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296話 ガーベラさんとお話ししたいのでございます。
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私達は国王様が閉会すると言ってから城内の別の部屋に移動した。特に用途はない机と椅子が置いてあるだけの多目的な部屋だそう。普通は兵士さん辺りの休憩に使われるらしい。
私とガーベラさんが隣同士に座り、真向かいに真剣な面持ちのおじいさん、腕を組んでガーベラさんを見ているお父さん、大人達の中では一番落ち着いた様子のお母さんが座っている。ロモンちゃんとリンネちゃんは下座に座りこの雰囲気に少し戸惑っている様子を見せている。ケルくんはロモンちゃんに抱かれて眠っている。
「まずはなんというべきかなガーベラ君。……勇者になってくれてありがとうが正解ですかね、お義父さん」
「そうじゃな。この世界の一大任務を背負ってくれるのだからそれに関しては最大現に敬わなければならん。騎士団長としてな」
「ガーベラ君、本当は二人とも素直に感謝したいのよ。こわい顔してるけど」
「は、はい」
たしかに本気で感謝はしてるみたいだけど、それ以上に別の感情が勝っているみたい。泣きすぎて目が赤く腫れた私に対し二人とも様子を伺うような目線を向けてくる。
「ただ、今はアイリスちゃんの保護者、いや、親として君と話がしたい」
「は……はい」
「なにも勇者になったなら娘と別れてほしいって言いたいわけじゃないんだ。アイリスが君の心の支えになるのなら、私達人類にとってはその方がいい」
「は、はい」
「要するにワシらはアイリスを泣かせたことに対して言及したいわけじゃな」
「私がアイリスちゃんと同じ状況なら大泣きしてただろうし、この二人の言ってることは娘離れできない父親と祖父のお話として聞けばいいのよ」
「は、はぁ……」
ガーベラさんはひどく戸惑っている。私だって戸惑っているけど、基本的に男の人三人の間で話が進んでしまうため、なんと声をかけたらいいかわからない。正直お母さん頼り。それを察しているのかあ母さんは私に向かってウインクをした。
「もっとこう、なんとかなかったのかね。アイリスを悲しませない登場の方法とかな」
「ガーベラ君、君はどうやらノアとロモンよりも勘がいい、いや、勘というより予測に近いものを持っているんだよな。だったらもう少しなんとかならなかったのか」
「そのなんとか土壇場で思いつくならそうしてるわよね? 国王様の前だし先にアイリスちゃんを慰めるわけにもいかないでしょう。パパもお父さんも『なんとか』じゃなくて具体例を出すべきだわ」
「……」
「……」
「あ、あの……」
「……すまない、わかってるんだ。君がアイリスの彼氏として申し分ないということは」
どうやらもっと言いたかったことはあるみたいだけど、お母さんの細かいツッコミが核心を突いてて何も言えなくなってしまったみたい。私は娘や孫娘として大事にされてるのはとても嬉しいんだけど。
「アイリスちゃんは基本的に男嫌いだったからの、そんな子が泣いてガーベラ君が勇者であることに絶望するだなんて、本気で大事にしてくれている証拠じゃろう」
「すまない、本当はこの話し合いは、私達のこのなんとも遣る瀬無い気持ちを解消する時間にしたかったのだが……」
「そんなの、ただの八つ当たりに近いものね?」
「うん……本当に申し訳ないと思っている」
「グライドに同じじゃ」
どうやら私とガーベラさんが恋人同士であることは認めてくれている様子。いつも堂々としている二人が揃ってしゅんとなっている姿は滅多にみられないでしょう。この重圧のせいもあるのかもしれないけど。
「君は言ったな、勇者としての役目を終えた後もアイリスを大切にすると。絶対に死にも行方不明にもならないと」
「はい、絶対にアイリスを置いて別の場所へ行きません」
「ならもう……ワシから言うことはない。勇者ガーベラや、この総騎士団長ジーゼフ、全力を持ってお主の協力をする」
「私からはもう一つ質問をさせてほしい。君とアイリスちゃんの仲は今どのくらい進んでいるんだ」
「は、恥ずかしながらキスもまだです」
「……そうか」
お父さんは少し嬉しそうな、でも複雑な表情をした。逆にお母さんがお父さん達に向かって少し険しい目線を向けている。
「……アイリスちゃんが男性が苦手っていうのも確かにあるかもしれないけど、まさかキスもまだだったなんて。パパ達が釘を刺しすぎたのも一因じゃないの?」
「こ、今後は少し反省を……」
「少し? あのね、この国じゃ十八歳といったら結婚してても不自然じゃないの。アイリスちゃん達だって本当なら状況さえ揃ってれば一夜を共にしててもおかしくないわ。二人がこんなんじゃ、リンネとロモンも恋愛しにくいわね。可哀想に」
「……」
「……」
どうやらお母さんの中でどこかにスイッチが入ってしまったみたい。
……いや、よく見たら違う。また私にウインクをした。つまりこの話し合いをさっさと終わりにしガーベラさんと私の時間を作ろうとしている……! お父さん達との話し合いも確かに大事だけど、今私が一番話したい相手はガーベラさん。お母さんはそのことをわかってくれてるんだ。
「ちょっとお説教が必要かしら。リンネとロモンに影響が出ないうちにね。悪いんだけど四人とも今日のところは解散にしましょう?」
「え、ええ。いいんですか?」
「仕方ないよ……ノアは私に対して怒り始めると中々止まらないんだ」
「わ、ワシらもなんとか反省するからの、あの……適度に関係を進めてほしい」
「わ、わかりました……」
そういうわけでお開きとなった。私達四人と一匹はお城の外に出る。お母さんの意図を実の娘であるロモンちゃんとリンネちゃんも理解していたのか、すぐに提案をしてきた。
「じゃあ、ぼく達は宿に帰るからさアイリスちゃんとガーベラさん、二人で色々話し合ってよ」
「もしアイリスちゃんが今日中に帰ってこなくても、今日だけは何も言わないから」
ロモンちゃんとリンネちゃんはガーベラさんにバレないようにノアさんと同じようなウインクを飛ばしてきた。……ロモンちゃんの言う通りなら、私はガーベラさんの家に泊まれと、そう言ってることになるわね。二人とも面持ちは真面目なのに内心はいつもと同じレベルで私とガーベラさんの中を冷やかしているのでしょう。
でも……今日は、私としては珍しくガーベラさんと夜中まで一緒にいたい。夜まで家に泊まるなんて、絶対ただ事じゃ済まないけど、それでもいい。いや、今後のことを考えたらむしろその方がいいのかもしれない。いつもの男性に対する慎重さより、ガーベラさんのことを考える気持ちの方が勝ってしまっている。
「あ、あの、ガーベラさん」
「ど、どうしたのアイリス」
「……今からガーベラさんのお家に寄って……いえ、泊まってもよろしいですか?」
「えっ!?」
「まあまあ、ぼく達はお邪魔みたいだから」
「まあまあ、さっさと帰るとするね」
【ふぁぁ……せいぜいうまくやるんだゾ、ガーベラ】
「な、なにを……!?」
二人と一匹はそそくさと去っていった。この重圧のせいで外を歩いてる人もほとんどいないし、本当に二人っきり。
「だめ、ですか? ゆっくりお話しするならそれが一番かと思ったのですが、やはり急ではお邪魔でしたね」
「い、いや、いいんだよ来るのは。……泊まってくの?」
「はい」
「そ、そ、そっか、泊まってくのか。そっか」
王様と話していた時の勇者らしい態度はどうしたのか。この慌てっぷりが普段のガーベラさんよね、やっぱり。意味もなく頭に手も当てちゃって。なんだか落ち着く。
「だ、大丈夫なの? だってアイリス……」
「……貴方は私がいるから大丈夫だと言いました。でも私は不安です。とても不安です。……自分の信念が歪んでしまうほどに」
「……ご、ごめん」
「ガーベラさんが謝る必要はありませんよ。でも、でも今夜は……一緒にいさせてください」
「……わかったよ」
それから私とガーベラさんは一言も喋ることなく、彼の借家へ向かった。スペーカウの袋のなにはちゃんと着替えとかはある。一拍くらい大丈夫。……大丈夫じゃないのはそれ以外だけど、どうなってしまっても後悔はするまい。
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私とガーベラさんが隣同士に座り、真向かいに真剣な面持ちのおじいさん、腕を組んでガーベラさんを見ているお父さん、大人達の中では一番落ち着いた様子のお母さんが座っている。ロモンちゃんとリンネちゃんは下座に座りこの雰囲気に少し戸惑っている様子を見せている。ケルくんはロモンちゃんに抱かれて眠っている。
「まずはなんというべきかなガーベラ君。……勇者になってくれてありがとうが正解ですかね、お義父さん」
「そうじゃな。この世界の一大任務を背負ってくれるのだからそれに関しては最大現に敬わなければならん。騎士団長としてな」
「ガーベラ君、本当は二人とも素直に感謝したいのよ。こわい顔してるけど」
「は、はい」
たしかに本気で感謝はしてるみたいだけど、それ以上に別の感情が勝っているみたい。泣きすぎて目が赤く腫れた私に対し二人とも様子を伺うような目線を向けてくる。
「ただ、今はアイリスちゃんの保護者、いや、親として君と話がしたい」
「は……はい」
「なにも勇者になったなら娘と別れてほしいって言いたいわけじゃないんだ。アイリスが君の心の支えになるのなら、私達人類にとってはその方がいい」
「は、はい」
「要するにワシらはアイリスを泣かせたことに対して言及したいわけじゃな」
「私がアイリスちゃんと同じ状況なら大泣きしてただろうし、この二人の言ってることは娘離れできない父親と祖父のお話として聞けばいいのよ」
「は、はぁ……」
ガーベラさんはひどく戸惑っている。私だって戸惑っているけど、基本的に男の人三人の間で話が進んでしまうため、なんと声をかけたらいいかわからない。正直お母さん頼り。それを察しているのかあ母さんは私に向かってウインクをした。
「もっとこう、なんとかなかったのかね。アイリスを悲しませない登場の方法とかな」
「ガーベラ君、君はどうやらノアとロモンよりも勘がいい、いや、勘というより予測に近いものを持っているんだよな。だったらもう少しなんとかならなかったのか」
「そのなんとか土壇場で思いつくならそうしてるわよね? 国王様の前だし先にアイリスちゃんを慰めるわけにもいかないでしょう。パパもお父さんも『なんとか』じゃなくて具体例を出すべきだわ」
「……」
「……」
「あ、あの……」
「……すまない、わかってるんだ。君がアイリスの彼氏として申し分ないということは」
どうやらもっと言いたかったことはあるみたいだけど、お母さんの細かいツッコミが核心を突いてて何も言えなくなってしまったみたい。私は娘や孫娘として大事にされてるのはとても嬉しいんだけど。
「アイリスちゃんは基本的に男嫌いだったからの、そんな子が泣いてガーベラ君が勇者であることに絶望するだなんて、本気で大事にしてくれている証拠じゃろう」
「すまない、本当はこの話し合いは、私達のこのなんとも遣る瀬無い気持ちを解消する時間にしたかったのだが……」
「そんなの、ただの八つ当たりに近いものね?」
「うん……本当に申し訳ないと思っている」
「グライドに同じじゃ」
どうやら私とガーベラさんが恋人同士であることは認めてくれている様子。いつも堂々としている二人が揃ってしゅんとなっている姿は滅多にみられないでしょう。この重圧のせいもあるのかもしれないけど。
「君は言ったな、勇者としての役目を終えた後もアイリスを大切にすると。絶対に死にも行方不明にもならないと」
「はい、絶対にアイリスを置いて別の場所へ行きません」
「ならもう……ワシから言うことはない。勇者ガーベラや、この総騎士団長ジーゼフ、全力を持ってお主の協力をする」
「私からはもう一つ質問をさせてほしい。君とアイリスちゃんの仲は今どのくらい進んでいるんだ」
「は、恥ずかしながらキスもまだです」
「……そうか」
