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344話 勇者軍と魔王の対峙でございます!
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【うぐおおおおおお!?】
不意打ちで目をやられた巨大なドラゴンは痛みからかその場で転げた。あまりの巨体が故にそれだけで地震のように足元が揺れる。
勇者の攻撃だけは普通に効くっていうのは事実だったようね。
「さて……どうしようか」
【私の攻撃は全く通りませんでした。以後、援護に徹することにします】
【うんうん、多分、アイリスちゃんの中で自爆を除いたら一番火力がある技を撃ったよね】
「アイリスの本気の攻撃が効かないとなると、他の人でも無理だろうな」
正直、私は思っていた。いくら攻撃が通りにくくなるとはいえこの国最強のおじいさんさえ居れば魔王くらい倒せるのではないかと。でもその考えは甘かった。
とはいえこのように全く効かないパターンも予測していたしそこまで戦闘に支障はない。ガーベラさんの助けになる、これを徹底しなくては。
【お、おおお、勇者……今代の勇者かっ!】
「その通りだ」
【よくも不意打ちなど。勇者として恥ずかしくないのか】
「……自身の復活のために配下に人々を襲わせたお前に言われる筋合いはない。アイリス、俺にもう一度フェルオールを限界までかけてくれ」
【はいっ!】
ガーベラさんのいう通り。直接この魔王に攻撃以外で何かされたわけじゃないけれど、魔王軍幹部にはリンネちゃんや私が散々苦しめられた。不意打ちに文句言えるような立場ではない。
【ふん。しかも、だ。単独ではないと来た。過去の勇者はほとんど皆、一人で我ら魔王に立ち向かってきたというのに。とんだ臆病者の勇者だな】
「魔王軍幹部を従えてるお前の言える立場じゃないだろ」
【……一々尺に触るやつだ】
「それに、俺の味方はこのゴーレムだけじゃない」
ガーベラさんはニヤリと笑った。
私の開けた穴から何かが出てこようとしているのが見える。……円形状の巨大な水晶だ。その上から大量の見知った魔力が窺える。
「おーおー、やってるやってる」
「ホッホッホ! 一番最初に飛び込んだロモンとアイリスだけで時間が持ったようじゃの。さすがはワシの孫娘達じゃわい」
水晶を動く床代わりにするだなんて、さすが私達のおじいさん。
その上には選りすぐりのメンバー、私達が勝手に勇者軍幹部と呼んでいる人たちがみんな乗っている。
ロモンちゃん、リンネちゃん、ケルくん、おじいさんとクロさん、お母さんとベスさん、お父さん、ナイトさん。ペリドットさんにランスロットさん、タイガーアイさん。
ロモンちゃんの意識は私の中にあるので、肉体はケルくんに背負われている。
魔物使いと魔物を個別に考えても、それぞれがSランクの中でもトップレベルの強さ。そもそもSSランクもいる。もし、私が魔王でこの状況を理解していたら降伏したくなってしまいそう。
【この洞窟に入ってきた時から分かってはいたが、よくもまあこんな玉石をゾロゾロと連れてきたものだ。我の配下の幹部の真似か、勇者よ】
「ああ、まあ、勇者軍幹部ってやつさ」
ガーベラさんはキメ顔でそう言ったあと、「ほとんどアイリスが連れてきたようなものだけどね」と小さく呟いた。
たしかによく考えてみればこの人脈、ガーベラさんは私との付き合いがあるから獲得したと言っても過言じゃないのかしら? 半数以上は私の家族だし。
ちなみにこの幹部勢以外の人達は上で残党がいないか探しながら待機している様子。
魔王による攻撃に耐えられない可能性の方が高く、無駄な犠牲は出したくないのでこうして精鋭だけを連れてきた、とおじいさんが念話で教えてくれた。
【たしかに各々手強そうだ。認めてやる。もしその全員がそのゴーレムと同等だとするとゾッとはする。しかし、いくら精鋭が揃ったところで我に攻撃は通らん。勇者、貴様は単にマトを増やしただけになるのだ】
