ハーレムマスターオンライン~エロゲのような異世界で最高のハーレムを目指します~

南郷 聖

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第2章 サンライトリバー帝国

第2話『現れた神々』

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  ネフィから掛けられた重力魔法に気合で逆らい、首だけ上を向いて光の柱を見ていると、その中から12枚の翼が生えている少女と、左目にモノクルを付けた謎のイケメンが現れた。あの羽根絶対背中重いだろ。

『ネフィリム、彼を開放してあげなさい。弱者を弄ぶ行為は天界の主義に反する』

 弱者とか言うな、地味に傷つくわ。あと俺の事をその下賤なモノ的な目で見るのやめろ。男にそんな目で見られてもまったくもって嬉しくない。

『畏まりました。アキト様、こちらの方々は天界の重鎮でとっっっても偉くて尊いお方です。絶対に失礼のない様にお願い致します』

「わ、分かった」

 返事をすると同時に体が軽くなったのでとりあえずその場に立ち上がり、改めて光の柱から現れた人達を見る。

 女の子の方は真っ白な12枚の羽根を生やし、腰まである輝く金髪に金の刺繍が入った白いローブを着た美少女だ。いや、美少女なんて言葉じゃとても追いつかない。

 きっちり手入れされてるっぽいサラサラの金髪、エメラルドグリーンの大きな瞳に端正な顔立ち、そして身長は140cm程なのに爆乳(推定G)というキャラ性能。全身がキラキラと微かに輝いていて、5m以上離れてるのにめっちゃいい匂いが漂ってくる。もう可愛すぎて思わずギュッとしたくなるレベルの超絶美少女だ。ちなみに彼女の声は『倉橋マリヤ』様だ。間違いない!

 もう一人の男は青い長髪に白いスーツ。知的でクールな顔立ちにモノクル装備という、乙女ゲーに宰相ポジで出てきそうな感じのイケメンだ。立ち位置的にこの女の子の部下か何かなのかな?

 うん、とりあえずイケメンは滅びろ。

『それじゃ、まずは自己紹介でもしようか。私はキミがさっきまで居た世界『エレクチオン』を創った創世の女神アナルヴィスの妹で、ネフィちゃんや他の天使達を統括する機関『神天遣協会ラグナミシア』の長をしてるヴェルトリノって言うんだ。こっちは私の腹心の大地神レイアース。アキトちゃんの事はネフィちゃんから大体聞いてるよ♪』

 アキトちゃん言うな。俺もう数えで18歳ですよ? でも美少女にちゃん付けで呼ばれるとちょっと嬉しいかもしれない。なんとなくバブりたいオヤジ達の気持ちを理解してしまいそうだ。

「ネフィが何を言ったかは知らんけど、こっちこそよろしくな! 女神の妹ってことはヴェルトリノちゃんも神様なのか?」


 スパァァァンッ!!


『アキト様…敬語が苦手なのは理解していますが、少しは敬語で話す努力をしろ。あとせめて名前の後には様を付けなさいデコ助野郎。殺しますよ?』

 何処から出したのかわからないハリセンで俺の頭を叩きながらガチの殺気込めて睨んでくるネフィ。そんな目で見られたら興奮して色々出ちゃいそうになるから勘弁してください。

『あはは♪ 別にいいよネフィちゃん。私に対してこんなフランクに話してくれる人ってここ300年いなかったから新鮮だし、むしろ私としては嬉しいぐらいなんだから怒らなくてもいいんだよ?』

「ほら、ヴェルトリノ…様もこう言ってるんだから。そんなにプリプリ怒ってたら皴が増えてババァになっちまうぞ?」

『………畏まりましたヴェルトリノ様。それと、あとで覚えておいてくださいねアキト様♪ チッ』
 
 天使が舌打ちしながら笑顔でガン付けてくんな。怖いわ。

『それじゃレイアース。話を進めてくれるかな?』

『畏まりました。聞け人間! 神々の一柱に属する我らがこの場に現れたのは、貴様の”強くなりたい”という強き想いを受諾した創世の女神アナルヴィス様から命を受けたからだ。大地の神である我が人間の相手をするなどまったくもって面倒極まりないが…これから貴様には我が施す修行を受けてもらい、あの邪神に侵されし者を討伐できる強さを獲得してもらう』

