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95話 進化後のステータスでございますよ!
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「じゃあ、確認するね!」
ロモンちゃんは私のステータスを確認し始める。
私も見てみることにしよう。
==============
アイリス (エンジェルゴーレム)
Lv.1 〈極至種〉
Master: ロモン
Rank: B↓
HP: 775/775
MP: 989/989
攻撃:786
魔力:888
防御:998
器用:726
素早:705
特技: [無限念話][大扇動][大探索][大隠密]
[魔流創気][魔集大爆][魔流極波][魔爆極砲]
[魔流真斬][魔爆真斬][双斬月舞]
[滝鏡一閃][断裂鬼斬][大蛇剣昇]
[金剛正拳][七重連撃][韋駄疾拳]
[金剛炎拳][金剛水拳][金剛風拳]
[金剛土拳][金剛雷拳][金剛氷拳]
魔法: [リスペアラム] [フェルオール]
[リスファイラム] [リスバシャラム]
[リスビューラム] [リスドゴドラム]
[リスゴロゴラム] [リスヒョウラム]
[リシャドム][スシャドラ]
[シャイ][エクスプロージョン]
特殊:[極みに至る身体再生]
[極みに至る知能]
[極みに至る補助・回復の凌駕]
[極みに至る聖なる光]
[極みに至る自然治癒]
種族:[手腕完全操作][天使の大羽]
個体:[小石視点][習得の叡知]
[教授の凌駕][家事の達人]
[料理の名人][拳を極めし者]
身体:[自由退化][半魔半人化]
==============
ステータスは前段階のレベル40の時よりは下がってる。
1000超えてるのもあったはずなんだけど…でもやっぱり強い。
私の記憶が正しいなら、このステータスで単独でAランクの魔物を相手できるくらいはある。
敵と私の相性次第で2匹はいけるかも。
それはまあいいとして、目玉は特技の方ね。
新しく身体特技というのが追加されてるみたい。
自由退化…これは内容を見てみると、進化前のどの姿にもなることができるという物みたい。さらに、その姿に応じて人の時の姿も幼くなったりするって。
そして半魔半人化は言うまでもない。人間になれるやつだね。
人間になった時のステータスは、身体的要因を考えつつ基本的はそのままだということは、本で読んだから知ってる。
多分、私の場合は防御と素早さが逆転したり、攻撃が下がって器用が上がったりするんじゃないかな?
あとは……新しい『極みに至る』シリーズと種族特技ね。
前者の方は光属性に関することだった。
『~補助・回復の凌駕』の光属性版って感じかな。
光属性の攻撃や魔法、光属性をまとわせた行動の効果がものすごく上がるみたい。
これは今度、試して見ないとね。
ついでに闇属性に対する耐性も上がるんだって。
後者は、出したり消したりが可能な羽が、私の背中から生えてくるらしい。さらに、飛べるんだそうな。
MPは消費しないんだって。
ゴーレムが羽で飛ぶ………? ちょっと想像できない。
あとの特技はそうね。
魔法が大幅に進化してる。光魔法も覚えたし。
たしか、この段階の魔法を1つでも覚えられればいっぱしの上級魔法使いなんだっけ?
スフェオーラという、ステータスを上げる今発見されてるスキルの中では一番良いのも覚えたし。
とりあえず、これで確認は終わりでいいかな?
【私は確認し終えました】
「私はまだだから、もう少し待ってて!」
ならば私は自分の姿を小石視点で確認するとしよう。
前から変わったところはだいぶあるみたい。
全体の身体の色が、薄い銀色から白に近い色になってる。でも、目の窪みとか口の窪みとか、関節の間とか、ところどころの模様のあの薄く光っている緑色は変わらない。
というか増えたかも。
足とかにいい感じの装飾が増えてる。
それで、体型の方なんだけど、手は相変わらずでかいし、腕は手と合わせて地面まで届くし、顔も半円形ね。
だけど、全体的にスリムになった感じがするの。
足が胴体に対してだいぶ長くなったということもあるかもしれない。少なくともリトルリペアゴーレムよりはシャープ。
あと変わったところといえば…そう、後ろ。
後ろにもともとあった、ちいさな羽のような模様が大きくなった。もしかして特技の羽ってこのことかしら?
この模様から羽が生えてくるのかな?
