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313話 アーティファクトを貰うのでございます!
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「ねー、みんな、ちょっといい?」
それぞれ一緒に特訓する相手が決まって和気藹々としていた頃、王様がそう、みんなに声をかけた。そういえばまだ今日はお開きとか言ってなかったわね。
「今日はもう特訓せずに帰ってもらおうと思うんだけど、双子ちゃんとアイリスちゃん達には残って欲しいんだ。あ、念のためにケル君とガーベラ君も」
「お父様! 私、リンネちゃんとロモンちゃんを愛で……一緒に遊びたかったのに、まだ何かご用事があるんですの?」
「うん、アーティファクト渡さなきゃ」
そうだった、アーティファクトね。たしか植木鉢で二つ、ユーカン草の種で一つ、計三つのアーティファクトをこのお城の倉庫から選ばせてくれるっていう話だったかしら。現金と交換でもいいらしいけどね。
「てなわけだから、五人とも僕のもとに集まって」
私達はそれぞれの師匠となる人のもとを離れ、王様のところに集まった。ケル君はロモンちゃんの仲魔だから当然として、ガーベラさんはなんで呼ばれたのかしら。
「集まってくれたね。あ、あとの人は解散でいいからね! ……じゃあまず、アーティファクトにするかお金にするか聞こうかな」
「あ、あの、俺は……」
「ガーベラくんには勇者として僕からアーティファクトをいくつかプレゼントしようと思ってね。魔王と戦ってもらうっていうんだから、勇者の装備面も強化しなきゃダメじゃない」
「なるほど」
「じゃ、アイリスちゃん達はどっちか選んで」
実はもう私達の中で話はつけてある。私達はお仕事したり、ダンジョンのお宝を売ったり、大会で起こる賭けで数億ものお金を稼いでしまったりしている。だから貰うのは全部アーティファクトってね。
「全てアーティファクトでお願いします」
「了解だよ! じゃあさっそくレッツゴー!」
王様を先頭に、私達四人と一匹は後をついていく。なんだか、私とガーベラさんが保護者として子供達の面倒を見ている気分。いや、王様の方が二倍以上年上なんだけども。
お城の中を練り歩くうちに宝物庫にたどり着いた。いくつかの扉に分かれており、それぞれの部屋で内容物が違う。王様は番兵さんに声をかけてから自分の持っている鍵で『アーティファクト用』と記された部屋の戸を開けた。
「じゃあ中に入ってね」
私達全員がその倉庫の中に入ると、王様は最後に入って戸の鍵を閉めた。目の前にはずらりと丁寧に飾られたアーティファクトがたっくさん。パッと見だけでも五十個くらいはある。
私達でもすでに五個はアーティファクトを所持しているわけだけど、さすがにお城だものね。これだけあって当然なのかも。
「今見えてるアーティファクトはみんな、あげちゃっても大丈夫なやつなんだ。でもあの先にある黒い扉見えるよね? あの中にあるものは僕たちにとってきちんとした用途があったり、貴重だったりするものばかりが納められてるの。この間アイリスちゃんからもらった植木鉢みたいにね。だから、この部屋にあるものから選んでね」
私達のものだったあの植木鉢がそんな場所にきちんと仕舞われるとは、やっぱりかなり有用なアイテムだったのね。王様なら今後も有効活用してくれることでしょう。
ちなみに、ケルくんの鎧も元々はこの手前側の部屋にあったものらしい。あんな強い装備品で手前側ってことは、あげても大丈夫なアイテム群とはいえ強力なものが沢山ありそうね。
「あ、これ!」
まず最初にリンネちゃんが、剣が置いてあるコーナーで早速立ち止まった。十本くらい置いてあるうちの一本をマジマジと眺めている。その目線の先には、リンネちゃんの持っている光属性の剣のアーティファクト、『聖剣クルセイド』によく似た剣が飾ってあった。ただ、クルセイドは鞘も含めて白色が目立つ剣だけど、リンネちゃんが今見てる剣はその白色の部分が全て黒色になっている。
王様がリンネちゃんの元まで近づいてきた。
「それかー。見た目はかっこいいけど、あんまり使える片手剣じゃないんだよねー」
「そうなんですか?」
「うん。どうせ選ぶならリンネちゃん、別の片手剣のほうがいいよ。ほら、この隣のとか好きなだけ刃を伸ばせるって効果持ってるんだよ」
