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第四章:プリンセス、聖都に舞う
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馬車と徒歩での冒険は随分久しぶりだった。
お陰でお尻が痛い。
比較的整備された街道を走ってもこれだから旅をするのは大変な事だと改めて思い知らされる。
さて、馬車で行けるのは森の入り口まで。そこからはもちろん徒歩での移動になる。森の浅いエリアは多くの冒険者に踏破されているため相応に道のようなものが出来ていて歩くのはさほど困難ではない。
私もよく森へはやってくるけれど浅いエリアは殆ど来たことがないので若干新鮮な感覚がある。
「思ったよりもしっかりした足取りだな。中継地点から奥はちょいとハードになるが大丈夫だろう」
山賊親父改めドーソンさんにお誉めいただいた。
しかし実際はそれほど余裕があるわけではない。基本的に私は有り余る魔力を使って常時ステータスをアップしている。その上現在は継続回復の魔法をかけているので疲れたそばから回復している状態にある。
最初は遠慮がちに歩いていたドーソンパーティーだけれど私がある程度歩けると判断すると次第に速度を上げていった。
そして先ほどの彼の発言になったわけだ。
まぁ魔法も私の能力、実力のうちだから別に恥じ入るつもりはないし、それがなければただの小娘であることは私自身が一番理解している。
「でもこれ以上は無理ですからね?」
他のパーティーメンバーである女性陣を見ながら一応伝えておく。ドーソンさんに続いて歩く彼女らは全く平気そうだ。彼女たちも皆Cランクの冒険者だし長年ドーソンさんと行動を共にして鍛えられているのだろう。
素直にすごいと思う。見た目はちゃんと女性なのにすごく逞しい。そしてみんな美人だった。更にみんなドーソンんさんにゾッコンという謎っぷり。
「あら、それだけ歩けるんだものもう少しくらい大丈夫よキラリちゃん」
「そうね。若いのに立派ですわ」
森の探索なので普段よりは露出を抑えているらしい斥候職のファムさんが言うと一見すると剣士にしか見えない魔法使いのミストさんが同意の声をあげた。
「確かに若いのに立派」
今の発言は絶対違う意味ですよね!? ナナンさんの視線は私の胸元を見ていた。貧にゅ……慎ましいスタイルの美女、ナナンさんは様々な武器を使いこなす戦士職のお姉さん。
「確かに立派だな。何なら俺がもっと立派にしてやるぜ?」
「結構です。他の方へお譲りしまーー」
急激な寒気がして言葉に詰まる。刺すような気配の元を見るとナナンさんが表情の消えた顔で私を見ていた。
「キラリ……あなた一体誰にも譲るつもり?」
「い、いえ……特に誰というか……そういうのはですね……」
ファムさんとミストさんは共にとても立派です。何がとは言いませんが立派なのです。
「ナナン。そういう意味じゃないわよ。それにドーソンは女性の全てを愛する人よ」
「全くいつまでも気にするな。俺が好きだって言ってんのに満足できねぇのか?」
ドーソンさん頑張って! あなたの言葉に私の命がーー!!
「違う……でも私だって挟んだりしてあげたい……」
ーーって命の危険を感じた原因がソレですか!?
「お前にはお前の武器がある。他の奴と比べるんじゃねぇ。お前は自分の体に自信を持て」
「そうよナナン。胸が大きいだけじゃ意味がないのよ。愛よ愛! ドーソンを愛する気持ちが大切よ!」
「ちょっとファム!? 胸が大きいだけって何ですか? どういう意味ですの!」
「あら? 何か気に障ったのなら謝るわ。別に他意はないのよ。感じすぎてマグロみたいな娘でもドーソンの愛は変わらないわ」
あ~ミストさんはされるがままなのね~。
「うっ……あ、穴ほじりが好きな人にあまりどうこう言われたくないですわね……」
……でファムさんは後ろが好きと。
……何この性癖暴露大会みたいなの!?