「修行? ていうか、邪神に侵されし者って…」

『貴様や貴様の仲間を殺した人間の事だ。あの者は『邪神細胞』と言う邪神の魂の一部を加工した物を体内に取り込むことで凶悪な魔族へと進化を遂げている。下界に住む人間共に邪神の眷属となったあの化物を討伐出来る者などまず居ないだろうし、このまま放置すれば世界が破滅する事態に発展する可能性すらあるのだ』

 邪神細胞…ラノベとかによくあるアレか? 邪神を崇拝する連中からその邪神の一部を体内に埋め込まれて、自我も乗っ取られて暴走してるのに何故か世界征服しようとする迷惑極まりないやつ。あの常識外の能力と再生力はそれで手に入れたって事か…そりゃ勝てんわ。

「でも、そんな危険な存在なら神様達で何とかできないのか?」

『我らの様な上位神は地上への過度な干渉を禁じられている。この件は貴様ら人類でどうにかするしかない』

 神々が干渉出来ないから俺にやらせようって事か? でもなんで俺? もしかして俺って勇者的な立ち位置のプレイヤーだったりするのか?

『ハッ、くだらない妄想は止めるんだな。別に貴様を選んだわけではなく、貴様が今回の件の当事者でタイミングよく死んだプレイヤーだから、我々が干渉して強くするように創世神様から命じられただけだ。その低能で安直な考えは今すぐ捨てろ』

 ですよねー。っていうか口悪いなこのイケメン。鼻で笑うな。

 でも、神々は邪神の眷属と化したタカティンを始末しないと世界が破滅して困ったことになる。力が足りない俺がチート野郎タカティンを倒すには、こっちも修行して反則級チーターになるしかない。

「なるほどな。つまり、その修行を俺がクリアしたら、その褒美としてタカティンを倒すためのチートスキルを授けてくれるってことだな!」

『……は? チートスキル…だと?』

『!? アアア、アキト様。ちょっとこちらに来てください!』

「ちょ、なんだよネフィ!」

 ネフィに腕を強引に引っ張られてイケメン達から距離を取る。組まれた腕にネフィの柔らかい感触が伝わってきてちょっと嬉しいが、ネフィの焦ったような恐怖に怯えた眼を見てその感情は吹っ飛んだ。なんで怖がってんのこいつ?

『アキト様、死にたくなければレイアース様の前でチートとかズルとか言わないでください!』

「は? どゆこと?」

『レイアース様はそういう卑怯というか、努力もせずに楽をしようとする堕落した精神が何よりもお嫌いな方なのです。私と同じ天使の中にもそういう不正を働いた輩がおりましたが、レイアース様の手によって全ての罪をつまびらかにされた上で徹底した調教により強制的に改心させられ、レイアース様だけに従順な下僕へと魂ごと変えられたそうです。貴方様もそうなりたいのですか?』

 あの、それって洗脳とか隷属とか言いません? 神様がそんなことしていいの?

「でも、チートスキルを貰う以外にタカティンを倒す方法なんてあるのか?」

『それは…』

『あるんだな~、それが』

 いつの間にかヴェルトリノ様が俺達の背後にぴったり張り付いている。全く気配感じなかったんだが…。

『アキトちゃんはチートスキルが欲しいみたいだけど、今のアキトちゃんにそれを与えたら魂が耐えられなくなって破裂しちゃうんだけど…いいのかな? 普通に消滅しちゃうよ?』

