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入口
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他の詩編を読み漁り、それでも自身の内にあるモヤのようなものが取れることはなく。
ただ読み続けた。
そこに答えがあると信じて。
時に空を。時に海を。その架空の情景を胸にしまい込むようにして、読み続けた。
ついに最後の詩編を取る。
しかしそこにはただ、一筋の言葉。
"あなたと共に"
瞬間、ある扉が開く。眩しいほどの笑顔を携えた人が、懐かしい表情をして立っていた。
あゝ、この時が、入口なんだ。
頭に広がるその言葉を、ただ彼に向けて。声にならない声を胸に響かせて。
私は今日から——。
ただ読み続けた。
そこに答えがあると信じて。
時に空を。時に海を。その架空の情景を胸にしまい込むようにして、読み続けた。
ついに最後の詩編を取る。
しかしそこにはただ、一筋の言葉。
"あなたと共に"
瞬間、ある扉が開く。眩しいほどの笑顔を携えた人が、懐かしい表情をして立っていた。
あゝ、この時が、入口なんだ。
頭に広がるその言葉を、ただ彼に向けて。声にならない声を胸に響かせて。
私は今日から——。
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