部外者がいるのでやめてほしいんですけど……。
「「「それでキラリは!?」」」
「えっ!?」
「えっじゃないわよ。キラリはどういうのが好きなの?」
お姉様方……私を巻き込まないで……。
「そうね、若いですし結構派手な感じじゃないかしら? これだけ可愛ければ選り取り見取り毎日一本食べ放題! みたいな感じですわね?」
おいおい……。
「キラリはエム。多分前後両刺しとかも好き」
ちょっ! ちょっと何を言い出すんですか!?
「きゃぁ~それ興奮する~!」
ファムさん!?
「縛りとかも似合いそうですわね? この娘細いけど出るとこ出ていますし、なんかイジメたくなりますわ~」
「……特にたわわなソレをもぎたくなる……」
いやいやいや!! 怖いから!!! ナナンさん目がマジですよ!?
「「「それでどうなの!?」」」
「わ、私はーー」
何をどう答えればいいのか、わからなくて答えに窮しているとフードの中、耳元でアンが囁いた。
ーー魔物が近付いています。
示された方角は森の右奥。位置的に私が一番最初に接敵する。
「ーーあ、すいません、魔物です。『束縛の蔦』」
即座に展開した魔法でまずは足止め。
「えっ!? うそ!? ホントですの!? えっ、ちょっとキラリちゃん?」
後ろでお姉様方が「えっ、どこに!?」と慌てているけど……あ、ファムさんの表情が変わった。きっと索敵範囲に入ったのだと思う。
「ーー『氷の槍』」
でも今回はこのまま私が対応する。
生成本数を八本に抑えてスキルレベルの隠蔽を図る。その分確実性を上げるために目標へと誘導を行う。
私の周囲に展開した氷の槍を見て緊張感が高まる。
「そ、そんなに怒らなくても……」
「違います!!」
私魔物って言いましたよね!?
思わずこけそうになった。危ない危ない。魔法の制御を手放してしまうところだったわ。暴走するほどの魔力は込めてないからただ単に霧散しただけでしょうけども。
「ーーホントに魔物よミスト!」
さすがに状況を把握したファムさんが声をあげた。
「冗談よぉ~わかってますわよぉ~」
ある部分をぷるんと揺らしながら答えるミストさん。なんで魔法使いなのに女剣士……戦士(?)っぽい装備なのか今納得した気がする。多分……いや絶対、胸を強調するために違いない!! あの揺れはやばい!!
「ミストその口調うざい。やめた方がいい」
なので当然のようにナナンさんが怒った。
あーこの人たち緊張感がないわね……。
チラリと横を見れば斧を構えたドーソンさんが目に入った。パーティメンバーがあれなのに全く動じた様子はなく無言で斧を構える姿からは気迫のようなものが感じられる。
その様子を見ればなんとなくこのパーティーのあり方を理解した気がする。森の中層程度の魔物が相手ならドーソンさんがいれば何も問題ないという事なんでしょうね。……いやいや待て待て!? 普通のCランクの冒険者ならそれが当然だったわ。危うくなんだかよくわからない雰囲気に私まで飲まれるところだったわ!? 最奥に踏み込もうとしているのにこの辺の魔物を相手に苦戦してるようじゃ話にならないでしょ!
まぁどちらにしても今回彼らの出番はないけれども。
展開していた魔法を解き放つと煌めく氷の槍が真っ直ぐに木々の間をすり抜けて飛んでいく。
ホーミングレーザーみたいな……ん? 俺くんの知識ねコレ。レーザーって……光線? 熱線? よくわからないけれどレイスティンガーみたいな魔法かしら?