「それはどうだかね、魔王」
ナイトさんが自分の剣を肩に当てながらニヤけた様子で前に出てきた。そしてガーベラさんの隣に立つ。
もちろん、魔王はそのしゃべった本人であるナイトさんの方へ残った片目を向けた。そして明らかに驚いているように眼が肥大化する。
「やぁ、何百年ぶりかな?」
【おっ……おまっ……おまおま、お前……お前は……お前……な、なぜここにいるッ!? なぜだ、答えろッ】
「質問を重ねるようで悪いけど、僕のこと探知できなかったの?」
【ああ、お前からはただのアンデットと同じ反応が……あ、ああ!? そういうことか!?】
二人の間で勝手に話が進んでるけど、何がなんだかわからない。
いや、さすがに流れからどういう状況か考えることはできる。まさかだとは思うけど、ナイトさんって……。
「そう、そういうこと! 一応は別の存在だから探知結果も変わるよね。魔力の多さで気がつくと思ったんだけど……。あ、今ここで皆んなにも教えておこう。僕の正体は先代の勇者だ。正確には先代勇者の死体が自我を持って動き出してるアンデットだよ」
「あらあら、そうだったの~」
「はは、そりゃ極至種なのも当然だよな……」
やっぱり、そのまさかだった。
不思議な人だなぁ、とは思ってたけれど何百年も昔の勇者が魔物として復活したんだもの、不思議に思うのは当然か。
まさか魔王と本腰を入れて戦う前に彼に驚かされるとは思っていなかった。私以外の極至種だと教えてくれた時の衝撃を上回っている。
様子を見るにおじいさんは元々友達であると言っていただけあって知っている様子。おじいさんとナイトさんを交えてお話しすることも多かったようだし、おそらくルビィ国王様もご存知ね。
……つまり私って元先代の者にナンパされて、現代の勇者と向こうからの告白してきて付き合ってるのね? もっと自分の容姿に自信もっていいのかしら。
そんなことより、ナイトさんが前の勇者だと判明してことで状況が変わってしまった。無論、魔王にとって悪い方で。
【えっと、つまりナイトさんが元勇者で、ガーベラさんが今の勇者だから今ここに勇者が二人いるってこと?】
【そう、なりますよね】
「ザッツライト。その通りだよロモンちゃん。魔王にとっては過去類をみないほど最悪の状況だ。そして魔王の質問にちゃんと答えるとすると、僕が魔物として生きているのは単なる偶然だね」
私が偶然、トゥーンゴーレムの身体をのっとったのと同じってことかしら。極至種はそうでもしないと生まれなかったりして。
「というわけだからさ、魔王。久方ぶりに再会したばっかりで悪いんだけど、もうお別れしよう。無抵抗なら楽に殺してあげるよ」
【……ふざけるな。ふざけるな人間共オオオオオオオオ!】
魔王の咆哮がこの広い空間に響く。ただその声に尻込みする者はこの中に誰一人としていない。
それから魔王は深呼吸をすると、大きく口を開いた。
「どれ。アイリス、クロに補助魔法を。クロは壁を作ってくれんか」
【わかりました!】
【まかせろ】
おじいさんの指示で私達は動く。クロさんにフェルオールを掛け直し、彼はそのまま前方に壁を作る。
巨大すぎる水晶の壁。それが現れたとほぼ同時に魔王は口から黒く輝く炎を吐き出した。ただもちろん、私たちにも壁にも傷一つ付かない。
【なっ……!? この!】
どうやら魔王は尾に魔力を溜めた様子。そしてそのままそれを壁に向かって叩きつけてきた。が、やはりビクともしない。
おじいさんは得意そうに微笑んだ。
「ほーっほっほっほ! 魔王のことも多少は研究済み。勇者が魔王を相手取らなきゃならんのは勇者以外の攻撃がまともに効かないから、だけ! そちらさんの攻撃は並のSSランク極至種程度。対応はいくらでも可能なんじゃよ」
たしかに私も何発食らっても倒されなかったしその理論はわかるけど、SSランク極至種を"その程度"で片付けられるのって、おじいさんとナイトさんしかいないんじゃないかしら……?
#####
最近お休み多くて申し訳ないです!
次の投稿は7/13です!
7/20 追記
誠に勝手ながら作者の不調が良くならないため長期休みを取ることにしました。詳しくは近況報告をご覧ください。
不意打ちで目をやられた巨大なドラゴンは痛みからかその場で転げた。あまりの巨体が故にそれだけで地震のように足元が揺れる。
勇者の攻撃だけは普通に効くっていうのは事実だったようね。
「さて……どうしようか」
【私の攻撃は全く通りませんでした。以後、援護に徹することにします】
【うんうん、多分、アイリスちゃんの中で自爆を除いたら一番火力がある技を撃ったよね】
「アイリスの本気の攻撃が効かないとなると、他の人でも無理だろうな」
正直、私は思っていた。いくら攻撃が通りにくくなるとはいえこの国最強のおじいさんさえ居れば魔王くらい倒せるのではないかと。でもその考えは甘かった。
とはいえこのように全く効かないパターンも予測していたしそこまで戦闘に支障はない。ガーベラさんの助けになる、これを徹底しなくては。
【お、おおお、勇者……今代の勇者かっ!】
「その通りだ」
【よくも不意打ちなど。勇者として恥ずかしくないのか】
「……自身の復活のために配下に人々を襲わせたお前に言われる筋合いはない。アイリス、俺にもう一度フェルオールを限界までかけてくれ」
【はいっ!】
ガーベラさんのいう通り。直接この魔王に攻撃以外で何かされたわけじゃないけれど、魔王軍幹部にはリンネちゃんや私が散々苦しめられた。不意打ちに文句言えるような立場ではない。
【ふん。しかも、だ。単独ではないと来た。過去の勇者はほとんど皆、一人で我ら魔王に立ち向かってきたというのに。とんだ臆病者の勇者だな】
「魔王軍幹部を従えてるお前の言える立場じゃないだろ」
【……一々尺に触るやつだ】
「それに、俺の味方はこのゴーレムだけじゃない」
ガーベラさんはニヤリと笑った。
私の開けた穴から何かが出てこようとしているのが見える。……円形状の巨大な水晶だ。その上から大量の見知った魔力が窺える。
「おーおー、やってるやってる」
「ホッホッホ! 一番最初に飛び込んだロモンとアイリスだけで時間が持ったようじゃの。さすがはワシの孫娘達じゃわい」
水晶を動く床代わりにするだなんて、さすが私達のおじいさん。
その上には選りすぐりのメンバー、私達が勝手に勇者軍幹部と呼んでいる人たちがみんな乗っている。
ロモンちゃん、リンネちゃん、ケルくん、おじいさんとクロさん、お母さんとベスさん、お父さん、ナイトさん。ペリドットさんにランスロットさん、タイガーアイさん。
ロモンちゃんの意識は私の中にあるので、肉体はケルくんに背負われている。
魔物使いと魔物を個別に考えても、それぞれがSランクの中でもトップレベルの強さ。そもそもSSランクもいる。もし、私が魔王でこの状況を理解していたら降伏したくなってしまいそう。
【この洞窟に入ってきた時から分かってはいたが、よくもまあこんな玉石をゾロゾロと連れてきたものだ。我の配下の幹部の真似か、勇者よ】
「ああ、まあ、勇者軍幹部ってやつさ」
ガーベラさんはキメ顔でそう言ったあと、「ほとんどアイリスが連れてきたようなものだけどね」と小さく呟いた。
たしかによく考えてみればこの人脈、ガーベラさんは私との付き合いがあるから獲得したと言っても過言じゃないのかしら? 半数以上は私の家族だし。
ちなみにこの幹部勢以外の人達は上で残党がいないか探しながら待機している様子。
魔王による攻撃に耐えられない可能性の方が高く、無駄な犠牲は出したくないのでこうして精鋭だけを連れてきた、とおじいさんが念話で教えてくれた。
【たしかに各々手強そうだ。認めてやる。もしその全員がそのゴーレムと同等だとするとゾッとはする。しかし、いくら精鋭が揃ったところで我に攻撃は通らん。勇者、貴様は単にマトを増やしただけになるのだ】
「それはどうだかね、魔王」
ナイトさんが自分の剣を肩に当てながらニヤけた様子で前に出てきた。そしてガーベラさんの隣に立つ。
