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58 隊商
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年に一度、西国のキャラバンが都にやってくる。西国と華夏国との貿易でもあり、外交でもあるのでキャラバンの隊長は国賓である。国の機関がそろぞれ取引を終えたのち、都の催しが行われる大広場で、キャラバンは庶民のための市を開く。華夏国も明るく豪華で華やかな彩の国であるが、西国はまた独特の極彩色で彩られ、刺激的な香料であふれている。
朱京湖は普段以上に肌をおしろいで白く塗る。首や手首、指先まで念入りに塗っていった。波打った髪を、水と油でまっすぐに伸ばし、顔を多く覆うように垂らしてから一つにまとめる。漢服の袖で、顔をちらちら隠していれば、西国の紅紗那族には見えない。
「おまたせ」
書物を読みながら待っていた星羅は、京湖の姿を上から下まで眺め「すっかり華夏国民ね」と笑顔を見せる。
「そう? ならいいけど」
西国の商人の密告を恐れ、京湖はこの市の時にはいつも以上に装いを漢民族に仕上げる。もう変装ともいえるぐらいで、外で彰浩や京樹に会っても京湖とわからないかもしれない。
「じゃ、優々を連れてくるわ」
星羅は厩舎に行き、馬の優々に「今日はかあさまも乗せてね」と首筋を撫でた。優々は了解したとばかりにぶるっと頷く。その隣で老いたロバの明々が恨めしそうな眼をする。もう誰かを乗せることも、荷を引っ張ることも明々には難しかった。それでも明々は、京湖と一緒にささやかな菜園を耕す手伝いをしていた。
「待てってね。明々の好きな岩塩買ってきてあげるから」
星羅の言うことがわかるのか明々は嬉しそうに「ホヒっ」と鳴いて足を踏み鳴らした。
優々に京湖を乗せて、星羅も後ろに跨った。
「ゆっくり走らせるから」
「ありがと。馬は速いものねえ」
「かあさまは、ゾウという動物に乗っていたのでしょう?」
「若いころはね。走ると結構速いのだけど、普段はロバの明々よりのんびりしてたのよ」
「市にゾウが来ないかしら。本物を見てみたいわ」
「とても大きくて優しくて賢いのよ。だから余計に可哀そうだわ」
古代から象は戦争に利用されてきたことを、京湖もよく知っている。心優しく賢く強い象は、西国において軍隊の兵器だった。華夏国においても古代には象を軍隊で使用していたが、象軍よりも、騎馬隊の活躍が目覚ましくなり、すたれていった。気候の変動などもあり、華夏国には南方の奥地に野生の象がわずか居るだけだった。
軍師省の厩舎に馬を繋ぎ、星羅と京湖は市へたどり着く。遠目からでも市の賑わいがわかるほど、大勢の人々が行き交っている。
「今年も盛況ねえ」
「香辛料たくさん買えるといいね」
色とりどりの西国の衣装を横目に、京湖はいつもの場所の香辛料売り場にやってきた。京湖は顔を見られぬように星羅の後ろにいて、欲しいスパイスの名前を告げる。もう十数年も経っているのだから、平気だろうとは思うが習慣的に警戒をしていた。
「えーっと、孜然(クミン)、宇金(ターメリック)、香菜(コリアンダー)、小豆く(カルダモン)、それとその三色の胡椒と唐辛子をもらおうかな。あ、それも! 」
「こんなに香辛料が好きな漢民族もなかなかいないね」
白いターバンを頭に巻いた商人の男は白い歯を見せて笑う。
「ああ、昔、辺境で咖哩飯(カレーライス)を食べてからはまってしまって」
「そりゃあいい」
スパイスを麻袋に詰め終り、商人が星羅に手渡したとき「おや?」と一瞬手を止めた。