お父さんは少し嬉しそうな、でも複雑な表情をした。逆にお母さんがお父さん達に向かって少し険しい目線を向けている。
「……アイリスちゃんが男性が苦手っていうのも確かにあるかもしれないけど、まさかキスもまだだったなんて。パパ達が釘を刺しすぎたのも一因じゃないの?」
「こ、今後は少し反省を……」
「少し? あのね、この国じゃ十八歳といったら結婚してても不自然じゃないの。アイリスちゃん達だって本当なら状況さえ揃ってれば一夜を共にしててもおかしくないわ。二人がこんなんじゃ、リンネとロモンも恋愛しにくいわね。可哀想に」
「……」
「……」
どうやらお母さんの中でどこかにスイッチが入ってしまったみたい。
……いや、よく見たら違う。また私にウインクをした。つまりこの話し合いをさっさと終わりにしガーベラさんと私の時間を作ろうとしている……! お父さん達との話し合いも確かに大事だけど、今私が一番話したい相手はガーベラさん。お母さんはそのことをわかってくれてるんだ。
「ちょっとお説教が必要かしら。リンネとロモンに影響が出ないうちにね。悪いんだけど四人とも今日のところは解散にしましょう?」
「え、ええ。いいんですか?」
「仕方ないよ……ノアは私に対して怒り始めると中々止まらないんだ」
「わ、ワシらもなんとか反省するからの、あの……適度に関係を進めてほしい」
「わ、わかりました……」
そういうわけでお開きとなった。私達四人と一匹はお城の外に出る。お母さんの意図を実の娘であるロモンちゃんとリンネちゃんも理解していたのか、すぐに提案をしてきた。
「じゃあ、ぼく達は宿に帰るからさアイリスちゃんとガーベラさん、二人で色々話し合ってよ」
「もしアイリスちゃんが今日中に帰ってこなくても、今日だけは何も言わないから」
ロモンちゃんとリンネちゃんはガーベラさんにバレないようにノアさんと同じようなウインクを飛ばしてきた。……ロモンちゃんの言う通りなら、私はガーベラさんの家に泊まれと、そう言ってることになるわね。二人とも面持ちは真面目なのに内心はいつもと同じレベルで私とガーベラさんの中を冷やかしているのでしょう。
でも……今日は、私としては珍しくガーベラさんと夜中まで一緒にいたい。夜まで家に泊まるなんて、絶対ただ事じゃ済まないけど、それでもいい。いや、今後のことを考えたらむしろその方がいいのかもしれない。いつもの男性に対する慎重さより、ガーベラさんのことを考える気持ちの方が勝ってしまっている。
「あ、あの、ガーベラさん」
「ど、どうしたのアイリス」
「……今からガーベラさんのお家に寄って……いえ、泊まってもよろしいですか?」
「えっ!?」
「まあまあ、ぼく達はお邪魔みたいだから」
「まあまあ、さっさと帰るとするね」
【ふぁぁ……せいぜいうまくやるんだゾ、ガーベラ】
「な、なにを……!?」
二人と一匹はそそくさと去っていった。この重圧のせいで外を歩いてる人もほとんどいないし、本当に二人っきり。
「だめ、ですか? ゆっくりお話しするならそれが一番かと思ったのですが、やはり急ではお邪魔でしたね」
「い、いや、いいんだよ来るのは。……泊まってくの?」
「はい」
「そ、そ、そっか、泊まってくのか。そっか」
王様と話していた時の勇者らしい態度はどうしたのか。この慌てっぷりが普段のガーベラさんよね、やっぱり。意味もなく頭に手も当てちゃって。なんだか落ち着く。
「だ、大丈夫なの? だってアイリス……」
「……貴方は私がいるから大丈夫だと言いました。でも私は不安です。とても不安です。……自分の信念が歪んでしまうほどに」
「……ご、ごめん」
「ガーベラさんが謝る必要はありませんよ。でも、でも今夜は……一緒にいさせてください」
「……わかったよ」
それから私とガーベラさんは一言も喋ることなく、彼の借家へ向かった。スペーカウの袋のなにはちゃんと着替えとかはある。一拍くらい大丈夫。……大丈夫じゃないのはそれ以外だけど、どうなってしまっても後悔はするまい。
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