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第26話
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「僕もこういうの欲しいなあ」
「重いし、着慣れてないと動きづらくて却って危ねぇぞ。それに高いしな」
「前のは四十万……これはお幾らでした?」
「常連だからって値引きして貰って、六十万クレジット」
「高っ! でも何でこっちの方を着てないのサ、いつも。そしたら実弾で撃たれたのはともかく、レーザーで射たれても怪我しなかったのに」
「自腹切って六十万だぞ。さっきのアレがダメになったら着ようと思ってだな」
「ったく、貴方の命は六十万じゃ買えないでしょ。はい、着てて」
ようやく高額商品を持ち主に返すと、どうにも我慢ならなくなったハイファは床じゅうに散らばったゴミをかき集め、コンビニの空き袋に手際良く詰め込み始めた。
「どうしたらここまで放置できるかなあ」
「別にいいぞ、放っておいて。何も困んねぇし」
「僕は入室一秒で困ったけどね。靴下、汚れちゃったじゃないのサ」
荒っぽく、だが確実に分別しながらハイファはゴミを袋に詰めてゆく。その様子を眺めつつシドは他人事のように煙草を咥えて火を点けた。がさがさとゴミを蹴り除け掌サイズの灰皿を発掘して硬い寝台に載せると灰を落とす。
そんなシドを横目にハイファはゴミ集めを続行しながら、さりげなく言ってみた。
「今日ダメにした古い方のジャケット、もう要らないなら貰っていいかな?」
「ズタズタだわ、サイズは合わねぇわ……どうすんだ?」
「それは勿論シドの代わりに抱いて寝るに決まって――」
「――却下。販売元に送り返して繕って貰って部屋で着る」
「あーん、ケチ!」
「ケチで結構。そもそも人の古着を欲しがるのと、どっちがケチなんだよ」
言い放ったシドは悠長に紫煙を吐きながら、ガッカリしつつも掃除にいそしむハイファを見ながら指示を出し始めた。
「あ、その辺にレールガンの分解ツールがあるから気をつけろよ」
「おい、それは出前の店の通信ナンバが書いてあるから取っとけ」
「や、そいつはまだ賞味期限二日しか過ぎてないから食えるだろ」
「そいつは幻のプラモ、零式艦上戦闘機・三十二分の一の部品だ」
「そっちは……」
「五月蠅い、うるさーいっ! こんな所で愛する人が寝起きしてるなんて、こんな汚部屋で生活してる人と抱き合ってディープキスしちゃったなんて、僕的には絶対に許せないの! 片付け終わるまで動かないからねっ!!」
大声で喚いたハイファの言葉に、シドは「アー」と口を開けたまま固まっている。妙な間というか雰囲気を察してハイファは恐る恐る振り向いた。
ドアを開け放した留置場の前ではあっさりと犯行をウタった宝石強盗たちと、そいつらを留置場に放り込みにきたマイヤー警部補が、透明な壁越しにニヤニヤ笑ってこちらを見ていたのだった。
◇◇◇◇
看護師長密室殺人事件は捜査員たちの懸命な捜査をよそに、捜査本部が立ってから三日を過ぎても何の進展もなかった。それも当然と云えば当然で、鍵を握る男二人は別室案件を抱えているために、理由は内密ながら帳場から外されているのだ。
そしてシドはと云えば古巣の居心地の悪さに耐えきれず、ヴィンティス課長の哀しみを湛えた青い目をガン無視し、後輩刑事を引き連れて相変わらず足での捜査にいそしんでいた。
縋る目を無視して署を出るとファイバの歩道をぐいぐい歩きながらシドが唸る。
「書類が溜まる一方だぜ」
「じゃあ署で仕事すればいいじゃない。教えてくれれば幾らでも手伝うよ」
「……」
「今どきゲイだのバイだので騒ぐ方がおかしいって。中学生じゃないんだからサ」
「この俺だからみんな騒ぐんだろ。くそう、これでも硬派で通ってきたってのにテメェのせいだからな。俺が『彼女』をスカウトしてきたみたいに言いやがって」
「へえ、過去七人も八人も彼女を取っ替え引っ替えしてきた人が硬派なの? ミッチェルにキャッスル、ロレーナ、ケイティ、パメラにマリア――」
「人の傷痕に塩を擦り込むんじゃねぇ!」
「わあ、撃たないで! でも思わない? どっちが『彼女』か見た目だけで判断して欲しくないって」
「そういう問題じゃねぇだろ!」
脳天気極まりない会話だったが、二人共に常に周囲への警戒を怠ってはいない。
