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幕間2
EP3:白キ虎ハ耐エ忍……ブ?
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僕の心臓が弾けそうなほど高鳴っている。
目の前の彼女を見るとそれだけでさらに大きくなる。
すらりとした白い手足が濃紺の水着から惜しげも無く晒されている。
スクール水着と言われる小さな女の子向けの水着なのだけれど、それをまさか妙齢の女性が身につけるとこんなにも扇情的になるだなんて思いもしなかった。
最初に見たときは戦いの最中だったこともあり、それほどの興奮は覚えなかったのだけど、私室で彼女と二人きりでとなるとこれはもう凄まじい。今すぐに抱きしめたい衝動にかられる。
こちらに背を向けて上に着ていたワンピースを脱いだ彼女はなんだか少しぎこちない動作で脱いだ服を畳んでいる。
表情は見えないけれど、後ろ手に束ねた髪から耳や頰が少し見えると、真っ赤になっているのがよくわかった。
僕自身も自分の体が熱くてきっと顔も赤い。
彼女の様子に安堵を覚えると同時に僕に対して頬を染める彼女が愛おしく思える。何故なら何も思っていない相手に対してそんな感情、表情は生まれないだろうから。
「あの……シーラくん……そんなに見られるとちょっと恥ずかしいのですよ?」
チラリとこちらを振り返るその姿がまた愛らしい。胸元に寄せられた両手が豊かな二つの膨らみを一層魅力的に見せる。
「す、すまない。だが、好きな娘が目の前にいて……その凄く魅力的な格好をしていて……もう目が離せないんだ……」
「あ、え、あ……はぁぅ……」
ぽん! と音を立てて湯気が立ち上る……そんな幻を想像してしまうくらい一気に顔が赤く染まって……そして両手で覆い隠されてしまう。
「……はずかしいです……」
「だ、大丈夫! 凄く素敵だから!!」
思わず大きな声で叫んでしまった。
でもその甲斐あって少し落ち着きを取り戻した彼女がゆっくりとこちらを振り向いた。
僕らの距離はまだ少し離れている。
「えっと……おじゃまします?」
僕が座るベッドの端に手をついて小首を傾げる彼女。やばい可愛いすぎる!?
「ど、どうぞ……」
咄嗟に自分の周りのシーツを手で伸ばしてしまう。
「はぅ……」
頰を染めた彼女が胸の前で手を握りしめた。
潤む瞳が僕の仕草を注視している気がするけれど……ただ単にシーツのシワを手で伸ばしているだけなんだけど……。
………………。
……はっ!?
「あ、いや、そのちが……わないけど、違う。いやそうじゃなくて、これはその、側においでとかそういう意味じゃなくて、思わずやってしまっただけで……」
慌てて釈明をしようとして何かよくわからない事を言ってる気がする。
そんな僕を優しい眼差しでーーまだ顔は真っ赤だけれどーー見ている。
落ち着け!
深呼吸をする。
落ち着け……。
鼓動の高鳴りを握りしめるように胸に手を当てる。
「すみません。実は凄く緊張しています。あなたが目の前にいると平静ではいられないみたいです。少し待ってください、すぐに落ち着きますから……」
「あ……シーラくん……えっとね、私もその凄く緊張してるからね? 大丈夫だよ?」
「はい。ありがとうございます」
ゆっくりと深呼吸を繰り返す。
目の前の彼女も同じように深呼吸をしてーー。
ぼんやりとした光に包まれた。
「だ、大丈夫だニャァ……」
猫耳としっぽを瞬時に生み出して可愛い猫のポーズ。
「ーーーーーー!!!」
射抜かれました!?
「にゃぁぁ?」
僕はハートを射抜かれましたよ!?
「うにゅぅ?」
ーーーーーー!!!!!!
ベッドの上で膝立ちになったピンクの子猫ちゃん。
僕のちっぽけな理性はプチンと音を立てて弾けた。同時に僕の中の獣が本性を現した!!
「にゃ……にゃぁぁ……」
僕の体の下で可愛く鳴く子猫ちゃんーー!?
ーーはっ!?
僕は一体ナニを……。
抱きしめた彼女を見れば答えはすぐにわかった。
「シ、シーラくん……激しくすぎだよぉ……」
その一言で未だ彼女の中にあるモノが熱く滾りだした。
「ひゃぅ!? ぇ、ぇ……」
戸惑う彼女のとろんとした表情が僕を一気に硬くする!
「まだだ……もっとあなたを愛したい!」
抱きしめて耳元で囁くと僕の背に回した腕に力がこもる。
「はい……」
小さな返事を言い終わるよりも早く彼女の唇を奪う。
「ん……あふ、ぁん……ちゅ、ん……ぁむ……」
僕を包み込む彼女がしっとりと潤んでいる。
僕の腰がまるで別の生き物であるかのように動き始めると、彼女の喘ぎ声がどんどん色っぽくなっていく。
こんなのーー我慢できる訳がないじゃないか!!