それと胸のとこにあったハートマークとその中に入ってた変な石。あれはそのままの大きさ。
よくわかんないだよね、こればっかりは。
最後に頭の上の緑色の天使の輪っか。
あれが大きくなったの。前は頭のうえにちょこんと浮いてる程度だったんだけど、今じゃ、私の半円形の頭の直径より一回り小さいくらい。
なるほど、つまり白い身体と羽と天使の輪っかでエンジェルゴーレムってわけね。
「アイリスちゃん、ステータス見終わったよ。すごいね! またいろんな特技が増えたね!」
ロモンちゃんが嬉しそうにそう言った。
【はい! …それで半魔半人化の事なんですが】
そう言うと、ロモンちゃんが反応する。
「アイリスちゃん、やっと人になれるの? ずっとなりたがってたもんね!」
【はい、お陰様で!】
お母さんも続けでこう言い出した。
「じゃあどうする? さっそく人になってみる?」
…そう言われる。
うーん、少し考えよう。このまま人になって良いものかと。私的には明日、人になりたいかな。
今からお夕飯だから…。というのはそんな大きな理由じゃなくて、明日だと服とか買いに行けるからね。
ちなみに半魔半人化を最初にした時は裸らしい。
【明日、人になろうかと思います。一度人になったらあまりゴーレムには戻らないかと思いますから、今日はゴーレムの姿を噛みしめることにしますよ。服屋も開いてませんしね】
「そう。じゃあそうすると良いわ」
カリカリと本に何かを書き込んでたお母さんは、その本をパタリと閉じた。
「……よし、と。私はこれから夕飯を作るから、貴方達はできるまでここに居てもいいわよ。今日はご馳走にしなくちゃねー! パパが帰ってくる日もご馳走にしなくちゃだから…ふふ、ご馳走だらけね」
「「うん!」」
お母さんはご飯を作りにリビングに戻ったみたい。
私はこのどデカイ身長のままじゃ不便だから、一旦、自由退化でリトルリペアゴーレムの時の大きさに戻る。
リトルリペアゴーレム状態の時も、エンジェルゴーレムと同じように肌は白めで、模様のデザインも同様だ。
「やったねぇ、アイリスちゃん!」
「もう一回、おめでと、アイリスちゃん!」
そう言いながら、二人は私に抱きついてくる。
今は肌のぬくもりを感じることは難しい。
だけれども、明日、明日からはこの二人の柔らかいであろう感触がわかるのだ。ぐへへ……おっと、いけない。
人になってたらヨダレが出てたに違いない。
この練習場で、身体の様子などを二人に確認してもらったあと、ご飯を食べにリビングに戻った。
そして、このゴーレムのままで二人と一緒にお風呂に入り、一緒に眠った。
まあ、これでこの姿が最後ってわけじゃないけれど、一応こうしてしめておこう。
######
次の投稿は11/10です!
ロモンちゃんは私のステータスを確認し始める。
私も見てみることにしよう。
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アイリス (エンジェルゴーレム)
Lv.1 〈極至種〉
Master: ロモン
Rank: B↓
HP: 775/775
MP: 989/989
攻撃:786
魔力:888
防御:998
器用:726
素早:705
特技: [無限念話][大扇動][大探索][大隠密]
[魔流創気][魔集大爆][魔流極波][魔爆極砲]
[魔流真斬][魔爆真斬][双斬月舞]
[滝鏡一閃][断裂鬼斬][大蛇剣昇]
[金剛正拳][七重連撃][韋駄疾拳]
[金剛炎拳][金剛水拳][金剛風拳]
[金剛土拳][金剛雷拳][金剛氷拳]
魔法: [リスペアラム] [フェルオール]
[リスファイラム] [リスバシャラム]
[リスビューラム] [リスドゴドラム]
[リスゴロゴラム] [リスヒョウラム]
[リシャドム][スシャドラ]
[シャイ][エクスプロージョン]
特殊:[極みに至る身体再生]
[極みに至る知能]
[極みに至る補助・回復の凌駕]
[極みに至る聖なる光]
[極みに至る自然治癒]
種族:[手腕完全操作][天使の大羽]
個体:[小石視点][習得の叡知]
[教授の凌駕][家事の達人]
[料理の名人][拳を極めし者]
身体:[自由退化][半魔半人化]
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ステータスは前段階のレベル40の時よりは下がってる。
1000超えてるのもあったはずなんだけど…でもやっぱり強い。
私の記憶が正しいなら、このステータスで単独でAランクの魔物を相手できるくらいはある。
敵と私の相性次第で2匹はいけるかも。
それはまあいいとして、目玉は特技の方ね。
新しく身体特技というのが追加されてるみたい。
自由退化…これは内容を見てみると、進化前のどの姿にもなることができるという物みたい。さらに、その姿に応じて人の時の姿も幼くなったりするって。
そして半魔半人化は言うまでもない。人間になれるやつだね。
人間になった時のステータスは、身体的要因を考えつつ基本的はそのままだということは、本で読んだから知ってる。
多分、私の場合は防御と素早さが逆転したり、攻撃が下がって器用が上がったりするんじゃないかな?
あとは……新しい『極みに至る』シリーズと種族特技ね。
前者の方は光属性に関することだった。
『~補助・回復の凌駕』の光属性版って感じかな。
光属性の攻撃や魔法、光属性をまとわせた行動の効果がものすごく上がるみたい。
これは今度、試して見ないとね。
ついでに闇属性に対する耐性も上がるんだって。
後者は、出したり消したりが可能な羽が、私の背中から生えてくるらしい。さらに、飛べるんだそうな。
MPは消費しないんだって。
ゴーレムが羽で飛ぶ………? ちょっと想像できない。
あとの特技はそうね。
魔法が大幅に進化してる。光魔法も覚えたし。
たしか、この段階の魔法を1つでも覚えられればいっぱしの上級魔法使いなんだっけ?
スフェオーラという、ステータスを上げる今発見されてるスキルの中では一番良いのも覚えたし。
とりあえず、これで確認は終わりでいいかな?
【私は確認し終えました】
「私はまだだから、もう少し待ってて!」
ならば私は自分の姿を小石視点で確認するとしよう。
前から変わったところはだいぶあるみたい。
全体の身体の色が、薄い銀色から白に近い色になってる。でも、目の窪みとか口の窪みとか、関節の間とか、ところどころの模様のあの薄く光っている緑色は変わらない。
というか増えたかも。
足とかにいい感じの装飾が増えてる。
それで、体型の方なんだけど、手は相変わらずでかいし、腕は手と合わせて地面まで届くし、顔も半円形ね。
だけど、全体的にスリムになった感じがするの。
足が胴体に対してだいぶ長くなったということもあるかもしれない。少なくともリトルリペアゴーレムよりはシャープ。
あと変わったところといえば…そう、後ろ。
後ろにもともとあった、ちいさな羽のような模様が大きくなった。もしかして特技の羽ってこのことかしら?
この模様から羽が生えてくるのかな?
それと胸のとこにあったハートマークとその中に入ってた変な石。あれはそのままの大きさ。
よくわかんないだよね、こればっかりは。
最後に頭の上の緑色の天使の輪っか。
あれが大きくなったの。前は頭のうえにちょこんと浮いてる程度だったんだけど、今じゃ、私の半円形の頭の直径より一回り小さいくらい。
なるほど、つまり白い身体と羽と天使の輪っかでエンジェルゴーレムってわけね。
「アイリスちゃん、ステータス見終わったよ。すごいね! またいろんな特技が増えたね!」
ロモンちゃんが嬉しそうにそう言った。
【はい! …それで半魔半人化の事なんですが】
そう言うと、ロモンちゃんが反応する。
「アイリスちゃん、やっと人になれるの? ずっとなりたがってたもんね!」
【はい、お陰様で!】
お母さんも続けでこう言い出した。
「じゃあどうする? さっそく人になってみる?」
…そう言われる。
うーん、少し考えよう。このまま人になって良いものかと。私的には明日、人になりたいかな。
今からお夕飯だから…。というのはそんな大きな理由じゃなくて、明日だと服とか買いに行けるからね。
ちなみに半魔半人化を最初にした時は裸らしい。
【明日、人になろうかと思います。一度人になったらあまりゴーレムには戻らないかと思いますから、今日はゴーレムの姿を噛みしめることにしますよ。服屋も開いてませんしね】
「そう。じゃあそうすると良いわ」
カリカリと本に何かを書き込んでたお母さんは、その本をパタリと閉じた。
「……よし、と。私はこれから夕飯を作るから、貴方達はできるまでここに居てもいいわよ。今日はご馳走にしなくちゃねー! パパが帰ってくる日もご馳走にしなくちゃだから…ふふ、ご馳走だらけね」
「「うん!」」
お母さんはご飯を作りにリビングに戻ったみたい。
私はこのどデカイ身長のままじゃ不便だから、一旦、自由退化でリトルリペアゴーレムの時の大きさに戻る。
リトルリペアゴーレム状態の時も、エンジェルゴーレムと同じように肌は白めで、模様のデザインも同様だ。
「やったねぇ、アイリスちゃん!」
「もう一回、おめでと、アイリスちゃん!」
そう言いながら、二人は私に抱きついてくる。
今は肌のぬくもりを感じることは難しい。
だけれども、明日、明日からはこの二人の柔らかいであろう感触がわかるのだ。ぐへへ……おっと、いけない。
人になってたらヨダレが出てたに違いない。
この練習場で、身体の様子などを二人に確認してもらったあと、ご飯を食べにリビングに戻った。
そして、このゴーレムのままで二人と一緒にお風呂に入り、一緒に眠った。
まあ、これでこの姿が最後ってわけじゃないけれど、一応こうしてしめておこう。
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