ここ三日で二回、二人を目指して無人の暴走コイルが突っ込んできたのだ。それはシドのイヴェントストライクなのか暗殺者からのプレゼントなのかは判断がつきかねた。
だが完璧なプログラミングで稼働する重機が建設途中のビルから降ってきたときには、さすがに署で大人しくしていようかと思った。
それでも天秤にかけて足での捜査をとったシドに、ハイファも結局はケリを付けなければならないことだと諦めていた。元より別室案件である。署でじっと座っていては、いつまで経ってもミカエルティアーズを流している議員には辿り着けない。
「オバチャン、まだ入院してるかなあ」
「暢気だな、お前の職場も。調べてねぇのか?」
「何か大変みたい。一人を残して全滅したチームのあとを引き取って、クスリのルートを逆に辿って他星系に潜入したチームがマフィアファミリーと戦争とか、今度もサイキ戦とか。一〇七二号室の眠り姫に関しては結構絞れたみたいだけど」
「そっちからとっとと片付けてくれれば楽なんだがな」
割と本気でシドは期待していた。サイキ持ちの相手は勘弁だ。だがハイファの表情は晴れない。
「情報のキモの部分は全て室長の頭の中だから。室長が必要と判断しなきゃ、もし答えが出ていたとしても僕らにも知らされない。そういう仕組み」
「何だそれ。別室長とやらの独裁じゃねぇか。もうアウトプットされている筈の情報が知らされてさえいたら今頃生きてる奴もいるんじゃねぇのか? それを全部お前ら別室員は納得できてるのかよ?」
「僕もだけど別室員は皆、今シドが言ったみたいにちゃんといつでも疑問を抱えていると思うよ、色んな事に対してね。室長の一見して独裁っぽい采配についても同じ」
「それなら何だってお前らは別室長の部下でいるんだ?」
不思議としか言いようがなく、シドは半ば呆れつつ別室員に訊いた。
「それはね、室長が采配を間違ったことがないからだよ。これは揺るぎのない事実だから今、情報不足で自分が死に直面しても、その死は『巨大テラ連邦の利のために』なることで無駄にはならない。絶対に自分は無駄死にしない。だからだよ」
「ふん。そいつを上手く信じさせるのが独裁者だと思うんだがな。まあ、いいさ。お前を含めて別室員がそれだけ妄信する別室長とやらにだって寿命もあれば引退する日もくるんだろうしさ」
「うーん、あの人に引退と寿命ねぇ……まあいいか。シドには関係ないもんね」
「重いし、着慣れてないと動きづらくて却って危ねぇぞ。それに高いしな」
「前のは四十万……これはお幾らでした?」
「常連だからって値引きして貰って、六十万クレジット」
「高っ! でも何でこっちの方を着てないのサ、いつも。そしたら実弾で撃たれたのはともかく、レーザーで射たれても怪我しなかったのに」
「自腹切って六十万だぞ。さっきのアレがダメになったら着ようと思ってだな」
「ったく、貴方の命は六十万じゃ買えないでしょ。はい、着てて」
ようやく高額商品を持ち主に返すと、どうにも我慢ならなくなったハイファは床じゅうに散らばったゴミをかき集め、コンビニの空き袋に手際良く詰め込み始めた。
「どうしたらここまで放置できるかなあ」
「別にいいぞ、放っておいて。何も困んねぇし」
「僕は入室一秒で困ったけどね。靴下、汚れちゃったじゃないのサ」
荒っぽく、だが確実に分別しながらハイファはゴミを袋に詰めてゆく。その様子を眺めつつシドは他人事のように煙草を咥えて火を点けた。がさがさとゴミを蹴り除け掌サイズの灰皿を発掘して硬い寝台に載せると灰を落とす。
そんなシドを横目にハイファはゴミ集めを続行しながら、さりげなく言ってみた。
「今日ダメにした古い方のジャケット、もう要らないなら貰っていいかな?」
「ズタズタだわ、サイズは合わねぇわ……どうすんだ?」
「それは勿論シドの代わりに抱いて寝るに決まって――」
「――却下。販売元に送り返して繕って貰って部屋で着る」
「あーん、ケチ!」
「ケチで結構。そもそも人の古着を欲しがるのと、どっちがケチなんだよ」
言い放ったシドは悠長に紫煙を吐きながら、ガッカリしつつも掃除にいそしむハイファを見ながら指示を出し始めた。
「あ、その辺にレールガンの分解ツールがあるから気をつけろよ」
「おい、それは出前の店の通信ナンバが書いてあるから取っとけ」
「や、そいつはまだ賞味期限二日しか過ぎてないから食えるだろ」
「そいつは幻のプラモ、零式艦上戦闘機・三十二分の一の部品だ」
「そっちは……」
