこう話をしてるうちに、宿泊している宿から一番近い自己鍛錬や筋トレグッズ、スポーツ良品を取り扱っている道具屋さんにやってきた。道具屋さんって言っても様々なのよね。例えば料理グッズと裁縫グッズを主に売ってる店なんかもあるし。
「練習用の木刀とか、先端が綿の矢とか色々売ってるね」
「ぼくも今使ってる運動着はお父さんからもらったものだから、お店自体は初めてだよ」
「じゃあ同じの売ってるのかな……?」
「店員さんに聞けば一発だよ。すいませーん!」
「はーいよー」
ちょっとマッチョでいかにもスポーツをやっていそうな男の人の店員さんが駆けつけてきた。お店のイメージ通りの人だ。
リンネちゃんは自分のスペーカウの袋からいつも着ているヘソ出し運動着の上下両方を取り出し店員さんに見せた。
「それと同じもの、女の子用2着ありますか?」
「たしか一応在庫にはあったはずですが、かなり高級なものだったはずです。よろしいのですか?」
「え、いくらなんですか? ちょっとお待ちくださいね」
店の奥へ消えていった店員さん。5分くらいして実物を2着持って現れた。
「こちらでよろしいですか? 様々な効果が付いておりまして、伸縮はもちろん、トレーニング用に重さや動きやすさをカスタマイズすることができますが」
「はい、それです! それでお値段は……」
「一着三十万ストンです。うちで取り扱っている運動着の中でもかなり上の方の値段ですよ」
三十万ストンか、想定していたより何倍も高かったけど一応お金はあるし必要な買い物だから二着とも買っちゃえばいいかしら。
「二つで六十万ですね。すぐお支払いしますよ」
「わ、わかりました。ではご購入はそちらで受け付けます」
そんなわけで買ってしまった。ふふ、リンネちゃんだけじゃなくてロモンちゃんともこれでお揃い。私たち三人でお揃いのものを着るっていうのは、仲良し姉妹の証拠だと思う。
「買っちゃったねー」
「私、活用できるかどうかわからないのに良かったの?」
「お揃いなので良かったのです!」
「それにしてもお父さん、ぼくに高いものくれてたんだね」
「お父さんらしいではないですか」
「まあね!」
それから予定通り本と食料、生活品を買い、一旦宿に戻った。ケル君に5冊からさらに5冊加えた合計10冊の本をプレゼントしてからお揃いの運動着をもって練習場所へと向かった。着いたらそれに着替える。
「着心地は素晴らしいですし、とても動き安いですがやはり、お、お腹がスースーしますね」
「私も……」
「すぐ慣れるよ。アイリスちゃんが心配してるように男の人が来るわけでもないしね! それにしてもアイリスちゃん、お外で観るとなおさら白いね、お肌」
「ええ、そうですね」
「いつも思うけど日焼けしたらヒリヒリが酷そうだよね」
「ぼくもヒリヒリが嫌だから森の中で練習してるんだよ。じゃあ早速始めようか!」
私たちは猛特訓を開始した。
開始1時間経つ頃にはリンネちゃんのいう通り、この運動着だと効率が全然違うということがわかった。
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次の投稿は11/19です!
まずアーティファクトの鎧であることから頑丈だったり壊れにくかったりする機能は当然備わっているらしい。それ以外で効果が二つあるということね。
一つは危険察知。血液を垂らし、さらに魔力を込めることで使用者として鎧に登録することで、それからその人が装備すれば不意打ちを回避したり攻撃を見切ったりできるようになるらしい。ステータスで攻めるタイプじゃなくて、技量が主軸のガーベラさんにとっては大きな助けになるはず。私を倒したその腕前と合わせてかなり使えこなせそう。
二つ目は魔法の蓄積。なんでも、魔法や魔力を蓄積・吸収していつでも使えるようにすることができるらしい。例えばMPありったけの魔法を十発分貯めておいて、それを一度にはなったりだとか、そんな使い方ができるみたい。
「どうかな?」
「ガーベラさんって魔法を頻繁に使うのですか?」
「そんなでもないよ。ただ、毎日その日の残ったMPの幾らかを寝る前に蓄積していけば、ダンジョンボスとかと戦う時に開放してらくできるかなって」
「そうですね、確かにそれが一番良い使い方かもしれません」
ガーベラさんにピッタリってほどでもないけど、使えなくもない鎧でよかったわ。むしろアーティファクトに合わせて戦闘スタイルを変える人だっているし、使いにくいみたいならそうしてみたりすればいいんじゃないかしら。
「強度も申し分ないし、このまま使うよ」
「ええ、それが良いでしょう」
「明日にでも討伐系の依頼を受けて鎧の試運転しようかな。……そうだアイリス」
「はい?」
「次はいつデートできそう? 忙しそうだし、特訓も始めたって言うから、しばらく無理かな。それによっては遠出の依頼も受けようかと思うんだけど」
そうなのよね、デートの時間が思いっきり減っているのよね。仕方ないけれど少し寂しい気もする。スケジュールはどうだったかな。どうせこの時間帯にギルドに来るのは毎日のことなんだから、今すぐ答えなくてもいいわよね。
「そうですね。少なくともオーニキスさんが見つかるまで、私たちは迂闊に出かけるなんてことできなくなりますし。ただ二人と打ち合わせ次第で大丈夫か申し分しれませんので、明日、いつデートできるかお伝えしますね」
「わかった。でもそっちの用事を優先するんだよ」
「私とのデート、楽しいですか?」
「もちろん!」
ガーベラさんの超イケメンスマイルは私の心臓を貫いた。そんなに私といっしょに居て楽しいのかしら。いつもリードしてくれるし、紳士的だし……最近はリードしてもらってるのは私の方なんだけど。それともリードするのが楽しいのかしらね?