姫様、討伐しました。
再びアンが耳元で囁いた。少し擽ったいしゾクリとするのだけれど、それを仕草には出せないのでムズムズしてしまう。
「倒しました。確認してきます」
「……やるじゃねぇか……」
感心したようなドーソンさんの声を背後に聴きながら茂みの向こうへ向かう。美味しい魔物だったらいいのにな……なんて事を思いながら。
お陰でお尻が痛い。
比較的整備された街道を走ってもこれだから旅をするのは大変な事だと改めて思い知らされる。
さて、馬車で行けるのは森の入り口まで。そこからはもちろん徒歩での移動になる。森の浅いエリアは多くの冒険者に踏破されているため相応に道のようなものが出来ていて歩くのはさほど困難ではない。
私もよく森へはやってくるけれど浅いエリアは殆ど来たことがないので若干新鮮な感覚がある。
「思ったよりもしっかりした足取りだな。中継地点から奥はちょいとハードになるが大丈夫だろう」
山賊親父改めドーソンさんにお誉めいただいた。
しかし実際はそれほど余裕があるわけではない。基本的に私は有り余る魔力を使って常時ステータスをアップしている。その上現在は継続回復の魔法をかけているので疲れたそばから回復している状態にある。
最初は遠慮がちに歩いていたドーソンパーティーだけれど私がある程度歩けると判断すると次第に速度を上げていった。
そして先ほどの彼の発言になったわけだ。
まぁ魔法も私の能力、実力のうちだから別に恥じ入るつもりはないし、それがなければただの小娘であることは私自身が一番理解している。
「でもこれ以上は無理ですからね?」
他のパーティーメンバーである女性陣を見ながら一応伝えておく。ドーソンさんに続いて歩く彼女らは全く平気そうだ。彼女たちも皆Cランクの冒険者だし長年ドーソンさんと行動を共にして鍛えられているのだろう。
素直にすごいと思う。見た目はちゃんと女性なのにすごく逞しい。そしてみんな美人だった。更にみんなドーソンんさんにゾッコンという謎っぷり。
「あら、それだけ歩けるんだものもう少しくらい大丈夫よキラリちゃん」
「そうね。若いのに立派ですわ」
森の探索なので普段よりは露出を抑えているらしい斥候職のファムさんが言うと一見すると剣士にしか見えない魔法使いのミストさんが同意の声をあげた。
「確かに若いのに立派」
今の発言は絶対違う意味ですよね!? ナナンさんの視線は私の胸元を見ていた。貧にゅ……慎ましいスタイルの美女、ナナンさんは様々な武器を使いこなす戦士職のお姉さん。
「確かに立派だな。何なら俺がもっと立派にしてやるぜ?」
「結構です。他の方へお譲りしまーー」
急激な寒気がして言葉に詰まる。刺すような気配の元を見るとナナンさんが表情の消えた顔で私を見ていた。
「キラリ……あなた一体誰にも譲るつもり?」
「い、いえ……特に誰というか……そういうのはですね……」
ファムさんとミストさんは共にとても立派です。何がとは言いませんが立派なのです。
「ナナン。そういう意味じゃないわよ。それにドーソンは女性の全てを愛する人よ」
「全くいつまでも気にするな。俺が好きだって言ってんのに満足できねぇのか?」
ドーソンさん頑張って! あなたの言葉に私の命がーー!!
「違う……でも私だって挟んだりしてあげたい……」
ーーって命の危険を感じた原因がソレですか!?
「お前にはお前の武器がある。他の奴と比べるんじゃねぇ。お前は自分の体に自信を持て」
「そうよナナン。胸が大きいだけじゃ意味がないのよ。愛よ愛! ドーソンを愛する気持ちが大切よ!」
「ちょっとファム!? 胸が大きいだけって何ですか? どういう意味ですの!」
「あら? 何か気に障ったのなら謝るわ。別に他意はないのよ。感じすぎてマグロみたいな娘でもドーソンの愛は変わらないわ」
あ~ミストさんはされるがままなのね~。
「うっ……あ、穴ほじりが好きな人にあまりどうこう言われたくないですわね……」
……でファムさんは後ろが好きと。
……何この性癖暴露大会みたいなの!?
