275 / 378
271話 アンデットのダンジョンでございます! 2
しおりを挟む
「ふう」
やはりCランクのアンデットが混じったところであんまり意味はないわね。相変わらずお金になりそうなものは落としてないし。たしかに持っていた武器などは残っていることがあるけど、そんなの集めたところで二束三文だし、こんなこと言ったら失礼だけどあんまり触りたくない。
「ね、ね、アイリスちゃん」
「何ですかリンネちゃん」
「もし魔物を倒すのに飽きたら次はぼくにやらせてよ」
「おや、剣で斬るのに抵抗があったのでは?」
「魔法なら大丈夫。それにあれだけ大量の魔物、DランクやCランクだったとしても相当な経験値になるよ、今それに気がついたんだ」
たしかに先に進むために惰性で倒していたけれどリンネちゃんの話通り、経験値を稼ぐにはかなりいいかもしれない。となるとケル君はもうだいぶ稼げたんじゃないかしら。……最近は経験の伸びも少なかったし、ここでしっかりと貯めておけばガーベラさんがSランクになるまでに私もあと2段階は進化できるかな。
「いいこと聞きました。では魔力が尽きるまで私がやりますね」
「え、アイリスちゃん魔力減らないじゃん! ずるいよ!」
「代わり番こにしようよ」
「バレちゃいましたか。ではそうしましょうか」
独り占めしようと思ったけどそうはいかなかったか。むすっとした表情を浮かべるうちの双子が今日も可愛い。とりあえず三回連続で殲滅きたら次に代わるといった形にすることにした。私は後2回戦える。
次の団体は前と同様にDランク複数体とCランク1体だった。普通に魔法を撃って倒してしまう。その最中、ロモンちゃんがケル君に質問をしていた。
「そういえばケル、さっきの話し合いに参加しなかったけどもういいの?」
【オイラは強い相手と戦いたいんだゾ。もし隠し部屋が見つかったらその時に代わってほしいゾ】
「そうだね、わかった」
三度目のアンデットの大群はCランクが2体に増えていたけど特に問題なく倒した。これで私の番は終わり。次はリンネちゃん。
リンネちゃんは魔法を使って倒すと最初は言っていたけれど、二回目からは光属性の剣撃を飛ばした方が練習になると考えたのかそちらを実行していた。ダンジョンで生まれたとはいえ定義上では仮にも人だったものがスパスパと斬られ、その切断面から浄化されていくのは見ていてとても複雑な気持ちになる。
「ふむむ……やっぱり魔法みたいに一気にズバッとはいかないなぁ。改良の余地があるなぁ」
「もっと広範囲にしたいってこと?」
「うん、そうしたら最上級魔法撃つより魔力の消費しないで済むし」
2、3回斬撃を放っただけで十数体の敵を倒せるのだから現状で十分だとは思うけど、リンネちゃんもケル君と同じでとことん強さを追求するわね。……そういえば私も最初は結構ガツガツしてたっけ。なんであんまり強さを求めるようにならなくなったのかな。彼氏ができたからかしらん。それともケル君のような優秀な弟分が居るから? でもそろそろあの頃の感覚を取り戻した方がいいよね。
「ぼくは次で最後だね。このダンジョン、どこまで敵が出てくるのかな」
「わからないね。経験値目的だしお金にはならないけど長ければ長いほどいいなぁ」
【しかもダンジョンは長ければ長いほど最後のボスも強いんだゾ。その上モタモタしてると魔物が再出現し始めたりする事例もあったらしいゾ】
「じゃあ逆にそれを狙っていけばいいんじゃない?」
「そうですね!」
ダンジョンをわざとゆっくり進む……これはお宝目的じゃまず思い浮かばないわよね。お金やアイテムが充実してるからこそ出る提案だと思うわ。でも今の私たちには必要なこと。ガーベラさんのダンジョン探索が終わってもなお私たちはまだ続けてるくらいがちょうどいいんじゃないかしら。