「楽しみにしていただけるなら、またあの服を着て来ましょうかね」
「気持ちは嬉しいけど、目のやり場に困るんだよ。アイリスにしてははだけてるからさ。世間的な基準では普通なのかもしれないけど」
「……そうです? それなら良くないですか?」
「じゃあそこは任せるよ」
確かに今まで露出は控えててあれだけ路線が違ったかもしれないけど、ガーベラさんが喜ぶかもしれないと思って着たものだし……。なんか照れてるっぽいのが面白いから次のデートのときはそれを着て来ましょうかね。
◇◆◇◆◇
「というわけなのです」
「え、いつでもデートしていいよ? お城の人が来てもぼく達がなんとかするよー」
「そうだよアイリスちゃん。恋人とゆっくりするくらいなら全然大丈夫だよ」
【オイラも毎日とかじゃなかったら構わないと思うゾ】
朝起きて買い物に行く前にちょっと相談してみたら、みんなそう言ってくれた。それならば私的には今行なっている特訓を体に馴染ませたいのもあるし、ガーベラさんは討伐依頼受けるとのことだから5日後にしようと思う。
そう告げると、みんな頷いてくれた。
「あの服着てくの? 首元涼しそうなやつ」
「ええ」
「じゃあ新しい服買う必要はなさそうだね!」
「今日買うのは予定通りのものだけでいいね」
食材なども買い込むことにして私たちは久しぶりに三人でショッピングに出かけた。ケル君は昨日言っていた通り本さえ買って来てくれればいいらしく、それまでお留守番してくれるらしい。なんだか悪いわ。
「まずはアイリスちゃんの運動用の服だね! ぼくとお揃いのにしようねー」
「はい、そうします!」
「おねえちゃんとアイリスちゃんが同じの着るなら私も着るよ…!」
「でもロモン、ぼく達ほど激しい運動しないでしょ?」
「それでもなの!」
「ふふ、わかったよ」
そうこう話をしてるうちに、宿泊している宿から一番近い自己鍛錬や筋トレグッズ、スポーツ良品を取り扱っている道具屋さんにやってきた。道具屋さんって言っても様々なのよね。例えば料理グッズと裁縫グッズを主に売ってる店なんかもあるし。
「練習用の木刀とか、先端が綿の矢とか色々売ってるね」
「ぼくも今使ってる運動着はお父さんからもらったものだから、お店自体は初めてだよ」
「じゃあ同じの売ってるのかな……?」
「店員さんに聞けば一発だよ。すいませーん!」
「はーいよー」
ちょっとマッチョでいかにもスポーツをやっていそうな男の人の店員さんが駆けつけてきた。お店のイメージ通りの人だ。
リンネちゃんは自分のスペーカウの袋からいつも着ているヘソ出し運動着の上下両方を取り出し店員さんに見せた。
「それと同じもの、女の子用2着ありますか?」
「たしか一応在庫にはあったはずですが、かなり高級なものだったはずです。よろしいのですか?」
「え、いくらなんですか? ちょっとお待ちくださいね」
店の奥へ消えていった店員さん。5分くらいして実物を2着持って現れた。
「こちらでよろしいですか? 様々な効果が付いておりまして、伸縮はもちろん、トレーニング用に重さや動きやすさをカスタマイズすることができますが」
「はい、それです! それでお値段は……」
「一着三十万ストンです。うちで取り扱っている運動着の中でもかなり上の方の値段ですよ」
三十万ストンか、想定していたより何倍も高かったけど一応お金はあるし必要な買い物だから二着とも買っちゃえばいいかしら。
「二つで六十万ですね。すぐお支払いしますよ」
「わ、わかりました。ではご購入はそちらで受け付けます」
そんなわけで買ってしまった。ふふ、リンネちゃんだけじゃなくてロモンちゃんともこれでお揃い。私たち三人でお揃いのものを着るっていうのは、仲良し姉妹の証拠だと思う。
「買っちゃったねー」
「私、活用できるかどうかわからないのに良かったの?」
「お揃いなので良かったのです!」
「それにしてもお父さん、ぼくに高いものくれてたんだね」
「お父さんらしいではないですか」
「まあね!」
それから予定通り本と食料、生活品を買い、一旦宿に戻った。ケル君に5冊からさらに5冊加えた合計10冊の本をプレゼントしてからお揃いの運動着をもって練習場所へと向かった。着いたらそれに着替える。
「着心地は素晴らしいですし、とても動き安いですがやはり、お、お腹がスースーしますね」
「私も……」
「すぐ慣れるよ。アイリスちゃんが心配してるように男の人が来るわけでもないしね! それにしてもアイリスちゃん、お外で観るとなおさら白いね、お肌」
「ええ、そうですね」
「いつも思うけど日焼けしたらヒリヒリが酷そうだよね」
「ぼくもヒリヒリが嫌だから森の中で練習してるんだよ。じゃあ早速始めようか!」
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