「ん? 何か? 金が足りないか?」
「いや、兄さんによく似た女の人を西国で見たことがあってね。まあでも漢民族はみな同じ顔だしなあ」
その話を聞いたとき、星羅も京湖も、胡晶鈴のことを話しているのだと思った。平静を装い星羅は尋ねる。
「僕によく似た女性かあ。その人はなぜ西国に? 今はどうしてるんだろうか?」
「さあー。なんでだろうなあ。だけどもう昔のことだけど、確か別の隊商ともっと西の浪漫国に行ったよ」
「浪漫国……」
「どうかしたかい?」
「あ、いや。えっと岩塩はどこだったかな?」
「塩なら、反対側に売ってるよ。まいどあり」
これ以上深く追及しても何もわからないだろうし、京湖の素性がばれても困るので星羅は話をやめた。心配そうな表情で京湖がそっと星羅の肩に手を乗せる。
「かあさま。もう母は西国にいないようですね」
「そのようね」
「とにかく塩を買ったら帰りましょう」
目当てのものをすっかり買ってから帰宅する。待ちかねていたのか、ロバの明々は「ホヒイー」と嘶いている。
「待っててね。明々。どうぞかあさま」
手を貸して、京湖とスパイスの入った麻袋を降ろす。
「お茶を入れてるわね」
麻袋を一抱えもって京湖は小屋に入っていった。星羅は優々を厩舎に入れ水をやる。そして一塊の岩塩を明々の飼い葉おけの隣の桶に入れてやる。
明々は嬉しそうに目を細め、ペロリペロリを塩をなめる。
「おいしい?」
しばらく舐めると明々は顔を上げ、星羅の頬も舐めた。
「ふふっ。もういいの? まだあるよ」
少し舐めれば満足するようで、明々は脚を折り目を閉じた。昼寝をするようだ。
「優々もお疲れさま」
優々も明々をみると眠気が移ったのか、座り込んだ。大きさの違う二頭は仲良く休憩をするようだ。静かに星羅は厩舎を出てため息をつく。おそらく京湖もため息をついているだろう。
養父の彰浩と、医局長の陸慶明に今日聞いた商人の話をして、二人の考えを聞いてみようと星羅は思っていた。本当はすぐにでも探しに行きたい気持ちがあるが、思ったまま行動に移すほど、星羅は無謀ではなかった。
朱京湖は普段以上に肌をおしろいで白く塗る。首や手首、指先まで念入りに塗っていった。波打った髪を、水と油でまっすぐに伸ばし、顔を多く覆うように垂らしてから一つにまとめる。漢服の袖で、顔をちらちら隠していれば、西国の紅紗那族には見えない。
「おまたせ」
書物を読みながら待っていた星羅は、京湖の姿を上から下まで眺め「すっかり華夏国民ね」と笑顔を見せる。
「そう? ならいいけど」
西国の商人の密告を恐れ、京湖はこの市の時にはいつも以上に装いを漢民族に仕上げる。もう変装ともいえるぐらいで、外で彰浩や京樹に会っても京湖とわからないかもしれない。
「じゃ、優々を連れてくるわ」
星羅は厩舎に行き、馬の優々に「今日はかあさまも乗せてね」と首筋を撫でた。優々は了解したとばかりにぶるっと頷く。その隣で老いたロバの明々が恨めしそうな眼をする。もう誰かを乗せることも、荷を引っ張ることも明々には難しかった。それでも明々は、京湖と一緒にささやかな菜園を耕す手伝いをしていた。
「待てってね。明々の好きな岩塩買ってきてあげるから」
星羅の言うことがわかるのか明々は嬉しそうに「ホヒっ」と鳴いて足を踏み鳴らした。
優々に京湖を乗せて、星羅も後ろに跨った。
「ゆっくり走らせるから」
「ありがと。馬は速いものねえ」
「かあさまは、ゾウという動物に乗っていたのでしょう?」
「若いころはね。走ると結構速いのだけど、普段はロバの明々よりのんびりしてたのよ」
「市にゾウが来ないかしら。本物を見てみたいわ」
「とても大きくて優しくて賢いのよ。だから余計に可哀そうだわ」
古代から象は戦争に利用されてきたことを、京湖もよく知っている。心優しく賢く強い象は、西国において軍隊の兵器だった。華夏国においても古代には象を軍隊で使用していたが、象軍よりも、騎馬隊の活躍が目覚ましくなり、すたれていった。気候の変動などもあり、華夏国には南方の奥地に野生の象がわずか居るだけだった。
軍師省の厩舎に馬を繋ぎ、星羅と京湖は市へたどり着く。遠目からでも市の賑わいがわかるほど、大勢の人々が行き交っている。
「今年も盛況ねえ」
「香辛料たくさん買えるといいね」
色とりどりの西国の衣装を横目に、京湖はいつもの場所の香辛料売り場にやってきた。京湖は顔を見られぬように星羅の後ろにいて、欲しいスパイスの名前を告げる。もう十数年も経っているのだから、平気だろうとは思うが習慣的に警戒をしていた。
「えーっと、孜然(クミン)、宇金(ターメリック)、香菜(コリアンダー)、小豆く(カルダモン)、それとその三色の胡椒と唐辛子をもらおうかな。あ、それも! 」
「こんなに香辛料が好きな漢民族もなかなかいないね」
白いターバンを頭に巻いた商人の男は白い歯を見せて笑う。
「ああ、昔、辺境で咖哩飯(カレーライス)を食べてからはまってしまって」
「そりゃあいい」
スパイスを麻袋に詰め終り、商人が星羅に手渡したとき「おや?」と一瞬手を止めた。
「ん? 何か? 金が足りないか?」
「いや、兄さんによく似た女の人を西国で見たことがあってね。まあでも漢民族はみな同じ顔だしなあ」
その話を聞いたとき、星羅も京湖も、胡晶鈴のことを話しているのだと思った。平静を装い星羅は尋ねる。
「僕によく似た女性かあ。その人はなぜ西国に? 今はどうしてるんだろうか?」
「さあー。なんでだろうなあ。だけどもう昔のことだけど、確か別の隊商ともっと西の浪漫国に行ったよ」
「浪漫国……」
「どうかしたかい?」
「あ、いや。えっと岩塩はどこだったかな?」
「塩なら、反対側に売ってるよ。まいどあり」
これ以上深く追及しても何もわからないだろうし、京湖の素性がばれても困るので星羅は話をやめた。心配そうな表情で京湖がそっと星羅の肩に手を乗せる。
「かあさま。もう母は西国にいないようですね」
「そのようね」
「とにかく塩を買ったら帰りましょう」
目当てのものをすっかり買ってから帰宅する。待ちかねていたのか、ロバの明々は「ホヒイー」と嘶いている。
「待っててね。明々。どうぞかあさま」
手を貸して、京湖とスパイスの入った麻袋を降ろす。
「お茶を入れてるわね」
麻袋を一抱えもって京湖は小屋に入っていった。星羅は優々を厩舎に入れ水をやる。そして一塊の岩塩を明々の飼い葉おけの隣の桶に入れてやる。
明々は嬉しそうに目を細め、ペロリペロリを塩をなめる。
「おいしい?」
しばらく舐めると明々は顔を上げ、星羅の頬も舐めた。
「ふふっ。もういいの? まだあるよ」
少し舐めれば満足するようで、明々は脚を折り目を閉じた。昼寝をするようだ。
「優々もお疲れさま」
優々も明々をみると眠気が移ったのか、座り込んだ。大きさの違う二頭は仲良く休憩をするようだ。静かに星羅は厩舎を出てため息をつく。おそらく京湖もため息をついているだろう。
養父の彰浩と、医局長の陸慶明に今日聞いた商人の話をして、二人の考えを聞いてみようと星羅は思っていた。本当はすぐにでも探しに行きたい気持ちがあるが、思ったまま行動に移すほど、星羅は無謀ではなかった。
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