「しょ、消滅!? どういうことだ?」

『この世界のスキルはね、人によって違うんだけどその人物の魂の容量分しかスキルを覚えられないんだよ。解り易く言うと、今のアキトちゃんの魂の容量は500メガバイトしかないの。そこにそれ以上の容量を持つスキルを無理矢理入れたらどうなると思う?』

「…は、破裂する?」

『正解。今のアキトちゃんは魂がヨワヨワな上に一回死んで魂が削られてるから余計にあげられないの。それで、その魂の容量は戦闘レベルと性的レベルを上げる事で拡張することが出来るから、何をするにしてもまずはアキトちゃん自身のレベルを上げる事から始めなきゃならないってわけ。解ってくれるかな?』

 レベルを上げれば容量がデカいけど強力なスキルを覚えられるって事か。逆に今の俺じゃ強いスキルを覚える事すらできないと。これからするのはそのための修行って事か。

『うん、大体そんな感じだね。アキトちゃんもそのうちレベル上げする気ではあったみたいだけど、今のまま地上に戻ればすぐにまた殺されちゃうんだよね。それならここで修行して強くなって、真正面からあの化物を倒せる実力を付けた方がいいんじゃないかな?』

 チートスキルが貰えないなら、今の俺に取れる選択肢ってそれしかないじゃん。でも、早く戻らないとアサヒ達がまた死んじまうんじゃないのか?

『それについては問題ないよ。ここで過ごす時間はアキトちゃんが地上に戻る時に調整して、ちゃんとアキトちゃんが死んだ時間の3時間前に戻してあげる。たとえ修行に何十年掛かっても今の年齢に戻してから地上に帰してあげるから安心してね♪』

「修行ってそんなに掛かるの!? ていうか普通に心読んでるよね?」

『うん、私神様だからね。あ、もしアキトちゃんが望むなら、修行が完了した暁には私の加護をプレゼントしちゃおうかな。加護はチートスキルみたいに容量喰わないし、私の加護があればすっごく便利なんだよ♪』

 ヴェルトリノ様って創世の女神の妹なんだから、かなり格の高い女神なんだろうな。そのドヤ顔からは自分の与える加護に対する絶対の自信が溢れているように感じる。そういう素敵特典があるなら修行を頑張ってみても良いかもしれない。どんな内容なのかは知らんけど。

「ちなみにどんな加護をくれるんだ?」

『それはまだ秘密♡ こういうのは内容を知らない方が貰った時に嬉しいものだからね。それでどうする? 修行受ける? 一回始めたら完了するまで辞められないけど。あと普通に死んじゃうかもしれないけど』

「サラッと爆弾発言するなよ…。死ぬの俺?」

『死んじゃうかどうかはアキトちゃん次第かな? なるべく死なない様にレイアースには調整してもらうつもりだけど、死ぬ気でやらないと強くなんてなれないよね。だから…アキトちゃんにはいっぱい頑張って欲しいんだ♡』

 クソッ、笑顔がメッチャかわいいなチクショウ! ていうか、アサヒとミコトを守るためには化物チート野郎タカティンをなんとしても殺さなきゃならない。その為には多少無茶な事をしても強くなるしかないんだ。他に方法なんてないんだから気合入れろ、俺!

「…わかった。その修行、受けさせてもらう。必ずクリアしてやるよ!」

『フハハハハ! よくほざいたな人間。ここで貴様が辛い修行よりも楽に強くなれる方法を教えろとか言い出したら存在ごと消滅させていたところだぞ? 堕落しきった人間の分際でよく決意したものだ』

 ヴェルトリノ様の後ろで腕を組んで話を聞いていたレイアースが満足げに頷いている。なんかムカツクなこいつ。

「どうせやるならあんたに勝てるぐらいまで強くしてくれよ。修行が終わった後そのスカしたツラボコボコにしてやるから」

『ふっ、面白い。強くなれるかは貴様次第だが…その言葉、覚えておいてやろう。それでは始めるぞ!』

 俺は絶対に強くなる。だから…待っててくれよアサヒ、ミコト! 


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