リンネちゃんの3回目はCランクが3体だった。今度はロモンちゃんの番。
「私は別に技術とか気にしてないし、普通に魔法で一掃するよ」
「あれ、魔人融体したら仲魔と魔物使いの両方に経験値が入るんだよね? そうすればいいんじゃないかな」
「……はっ!!」
「最近、己の鍛錬しすぎて半分忘れてたでしょ」
「は、恥ずかしい……穴があったら入りたいよ」
【なるほゾ……あ、あんなところにちょうどいい穴があるゾ】
ケル君が天井を見上げながらそう言った。へんな古代風の壁画のど真ん中に大きな穴が空いている。岩を登るような技術がないといけなさそうだけど、この天井の穴を登った先に何かあるんじゃないかしら。
「ほらロモン、穴だよ。多分隠し部屋だけど」
「あ、あんなところ登れないよ! 普通に空飛ぼう。じゃあアイリスちゃんとケル、お願いね!」
「了解しました」
空を飛べるって便利だけど、もしその手段がなかったらどうやって登ったのかしらあの穴。普通の冒険者じゃ無理そうね。……まあガーベラさんなら槍の技を地面に放った勢いで飛ぶとか、お父さんなら空中を高速で蹴り上がるとかそんなことやりそうだけど。つまり上級者向けってことなのかな。
私はゴーレムになって緑色の光のような翼を広げ右手にロモンちゃん、左手にリンネちゃんを乗せて飛んでみた。ケル君は自分で空飛んでる。すぐに足をつけるような平坦な場所が見えた。そこに着地して人間に戻る。
「ワクワクするね! 前回よりとってもいいものが手に入れられそう!」
「あの食べ放題の植木鉢より良いものですか」
【きっと強い敵も出てくるゾ。手出し無用なんだゾ、オイラがやるゾ! やるゾ!!】
「気合いバッチリだね!」
私たちはそのまま真っ直ぐ進んだ。もうゴールにたどり着いてしまったのではないかと思うくらい広い部屋に出る。あのダンジョンの天井にこんなものがあるなんて、ほんと、ケル君が気がつかなきゃわからなかったわね。前回もケル君が気づいてたし……きっと強者と戦いたいっていう願望が引き寄せてるのかも。まあ鼻がいいだけかもしれないけど。
この部屋の奥には人が一人佇んでる。あれも多分アンデットなんでしょう。重たそうな鎧を装着し、手には戦斧が握られている。俊敏さはなさそうだけどパワータイプって感じかな。魔物図鑑には載ってなかったはず。
「ロモン、あの魔物何かわかる?」
「んー、たぶんアンデットナイト系かなぁ……Aランクの魔物だよ」
「じゃあ鎧かあの斧がお宝かな」
「そうかもね」
鎧も斧も誰もつけないからいらないけど、売れば大金になりそうよね。ケル君はもう待てないとばかりに私たちより一歩前に出ている。
【……Aランクなら相手として不足なしなんだゾ。最初から全力でいかせてもらうんだゾ】
「ケル、頑張ってね!」
「危なくなったらすぐに助けますからね」
「無茶だけはしないでね!」
【わかってるゾ!】
ケル君は自分に補助魔法をかけ、さらに魔流を纏うことにより補助魔法の重ねがけまでした。属性をまとってで戦うのではなく今回は身体能力でねじ伏せるつもりのようだ。
修行の成果を私たちに見せつけるようにケル君は斧を持ったアンデットとの距離を一瞬で縮めた。そこで一気に幼体化を解除し、その勢いで体当たりをする。相手は吹っ飛ばされた。
【ってて……硬いんだゾ。物理で挑むより魔法の方が早そうなんだゾ……っと!】
砂煙の奥から放たれる斧による振り下ろしをケル君は難なく回避した。特訓ですごいわ、ケル君と敵のランク差が逆に見えるもの。
【リスシャイラム!】
すぐに立ち直したケル君の速さにより、間近で放たれる光属性最大の魔法はアンデットの兜にクリーンヒットした。このままなら楽に勝てちゃいそうね。
#####
すいません、投稿だいぶ遅れました!
次の投稿は1/28です!
