魔法の国のプリンセス

中山さつき

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第三章:プリンセス、迷宮に囚わる

(26)☆

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 結局収まるべき所に収まったと見るべきなのかしら?
 私は三人目の王の心を引き寄せてしまったみたい。これって討伐するよりすごい事じゃないかしら。自分で言うのもなんだけれどこんな小娘の何が彼らを惹き付けるのか? 私の実感だと完璧にエ□ゲーのヒロイン補正だと思う。特にこれといって好感度上昇のイベントもこなしていないのに……まさかあれか? 体で虜にしてしまったのか私は!? 確かにどの王とも体を重ねている。でもそんなスキルはなかったと思うのだけれど……。

 なんて事を考えながら用意されていた服に着替えていつものように彼の寝室へ忍び込む。
 別にやましい事ーー暗殺とかそう言うのはない。別のやましい気持ちはあるけど……。(笑)
 大きなベッドで眠る冥王様。
 昨夜もかなり可愛がられたのだけれど、今はそれはいい。
 今日の衣装は……。
 着物? 浴衣と言う方がいいのかな? ただし、丈は膝上。私の感覚だと浴衣ってもっと薄手の布だと思うのだけれど、これは結構しっかりしている。それと布の模様? 柄? それも浴衣っぽい感じじゃなく花魁とかがきてそうな派手な感じだ。だから変形コスプレ着物みたいに見える。
 そして特筆すべきは衣服はそれ一枚だと言う事。わざわざメモまで置いてあった。その通りに全裸に着物一枚。大きなリボン? みたいな飾り帯を巻いて完成。適当な髪飾りで結い上げて見れば花街のお姉さんみたいになりましたとさ。裸に着物ってなんかそそられますね~。
 鏡に映る自分のエ○チさにびっくり。頰が赤いのは興奮してるからなのかしらね。

 さて、なんだかお腹の奥がキュンとしてきちゃったから早速朝のお勤めに勤しみましょう。

「うふふ……今日は少し特別だからね……」

 彼の足元からそっとベッドに侵入。
 大の字で眠る彼の脚の間に体を滑り込ませていく。この程度で起きないのはすでに承知済み。
 衣服をずらして股間の逞しいものを露出させる。興奮していない状態なのにこのサイズとは全く……。こんな暴力的なモノを散々私の中に出し入れしてくれて……。

「はぅ……」

 思い出すだけで体が……。

 クチュリ……。

 そっと自分で触れてみると驚くほどあそこは濡れていて……。

「ひやぁ……えっちだぁ……」

 このままだと自分で自分を慰め始めてしまいそうだから、目の前のアレに舌を伸ばす。
 冥王様の匂いがする。
 先端から順に舌を這わせていく。
 ムクムクと大きく硬くそそり立ち、気持ちがいいのかビクンビクンと震えている。
 今日は特別なんだからね……。私があげられる初めてをハデス様に捧げたいの。
 散々エッチした後に何を言ってるのかなって思うけれど、それが私の想いだから仕方がない。
着物の前をはだけて最近また大きくなった胸を露わにする。
 彼のアレを私のお胸で挟んでチュッチュする。アレですよあれ、パイ○リという奴です。何故か物凄く恥ずかしくて顔が熱い。今更なんでって自分でも思うけど……。

「ぅにゃぁ……はずかしい……」

 私の唾液でテカルそれをそっと挟み込む。
 熱いそれがドクンドクンと脈打つ。
 同時に自分の心臓が早鐘の様に高鳴っていて二つの熱い鼓動でなんかもうクラクラしてしまう。

「はむ……」

 大きな冥王様のそれは私の胸から飛び出している。その先端を舌でチロチロと舐めてから吸い付く。
 両手で胸を寄せて挟み込んで手で揉む様にするのだけれど、これって、自分で自分の胸を刺激しているようでドンドン興奮してきてしまう。
 アソコに刺激が欲しくてさっきから無意識に内股を擦り付けていた。ちょっともう我慢できそうにない……。
 いけないとは思いつつも冥王様の脚を跨ぐ様に体をずらす。
 そこに敏感になったアソコを押し付けるとーー。

