【完結】合法ショタビッチの兄を弟が守ってあげる話

及川奈津生

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 俺の兄は時が止まっている。

「ん、んふ……んう」

 大口を開けてちろちろ飛び出てる可愛い舌を、ゆっくり舐めて転がした。俺の舌で思いっきり兄の口内を犯せば窒息させてしまう。平べったい胸に手を這わすと、俺にぎゅっとしがみついてきた。俺の胸に収まる小さな体を必死にのけぞらせる。
 兄は、小学生の頃、体の成長が止まった。
 だけど生まれてからの年だけ数えると確かに成人男性で、俺より生まれた年は早かった。当然だ、俺の兄貴だ。
 代々異能の力が受け継がれてきたこの一族は、ある一定の年齢で当主の成長が止まる。それはその者が最も強い時期に、老いや衰えから逆らうように、常に最強であるように、止まる。長い一生のほとんどをその姿で過ごす。俺と兄の父である現当主も、青年期の体躯と能力を持ったまま今も白髪一つない。次期当主の兄もそうなるはずだった。

「あ、く……あふ、ふうう、ううう」

 シミ一つない白い体。ふっくらした肉が乗った体はまだ筋肉がついていない。ピンク色の乳首に舌を這わすと、開発しきってる兄は自身の指を噛み締めて声を殺した。無垢な体のまま、まるで商売女のように感じ入る。異質な姿だ。そうなるように一族よってたかって兄の体を蹂躙した。
 身体が小学生の兄は、子が成せない。
 精通前に成長が止まった兄はセックスができない。跡継ぎを作ることは当主の責務だ。次期当主を生み出せないと焦った一族は、跡継ぎの種のために婚外子の俺を本家に呼び戻した。俺がのこのこ戻ったときの本家は、乱れに乱れていた。
 なんとか精通を促そうと様々な女が夜毎兄の寝室を訪れていた。夜の仕事のプロから医者、怪しげな催眠術師まで。霊媒師が兄に妙な霊を憑依させて淫らに振る舞わせようとしたときは流石に周りの静止を振り切って止めた。俺だって現当主の息子だ、異能力は強い。以降、一族はこりて兄に子作りさせようとするのは諦めた。そして一度は追い出したはずの俺に取り入り始めた。力があって、子供を作れるなら、嫡男と腹違いで外国の血が混じっていても構わないのだ。
 体を弄り回されて、快楽を覚え込まされた兄だけが取り残された。
 誰にも構われなくなった兄はぼんやりすることが増えた。ぼんやりは寝ているときも続いていて、夜のうちに放尿して布団に大きなシミを作る。おもらしだ。いくら体つきが子どものままと言っても、様子が変だ。心配した俺が夜中に兄を見に行くと、兄は布団の中で膝をこすり合わせていた。

「ふっふっ、ふっ……うう……」

 たったそれだけ。
 ちんぽを握ったり尻をいじったりもしない体格相応の自慰だった。でも止まらなくて枕に顔を押し付けて、びくびくと体が跳ねていた。何度やっても治まらないようで、睡眠欲が性欲を上回るまで体を揺らしていた。
 どんなに気持ちよくたって未発達の体では勃たない。
 兄は柔らかいちんこを握っては泣いていた。射精を伴う絶頂ができない。だからオナニーにも区切りが無いのだ。
 快楽を溜め込むだけ溜め込んで、火照った体をもじもじさせているのを見ていたら、俺は兄に手を伸ばしていた。小さな体を丸めて必死に耐える姿にたまらなくなったんだ。

「にいちゃん」

 昔から変わらない呼び名で呼べば、宙を彷徨っていた瞳が俺に向けられる。兄が何か言葉を口にする前に唇を奪った。声を上げたらバレてしまう。
 兄弟でセックスの真似事なんて、正気じゃない。漏らすよりまずい。

「今日、ローション持ってきた」

 夜の静寂に紛れるようにこっそり伝えた。幼い頃、2人で布団を頭から被って夜ふかししたときと同じくらいの声量だった。内緒話にごくりと兄がつばを飲んだ。
 初めてやったときは何も用意がなくて、指1本しか入らなかった。それでも唾液をまぶして浅いところをちゅぽちゅぽ抉ってあげたら、兄は勃たないちんこを握りしめて泣きながら漏らした。そのあとぐっすり眠った顔は疲れ切っていてもう何もいらない風だったが、散々なぶられた体はもっと強い快感を知っているはずだ。兄を満足させたい。
 子供用の浴衣の前を開き、パンツを脱がした。毛の生えそろわない局部をさらすと、後ろ暗い背徳感が増す。パウチを開けて、ちんこの上からローションを垂らした。

「う……」
「冷たい? ごめん」

 ぴょんと跳ねたちんこは冷たさにびっくりしただけで勃ってない。それでも揉むと気持ちいいみたいで、柔らかく形どる。腫れて芯が通らないちんこを揉んであたためた。

「はあっ……あっ……」

 ちんこから後ろの玉までもみもみする。全部が小さいから俺の片手のひらで全て包めた。ローションのぬるぬるを後ろまで広げる。
 つぷ、と指の先を入れると、兄はたまらず両腕で顔を隠した。

「ふ、ふう、ぐ」

 少し入れただけできゅううと指が締め付けられる。まるで初めてかと思うくらい固いが、精通を目指していたのなら前立腺マッサージはやったことがあるはずだ。浅いところでローションをねちねちこねて、少しずつ奥へと入れこんだ。

「はああ……うぐぅ……」

 入口は食いちぎられそうで指が痛いくらいだけど、奥に進むと柔らかく開ける。第二関節まで入った。成人男性の指は、それこそ子供のちんこくらいある。くりんくりん左右に指を回すと、撹拌されたローションがしわに入り込んでぬちゅぬちゅ音を立て始めた。

「あっ、うああ……きもちい……うう」
「ほんと? 良かった」

 男とやったことないし、子供ともやったことない。兄に気持ちいいと言われたらほっとして、もっと良くしてあげたいと「どこがいいか教えて」と聞いた。

「はあっ、あっ、そこ、そこ、やばいぃ……きもち、ううう」
「どこ? ここ?」
「そこ、そこぉっ、いま当たってる……っ、あっ、ああ」

 入口すぐの腹側、位置的にやっぱり前立腺だ。触った感触じゃよく分からなかったけど、兄はたまらないようでびくびく体を震わした。柔らかい肉壁にきゅっきゅっと締め付けられると俺の指も気持ちいい。これが自分のちんこだったら、と頭をよぎったけどすぐに消えた。入るわけない。
 ぴんぴん跳ねてる兄のちんこも、空いてる手できゅっと摘まんだ。

「アッ、うう」

 兄が近くの枕を抱き寄せてすがる。
 体格に見合わず剥けてる皮を下げ、まだ色素が薄い亀頭にぬるぬるをまぶしてやる。兄はくぐもった声を枕に押さえつけた。

「ふぐっ、ぐうう、いきた、いきたいぃ、うう~」

 同時に尻穴をピストンしてあげると、じっとしてられないようで両足が宙を蹴った。
 いきたいって、兄はどっちの意味で言ってるんだろう。
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