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140話 お散歩するのでございます!
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「どうしようかなぁ…」
今、私は外に居るというのに、らしくもない独り言を漏らしてしまった。
ロモンちゃんとリンネちゃん、そしてケル君と別れたはいいものの、提案するだけして私がやることを明確には決めてなかったの。
宣言した通り散歩でもいいんだけどね。
あー、そういえばお昼ご飯まだ食べてないっけ。
あの2人と1匹にお弁当持たせた方が良かったかな? …だめね、過保護かもしれない。
あの子達なら自分でやれるでしょう。
「ギルドにでも行くかなぁ」
そうして久しぶりに食堂で知り合い達とワイワイしながらランチをいただくのもいいかもしれない。
だいぶ暇を潰せるんじゃないかしらん。
それともお昼ご飯は近くのお店でチャチャッと済ませて、夜ご飯はじっくり本格的に作らなきゃいけないものにするか。それも悪くない。
「……はぁ」
私の中で少しの不安がこみ上げる。
ロモンちゃんに向かって、要約すれば『私で楽をしている』と言ってしまった。
反応を見るからに嫌われてはいないだろうけど…バカ真面目に内容を捉えられられちゃって、以降、頼ってくれなくなったりしたらどうしよう。
なんやかんや言って、私も頼られるのが嬉しいのよね。
そういう性格なんだから仕方ない。
「ペットショップか」
一つのペットショップの前にたどり着いた。
前にロモンちゃんとリンネちゃんがここでハムスターらしきペット用魔物を可愛いと言いながら眺めていたところだ。確かに可愛い。
「リム、ペットショップ覗いていこうよ!」
「ん! そうしよ!」
張り切ってオシャレしてるように見える可愛らしい女の子と、これまた女の子と見間違えそうなほどの可愛らしい男性のカップルがペットショップの中に入っていった。
彼氏かぁ…。いいなぁ…彼氏! ……とは思わないけれど、婚期を逃すまえに誰かとお付き合いして結婚したいよなぁ…やっぱり。折角人間になれたんだし。
一番年上の姿の時の私も、18歳程度だしまだまだ若いけれどね。あと10年もすれば28歳ですから。
その頃には結婚したい。
ふふふ、私が恋人と腕を組んで歩く姿なんて全く想像できないけどね。
それはおろかキス、子供を産むなら夜伽もしなきゃいけない。無理ね、無理無理。
少なくとも今は無理よ。
いけない、いつもはこんなことないのにカップルをみて少し気が沈んでしまったわ。
なんにせよさっさとお昼ご飯を食べちゃわないとね。
いつの間にかお昼時も終了間近だし。
「あ、アイリスちゃん!」
「んひゃあ!?」
私を呼ぶ声と同時に、首筋に冷たい手の感覚が襲ってくる。なに今の…誰? 心臓止まるかと思った!!
「後ろだよ、後ろ」
「後ろ。……グラブアさん…」
ニヤニヤしながら挨拶をするグラブアさんが居た。
なんていたずらをしてくれたんだろう。首筋を触るなんて…。手もまるで深海から這い上がってきたみたいに冷たかったし。
「なんか元気なさそうだね?」
「そ、そんなことないですよ。いたって私は元気です」
「そうかな。前に会った時より目が生き生きしてないよ。……落ち込むことがあったと言うよりは、今、すごく暇なんじゃないかな? それによる憂鬱とか」
んげ、当たってる!?
なんなんだこの人は一体…。
まだ会って3回目だから謎なことが多すぎるわ。
「お、図星って顔してる」
「な…なんでそんなわかったんですか?」
「え? 俺の育ってきた環境でこういうことが自然に身についたからだよ」
この人もこの人で、家宝を探す以外に大変な事になってたのかな? それがどうしてナンパ師になったのかがきになるけれど。
「俺さ、お昼ご飯まだなんだけど……今日こそは一緒にどう?」
これで3度目のお誘いだろうか。
この人も本当にめげないな。かくいう私は前回、『前向きに考えておく』なんて言っちゃったし、お昼ご飯私もまだ食べてないし…そもそも暇だし。
3度目の正直ということで、この誘い、受けてあげよう。
「わかりましたよ。折れました。私もまだ昼食を食べていないのでご一緒しましょう」
「よっし!」
グラブアさんは軽くガッツポーズをした。
本当に嬉しそうだ。
「前も聞きましたが、私、そんなにいいんですか?」
「うん。アイリスちゃんがいいよ」
「あはは、そんな美人でも可愛くもないでは_________」
頬に軽く感じる、先ほどの首筋に触れたものと同じ冷たさ。
「だから、そんなことないよ」
「……っ!」
冷たかったはずの頬が熱い。
まさか照れてる!? この私が!?
いや、そんなことはないはずよ。この私が男の人から綺麗だとかって言われたくらいで身体が火照るほど嬉しがるなんて、そんなことはな断じてありえない。
今のはきっと、いきなり触られたからびっくりしたのね。
「そ、そうですか。それはありがとうございます。…で、では行きましょうか」
「うん。数日間この街に滞在して、いいお店とかは大体把握したから今日は俺が一番オススメの所に行こうか。案内するよ」
「わかりました」
グラブアさんはニコリと笑い、『ついてきて』と言うなり歩き出した。私は…隣を歩くとかは論外だから、とりあえず後ろに『付き合ってる関係』だとかは思われない程度の距離でついて行くの。
「ここだよ」
程なくして……私が前一緒に付き添ってあげたレストランにまで着いたの。
「ここ、前に私とあなたで来たところではないですか」
「うん。やっぱりここが良かったよ」
そうか、そうなんだ。
私的には他にもいい店はたくさんあるんだけど、この人がそう思ったなら、この人にとってはこの店が一番良かったのだろう。
「さ、さ、座ろう」
「ええ」
二人用の席に向かい合わせで座る。
程なくしてウエイトレスがお冷とメニュー表を持ってやって来たの。
「なににする? せっかく付き合ってくれるんだ。奢るよ」
「い、いえ前も奢っていただきましたし、今回は…」
「いいんだよ、払わせてよ。ここ1週間で一緒に食事できた女の人はアイリスちゃんだけなんだから」
「そ…そうなんですか」
おかしいな、この人の容姿とトーク術ならばもう少し女の人が引っかかってもおかしくないような気がするけど…。なんか胡散臭い感じなのがダメなのかしらね。
「で、では私はキノコのパスタで」
「じゃあ俺もそうしようかな。…ピザとかは食べるかい?」
「…せっかくですしいただきます」
グラブアさんは店員さんを呼び、メニューを注文してくれた。ピザがハーフサイズ2枚でなく二人で1枚なのが気になるけれど…一緒に食事すると言うことはこういうことだから気にしないことにするわ。
……え、こういうことよね?
男性と1対1で食事なんてしたことないから…この世界では。よくわからないわ。
「でもほんと良かった。君が一緒に食事してくれて。やはり女の子と一緒に食事するというのはなんだかウキウキするね」
「ウキウキですか。…私は約束を果たしただけですが」
「そんなこと言わないで、楽しんでくれよ」
楽しんでくれって言われても…若干緊張する。
そうね、そうよ。好きな人ができた時のための予行演習だと思っておけばなにも問題ないはずね。
雑談をしばらくしていたら、程なくして注文したものが届いたの。
「じゃ、食べようか。いただきます」
「いただきます…」
#####
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今、私は外に居るというのに、らしくもない独り言を漏らしてしまった。
ロモンちゃんとリンネちゃん、そしてケル君と別れたはいいものの、提案するだけして私がやることを明確には決めてなかったの。
宣言した通り散歩でもいいんだけどね。
あー、そういえばお昼ご飯まだ食べてないっけ。
あの2人と1匹にお弁当持たせた方が良かったかな? …だめね、過保護かもしれない。
あの子達なら自分でやれるでしょう。
「ギルドにでも行くかなぁ」
そうして久しぶりに食堂で知り合い達とワイワイしながらランチをいただくのもいいかもしれない。
だいぶ暇を潰せるんじゃないかしらん。
それともお昼ご飯は近くのお店でチャチャッと済ませて、夜ご飯はじっくり本格的に作らなきゃいけないものにするか。それも悪くない。
「……はぁ」
私の中で少しの不安がこみ上げる。
ロモンちゃんに向かって、要約すれば『私で楽をしている』と言ってしまった。
反応を見るからに嫌われてはいないだろうけど…バカ真面目に内容を捉えられられちゃって、以降、頼ってくれなくなったりしたらどうしよう。
なんやかんや言って、私も頼られるのが嬉しいのよね。
そういう性格なんだから仕方ない。
「ペットショップか」
一つのペットショップの前にたどり着いた。
前にロモンちゃんとリンネちゃんがここでハムスターらしきペット用魔物を可愛いと言いながら眺めていたところだ。確かに可愛い。
「リム、ペットショップ覗いていこうよ!」
「ん! そうしよ!」
張り切ってオシャレしてるように見える可愛らしい女の子と、これまた女の子と見間違えそうなほどの可愛らしい男性のカップルがペットショップの中に入っていった。
彼氏かぁ…。いいなぁ…彼氏! ……とは思わないけれど、婚期を逃すまえに誰かとお付き合いして結婚したいよなぁ…やっぱり。折角人間になれたんだし。
一番年上の姿の時の私も、18歳程度だしまだまだ若いけれどね。あと10年もすれば28歳ですから。
その頃には結婚したい。
ふふふ、私が恋人と腕を組んで歩く姿なんて全く想像できないけどね。
それはおろかキス、子供を産むなら夜伽もしなきゃいけない。無理ね、無理無理。
少なくとも今は無理よ。
いけない、いつもはこんなことないのにカップルをみて少し気が沈んでしまったわ。
なんにせよさっさとお昼ご飯を食べちゃわないとね。
いつの間にかお昼時も終了間近だし。
「あ、アイリスちゃん!」
「んひゃあ!?」
私を呼ぶ声と同時に、首筋に冷たい手の感覚が襲ってくる。なに今の…誰? 心臓止まるかと思った!!
「後ろだよ、後ろ」
「後ろ。……グラブアさん…」
ニヤニヤしながら挨拶をするグラブアさんが居た。
なんていたずらをしてくれたんだろう。首筋を触るなんて…。手もまるで深海から這い上がってきたみたいに冷たかったし。
「なんか元気なさそうだね?」
「そ、そんなことないですよ。いたって私は元気です」
「そうかな。前に会った時より目が生き生きしてないよ。……落ち込むことがあったと言うよりは、今、すごく暇なんじゃないかな? それによる憂鬱とか」
んげ、当たってる!?
なんなんだこの人は一体…。
まだ会って3回目だから謎なことが多すぎるわ。
「お、図星って顔してる」
「な…なんでそんなわかったんですか?」
「え? 俺の育ってきた環境でこういうことが自然に身についたからだよ」
この人もこの人で、家宝を探す以外に大変な事になってたのかな? それがどうしてナンパ師になったのかがきになるけれど。
「俺さ、お昼ご飯まだなんだけど……今日こそは一緒にどう?」
これで3度目のお誘いだろうか。
この人も本当にめげないな。かくいう私は前回、『前向きに考えておく』なんて言っちゃったし、お昼ご飯私もまだ食べてないし…そもそも暇だし。
3度目の正直ということで、この誘い、受けてあげよう。
「わかりましたよ。折れました。私もまだ昼食を食べていないのでご一緒しましょう」
「よっし!」
グラブアさんは軽くガッツポーズをした。
本当に嬉しそうだ。
「前も聞きましたが、私、そんなにいいんですか?」
「うん。アイリスちゃんがいいよ」
「あはは、そんな美人でも可愛くもないでは_________」
頬に軽く感じる、先ほどの首筋に触れたものと同じ冷たさ。
「だから、そんなことないよ」
「……っ!」
冷たかったはずの頬が熱い。
まさか照れてる!? この私が!?
いや、そんなことはないはずよ。この私が男の人から綺麗だとかって言われたくらいで身体が火照るほど嬉しがるなんて、そんなことはな断じてありえない。
今のはきっと、いきなり触られたからびっくりしたのね。
「そ、そうですか。それはありがとうございます。…で、では行きましょうか」
「うん。数日間この街に滞在して、いいお店とかは大体把握したから今日は俺が一番オススメの所に行こうか。案内するよ」
「わかりました」
グラブアさんはニコリと笑い、『ついてきて』と言うなり歩き出した。私は…隣を歩くとかは論外だから、とりあえず後ろに『付き合ってる関係』だとかは思われない程度の距離でついて行くの。
「ここだよ」
程なくして……私が前一緒に付き添ってあげたレストランにまで着いたの。
「ここ、前に私とあなたで来たところではないですか」
「うん。やっぱりここが良かったよ」
そうか、そうなんだ。
私的には他にもいい店はたくさんあるんだけど、この人がそう思ったなら、この人にとってはこの店が一番良かったのだろう。
「さ、さ、座ろう」
「ええ」
二人用の席に向かい合わせで座る。
程なくしてウエイトレスがお冷とメニュー表を持ってやって来たの。
「なににする? せっかく付き合ってくれるんだ。奢るよ」
「い、いえ前も奢っていただきましたし、今回は…」
「いいんだよ、払わせてよ。ここ1週間で一緒に食事できた女の人はアイリスちゃんだけなんだから」
「そ…そうなんですか」
おかしいな、この人の容姿とトーク術ならばもう少し女の人が引っかかってもおかしくないような気がするけど…。なんか胡散臭い感じなのがダメなのかしらね。
「で、では私はキノコのパスタで」
「じゃあ俺もそうしようかな。…ピザとかは食べるかい?」
「…せっかくですしいただきます」
グラブアさんは店員さんを呼び、メニューを注文してくれた。ピザがハーフサイズ2枚でなく二人で1枚なのが気になるけれど…一緒に食事すると言うことはこういうことだから気にしないことにするわ。
……え、こういうことよね?
男性と1対1で食事なんてしたことないから…この世界では。よくわからないわ。
「でもほんと良かった。君が一緒に食事してくれて。やはり女の子と一緒に食事するというのはなんだかウキウキするね」
「ウキウキですか。…私は約束を果たしただけですが」
「そんなこと言わないで、楽しんでくれよ」
楽しんでくれって言われても…若干緊張する。
そうね、そうよ。好きな人ができた時のための予行演習だと思っておけばなにも問題ないはずね。
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