やはりCランクのアンデットが混じったところであんまり意味はないわね。相変わらずお金になりそうなものは落としてないし。たしかに持っていた武器などは残っていることがあるけど、そんなの集めたところで二束三文だし、こんなこと言ったら失礼だけどあんまり触りたくない。
「ね、ね、アイリスちゃん」
「何ですかリンネちゃん」
「もし魔物を倒すのに飽きたら次はぼくにやらせてよ」
「おや、剣で斬るのに抵抗があったのでは?」
「魔法なら大丈夫。それにあれだけ大量の魔物、DランクやCランクだったとしても相当な経験値になるよ、今それに気がついたんだ」
たしかに先に進むために惰性で倒していたけれどリンネちゃんの話通り、経験値を稼ぐにはかなりいいかもしれない。となるとケル君はもうだいぶ稼げたんじゃないかしら。……最近は経験の伸びも少なかったし、ここでしっかりと貯めておけばガーベラさんがSランクになるまでに私もあと2段階は進化できるかな。
「いいこと聞きました。では魔力が尽きるまで私がやりますね」
「え、アイリスちゃん魔力減らないじゃん! ずるいよ!」
「代わり番こにしようよ」
「バレちゃいましたか。ではそうしましょうか」
独り占めしようと思ったけどそうはいかなかったか。むすっとした表情を浮かべるうちの双子が今日も可愛い。とりあえず三回連続で殲滅きたら次に代わるといった形にすることにした。私は後2回戦える。
次の団体は前と同様にDランク複数体とCランク1体だった。普通に魔法を撃って倒してしまう。その最中、ロモンちゃんがケル君に質問をしていた。
「そういえばケル、さっきの話し合いに参加しなかったけどもういいの?」
【オイラは強い相手と戦いたいんだゾ。もし隠し部屋が見つかったらその時に代わってほしいゾ】
「そうだね、わかった」
三度目のアンデットの大群はCランクが2体に増えていたけど特に問題なく倒した。これで私の番は終わり。次はリンネちゃん。
リンネちゃんは魔法を使って倒すと最初は言っていたけれど、二回目からは光属性の剣撃を飛ばした方が練習になると考えたのかそちらを実行していた。ダンジョンで生まれたとはいえ定義上では仮にも人だったものがスパスパと斬られ、その切断面から浄化されていくのは見ていてとても複雑な気持ちになる。
「ふむむ……やっぱり魔法みたいに一気にズバッとはいかないなぁ。改良の余地があるなぁ」
「もっと広範囲にしたいってこと?」
「うん、そうしたら最上級魔法撃つより魔力の消費しないで済むし」
2、3回斬撃を放っただけで十数体の敵を倒せるのだから現状で十分だとは思うけど、リンネちゃんもケル君と同じでとことん強さを追求するわね。……そういえば私も最初は結構ガツガツしてたっけ。なんであんまり強さを求めるようにならなくなったのかな。彼氏ができたからかしらん。それともケル君のような優秀な弟分が居るから? でもそろそろあの頃の感覚を取り戻した方がいいよね。
「ぼくは次で最後だね。このダンジョン、どこまで敵が出てくるのかな」
「わからないね。経験値目的だしお金にはならないけど長ければ長いほどいいなぁ」
【しかもダンジョンは長ければ長いほど最後のボスも強いんだゾ。その上モタモタしてると魔物が再出現し始めたりする事例もあったらしいゾ】
「じゃあ逆にそれを狙っていけばいいんじゃない?」
「そうですね!」
ダンジョンをわざとゆっくり進む……これはお宝目的じゃまず思い浮かばないわよね。お金やアイテムが充実してるからこそ出る提案だと思うわ。でも今の私たちには必要なこと。ガーベラさんのダンジョン探索が終わってもなお私たちはまだ続けてるくらいがちょうどいいんじゃないかしら。
リンネちゃんの3回目はCランクが3体だった。今度はロモンちゃんの番。
「私は別に技術とか気にしてないし、普通に魔法で一掃するよ」
「あれ、魔人融体したら仲魔と魔物使いの両方に経験値が入るんだよね? そうすればいいんじゃないかな」
「……はっ!!」
「最近、己の鍛錬しすぎて半分忘れてたでしょ」
「は、恥ずかしい……穴があったら入りたいよ」