「五月蠅い、うるさーいっ! こんな所で愛する人が寝起きしてるなんて、こんな汚部屋で生活してる人と抱き合ってディープキスしちゃったなんて、僕的には絶対に許せないの! 片付け終わるまで動かないからねっ!!」
大声で喚いたハイファの言葉に、シドは「アー」と口を開けたまま固まっている。妙な間というか雰囲気を察してハイファは恐る恐る振り向いた。
ドアを開け放した留置場の前ではあっさりと犯行をウタった宝石強盗たちと、そいつらを留置場に放り込みにきたマイヤー警部補が、透明な壁越しにニヤニヤ笑ってこちらを見ていたのだった。
◇◇◇◇
看護師長密室殺人事件は捜査員たちの懸命な捜査をよそに、捜査本部が立ってから三日を過ぎても何の進展もなかった。それも当然と云えば当然で、鍵を握る男二人は別室案件を抱えているために、理由は内密ながら帳場から外されているのだ。
そしてシドはと云えば古巣の居心地の悪さに耐えきれず、ヴィンティス課長の哀しみを湛えた青い目をガン無視し、後輩刑事を引き連れて相変わらず足での捜査にいそしんでいた。
縋る目を無視して署を出るとファイバの歩道をぐいぐい歩きながらシドが唸る。
「書類が溜まる一方だぜ」
「じゃあ署で仕事すればいいじゃない。教えてくれれば幾らでも手伝うよ」
「……」
「今どきゲイだのバイだので騒ぐ方がおかしいって。中学生じゃないんだからサ」
「この俺だからみんな騒ぐんだろ。くそう、これでも硬派で通ってきたってのにテメェのせいだからな。俺が『彼女』をスカウトしてきたみたいに言いやがって」
「へえ、過去七人も八人も彼女を取っ替え引っ替えしてきた人が硬派なの? ミッチェルにキャッスル、ロレーナ、ケイティ、パメラにマリア――」
「人の傷痕に塩を擦り込むんじゃねぇ!」
「わあ、撃たないで! でも思わない? どっちが『彼女』か見た目だけで判断して欲しくないって」
「そういう問題じゃねぇだろ!」
脳天気極まりない会話だったが、二人共に常に周囲への警戒を怠ってはいない。
ここ三日で二回、二人を目指して無人の暴走コイルが突っ込んできたのだ。それはシドのイヴェントストライクなのか暗殺者からのプレゼントなのかは判断がつきかねた。
だが完璧なプログラミングで稼働する重機が建設途中のビルから降ってきたときには、さすがに署で大人しくしていようかと思った。
それでも天秤にかけて足での捜査をとったシドに、ハイファも結局はケリを付けなければならないことだと諦めていた。元より別室案件である。署でじっと座っていては、いつまで経ってもミカエルティアーズを流している議員には辿り着けない。
「オバチャン、まだ入院してるかなあ」
「暢気だな、お前の職場も。調べてねぇのか?」
「何か大変みたい。一人を残して全滅したチームのあとを引き取って、クスリのルートを逆に辿って他星系に潜入したチームがマフィアファミリーと戦争とか、今度もサイキ戦とか。一〇七二号室の眠り姫に関しては結構絞れたみたいだけど」
「そっちからとっとと片付けてくれれば楽なんだがな」
割と本気でシドは期待していた。サイキ持ちの相手は勘弁だ。だがハイファの表情は晴れない。
「情報のキモの部分は全て室長の頭の中だから。室長が必要と判断しなきゃ、もし答えが出ていたとしても僕らにも知らされない。そういう仕組み」
「何だそれ。別室長とやらの独裁じゃねぇか。もうアウトプットされている筈の情報が知らされてさえいたら今頃生きてる奴もいるんじゃねぇのか? それを全部お前ら別室員は納得できてるのかよ?」
「僕もだけど別室員は皆、今シドが言ったみたいにちゃんといつでも疑問を抱えていると思うよ、色んな事に対してね。室長の一見して独裁っぽい采配についても同じ」
「それなら何だってお前らは別室長の部下でいるんだ?」
不思議としか言いようがなく、シドは半ば呆れつつ別室員に訊いた。
「それはね、室長が采配を間違ったことがないからだよ。これは揺るぎのない事実だから今、情報不足で自分が死に直面しても、その死は『巨大テラ連邦の利のために』なることで無駄にはならない。絶対に自分は無駄死にしない。だからだよ」
「ふん。そいつを上手く信じさせるのが独裁者だと思うんだがな。まあ、いいさ。お前を含めて別室員がそれだけ妄信する別室長とやらにだって寿命もあれば引退する日もくるんだろうしさ」
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