部外者がいるのでやめてほしいんですけど……。
「「「それでキラリは!?」」」
「えっ!?」
「えっじゃないわよ。キラリはどういうのが好きなの?」
お姉様方……私を巻き込まないで……。
「そうね、若いですし結構派手な感じじゃないかしら? これだけ可愛ければ選り取り見取り毎日一本食べ放題! みたいな感じですわね?」
おいおい……。
「キラリはエム。多分前後両刺しとかも好き」
ちょっ! ちょっと何を言い出すんですか!?
「きゃぁ~それ興奮する~!」
ファムさん!?
「縛りとかも似合いそうですわね? この娘細いけど出るとこ出ていますし、なんかイジメたくなりますわ~」
「……特にたわわなソレをもぎたくなる……」
いやいやいや!! 怖いから!!! ナナンさん目がマジですよ!?
「「「それでどうなの!?」」」
「わ、私はーー」
何をどう答えればいいのか、わからなくて答えに窮しているとフードの中、耳元でアンが囁いた。
ーー魔物が近付いています。
示された方角は森の右奥。位置的に私が一番最初に接敵する。
「ーーあ、すいません、魔物です。『束縛の蔦』」
即座に展開した魔法でまずは足止め。
「えっ!? うそ!? ホントですの!? えっ、ちょっとキラリちゃん?」
後ろでお姉様方が「えっ、どこに!?」と慌てているけど……あ、ファムさんの表情が変わった。きっと索敵範囲に入ったのだと思う。
「ーー『氷の槍』」
でも今回はこのまま私が対応する。
生成本数を八本に抑えてスキルレベルの隠蔽を図る。その分確実性を上げるために目標へと誘導を行う。
私の周囲に展開した氷の槍を見て緊張感が高まる。
「そ、そんなに怒らなくても……」
「違います!!」
私魔物って言いましたよね!?
思わずこけそうになった。危ない危ない。魔法の制御を手放してしまうところだったわ。暴走するほどの魔力は込めてないからただ単に霧散しただけでしょうけども。
「ーーホントに魔物よミスト!」
さすがに状況を把握したファムさんが声をあげた。
「冗談よぉ~わかってますわよぉ~」
ある部分をぷるんと揺らしながら答えるミストさん。なんで魔法使いなのに女剣士……戦士(?)っぽい装備なのか今納得した気がする。多分……いや絶対、胸を強調するために違いない!! あの揺れはやばい!!
「ミストその口調うざい。やめた方がいい」
なので当然のようにナナンさんが怒った。
あーこの人たち緊張感がないわね……。
チラリと横を見れば斧を構えたドーソンさんが目に入った。パーティメンバーがあれなのに全く動じた様子はなく無言で斧を構える姿からは気迫のようなものが感じられる。
その様子を見ればなんとなくこのパーティーのあり方を理解した気がする。森の中層程度の魔物が相手ならドーソンさんがいれば何も問題ないという事なんでしょうね。……いやいや待て待て!? 普通のCランクの冒険者ならそれが当然だったわ。危うくなんだかよくわからない雰囲気に私まで飲まれるところだったわ!? 最奥に踏み込もうとしているのにこの辺の魔物を相手に苦戦してるようじゃ話にならないでしょ!
まぁどちらにしても今回彼らの出番はないけれども。
展開していた魔法を解き放つと煌めく氷の槍が真っ直ぐに木々の間をすり抜けて飛んでいく。
ホーミングレーザーみたいな……ん? 俺くんの知識ねコレ。レーザーって……光線? 熱線? よくわからないけれどレイスティンガーみたいな魔法かしら?
姫様、討伐しました。
再びアンが耳元で囁いた。少し擽ったいしゾクリとするのだけれど、それを仕草には出せないのでムズムズしてしまう。
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