【なるほゾ……あ、あんなところにちょうどいい穴があるゾ】
ケル君が天井を見上げながらそう言った。へんな古代風の壁画のど真ん中に大きな穴が空いている。岩を登るような技術がないといけなさそうだけど、この天井の穴を登った先に何かあるんじゃないかしら。
「ほらロモン、穴だよ。多分隠し部屋だけど」
「あ、あんなところ登れないよ! 普通に空飛ぼう。じゃあアイリスちゃんとケル、お願いね!」
「了解しました」
空を飛べるって便利だけど、もしその手段がなかったらどうやって登ったのかしらあの穴。普通の冒険者じゃ無理そうね。……まあガーベラさんなら槍の技を地面に放った勢いで飛ぶとか、お父さんなら空中を高速で蹴り上がるとかそんなことやりそうだけど。つまり上級者向けってことなのかな。
私はゴーレムになって緑色の光のような翼を広げ右手にロモンちゃん、左手にリンネちゃんを乗せて飛んでみた。ケル君は自分で空飛んでる。すぐに足をつけるような平坦な場所が見えた。そこに着地して人間に戻る。
「ワクワクするね! 前回よりとってもいいものが手に入れられそう!」
「あの食べ放題の植木鉢より良いものですか」
【きっと強い敵も出てくるゾ。手出し無用なんだゾ、オイラがやるゾ! やるゾ!!】
「気合いバッチリだね!」
私たちはそのまま真っ直ぐ進んだ。もうゴールにたどり着いてしまったのではないかと思うくらい広い部屋に出る。あのダンジョンの天井にこんなものがあるなんて、ほんと、ケル君が気がつかなきゃわからなかったわね。前回もケル君が気づいてたし……きっと強者と戦いたいっていう願望が引き寄せてるのかも。まあ鼻がいいだけかもしれないけど。
この部屋の奥には人が一人佇んでる。あれも多分アンデットなんでしょう。重たそうな鎧を装着し、手には戦斧が握られている。俊敏さはなさそうだけどパワータイプって感じかな。魔物図鑑には載ってなかったはず。
「ロモン、あの魔物何かわかる?」
「んー、たぶんアンデットナイト系かなぁ……Aランクの魔物だよ」
「じゃあ鎧かあの斧がお宝かな」
「そうかもね」
鎧も斧も誰もつけないからいらないけど、売れば大金になりそうよね。ケル君はもう待てないとばかりに私たちより一歩前に出ている。
【……Aランクなら相手として不足なしなんだゾ。最初から全力でいかせてもらうんだゾ】
「ケル、頑張ってね!」
「危なくなったらすぐに助けますからね」
「無茶だけはしないでね!」
【わかってるゾ!】
ケル君は自分に補助魔法をかけ、さらに魔流を纏うことにより補助魔法の重ねがけまでした。属性をまとってで戦うのではなく今回は身体能力でねじ伏せるつもりのようだ。
修行の成果を私たちに見せつけるようにケル君は斧を持ったアンデットとの距離を一瞬で縮めた。そこで一気に幼体化を解除し、その勢いで体当たりをする。相手は吹っ飛ばされた。
【ってて……硬いんだゾ。物理で挑むより魔法の方が早そうなんだゾ……っと!】
砂煙の奥から放たれる斧による振り下ろしをケル君は難なく回避した。特訓ですごいわ、ケル君と敵のランク差が逆に見えるもの。
【リスシャイラム!】
すぐに立ち直したケル君の速さにより、間近で放たれる光属性最大の魔法はアンデットの兜にクリーンヒットした。このままなら楽に勝てちゃいそうね。
#####
すいません、投稿だいぶ遅れました!
次の投稿は1/28です!
0
あなたにおすすめの小説
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足でお城が崩れる!?
貴族が足りなくて領地が回らない!?
――そんなギリギリすぎる領地を任された転生令嬢。
現代知識と少しの魔法で次々と改革を進めるけれど、
なぜか周囲を巻き込みながら大騒動に発展していく。
「領地再建」も「恋」も、予想外の展開ばかり!?
没落領地から始まる、波乱と笑いのファンタジー開幕!
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる