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プロローグ
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一つの魂が急降下している。魂は落下しながら宿る器を探す。
(うーん。貧しいのは嫌だし、お金持ちも肩こりそう・・・・)
宙に浮かんだイメージ映像を見ながら落下する魂。
雲が切れ、大地が見えた。
(やばい!!選り好みしてる場合じゃない・・・)
地上に激突する前に落ち着き先を決めないと、消滅しかねない。
『おかあさま。おなかにさわってもいいですか?』
地上に浮かんだイメージ映像から幼い少女の声が響き、魂は驚いた。
イメージ映像の中には間もなく産み月を迎えそうな女性と、3歳くらいの幼女が仲睦まじい、心温まるやり取りを続けている。
『レオナは早く赤ちゃんに会いたいのですね?』
女性は安楽椅子に腰かけ、幼女は優しくお腹をなでる。
『はい、おかあさま。いつあえますか?』
『そうね、そろそろだと思うのだけど・・・・』
『あした?』
女性はふふっと笑った。その時、部屋の扉が開き、中年の男性が入ってきた。
(広い家。お金持ち?)
魂はこの家族が気に入ったが、イメージ映像越しに見える部屋の大きさが気になった。
『また、レオナの“あした?”が始まったのかい?エリザベス』
イメージ映像の中から中年男性の声がして、女性が笑い、幼女が頬を膨らませる。
魂は手を伸ばしたつもりになる。その瞬間、魂はイメージ映像に吸い込まれた。
「ミカエ。また、干渉してる!!」
銀髪、ショートカット、ダークグリーンの瞳の少女が水盤の縁に腰かける。ロリゴシックのワンピースに、黒タイツの少女の背中には黒い大きな羽根が生えていった。
「ボクたちの仕事はこの並行世界《エターナル・アース》の管理で、干渉は許されていないんだよ!!」
水盤の縁に座る、もう1人の少女ミカエは水盤を見ながら、
「ガブリーヌもこの間、転移させてたよね?」
と返す。
ミカエは金髪のミドルロング。瞳の色はパールグレー。白いワンピースに、白ソックス。背中には白い大きな羽根。
「・・・・あ、れは、仕方なく・・・・」
ガブリーヌが言葉を濁す。
「良かった。無事、転生したみたい!!!」
ミカエは水盤を覗き込んで歓声をあげた。
「もう、いいだろう?」
ガブリーヌが水盤に手を翳す。ミカエはため息一つ、水盤に向かって、
「頑張ってね。瑠那」
と呟いた。
ガブリーヌが手を横にすうっと動かすと、水盤は何も写さなくなった。
(うーん。貧しいのは嫌だし、お金持ちも肩こりそう・・・・)
宙に浮かんだイメージ映像を見ながら落下する魂。
雲が切れ、大地が見えた。
(やばい!!選り好みしてる場合じゃない・・・)
地上に激突する前に落ち着き先を決めないと、消滅しかねない。
『おかあさま。おなかにさわってもいいですか?』
地上に浮かんだイメージ映像から幼い少女の声が響き、魂は驚いた。
イメージ映像の中には間もなく産み月を迎えそうな女性と、3歳くらいの幼女が仲睦まじい、心温まるやり取りを続けている。
『レオナは早く赤ちゃんに会いたいのですね?』
女性は安楽椅子に腰かけ、幼女は優しくお腹をなでる。
『はい、おかあさま。いつあえますか?』
『そうね、そろそろだと思うのだけど・・・・』
『あした?』
女性はふふっと笑った。その時、部屋の扉が開き、中年の男性が入ってきた。
(広い家。お金持ち?)
魂はこの家族が気に入ったが、イメージ映像越しに見える部屋の大きさが気になった。
『また、レオナの“あした?”が始まったのかい?エリザベス』
イメージ映像の中から中年男性の声がして、女性が笑い、幼女が頬を膨らませる。
魂は手を伸ばしたつもりになる。その瞬間、魂はイメージ映像に吸い込まれた。
「ミカエ。また、干渉してる!!」
銀髪、ショートカット、ダークグリーンの瞳の少女が水盤の縁に腰かける。ロリゴシックのワンピースに、黒タイツの少女の背中には黒い大きな羽根が生えていった。
「ボクたちの仕事はこの並行世界《エターナル・アース》の管理で、干渉は許されていないんだよ!!」
水盤の縁に座る、もう1人の少女ミカエは水盤を見ながら、
「ガブリーヌもこの間、転移させてたよね?」
と返す。
ミカエは金髪のミドルロング。瞳の色はパールグレー。白いワンピースに、白ソックス。背中には白い大きな羽根。
「・・・・あ、れは、仕方なく・・・・」
ガブリーヌが言葉を濁す。
「良かった。無事、転生したみたい!!!」
ミカエは水盤を覗き込んで歓声をあげた。
「もう、いいだろう?」
ガブリーヌが水盤に手を翳す。ミカエはため息一つ、水盤に向かって、
「頑張ってね。瑠那」
と呟いた。
ガブリーヌが手を横にすうっと動かすと、水盤は何も写さなくなった。
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