「ぁん!?」

 クチュリと愛液が音を立てて脚をすり合わせる何倍もの快感が広がって……。

「ぁぁん……んちゅ……れろ……」

 腰が止まらない。擦り付ければつけるほど気持ちが良くて、その興奮でアソコへの奉仕にも一層の熱が入る。

「はむ、あん、んちゅ、ん、ん……」

 自分の口元から出る卑猥な音とアソコから聞こえるクチュクチュという水音。
 ダメ……ナニコレ……どうしてこんなにもコウフンしちゃうの……?
 ヌルヌルした熱い塊が胸の間で脈打つ度に私の体も熱くなっていく。胸を押し寄せて包み込んで上下に扱く。クチュクチュと胸元からも音がしてその甘美な音と匂いでもう……!!

「はぁぁんーー」

 あ、あ、あぁ……。
 私の方が先に……逝っちゃった。

「ん、んん……」

 それでも腰は止められなくて、敏感な体が悲鳴をあげそうになるくらい感じているのに……。

 クチュクチュクチュ……。

「あむ、れろれろ……んちゅ、ぁむ……」

 彼が気持ちよくなるまではやめられないわよ。
 お口と胸を……あと腰も必死で動かして……。
 もう汗なんだか涎なんだかエ◯チな汁なんだかわからないけれど、色々とアレな感じになってきちゃった。
 でも頑張った甲斐があったのか、冥王様のアソコが一層硬く熱く脈打ってきた様な気がする。
 もうすぐね。

 ジュル、じゅぽじゅぽじゅぶじゅぶ……。

 とにかくいやらしい音を口元からさせてアソコををお口と私のお◯ぱいで扱き上げていく!!
 もう! そろそろ逝って!! これ思ってたよりずっと辛いの!!
 んーーーーーー!!

 繰り返し繰り返してようやく、彼の熱いアソコから白濁した精液が迸った。

「ひゃぁ!?」

 タイミングがずれて顔や胸に飛び散る。
 お口で受け止めるよりも濃厚な匂いがそこら中に広がってる気がする。
 でもこれで私の初めてのパ◯ズリは冥王様に捧げられた……のかしら?

「……ねぇご主人様? 起きてるんでしょ?」
「……そりゃな……こんだけ好き勝手されて起きない奴はいねぇだろ?」

 半身を起こした冥王様を上目遣いで見上げる。

「………………」
「なによ?」

 その口元がニヤけたので抗議の声を上げる。

「全身余すことなくエロいなお前はーー」
「ぁん……」

 あっさりと押し倒された。
 はだけた胸元を弄られ、もう一方の手で腰を抱えられる。
 精を解き放ってなお硬くいきり勃つアソコがするりと私の中に突き刺さる。

「ンァ! ぁん……」

 散々擦り付けることで焦らしていたアソコがあまりの気持ちよさに歓喜の声を上げているーーくらいゾクゾク、ジンジンして……あぁ……きもちいい。

「本当に淫乱な姫さんだな。今自分がどんな顔をしてるか見せてやりたいね」

 あ、ぁん……そんな……のいいし。だって、どうせすっごい、ぁん、エ○チな……雌の顔してるんでしょ……。こんなにも気持ちがいいのだから……。

「お礼に気を失うまで連続して逝かせてやる!!」

 そう言って彼が腰を激しく振り始めた。
 逞しい腕で腰を抱えられて奥の奥まで突き刺さる冥王様のいきり勃ったソレが私の中の気持ちがいいところを余すことなく刺激する。
 あぁ……もうこれ以上理性を保てない。
 もっと、もっと、もっと!!
 彼の体にしがみついてもっと、もっととおねだりする。
 どんどん激しくなる腰の動きに私は思考と理性を手放したーー。
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