もちろん、魔王はそのしゃべった本人であるナイトさんの方へ残った片目を向けた。そして明らかに驚いているように眼が肥大化する。
「やぁ、何百年ぶりかな?」
【おっ……おまっ……おまおま、お前……お前は……お前……な、なぜここにいるッ!? なぜだ、答えろッ】
「質問を重ねるようで悪いけど、僕のこと探知できなかったの?」
【ああ、お前からはただのアンデットと同じ反応が……あ、ああ!? そういうことか!?】
二人の間で勝手に話が進んでるけど、何がなんだかわからない。
いや、さすがに流れからどういう状況か考えることはできる。まさかだとは思うけど、ナイトさんって……。
「そう、そういうこと! 一応は別の存在だから探知結果も変わるよね。魔力の多さで気がつくと思ったんだけど……。あ、今ここで皆んなにも教えておこう。僕の正体は先代の勇者だ。正確には先代勇者の死体が自我を持って動き出してるアンデットだよ」
「あらあら、そうだったの~」
「はは、そりゃ極至種なのも当然だよな……」
やっぱり、そのまさかだった。
不思議な人だなぁ、とは思ってたけれど何百年も昔の勇者が魔物として復活したんだもの、不思議に思うのは当然か。
まさか魔王と本腰を入れて戦う前に彼に驚かされるとは思っていなかった。私以外の極至種だと教えてくれた時の衝撃を上回っている。
様子を見るにおじいさんは元々友達であると言っていただけあって知っている様子。おじいさんとナイトさんを交えてお話しすることも多かったようだし、おそらくルビィ国王様もご存知ね。
……つまり私って元先代の者にナンパされて、現代の勇者と向こうからの告白してきて付き合ってるのね? もっと自分の容姿に自信もっていいのかしら。
そんなことより、ナイトさんが前の勇者だと判明してことで状況が変わってしまった。無論、魔王にとって悪い方で。
【えっと、つまりナイトさんが元勇者で、ガーベラさんが今の勇者だから今ここに勇者が二人いるってこと?】
【そう、なりますよね】
「ザッツライト。その通りだよロモンちゃん。魔王にとっては過去類をみないほど最悪の状況だ。そして魔王の質問にちゃんと答えるとすると、僕が魔物として生きているのは単なる偶然だね」
私が偶然、トゥーンゴーレムの身体をのっとったのと同じってことかしら。極至種はそうでもしないと生まれなかったりして。
「というわけだからさ、魔王。久方ぶりに再会したばっかりで悪いんだけど、もうお別れしよう。無抵抗なら楽に殺してあげるよ」
【……ふざけるな。ふざけるな人間共オオオオオオオオ!】
魔王の咆哮がこの広い空間に響く。ただその声に尻込みする者はこの中に誰一人としていない。
それから魔王は深呼吸をすると、大きく口を開いた。
「どれ。アイリス、クロに補助魔法を。クロは壁を作ってくれんか」
【わかりました!】
【まかせろ】
おじいさんの指示で私達は動く。クロさんにフェルオールを掛け直し、彼はそのまま前方に壁を作る。
巨大すぎる水晶の壁。それが現れたとほぼ同時に魔王は口から黒く輝く炎を吐き出した。ただもちろん、私たちにも壁にも傷一つ付かない。
【なっ……!? この!】
どうやら魔王は尾に魔力を溜めた様子。そしてそのままそれを壁に向かって叩きつけてきた。が、やはりビクともしない。
おじいさんは得意そうに微笑んだ。
「ほーっほっほっほ! 魔王のことも多少は研究済み。勇者が魔王を相手取らなきゃならんのは勇者以外の攻撃がまともに効かないから、だけ! そちらさんの攻撃は並のSSランク極至種程度。対応はいくらでも可能なんじゃよ」
たしかに私も何発食らっても倒されなかったしその理論はわかるけど、SSランク極至種を"その程度"で片付けられるのって、おじいさんとナイトさんしかいないんじゃないかしら……?
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