目の前の彼女を見るとそれだけでさらに大きくなる。
すらりとした白い手足が濃紺の水着から惜しげも無く晒されている。
スクール水着と言われる小さな女の子向けの水着なのだけれど、それをまさか妙齢の女性が身につけるとこんなにも扇情的になるだなんて思いもしなかった。
最初に見たときは戦いの最中だったこともあり、それほどの興奮は覚えなかったのだけど、私室で彼女と二人きりでとなるとこれはもう凄まじい。今すぐに抱きしめたい衝動にかられる。
こちらに背を向けて上に着ていたワンピースを脱いだ彼女はなんだか少しぎこちない動作で脱いだ服を畳んでいる。
表情は見えないけれど、後ろ手に束ねた髪から耳や頰が少し見えると、真っ赤になっているのがよくわかった。
僕自身も自分の体が熱くてきっと顔も赤い。
彼女の様子に安堵を覚えると同時に僕に対して頬を染める彼女が愛おしく思える。何故なら何も思っていない相手に対してそんな感情、表情は生まれないだろうから。
「あの……シーラくん……そんなに見られるとちょっと恥ずかしいのですよ?」
チラリとこちらを振り返るその姿がまた愛らしい。胸元に寄せられた両手が豊かな二つの膨らみを一層魅力的に見せる。
「す、すまない。だが、好きな娘が目の前にいて……その凄く魅力的な格好をしていて……もう目が離せないんだ……」
「あ、え、あ……はぁぅ……」
ぽん! と音を立てて湯気が立ち上る……そんな幻を想像してしまうくらい一気に顔が赤く染まって……そして両手で覆い隠されてしまう。
「……はずかしいです……」
「だ、大丈夫! 凄く素敵だから!!」
思わず大きな声で叫んでしまった。
でもその甲斐あって少し落ち着きを取り戻した彼女がゆっくりとこちらを振り向いた。
僕らの距離はまだ少し離れている。
「えっと……おじゃまします?」
僕が座るベッドの端に手をついて小首を傾げる彼女。やばい可愛いすぎる!?
「ど、どうぞ……」
咄嗟に自分の周りのシーツを手で伸ばしてしまう。
「はぅ……」
頰を染めた彼女が胸の前で手を握りしめた。
潤む瞳が僕の仕草を注視している気がするけれど……ただ単にシーツのシワを手で伸ばしているだけなんだけど……。
………………。
……はっ!?
「あ、いや、そのちが……わないけど、違う。いやそうじゃなくて、これはその、側においでとかそういう意味じゃなくて、思わずやってしまっただけで……」
慌てて釈明をしようとして何かよくわからない事を言ってる気がする。
そんな僕を優しい眼差しでーーまだ顔は真っ赤だけれどーー見ている。
落ち着け!
深呼吸をする。
落ち着け……。
鼓動の高鳴りを握りしめるように胸に手を当てる。
「すみません。実は凄く緊張しています。あなたが目の前にいると平静ではいられないみたいです。少し待ってください、すぐに落ち着きますから……」
「あ……シーラくん……えっとね、私もその凄く緊張してるからね? 大丈夫だよ?」
「はい。ありがとうございます」
ゆっくりと深呼吸を繰り返す。
目の前の彼女も同じように深呼吸をしてーー。
ぼんやりとした光に包まれた。
「だ、大丈夫だニャァ……」
猫耳としっぽを瞬時に生み出して可愛い猫のポーズ。
「ーーーーーー!!!」
射抜かれました!?
「にゃぁぁ?」
僕はハートを射抜かれましたよ!?
「うにゅぅ?」
ーーーーーー!!!!!!
ベッドの上で膝立ちになったピンクの子猫ちゃん。
僕のちっぽけな理性はプチンと音を立てて弾けた。同時に僕の中の獣が本性を現した!!
「にゃ……にゃぁぁ……」
僕の体の下で可愛く鳴く子猫ちゃんーー!?
ーーはっ!?
僕は一体ナニを……。
抱きしめた彼女を見れば答えはすぐにわかった。
「シ、シーラくん……激しくすぎだよぉ……」
その一言で未だ彼女の中にあるモノが熱く滾りだした。
「ひゃぅ!? ぇ、ぇ……」
戸惑う彼女のとろんとした表情が僕を一気に硬くする!
「まだだ……もっとあなたを愛したい!」
抱きしめて耳元で囁くと僕の背に回した腕に力がこもる。
「はい……」
小さな返事を言い終わるよりも早く彼女の唇を奪う。
「ん……あふ、ぁん……ちゅ、ん……ぁむ……」
僕を包み込む彼女がしっとりと潤んでいる。
僕の腰がまるで別の生き物であるかのように動き始めると、彼女の喘ぎ声がどんどん色っぽくなっていく。
こんなのーー我慢できる訳がないじゃないか!!
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