「えっと、ちなみにこの黒い剣はどういう効果なんですか?」
「それはねー」
リンネちゃんが見ていた黒い剣の名前は、『魔剣ヴィランド』。説明を聞く限りではなんと、リンネちゃんの『聖剣クルセイド』の闇属性バージョンの剣だった。その剣で闇属性の攻撃をするほど、相手は闇属性に弱くなるっていう効果ね。
王様曰く、三年くらい前、ある冒険者からこの剣が献上されたものの、闇属性を扱える剣士なんて人間には滅多におらず、人型の魔物であったとしても闇属性の剣技をきちんと扱えるようになるまで育てるのは難易度が高すぎるため、全く使えない代物として扱っていたとのこと。売ろうにもアーティファクトとしては格安でしか売れないため手放せず、困っているらしい。
「そうなんですか……じゃあこれ、ぼくもらいますよ」
「あれ、そういえばリンネちゃんって闇属性の剣技使えるんだっけ?」
「はい! というかぼく、すでに似たようなこれを……」
「なぁに? どれどれ」
リンネちゃんはクルセイドを取りだして王様に見せた。王様は一瞥しただけでその剣がどのようなものか効果と名前までわかったらしい。どうやら王様、かなり熟練した鑑定特技を持ってるみたい。
「なるほど、クルセイドかぁ。すでにリンネちゃんはヴィランドの光属性版を持ってたんだね! 光と闇の剣技を扱える人間の剣士なんて、リンネちゃんぐらいしか居ないんじゃないかな。グライドくんも基本の六属性までだし。いいよ、ヴィランド、リンネちゃんにプレゼントしちゃう!」
「プレゼント……?」
「うん、物々交換とは別件であげちゃうってことだよ」
「い、いいんですか!?」
「その剣扱えるのって実質リンネちゃんしかいないし。いいんだよ、タダで持ってってもらって。その剣もずっと、リンネちゃんが現れるのを待ってたのかもね」
「わぁ! ありがとうございます!」
本当にタダで貰っちゃったのね。いくらリンネちゃん以外に使えないからって良かったのかしら。あ、でも王様って強い人を見るのが好きなんだっけ。リンネちゃんに期待を込めてるっていうのもあるのね、きっと。あと倉庫の整理。
リンネちゃんは王様の手から『魔剣ヴィランド』を受け取った。これで私の体を使った双剣も役目を終えたことになるのかな。
【ロモンはなにか欲しいのないのかゾ?】
「んー、私は思いつかないなぁ。ケルはどう?」
【オイラは鎧で十分なんだゾ。ロモンは杖とかどうかゾ?】
「杖かぁ」
一方でロモンちゃんはどんな種類のアイテムをもらうのかすら決まってなかったみたいね。そしてケルくんはいらない、と。
私も私自身がアーティファクトみたいなものだし、欲しいものないなぁ。戦闘面じゃなくて、あの植木鉢みたいに生活で実用的なものを探してみようかしら。
そう考えて歩き回ってると、ちょうど良さそうなものが目に入った。鍋だ。アーティファクトの鍋。これはどういう効果なのかしら。三つ同じものが並んでるし。
「おや、アイリスちゃん。その鍋が欲しいの?」
「王様! ちょっと、どのような効果か気になりまして」
「『無限の鍋』っていうんだよ、それ」
曰く、この鍋は調理を終えるまで普通の鍋と変わらないのだけど、調理したあとに効果を発揮する。料理を取り分けたあと、もし少しでも鍋の中にその料理が残っていたら、付属の蓋を閉め十秒待つことで取り分ける前に戻る。植木鉢みたいに使用制限もない。なるほど、無限の鍋とはよく言ったものだわ……是非、うちの家には欲しいものじゃない。なんせどれだけ食べても満たされない子が二人もいるんだもの。
「この鍋ね、本当なら使える貴重品として向こうの部屋で管理するところなんだけど、このお城の食堂に一つ、向こうの部屋に予備として一つ、そしてこの部屋に三つ、計五つあるからね……」
「なんでそんなにあるんですか!?」
「僕が騎士たちに頼んでクリアしてもらった一つのダンジョンから四つ、違うダンジョンでもう一つ見つかったの……」
そ、そんなことってあるのね……。ダンジョンから同じアーティファクトが二つまでなら聞いたことあるんだけど。
「とりあえず私はこれをいただきますね」
「うん、いいよ!」
個人的にとってもいいものをもらったわ。今日はガーベラさんのお家に行くつもりだから、明日の夕飯にでも早速使おうかしら。
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次の投稿は11/25です!
それぞれ一緒に特訓する相手が決まって和気藹々としていた頃、王様がそう、みんなに声をかけた。そういえばまだ今日はお開きとか言ってなかったわね。
「今日はもう特訓せずに帰ってもらおうと思うんだけど、双子ちゃんとアイリスちゃん達には残って欲しいんだ。あ、念のためにケル君とガーベラ君も」
「お父様! 私、リンネちゃんとロモンちゃんを愛で……一緒に遊びたかったのに、まだ何かご用事があるんですの?」
「うん、アーティファクト渡さなきゃ」
そうだった、アーティファクトね。たしか植木鉢で二つ、ユーカン草の種で一つ、計三つのアーティファクトをこのお城の倉庫から選ばせてくれるっていう話だったかしら。現金と交換でもいいらしいけどね。
「てなわけだから、五人とも僕のもとに集まって」
私達はそれぞれの師匠となる人のもとを離れ、王様のところに集まった。ケル君はロモンちゃんの仲魔だから当然として、ガーベラさんはなんで呼ばれたのかしら。
「集まってくれたね。あ、あとの人は解散でいいからね! ……じゃあまず、アーティファクトにするかお金にするか聞こうかな」
「あ、あの、俺は……」
「ガーベラくんには勇者として僕からアーティファクトをいくつかプレゼントしようと思ってね。魔王と戦ってもらうっていうんだから、勇者の装備面も強化しなきゃダメじゃない」
「なるほど」
「じゃ、アイリスちゃん達はどっちか選んで」
実はもう私達の中で話はつけてある。私達はお仕事したり、ダンジョンのお宝を売ったり、大会で起こる賭けで数億ものお金を稼いでしまったりしている。だから貰うのは全部アーティファクトってね。
「全てアーティファクトでお願いします」
「了解だよ! じゃあさっそくレッツゴー!」
王様を先頭に、私達四人と一匹は後をついていく。なんだか、私とガーベラさんが保護者として子供達の面倒を見ている気分。いや、王様の方が二倍以上年上なんだけども。
お城の中を練り歩くうちに宝物庫にたどり着いた。いくつかの扉に分かれており、それぞれの部屋で内容物が違う。王様は番兵さんに声をかけてから自分の持っている鍵で『アーティファクト用』と記された部屋の戸を開けた。
「じゃあ中に入ってね」
私達全員がその倉庫の中に入ると、王様は最後に入って戸の鍵を閉めた。目の前にはずらりと丁寧に飾られたアーティファクトがたっくさん。パッと見だけでも五十個くらいはある。
私達でもすでに五個はアーティファクトを所持しているわけだけど、さすがにお城だものね。これだけあって当然なのかも。
「今見えてるアーティファクトはみんな、あげちゃっても大丈夫なやつなんだ。でもあの先にある黒い扉見えるよね? あの中にあるものは僕たちにとってきちんとした用途があったり、貴重だったりするものばかりが納められてるの。この間アイリスちゃんからもらった植木鉢みたいにね。だから、この部屋にあるものから選んでね」
私達のものだったあの植木鉢がそんな場所にきちんと仕舞われるとは、やっぱりかなり有用なアイテムだったのね。王様なら今後も有効活用してくれることでしょう。
ちなみに、ケルくんの鎧も元々はこの手前側の部屋にあったものらしい。あんな強い装備品で手前側ってことは、あげても大丈夫なアイテム群とはいえ強力なものが沢山ありそうね。
「あ、これ!」
まず最初にリンネちゃんが、剣が置いてあるコーナーで早速立ち止まった。十本くらい置いてあるうちの一本をマジマジと眺めている。その目線の先には、リンネちゃんの持っている光属性の剣のアーティファクト、『聖剣クルセイド』によく似た剣が飾ってあった。ただ、クルセイドは鞘も含めて白色が目立つ剣だけど、リンネちゃんが今見てる剣はその白色の部分が全て黒色になっている。
王様がリンネちゃんの元まで近づいてきた。
「それかー。見た目はかっこいいけど、あんまり使える片手剣じゃないんだよねー」
「そうなんですか?」
「うん。どうせ選ぶならリンネちゃん、別の片手剣のほうがいいよ。ほら、この隣のとか好きなだけ刃を伸ばせるって効果持ってるんだよ」
「えっと、ちなみにこの黒い剣はどういう効果なんですか?」
「それはねー」
リンネちゃんが見ていた黒い剣の名前は、『魔剣ヴィランド』。説明を聞く限りではなんと、リンネちゃんの『聖剣クルセイド』の闇属性バージョンの剣だった。その剣で闇属性の攻撃をするほど、相手は闇属性に弱くなるっていう効果ね。
王様曰く、三年くらい前、ある冒険者からこの剣が献上されたものの、闇属性を扱える剣士なんて人間には滅多におらず、人型の魔物であったとしても闇属性の剣技をきちんと扱えるようになるまで育てるのは難易度が高すぎるため、全く使えない代物として扱っていたとのこと。売ろうにもアーティファクトとしては格安でしか売れないため手放せず、困っているらしい。
「そうなんですか……じゃあこれ、ぼくもらいますよ」
「あれ、そういえばリンネちゃんって闇属性の剣技使えるんだっけ?」
「はい! というかぼく、すでに似たようなこれを……」
「なぁに? どれどれ」
リンネちゃんはクルセイドを取りだして王様に見せた。王様は一瞥しただけでその剣がどのようなものか効果と名前までわかったらしい。どうやら王様、かなり熟練した鑑定特技を持ってるみたい。
「なるほど、クルセイドかぁ。すでにリンネちゃんはヴィランドの光属性版を持ってたんだね! 光と闇の剣技を扱える人間の剣士なんて、リンネちゃんぐらいしか居ないんじゃないかな。グライドくんも基本の六属性までだし。いいよ、ヴィランド、リンネちゃんにプレゼントしちゃう!」
「プレゼント……?」
「うん、物々交換とは別件であげちゃうってことだよ」
「い、いいんですか!?」
「その剣扱えるのって実質リンネちゃんしかいないし。いいんだよ、タダで持ってってもらって。その剣もずっと、リンネちゃんが現れるのを待ってたのかもね」
「わぁ! ありがとうございます!」
本当にタダで貰っちゃったのね。いくらリンネちゃん以外に使えないからって良かったのかしら。あ、でも王様って強い人を見るのが好きなんだっけ。リンネちゃんに期待を込めてるっていうのもあるのね、きっと。あと倉庫の整理。
リンネちゃんは王様の手から『魔剣ヴィランド』を受け取った。これで私の体を使った双剣も役目を終えたことになるのかな。
【ロモンはなにか欲しいのないのかゾ?】
「んー、私は思いつかないなぁ。ケルはどう?」
【オイラは鎧で十分なんだゾ。ロモンは杖とかどうかゾ?】
「杖かぁ」
一方でロモンちゃんはどんな種類のアイテムをもらうのかすら決まってなかったみたいね。そしてケルくんはいらない、と。
私も私自身がアーティファクトみたいなものだし、欲しいものないなぁ。戦闘面じゃなくて、あの植木鉢みたいに生活で実用的なものを探してみようかしら。
そう考えて歩き回ってると、ちょうど良さそうなものが目に入った。鍋だ。アーティファクトの鍋。これはどういう効果なのかしら。三つ同じものが並んでるし。
「おや、アイリスちゃん。その鍋が欲しいの?」
「王様! ちょっと、どのような効果か気になりまして」
「『無限の鍋』っていうんだよ、それ」
曰く、この鍋は調理を終えるまで普通の鍋と変わらないのだけど、調理したあとに効果を発揮する。料理を取り分けたあと、もし少しでも鍋の中にその料理が残っていたら、付属の蓋を閉め十秒待つことで取り分ける前に戻る。植木鉢みたいに使用制限もない。なるほど、無限の鍋とはよく言ったものだわ……是非、うちの家には欲しいものじゃない。なんせどれだけ食べても満たされない子が二人もいるんだもの。
「この鍋ね、本当なら使える貴重品として向こうの部屋で管理するところなんだけど、このお城の食堂に一つ、向こうの部屋に予備として一つ、そしてこの部屋に三つ、計五つあるからね……」
「なんでそんなにあるんですか!?」
「僕が騎士たちに頼んでクリアしてもらった一つのダンジョンから四つ、違うダンジョンでもう一つ見つかったの……」
そ、そんなことってあるのね……。ダンジョンから同じアーティファクトが二つまでなら聞いたことあるんだけど。
「とりあえず私はこれをいただきますね」
「うん、いいよ!」
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